日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々

仙台から戻ってからもなかなかブログを書けず、すみません。次から次へと用事に追われ・・・

14日は気仙沼へ行ってきました。
朝7時56分東京発の東北新幹線で一ノ関駅へ、そこから大船渡線で気仙沼駅へ着いたのは11時45分。東京から約4時間で着くんですね。思ったほど遠くはないです。

ちなみに我が家から近い目黒で「区民まつり」が15日にあり、13日に気仙沼で水揚げされたピチピチのサンマ5000匹が炭火焼にして振る舞われたそうです。気仙沼もサンマは不漁だったけれど、13日に約2週間ぶりに水揚げされ、まつりに間に合ったそうです。気仙沼市長も会場を訪れたそうですよ。いつかコウジさんと行ってみたいです。

なぜ目黒でさんま祭りが行われるかといいますと、古典落語で殿様が「さんまは目黒に限る」と言ったオチから始まったそうです(詳しく書くと長くなりますので、この落語は各々で調べられて下さいね。)

さんまというと、今月23日にも東京タワーの屋外特設会場で「三陸・大船渡さんま祭り」があり、3333匹のサンマ炭火焼が無料で配られるそうですよ。当日は、朝7時半からさんま引換券が配られ、例年だと10時前には配り終えるそうです。炭火焼きさんまのご提供は、9時30~16時で、ファクトパス方式でお渡しの時間が指定されているそうです。この他につみれ汁に特産品・地酒など観光物産展もあるそうですよ。ただ、荒天の場合は内容が変更になるかもしれないそうです。

気仙沼の話に戻りますが、気仙沼は2011年3月の東日本大震災で津波や火災によって大きな被害を受けました。1300人を超える方が亡くなられたそうです。市内の階上というところには、「伝承館」が作られ、この5月に大船渡へ行く時に立ち寄りました。廃校になった高校を使った建物で、津波被害がそのまま残され展示されています。是非ご自身の目で、肌で被害を感じて頂きたく、行かれて欲しい震災遺構です。

気仙沼の人口は現在約6万3千人。大震災から減り続けているそうです。気仙沼在住の方の話によると、なかなか進まない復興工事にしびれを切らし、仙台始め、隣の岩手県一関市など、、内陸に移転した方も多いそうです。海を見たくないとか、家族を失い気仙沼にいる理由がなくなったとか理由は様々だとのこと・・・。

一方、東京で読む新聞では、気仙沼が活気づいている記事ばかり目にする気がします。
俳優の渡辺謙さんが、気仙沼でカフェを開いて毎月訪れているとか、主に漁師さん向けに「鶴亀の湯」というトレーラーを使った銭湯ができて喜ばれているとか。

大船渡市(岩手県)では、人口減少対策をするよりも、交流人口(観光客など)を増やそうとされていると記憶していますが、気仙沼へも観光客が訪れて、賑やかになってほしいです。

さて、今回の宮城県高次脳機能障害リハビリテーション講習会は、日本損害保険協会の助成を受けて(有難うございます!)、講習会実行委員会が主催してくれました。その委員会の実行委員長をされている遠藤実先生は、仙台厚生病院の名誉院長、一般社団法人どんまいネットみやぎの代表理事を務められ、その事務局はNPO法人ほっぷの森にあります。

どんまいネットみやぎは、「県内どこでも適切な支援が受けられるようにするための仕組みを作ること、この仕組み作りのために、関わる支援機関をつなぐこと」を、震災後の平成24年の開設時に提案されたそうです。

その活動の中で、一番の優等生が気仙沼圏域で、地域の当事者とその家族が中心となり、医療、福祉、行政から就労まで、よくまとまって活動、支援しているとのこと。2019年にはこの気仙沼の活動がさらに発展し、ほかの圏域の支援活動のモデルでありつづけていただくために、気仙沼を強化地域と位置づけ、高次脳機能障害ピアサポーター・リンクサポーター養成講座を開催、今回のリハ講習会を企画しました、とのことです(遠藤委員長のご挨拶文より引用)。

知っている人は知っていると思いますが、どんまいネットみやぎも、ほっぷの森も、白木福次郎さんという実業家が、類まれな情熱とエネルギーできりもりされてこられました。私が高次脳機能障害家族になった頃から、「宮城には白木さんという方がいて、身内に障害者はいないにもかかわらず、障害者のために24時間365日奔走されている。奥様もしかり。」という噂は聞いていました。

どんな方なんだろう、と憧れの気持ちとともに、初めて仙台講演を依頼された4年前にお会いして以降、すっかりファンです。障害者の就労支援をするNPO法人ほっぷの森の理事長のほか、アート・インクルージョン(年齢、性別、国籍、障害のあるなし、美術の基礎知識やスキルなど関係なく誰もが自由に参加できるバリアフリーのアートプロジェクト←ツイッターから)の代表理事、スペシャルオリンピック日本副理事長など、そのご活動の範囲は非常に広く、宮城県の障害者支援にこんなにも情熱を注いでいる人がいるのだ、ということを皆様に知って頂きたいです。

気仙沼の当事者家族Kさんのお話では、震災後4か月しか経っていない頃、保健福祉事務所は被災せず済んだので、色々な行政窓口が間借りしていて、本当にゴタゴタしていて家族交流会もできる状況ではなかったのだけれど、白木さんのほっぷの森が「避難所生活の大変な時だからこそ、集まりましょう」、と小さな相談室を借りてくれ、毎月集まるようになったそうです。

その翌年には家族だけではなく、当事者も支援者も一般市民も集まれる高次脳機能障害地域交流会と名称を変えて広報紙に載せてもらったそうです。Kさんのそうした思い付きに、当時の保健師さんはいつも快諾してくれたので、すごく感謝しているとのことでした。そして仙台からほっぷの森が来てくれて、2012年末に、「コ・エル」が設立されたそうです。「コ・エル」は、障害や被災を「のり越える」という意味だそう。

ここまでが、気仙沼の高次脳機能障害支援の拠点といえる一般社団法人「コ・エル」設立までの経緯です。その3か月後には、就労移行支援事業所「就労サポートセンターとれいん」が開所します。16年4月には「相談支援センターじょいん」が開設、17年6月には就労継続支援事業A型「本郷食堂」ができます。

14日の講習会の私を含めたスタッフ打ち合わせは、この本郷食堂でありました。(本郷はそのあたりの地名だそうです。)

つづく

今日9月13日は、コウジさんがくも膜下出血を起こした日です。
2004年でしたので、それから15年。

お陰様で、彼は元気に過ごしています。命を救って下さった執刀医のY先生には勿論一番に感謝していますが、これまで夫や私を支えてきて下さった全ての皆様に感謝しています。有難うございます!

さて明日あさってと留守にするので心配なところですが、心強い味方、娘のワッチが見張っていてくれるので安心(笑)。
CDを大音量でつけないように、ウメにおやつをどんどんあげないように、大声で怒鳴らないように、下らないテレビを見てばかりいないように、その他色々ありますが、ワッチならもう15年のキャリアがありますから、コウジさんの御世話は任せても大丈夫です。

そういえば全然関係ない話ですが、私はプラナリアを飼っていますが、餌の赤虫をあげてプクプク太ったプラナリアの1匹が、6日に体の半分で切れ始めたんです。(もしかしたら私が移動している時に傷つけたのかもしれないけれど、自分から切れたのかも?)

7日に完全に分離し、頭のある方はスイスイ、何もなかったように動いていきましたが、残された下半身は動きません。 そして待つこと6日、今日13日に、とうとうそちらにも頭ができてスイスイ動き出しました!

すごいなあ、この再生力。一体このプラナリアって、どういう生き物なんだろう、不思議ですねえ。

死んじゃったのかなあ・・・と心配して見守っていた小さなかわいいプラナリアが元気に動き出したので、その姿にコウジさんを重ねてしまう私でした(笑)。

また元気に大きくなってね。不死身のプラナリア君!

それでは明日、気仙沼で!








一昨日から、バルコニー工事の職人さんたちが、我が家に入ってくれています。
一昨日昨日とすごい暑さで、申し訳ないくらいでしたが、今日は少しはマシでした。

けれど今日は、表参道の東京ウィメンズプラザで、女性「九条の会」主催の落合恵子さんの講演会があったので、大工さんのお茶やコーヒーをクーラーボックスに沢山入れてお渡しし、出かけていきました。

その前に、クレヨンハウスに寄って、好きな絵本作家馬場のぼるさんや、かこさとしさんのグッズ(タオルやクリアファイル、一筆箋など)を買って行くことにしました。ついでにふと思いついて3階の書籍コーナーへ行き、書籍担当者の女性に久しぶりにご挨拶もしてきました。そしてついでのついでに、ここクレヨンハウスに置いて頂いている拙著『日々コウジ中』を見に行きますと、なんと目立つように表紙をこちらに向けて配置して下さっていたので、感激しました。(写真下)

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嬉しいなあ。有難うございます!
もし時間があったら、地下一階のオーガニックレストラン「広場」で、お昼も食べて行きたかったのですが、犬のウメの散歩やら工事やらで時間がなく、またの機会に。この「広場」では、一度コウジ村の集いを開いたこともあります。無農薬野菜をふんだんに取り入れた手間のかかったお料理が多く、すごく美味しいんですよ。母子や女性客だけでなく、結構男性サラリーマンも来ていましたよ。

クレヨンハウスを出て10分ほど歩くと、会場に着きました。ここは、以前宍戸大裕監督の映画「風は生きよという」の試写会で来たことがあり、映画のヒロインの海老原宏美さんと初めてお会いした建物です。

どんどん聴取が入って来て、満席でした。

いつ聞いても落合さんのお話は脳と心にダイレクトに届き、とても共感します。
落合さんのお考えになっていることは、ご著書を読めばわかりますので、皆さま是非お読み下さいね!

私はほとんど持っていると思っていましたが、ここ数年の忙しさにかまけて持っていなかった2冊『泣き方を忘れていた』『おとなの始末』をそこで買い、1冊にサインして頂きました~!そして落合さんは夫コウジさんのこと、娘ワッチのことも尋ねて下さったので、その他少し雑談もできて嬉しかったです。落合さんは、すごく優しいんですよ~。

落合さんは作家であり、元ラジオのアナウンサーであり、「クレヨンハウス」の経営者であり、講師であり、そして運動家であり・・・デザイナーでもあったかな、とにかく実に色々なお顔を持たれる方で、私がすごく尊敬する大好きな方であります。今日行って良かった!なんだか久しぶりに元気が身体全体に湧き上がってきた気分であります。

家では工事が続いているので気になり、すぐ会場を後にして帰ると、3人の職人さんが今日の仕事はほぼ終えたところでした。間に合った!
細かい打ち合わせをしたり、立てつけが悪くなっていた網戸をちょちょい直してくれたりして、「それじゃまた明日」と帰って行かれました。
思いのほか夕方は涼しくなっていて、工事を見に来た近所の人達と楽しく雑談したあと、ウメの散歩に出ました。
なんだかとても心楽しい気分なのは、落合恵子さんのお話を聞けたり、お話できたせいでしょう。
有難うございました。

それから大きなお知らせを。
クレヨンハウスでは、毎月1回、「朝の教室」というイベントを開いています。
10月は、なんとあのサ―ロ―節子さんが招かれているそうですよ!会場はいつものクレヨンハウスではなく、そばの青山学院女子短期大学だそうです。
サ―ロ―節子さんのお話を直接聞ける機会なんて、きっとこの先ないのではと思います。是非皆様行きましょう!
http://www.crayonhouse.co.jp/shop/pages/Morningstudy.aspx

以下、詳細です(上記HPより引用)
【日時】2019年10月27日(日) 14:00開場 14:30開演 16:30終演
【前売券】1,500円(税込)  ※当日支払券は1,800円(税込)
 ※当日支払券は会場でのお支払いはできません。クレヨンハウス3F 店頭にてお支払ください。
 ※増税後も値上げしません
【場所】青山学院女子短期大学 礼拝堂
 東京都渋谷区渋谷4-4-25
 ※今回の会場はクレヨンハウスではありません。
【講師】サーロー 節子さん(被爆者、平和運動家)
【進行】落合恵子(クレヨンハウス主宰)
【後援】青山学院女子短期大学
さまざまな困難を経ても、反核運動を続けてきた原動力は何ですか?
原発推進、核兵器廃絶にも消極的な日本の状況をどう思いますか?
今回、貴重なご帰国の機会にお話をうかがいます。
「あきらめるな、光が見えるだろう?」
がれきの下でサーローさんが聞いた声を道しるべに、わたしたちも前に進んでいきましょう!

<お問い合わせ先>
ミズ・クレヨンハウス
tel/03-3406-6465(11:00~19:00)
email/josei@crayonhouse.co.jp

サ―ロ―節子さんについて(同引用)
広島市に生まれる。1945 年、13 歳のとき原爆により被爆。広島女学院大学卒業後の1954 年、米国に留学。第五福竜丸事件に際し、現地の記者に「広島と長崎は核実 験の終わりであるべきだった」と語り、中傷を受けるが、その後も被爆証言を続け、70 年代から本格的に反核・平和運動に取り組む。カナダ・トロント大で修士号(社会福祉学)取得。1970 ~ 90 年、ソーシャルワーカーとしてトロント市教育委員会に勤務。2007 年、「オーダー・オブ・カナダ」受章。2007 年から核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)に関わり、2019 年、トロント大から名誉博士号を受ける。自伝『光に向かって這っていけ 核なき世界を追い求めて』(岩波書店)が7 月に発売

それからもう1つお知らせ。
たろべえさんが出演されるTBS番組が、また延期になったそうです。本当は14日だったのですが、今のところまた未定とのこと。
延期になった理由ですが、 前回の延期は香港のデモの報道のため、今回は台風被害の報道のためだそうです。また決まったらここでお知らせしますね。

さて明日は、あさってからの気仙沼・仙台講演の準備をしなくちゃ。
おやすみなさい。



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