日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々

五井美沙さんチラシ


今日(もう昨日になりましたが)、世田谷の梅ヶ丘にあるギャラリー「梅猫庵」で開かれている、「五井美沙作品展」へ夫コウジさんと宍戸さんと行ってきました。

梅ヶ丘駅で映画監督の宍戸大裕さんと待ち合わせ、ギャラリーまで2分の道を歩いて行きました。宍戸さんとお会いするのは、実に2年ぶりです。前回は、渋谷のアップリンクで上映された『風は生きよという』を見に行った時なのですが、この間に2年経ったとは思えません。そうですね、7、8か月くらい経ったかな、と思っていました。月日が経つのはすごく早い。この調子ですと、すぐ一生なんて終わってしまいますね。やりたいこと、やらなくちゃいけないことは、早くやらないと。(といつも思っていながら、毎日ぐずぐずしている私。ダメですね。)

私もコウジさんも、宍戸さんの誠実なお人柄、さわやかさ、カッコよさが大好きで、作られる映画も素晴らしいものばかりなので、大ファンです。今は、『道草』という映画を作られたばかりで、これから都内でも秋くらいには試写会が始まる予定とのこと。早く見たいです。 映画は、「重度の知的障害があり、自傷や他害行為といった行動障害を伴うことのある人たちが、地域で介助者とともに生活するありようを描いたドキュメンタリー映画」だそうです(宍戸さんのHPより)。

今回の五井さんの展覧会は、久世アキ子さんのご尽力により実現したそうです。
久世さんといえば、コルゲンコーワのカエルのキャラクター、ケロちゃんコロちゃんの作者で有名です。
五井さんがボランティアをされていた、「アニマルクラブ石巻」の猫2匹の里親にもなられているとのこと。

私も今日、久世さんに初めてお会いすることができ、ケロちゃんコロちゃんの小さな人形まで頂き、感激でした。
この人形は、よく母に付き添って行く病院の受付にも置かれていますし、どこでも見られます。カエルが好きな私は、(欲しいな~。)と思っていたので、作者ご本人から頂けて、なんて幸運。有難うございました。大切にします。(もうテレビの前に飾りました。)

五井さんの絵は、画集で何度も何度も見ていましたが、今日初めて実物を見ることができました。
生き生きした目をした猫たち、犬たち。とても力強く、実際の絵のサイズよりずっと大きい存在感を持って、見る者に迫ってきます。いい絵を描かれるなあ、五井さんと絵を前にお話してみたかったなあ、と思います。
津波がなければ、もしかしたら今頃東京に出て来られて、絵の仕事をされていたかもしれないなあ。もちろん、石巻でも絵の仕事はできますが。

津波が奪った可能性を想像すると、たしかにとても残念なのですが、こうして五井さんの魂が宿った絵が残ったことは、とても良かったなあ、とやっぱり思います。

五井さんの絵は、これからもずっと、震災の記憶と共に生き続ける気がします。
日本中で、五井さんの展覧会がまた企画されていくことを願います。

展覧会は19日まで、やっています。
どうぞ皆さん、足を運ばれてくださいね。

「梅猫庵」
東京都世田谷区梅丘1-44-10
小田急線梅ヶ丘駅から徒歩2分
世田谷線山下駅から徒歩7分
TEL 03-6326-2126
HP http://gallerykiya.jp/

「わすれないでね・・・ 五井美沙作品展&アニマルクラブ石巻の仲間たち」
2018年8月3日(金)~19日(日) ※月・木休み
12時~19時(最終日は17時まで)



沖縄の翁長知事が急逝され、とても悲しく、とても残念です。
4月にガンが見つかってから、こんなにも早く亡くなるとは。心よりお悔やみ申し上げます。
翁長知事の遺志を継ぎ、翁長知事ほど力のある言葉を持つ人が、この先現れるのか、否、現れてくれるよう願います。

2年前に国会議事堂前で、「怒りと悲しみの沖縄県民大会に呼応する『命と平和のための6・19大行動』」がもたれました。それは日本人女性が軍属の人間に殺害されたことに抗議し、普天間基地の県内移転によらない閉鎖と返還、日米地位協定の抜本的改定を要求するものでした。午後2時に、那覇でも国会議事堂前でも同時にスタートしました。

私はその日、国会議事堂前にいて、スピーカーから流れてくる翁長さんの声を聞いていました。
その後普天間基地は辺野古へ移転されることになり、今月17日には土砂が投入されるといいます。
美しい沖縄の海をこれ以上汚すことなく、沖縄の人が安心して暮らしていけるために、辺野古に基地を作るのはやめてほしいと思っている人は、本土にも沢山いるはずなんですが。

原爆が広島と長崎に落ちた日も過ぎ、もうじき終戦記念日です。
日本の大きな歴史の節目となった悲しい記念日が毎年やってきては、その時だけ国内も沈痛な雰囲気になりますが、やがて新学期だ、行楽の秋だ、とまた次の8月が来るまで忘れられているような・・・
でも、戦争経験者も年々少なくなっていく今、貴重な証言をきちんと取材し、後世に残していってほしいです。

昨日は東京駅構内で、コウジ村の集会がありました。
平日ということもあり、集まったのは数人でしたが、「高次脳機能障害、あるある話」で盛り上がりました。
皆さん近況報告し合ったり情報交換し合ったり、大いに笑って大いに元気になって解散。
やっぱり同じ経験をしている仲間と話すのは、すごく意義が大きいことだと思います。皆口々に言うのは、「普段生活していて、周りには同じ高次脳家族いないよね。」「いないよね。」
50万人はいるはずなんですが、意外とすぐ周りにはいないので、家族会やこういうブログというのは、大事だと思います。

一番近い講演は、9月2日(日)、茨城で行われます。お申込み方がわかりましたので、再びここでお知らせします。

【平成30年度 第1回 茨城県リハビリ講習会 高次脳機能障害講習会】
日時 : 9月2日(日) 13時より
場所 : 茨城県立医療大学 112講義室 (茨城県稲敷郡阿見町大字阿見4669-2)
参加費 : 無料
定員 : 150名(当日受付あり)

タイムスケジュール
12時30分 受付
13時 開会・実行委員長挨拶 山川百合子氏(茨城県立医療大学附属病院 精神科医)
13時10分~14時40分 第一部講演 「障害という仮面の表と裏」 小林春彦氏(DO-IT Japan(東京大学))
14時40分~15時 休憩
15時~16時30分 第二部講演 「当事者に居場所、介護者に支え」 柴本礼
16時30分 閉会

☆お申込みは、講習会実行委員会事務局
FAX 0297-46-0114、メール moriya@mokusei-grp.jp  
手段がない人は、電話でいいそうです。0297-46-0113)

また、下記URLからはFAXの申込用紙がダウンロードできます。
http://www.org-domain2.plala.or.jp/rihakon/2018pdf/irts2018_01.pdf#search=%27%E8%8C%A8%E5%9F%8E%E7%9C%8C+%E6%9F%B4%E6%9C%AC%E7%A4%BC%27

では、お会いできるのを楽しみにしています。
ちなみに今回の茨城県講演で、関東甲信越すべてで講演させて頂いたことになります。
それぞれの地域の当事者の方、家族の方、行政等支援機関の方と知り合えたことは、心強いです。
有難うございます。

ずっと35度くらいの高温多湿の、体に負担のがかかる多い日が続いていましたが、今朝の東京は実に久しぶりに30度を下回っています。しかも雨なので、人間だけでなく、草木もほっとしていることでしょう。
暑いと疲れやすくて、ブログを書くエネルギーもありません。でも、頑張って書きます。
これから高次脳機能障害関係のイベントが多いので、私が知っている限りのことはここでお知らせしないとと思いまして。終わってから書いても、行きたかった人に申し訳ないので。

その前に、一昨日は大森のさぽーとぴあで、「高次脳機能障害と囲碁」の例会がありました。『週刊碁』7月30日号に載せて頂いたように、高次脳機能障害だけでなく、視覚障害や聴覚障害、身体障害など様々な障害を持つ方々やそのご家族、囲碁ボランティアの方々が大勢集まり、和気藹々と囲碁や歌を楽しみました。

歌は、9月8日(土)の東京都慰霊堂でのイベントや、12月2日(日)の大田文化の森でのイベントで歌うので、その練習です。聴覚障害者のTさんに教わった手話も入れて歌うので、意外と難しいんです。またこのイベントについては詳しくお知らせしますが、ご都合がつく方は是非いらして下さいね!9月8日ですよ!

私は視覚障害をお持ちで有段者のUさんと、コウジさんは囲碁ボランティアのKさんと対局しました。
Uさんは有段者なので、アイゴ(視覚障害者用の囲碁道具)を使っての対局で、私に教えながら打って下さいました。目がご不自由なのに、碁盤上ではとてもそうは思えません。私の一手一手を指で確かめながら、「そこに打つと、まずいですねえ。」「そこに打つと、私はこう打ちますよ。すると、柴本さんは目(領地)ができませんねえ。」「私はここに白石(Uさんの石)があるから、シチョウにはならないんですよ。」「でも心配だから、こう伸びておきますね。」という調子に、まるで見えているかのように自由自在に打たれるので、深い感動を覚えました。

全盲の4段の棋士、柿島光晴さん(昨年の人間力大賞コンテストで準グランプリを受賞)は、視覚障害者の方に鍼・灸・マッサージに次ぐ第4の職業として、これからは囲碁インストラクターの道を作りたい、と活動されていますが、それはとても現実的な話です。Uさんは、私のように特に長考するタイプの人間には、とてもリズム(波長・スピード)が合い、しかも優しく穏やかでいつも笑顔なので、なんて素敵なんでしょう!次回もさぽーとぴあへ行ったら、真っ先にUさんを探します。

途中、木谷さんや囲碁ボランティアのSさんが覗いて、そのUさんの求めに応じられてアドバイスを下さいましたが、もうそうなると高段者の世界です。私には皆目わからず、ちょうど歌の練習が始まったので、そちらへ移りました。 ただ、高段者の世界を拝見しますと、まだ12級の私は、(皆さん、今の私ではとても思いつかない場所に石を置かれるなんて、囲碁の道は果てしなく遠いようだけれど、いつかは私もこういう碁がわかるようになるんだな。)という憧れの気持ちが湧いてきて、胸が甘酸っぱくなります。

頑張れ、私!上達を信じて進むのみ!と、わくわくしてきます。(こういうのを、身の程知らずというのか、能天気というのかわかりませんが。笑)

そして、その日は会場で配られた講演会等のチラシがあまりにも多かったのと、私が把握している情報もたまってきていますので、ここでお知らせすることにします。是非都合がつく方は、行かれてください。一部有料のものもあります。詳しくは、それぞれの主催者HPへアクセス下さい。ここにはとても全ては書ききれませんので。

●「高次脳機能障害者と家族の会 20周年記念シンポジウム 20年、そしてこれから」
日時:9月9日(日) 13時半~16時半
場所: エッサム本社ビル 3階グリーンホール (千代田区神田須田町1-26-3 JR神田駅東口徒歩3分、東京メトロ銀座線神田駅5出口)
参加費無料、申し込み不要。
主催:高次脳機能障害者と家族の会

●三区(大田・品川・目黒)合同講演会「あきらめないで!笑顔に出会うまで~当事者・家族のキセキ~」
日時:9月30日(日) 13時~
場所:さぽーとぴあ(大田区立障がい者総合サポートセンター)5階 多目的室
第一部講演 講師 牧田総合病院作業療法士高次脳外来担当 高橋由紀氏
第二部当事者家族座談会 荒井隆浩さんとお母様&支援者

●「日本脳外傷友の会第18回全国大会2018in 三重」
日時:10月19日(金)18時~20時 交流会(四日市都ホテル)
    10月20日(土)9時~16時15分 全国大会(四日市市文化会館) 参加費1人千円(資料代)
主催:NPO法人日本脳外傷友の会
申込締切:9月10日(月)必着
大きな会ゆえ、このイベントこそ下記URLや、主催者HPを参照ください。
http://npo-jtbia.sakura.ne.jp/contents/news/2018/no2.pdf
http://npo-jtbia.sakura.ne.jp/contents/news/2018/no1.pdf

●「高次脳機能障害講演会 医療と連携、リハビリから就労へ」
日時:9月30日(日)午後1時~4時
場所:浜離宮朝日ホール(中央区築地5-3-2)
定員:400人(先着順)
参加費:1人千円
主催:社会福祉法人朝日新聞厚生文化事業団
プログラム
13時~13時45分 基調講演「高次脳機能障害のリハビリテーション」橋本圭司医師
13時45分~14時15分 対談「更なる挑戦」石井雅史さん/橋本圭司医師
14時半~16時 シンポジウム「医療と連携・リハビリから就労へ」 瀧澤学さん(コーディネーター)・納谷敦夫医師・野々垣睦さん・深津玲子さん

●「家族相談会(高次脳機能障がい)」
日時:9月10日(月)13時~15時
場所:さぽーとぴあ(大田区障がい者総合サポートセンター)3階集会室1
主催:フォーラム大田高次脳(大田区高次脳機能障がい家族会)
連絡先:E-mail: kurishiro@live.jp (栗城優子さん フォーラム大田高次脳代表)

●TKK主催アプローチ講習会第2回(TKKとは、東京高次脳機能障がい協議会です。)
日時: 9月16日(日)
場所:東京慈恵会医科大学 西新橋校 大学1号館3階講堂 (東京都港区西新橋校3丁目)
座長は渡邉 修氏と山口加代子氏
受講料:5千円
申込:8月19日~9月2日

プログラム
①和田 義明氏…日産厚生会玉川病院/脳神経内科/医師
 [高次脳機能障害を支援する上での医療機関の役割]
②廣瀬 綾奈氏…千葉県千葉リハビリテーションセンター/言語聴覚士
 [高次脳機能障害のある子どもへの支援]
③東京障害者職業センター多摩支所の担当者
[高次脳機能障害のある方への就労支援]
④川邊 循氏… 社会福祉法人世田谷ボランティア協会ケアセンターふらっと/施設長
 [地域での私の暮らし方 ~ ケアセンターふらっとでの高次能機能障害のある人への支援の考え方と実践]

*詳細は、TKKのHPからダウンロード下さい。
http://www.brain-tkk.com/index/index.php
和田先生はコウジさんの主治医ですので、夫婦で参加する予定です。

●近ければ、次のイベントには行きたかったのですが・・・
「生命と倫理 問われている課題~旧優性保護法下の強制不妊手術の真相を問う~」
日時:8月25日(土)午後1時半~5時
場所:大阪・天満・PLP会館(大阪市北区天神橋3-9-27)
資料代:千円

内容
講演: 山口研一郎氏(現代医療を考える会代表・医師)「際限ない、生殖医療、ゲノム編集、臓器移植」
講演: 児玉真美さん(翻訳・著述業)「安楽死・尊厳死・治療の不開始をめぐる世界の実情」
特別報告: 利光恵子さん(優性手術に対する謝罪を求める会)「旧優性保護法下で強制された不妊手術」
報告: 「知らざれる、中国における臓器摘出・移植の実態」
主催:「小田実を読む」
共催:現代医療を考える会(TEL 072-690-5265 やまぐちクリニック)

・・・ ふう、ここでもう腕が疲れましたので、一旦やめます。

ああ、今日のウメの散歩は涼しくて楽だなあ!私にとっても、ウメにとっても。
早く秋が来てほしいものですが、明日からはまた台風が関東にやってくるようで、多摩川の猫たちがまた心配です。台風が大きな被害を与えることなく、通り過ぎてくれますように。

日本列島全体が、もう少し北にあったらよかったのに・・・ なんて、時々子どものようなことを真面目に考えてしまう私です。




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