日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々

今日の朝のウメの散歩は、ウメがぐいぐい引っ張るのに任せていたら、1時間半もかかってしまい、午前中が終わってしまいました。用事が色々あるのに、ウメの散歩ばかりしていて困るのだけど、今ウメには気になる症状があるため、ここ2、3日はアイパッドでウメを撮影しながらの散歩です。

気になる症状というのは、散歩している時だけでなく寝ている時も、時々「ブゥ、ブゥ」と咳のような、むせるような声を出すのです。数週間ほど前から始まり、1日に数回なのと、それ以外はとても元気なのですが、何か悪い病気かもしれないので、早めに病院へ連れて行こうと思って、先生に説明するための動画を撮っていたのでした。

その動画を持って昨日動物病院へ行くと、すごく混んでいました。正月休み明け、三連休明けだったせいかもしれません。ウメは病院が嫌いで、待合室でずっとブルブル震えたり出口から出たがるので、可哀想になり、せっかく長い時間待ったものの、昨日は受診せずに帰ってきました。今日再トライして行ってみると、幸い患者(患犬?)がいなかったので、すぐ診てもらえました。

先生に動画を見せると、それは「逆くしゃみ」というもので、原因はいくつかあるけれど、結論としてそう心配するものではなかったので安心しました。そのほかに、アレルギーによる外耳炎が慢性化していていつも首を振ったり足で耳を掻いたり、耳を床にこすりつけたり気の毒なほどなので治療してもらいました。治療の間、ウメはどこから出しているのかわからない甲高く鋭い哀れな叫び声をあげっぱなしでしたが、先生は「全然痛くないんですよ。どっちかというと気持ちいいはず。」と笑っていました。柴犬は大体、こういう反応だそうです。結構意気地なし(笑)。注射も打ってもらいましたが、耳治療でパニックになっているウメは、注射を打たれたのも全然気づかない感じでした。

継続的な治療が必要となり、来週また病院にくることになり、やれやれと病院を後にしてからは、涼しい顔になったゲンキンなウメと、病気の友達犬の様子を見に寄りました。昨年11月にガンが発覚したその犬君は、治療ができないそうで、どんどん痩せ、足取りもふらふらし、最近は目も見えなくなってきたようで、可哀想でなりません。

いつも門扉のところに来てくれる犬君ですが、その体力を使わせてしまうのも忍びなく、そっと遠くから見守っただけで帰ってきました。本当はウメといつものように鼻でフンフン匂いを嗅ぎ合ったほうが、元気になったり嬉しがるかもしれませんし、私もウメもそれを望んでいたのですが、今日のところは遠くから見ただけ。見ていると、犬君はふらふら寝床から出てきて庭を歩いて水を飲み、また寝床へふらふら戻っていきました。明日も来てみよう。なんとか元気を回復してくれたらいいのですが・・・。

ところでウメの散歩は時間がかかって大変ですが、ウメのためでもあり、運動不足の私のためでもあり、私とウメのコミュニケーションのためでもあるほか、近所の人たちのためにもなっているようです。

そう気づいたのは今日で、保育士さんらに連れられて歩いている保育園児の軍団に、「あ!ワンワン!」と喜ばれるのはいつものこと。そのほかに、今日は2人のおばあさんに喜ばれたのです。

1人はウメとすれ違う時に、「かわいいねえ。」と立ち止まって笑いかけてくれ、「私は柴犬が一番好き。」と言いました。そしてウメの頭を撫でようとすると、喜んだウメはおばあさんにシッポを振り、嬉しそうにおばあさんを見上げました。おばあさんも喜んで、ウメを褒めながらしばらく立ち話をしました。

そのおばあさんと別れると、また別のおばあさんがやってきました。その別のおばあさんは、杖をついて歩いていたのですが、立ち止まると、「かわいいねえ。」とやっぱり笑いかけてくれました。そして、「私は犬が好きで飼いたいのだけど、もう散歩ができないから飼えないわ。」と言いました。
私も「そうですね、犬の散歩は大変だし、犬に引っ張られて転んだら危ないですよ。」と答えました。
おばあさんは、「でもかわいいねえ。」とウメの頭を撫でてくれ、またウメは愛想をふりまいてシッポを振り、おばあさんにフンフン鼻を押し付けて甘えました。おばあさんは喜んで、「またね。」と言って別れました。
ウメは保育園児やおばあさんたちを喜ばせて、エライね。

「ウメは人気者だね。」とウメに話しかけると、かわいい顔して私を見上げながら嬉しそうに歩くウメ。
あ~、なんてかわいいの!いつかお別れはくるけれど、今日も明日もウメとの1日を感謝しながら大事にしていこう、と思いました。いつも大事にしていますけどね。

ウメの話が長くなりましたが、昨日の話の続きです。
座談会が終わると、いよいよ「心の唄コンサート」です。心の唄バンドの歌と、高次脳機能障害者と家族による歌です。

心の唄バンドはヴォーカルが木谷さんと春奈さん、ピアノが三木さん、ボイスパーカッションが丸山さん、そして手話歌が竹さん、というメンバーです。いつもながらうっとりする木谷さんと春奈さんの歌声、きれいでダイナミックな三木さんのピアノ、まるで楽器そのもののボイパ(声でドラムのような音を出される)の丸山さん、耳は全く聞こえないけれど、木谷さんの口元を見ながら手話で歌にピッタリの振りをつけられる竹さん。

木谷さんの心の唄バンドのご活動はもう10年を越えられますが、どんどん円熟味を増しているように思いました。これからも益々進化されていく心の唄バンドが、楽しみです。

私達高次脳機能障害者とその家族で結成されたコーラスグループの名前は、「Coji脳Choir」と書いて、「コウジノウクワイア」と読みます。(どなたかがつけてくれた名前ですが、おしゃれですね。)
歌った曲は、「みんながみんな英雄」と「翼を下さい」の2曲です。
当事者のAさんが作って下さったお揃いのTシャツを着て、なんとか無事に楽しく歌えました。Aさんは元々デザイナーだったそうですが、今もそのセンスは変わらないようで素晴らしいです。今回のイベントの素敵なチラシを作ってくれたのも、Aさんなんですよ。有難うございました。

Aさんが大森の囲碁の会について、「こういう、自分の居場所ができて嬉しい」と仰っていましたが、それは我が夫にとっても同じです。普段は我が家と会社しか世界のない夫にとって、今や大森の会はエキサイティングで楽しみな場になりました。そして囲碁が上達して、記憶が良くなったり、すぐ他者に依存せずに自分で考えられるようになったり、意欲が出たり、注意深くなったり、あとは何かな、とにかく今困っている障害症状が軽減、改善していったなら、こんなに嬉しいことはありません。

こう書いている私の横では、コウジさんはスガシカオの「プログレス」をずっと歌っています。もう夜11時を過ぎているのに、張り切って何度も何度も歌っているのです。
歌自体が良い歌だということもありますが、「歌詞を見ないで歌えるか、記憶の訓練だ!」なんて言っていますよ。どうしちゃったんだろう?会社で疲れているはずなのに?さっそく囲碁効果で、意欲が増進されてきたとか?

でも、もう30回くらい歌っているのに、やっぱりきちんと覚えられません。いつもみたいに本番で歌詞を見たっていいのですが、「今回は歌詞を見ないで歌う。歌える気がする。なぜならこの歌にはストーリーがあるから。」なんてことも言っています。
それでも、いい加減もう練習はやめて寝ようとしたコウジさんですが、「全然眠くない。目がパッチリしている。なんでだろう?」、「そうだ、(歌詞を覚えようと)頭を使ったからだ!」と言っています。

ハイハイ、でももう寝て下さいよ。明日も会社なんですから。

・・・この「プログレス」の歌詞、コウジさんは自分に重ねているのかな。なんて気もします。
「ずっと探していた理想の自分って もうちょっとカッコよかったけれど ぼくが歩いてきた 日々と道のりをほんとは〝ジブン″っていうらしい」「〝あと一歩だけ、前に進もう″」

頑張ろうね。コウジさんも私も。





昨日の続きです。

ホワイエ(ロビー)での囲碁対局コーナーで、コウジさんが信田先生にお相手をしてもらっている間に、ホールの方ではアニメ『ヒカルの碁』が始まりました。
私は本は持っていませんが、木谷さんから教わってネットで全話読み、そのあまりの面白さに興奮しました。登場人物の佐為が、素敵なんですよね(個人的な話ですが)。
このアニメをきっかけに囲碁を始めた子供や大人も多く、全盲の棋士アマ4段の柿島光晴氏も、そうだとのこと。

ところでこの『ヒカルの碁』には、私が今通っている囲碁教室の石倉昇先生も登場されています。実際、作者のほったゆみさんが、石倉先生の教室に取材に来られたそうですよ。石倉先生教室の入門テキスト(参考にする程度ですが)は、ズバリ『ヒカルの囲碁入門』。マンガが沢山入っているので読みやすいです。私も1度読んだだけですので、また読み直してみようっと。そしてやる気になっているコウジさんにも、読んでもらおうっと。

私が教室に入ってはや9か月が過ぎ、テキストとしてはその先の『ヒカルの囲碁入門 実践編』へ移ったようです。早速アマゾンで注文したのが、明日届きます。・・・でも囲碁のテキストは家に色々あるのですが、読み切れていません。近所のおじさんが、読み終わったNHK囲碁テキストを毎月下さるのですが、それも全然読めていません(威張れませんが)。コウジさんもまたしかり。・・・おっと、いけない。また話が横にそれていくところでした。

アニメ上映に続き、すぐ座談会「囲碁をとおして見る高次脳機能障害」が始まり、私とコウジさんもステージに上がりました。
全く打ち合わせのない、ぶっつけ本番でしたが、木谷さんの名司会のおかげで、話が振られた人は皆さん元気いっぱいに話されました。高次脳機能障害当事者は5人、そしていつも囲碁を教えて下さるボランティアのKさんです。元々囲碁をやられていた人もいましたが、コウジさんのように初めての人もいました。
そして皆に共通しているのが、「囲碁は楽しい」「居場所ができて嬉しい」という思いでした。

木谷さんは元々品川区、目黒区、大田区の高次脳機能障害者とその家族と一緒に、歌を歌われていたようです(この3区の家族会は合同で研修会をされるなど、まとまっています)。そのメンバーの中に、囲碁の経験のある当事者がいたことから、歌の合間の休憩時間を使ってためしに打ち始めたそうです。するとその方がめきめき上達してきたので、これは面白い、高次脳機能障害者と囲碁の会を始めよう、となったそうです(私の記憶が確かならば)。
その時は、まさかこんなに大きな会になるとは木谷さん自身、思われなかったとのこと。

これを読んでいらっしゃる当事者やそのご家族で、(囲碁をやってみようかな?)、と思う方がいらしたら、第1日曜日の午前に大森の大田区障害者総合サポートセンター(サポートピア)でやっていますので、是非いらして下さい。一緒に囲碁を習いましょう。囲碁だけでなく、歌があったり、おにぎりタイムもあります。高次脳機能障害者だけでなく、視覚障害者、聴覚障害者、全身性障害者の方たちもいます。皆でワイワイ、楽しいですよ!(参加費400円→おにぎりと飲み物代。私は講演など、用事でいない時もあります。)

あ、もうあと2分で今日が終わってしまうので、話の途中ですが、ここで投稿しますね。
それではこの続きは、また明日!

昨日1月7日(日)は、大田文化の森ホールで「高次脳機能障害と囲碁 & 心の唄コンサート」がありました。

私はこのホールに来るのは初めてでしたが、集客数が250名と手頃な広さの、とても立派できれいなホールでした。私と夫が会場に着いた9時45分には、もうとっくに木谷さんや大田区や目黒区の家族会代表、心の唄メンバーの方たちが忙しそうに準備に走り回っていました。有難うございます。

順番でいうと、最初に入口入ったところにあるホワイエ(ロビー)で11時から、囲碁の公開記念対局や、初心者囲碁体験コーナーが始まります。
そのあと12時からアニメ『ヒカルの碁』上映が始まり、12時半からは座談会、13時50分からは心の唄コンサートで、15時半に終了、という短い時間に盛り沢山の内容です。

10時40分くらいからは、歌のリハーサルがありました。夫コウジさんを含めた高次脳機能障害の方8人と、東川さん(日本脳外傷友の会前理事長)と春奈さん(心の唄バンドヴォーカルで、お父様が高次脳機能障害)が前列に並び、その家族が後列に並びました。1人当事者の方の体調が悪く、欠席で残念でした。大丈夫かな。
リハーサルが無事終了すると、11時を過ぎていたので慌てて夫とホワイエへ。

もう信田成仁六段がお待ちでしたので、恐縮しながらすぐ夫は席に着きました。
月1回の大森の囲碁と高次脳機能障害の会で、夫は何度か信田先生とお会いしていますが、記憶が悪いのでまだ覚えられていません。ですから、事前に購入した本『それも一局』(木谷道場ストーリー)で、本に登場される信田先生のことを2人してしっかり勉強して臨みました。

・・・信田先生は、晩年の木谷實九段をお世話された奥様や娘さんを、趙治勲さんや園田泰隆九段とともに親身にお手伝いされました。本を読んで、信田先生がどれほど道場や木谷九段と絆が深かったかを知り、感銘を受けました。

ところで木谷九段の三男でいらっしゃる木谷正道さんのご実家(木谷九段の奥様美春さんのご実家)は、昨年9月27日のブログにも書きましたが、長野県の地獄谷温泉後楽館です。 この時期、後楽館の露天風呂は雪の中にあり、名物となったお猿さんたちが温泉に入っていますし、それ見たさに、海外からの観光客で大賑わいしています。その後楽館に昨年オープンした木谷道場ギャラリーのオープンセレモニーで、信田先生は木谷正道さん、後楽館のご主人である竹節勝吉さんと一緒にテープカットされました。

ともかくその信田先生は、夫と早速打ち始められました。夫は2月に囲碁を始めたとはいえ、ほとんど打っていません。私が4月から石倉昇先生教室に通って、コウジさんに教えるはずだったのですが、私が忙しくてその時間が全然取れません、というか、教えられるほどうまくなっていないのです。

これは石倉先生教室のせいではなく、私の才能や性格や年齢や勉強不足などのせいです。同じ時期に入会した人たちはどんどん上級クラスへ行くのに、私はきっと向いてないんでしょうね、いまだに上達してきた気がしませんし、実際していません(笑)。なぜなら囲碁をする時間、揃えた本やビデオやゲームで勉強する時間が去年はほとんどなかったのです。と、言い訳ばかり言っていないで、今年は時間を少しずつでも見つけて頑張ります、ハイ。

・・・いえ、別に早く上達しなくてもいいのです。一所懸命考えているあの2時間が、普段使っていない脳の部分を使っている気がして、苦しいけれどとても楽しいですし、今の初心者組でゆっくり教わっているのがいいです。そのうちもっと上達すれば、また考え方も変わってくるとは思うのですが、とにかくマイペースでやります。

またまた話が横道にずれました。そんな私なので夫に教えられていないし、夫は自分から囲碁をしないし(これは、自発性の低下という障害症状のせい)、唯一大森の月1回の会の時と、私の実家に行って母と対局する時だけ夫は囲碁をします。きっともっと囲碁をする時間を増やしたなら、夫も私よりずっと上達するという気がします。

信田先生は、「そこを打つと取られちゃうよ。」「お、いいね!」「そこよりこっちの方を打った方がいいね。」など、優しく指導碁をして下さり、夫にご自分の白石を沢山取らせて下さり、夫を勝たせてくれました(置き碁は5子)。1局打ってコウジさんは実のところ疲れたそうですが、せっかく信田先生が「じゃあ、もう1局やりましょう」と言って下さったので、2局目も打ちました。

ただ、公開対局は3カ所でやっており、1つは全身性障害の晴也君と八王子東支援学校の中川先生、1つは視覚障害者である汪さんと岡村さん、そしてもう1つがプロ棋士信田先生と夫コウジさんだったのですが、信田先生と夫の対局は数日前に決まったので、会場で配布されたプログラムには載っていませんでした。しかも特に「プロ棋士と高次脳機能障害者との対局」という看板も出ていませんでしたので、周りで観戦されていた方たちには、(これはどういう対局だろう?)(信田先生は知っているけれど、この男性もプロ棋士なのかな?)なんて思われたかもしれません。傍から見たらどこに障害があるかわからない夫、説明がないと普通の人かプロ棋士になってしまいます。しかもすごく下手で、(これがプロ?)と誤解されることでしょう。

そこで信田先生が、「看板が欲しいね。何をやっているのか、見ている人はわからないよね。」と夫と打ちながら仰いました。私もその言葉でやっと気づき、区の職員のところへ走って行って、お願いして看板を作って頂きました。それは、「信田成仁六段 対  超初心者の高次脳機能障害者 コウジ氏」というものです。やれやれ、ほっとしました。

話は飛びますが、家に帰ってきて、夫にその時の本音の感想を聞きますと、声をひそめて、「実は、ボク、(信田先生を)あまり強いと思わなかったんだよね。」と言います。
私は(何を言い出すかと思ったら!)とおかしくて吹き出しながら、「え?勝ったから?」と聞きますと、「勝った?ボク、勝ったよな?」と勝ったことすら忘れています。「勝たせてもらったんだよ。」と言うと、「そうだよね、プロの六段に勝てるわけないよね。」と。「でも、全然怖くなくて、緊張しなかったんだよね。友だちと打っているようだったんだよ。」と言います。それは信田先生の親しみやすく、優しいお人柄のせいでしょうね。その信田先生からは、「自分の陣地を作るようにしないとね。」というアドバイスを頂きました。

見ていると夫は自分の陣地を作ることをせず、信田先生の碁石を追いかけて打っていました。夫に言わせると、「信田先生の手が気になって、そこを追っていってしまう。」とのこと。日常生活では、私にくっついて動くのと似ています。「それじゃだめだよ。自分で考えて自分の地を作らなくちゃ。」と言うと、「そうだな、戦略を持たないとね。」と納得していました。「じゃあ囲碁をすると、人にくっついていかずに自分で自分のことをしっかりやるようになるかな。リハビリになるかな?」と聞きますと、「なるね。」と答えました。

「忘れちゃうから、取れた石は取れるうちに取っておくというのもやめて、あとで必要な時に取りに戻ることを記憶しておけば、記憶もよくなるかな?」と改めて聞きますと、「状況が変化するから、取れる時は取っておく。」と。「状況が変化しない場所だったら?」と聞きますと、「そうしたらそのままにしておく。」と。その判断がまた難しいのですが。

囲碁は打っていくうちに、高次脳機能障害のリハビリだけでなく、日常でも人生でも「こういう風に考えるといいかも」という気付きをくれるものだと思います。まだ初心者の私ですが、そう思うことが既に多々あります。

・・・今日、私は「あ~あ、囲碁がうまかったらいいのにな。木谷さんたちと対等に打てたら楽しいよね。今はお情けで打ってもらってるもんね。」と夫の方に歩いて行きながら、ついぼやきました。

するとなんと夫は、面白くなさそうな顔になり、「お前はお情けで打ってもらってるけど、ボクは普通に打ってもらっている。六段の人と対等に打ったんだからね。」と言うじゃありませんか!
(え~?)と私はびっくりしながら、そういえばたしかに夫は色々な人に「才能がある!」「すごい!」「天才!」なんておだてられているので、すっかりその気どころか、本気でそう思ってしまっているのかも。うひゃひゃ、おかしいな~。でも、「子供は褒めて育てよ」とか、「犬(豚?)もおだてれば木に登る」というように、褒めることはその人の持っている力や、力以上のものを引き出すだろうことは否定しません。高次脳機能障害も、ほめて改善するのかも。

そんな私を後目に、「囲碁うまくなりたいな。自分に才能があるのがわかってきたからな。」「定石覚えるかな。」なんて独り言言っているコウジさんでした。

明日は座談会からの話を書きます。

ではまた。





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