日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々

神奈川新聞2019.4.16


遅くなりましたが、先週4月16日(火)に、神奈川新聞に掲載された「認知機能維持向上で注目の囲碁<中>」を添付します。

ここでは、東京都健康長寿医療センター研究所の飯塚あい医師らが行った研究で、囲碁には「注意機能、ワーキングメモリ(作業記憶)を維持・向上させる可能性がある」ことがわかり、それが最近国際的な学術誌に掲載されたことが書かれてあります。

ほかのゲーム、将棋やマージャンとの違いについては、「駒ごとに動きが違う将棋や、多くの役を覚える必要があるマージャンは難易度が高いが、囲碁は認知機能に応じて、石取りゲームなどの簡単なゲームから、対戦や詰碁、手筋の勉強など高いレベルまで楽しめる」と記事で説明されています。囲碁は難しそうですが、最初から19路盤でやるとなると、たしかにどこに石を置いたらいいか、躊躇しますよね。

・・・ここで質問です。皆さんは、囲碁は19路盤(19×19)だけしか使わない、と思ってらっしゃいませんか?
実は囲碁の碁盤には、入門者向けに6路盤や9路盤などもあるんですよ。
私は9路盤が好きで、無料で楽しめるネットゲームの「囲碁クエスト」では、専ら9路盤で対局しています。石倉先生教室では9級の私も、「囲碁クエスト」の9路盤では7級。えっへん!(なんて、威張れる棋力では全然ありませんが。) 

家事の合間、ちょっと気分転換したい時など、アイパッドを手に取って、1局でも「囲碁クエスト」をやる癖がついています。今日は5局やって、4勝1敗。持ち時間はたったの3分なので、気軽にリフレッシュできてお勧めです。

飯塚先生は、「地域で囲碁をすることによって、社会的交流が期待できる、と話されていますが、まさに大森のさぽーとぴあ(大田区立障がい者総合サポートセンター)で毎月第1日曜日に行われている、「高次異能機能障害と囲碁&心の唄」の集いもそうですよ。

高次脳機能障害者だけでなく、難病の人、視覚障害の人、聴覚障害の人、身体障害の人、そして普通の健常者の方が老若男女集まって、楽しく囲碁をしたり、心の唄バンドの歌や演奏を聴いたりしています(なんて贅沢なひととき!)。

私とコウジさんがこの会に参加し続けている理由は、何も囲碁をして脳を使うことだけが目的ではありません。どちらかというと、色々な人と会って話したり、笑ったり、歌を聴いたりしてみんなと一緒に時を過ごすことが楽しいのです。これからの社会は、「繋がり」が大事だと思います。囲碁を通して、人と繋がりましょう!

次回は5月5日です。ご興味のある方、参加されたい方は、是非コメント欄でご連絡下さい。

今日は、プロ入りした10歳の仲邑菫ちゃん(初段)が、初めての対局試合をしましたね。
惜しくも負けましたが、相手の大森らん初段も16歳。みんな若いなあ!
でも現役最高齢の杉内寿子八段は、なんと91歳!ですが、未だに若い棋士を打ち負かしていらっしゃるんですよ。何歳になっても囲碁を楽しめますので、皆さんも、今からでも遅くはありません。是非やりましょ~!世界が広がり、脳も鍛えられること間違いなし!

※明日の神奈川新聞には、私とコウジさんも取材された記事が載ります!是非お読み下さいね!

昨日は良い天気に恵まれ、竹橋にある毎日ホールでのシンポジウムにも多くの方が集まってくれました。有難うございました。

そもそもこのシンポジウムは、5月11日、12日の2日間に大船渡市で行われる囲碁の本因坊戦に関係しています。(本因坊戦の井山さんの対局相手は、河野臨九段に決まりましたね!)
ここで何度もお知らせしてきましたが、その本因坊戦をはさんだ5月9日~13日に「第6回碁石海岸で囲碁まつり」というイベントがあり、イベントの中には本因坊戦の大盤解説もあれば、囲碁ファンだというジャズピアニストの山下洋輔さんのコンサートもあります。詳しくは、実行委員長の木谷正道さんのHPをご覧ください。http://kokorono-uta.net/kokorono-uta/

そして5月12日には、「高次脳フォーラム&高次脳機能障害囲碁大会」が開かれ、私が僭越ながら基調講演「囲碁は高次脳機能障害を救えるか?」をさせて頂いた後、パネルディスカッション「高次脳機能障害と囲碁」があります(これも木谷さんのHPに掲載されています)。
このフォーラムの中で、急遽王銘琬九段による囲碁指導も特別催されることになりました。やった~!是非お越し頂ける方はお越し下さいね。王先生にかかれば、10分で囲碁を覚えられるそうですよ。

そしてその「高次脳フォーラム&高次脳機能障害囲碁大会」のプレイベントが、毎日ホールでの昨日のシンポジウムだったんです。

でも、囲碁と高次脳機能障害の話というよりも、高次脳機能障害そのものの話、特に松本方哉さんという男性介護者と、私という女性介護者が、それぞれ思っていることを、時に比較しながら、時に共感しながらお話させて頂いたのでした。
男性介護者というのは、概して会社には家族の障害や病気のことをなるべく教えないものだそうで、教えることはマイナスになるのだそうです。え~、そいつあ~大変だ。しんどいですね。私なんて、元々おしゃべりなせいもありますが、誰にでもコウジさんの障害についてオープンに話しています。勿論、会社ともコウジさんについて密に連絡し合える関係です。男性介護者もそうだったらいいのに。そうできる環境、社会だったらいいのに。

松本さんは奥様や息子さんのお話のほか、介護保険制度についての疑問や、このままでは2025年にはクライシス(危機)が来ますよ!高次脳機能障害者組は、今みんなで協力してふんばらないと!というお話をされました。

私もいつものように、「当事者には居場所を 介護者には支えを」というお話をする中で、夫コウジさんの居場所は、家庭、会社のほかに、2年前から囲碁が加わったということもお伝えしました。

最前列に座っていたコウジさんに前に来てもらって、彼にとっての囲碁について、少し話してもらいました。コウジさんは、「囲碁、いいですよ!皆さんも、囲碁をやりましょう!」と満面の笑顔で二言三言話すと、すぐ席に戻ってしまいました(笑)。もっと長く話してよ~。

それから、私からの提言として、今どことも繋がれていない、埋もれている当事者が沢山いらっしゃるはずなので、そういう人たちを見つけて支援に繋げる必要を訴えました。一言で言うなら、「コージ―をさがせ!」。(ウオーリーをさがせ!のパクリです)。
ちょっとふざけた文言ですが、キャッチ―で明るくて、いいでしょう?
その言葉には、病院で高次脳機能障害と診断してくれる医師の必要性(まだまだ専門医が少ないので)、不便な土地に住んでいたり、悪意のある家族に邪魔されたりで情報に届いていない当事者を救い出したい思いが入っています。

そして2008年の調査(もう随分前ですね)で50万人と推計された高次脳機能障害者数が、実はもっと多いことがわかれば、それこそ支援法制定へ向けてはずみがついたり、松本さんが要望されていらっしゃるような、介護認定調査にも高次脳機能障害に関する項目が追加されることでしょう。この障害を取り巻く制度が充実化してくることでしょう。

・・・講演にいらして下さった方々から、ブログへのコメントや、メールを頂いていますが、今日はお返事できずすみません。

昨日講演から帰宅してすぐ、愛犬ウメを病院へ連れていったり、娘ワッチが大風邪から喘息発作を起こしていたり、ずっとバタバタしております。

最後に、シンポジウムの場を提供して下さいました、毎日新聞社様に、心よりお礼申し上げます。
今後も、高次脳機能障害へのご理解とご支援を賜り、社会に向けて引き続き啓発して下さいますよう、宜しくお願い致します。

大船渡での本因坊戦第1局を、楽しみにしています。
(私は別室で行われる、大盤解説会が大好きです。前回大船渡で行われた棋聖戦では、一力遼さんの次の一手を当てて、大盤解説をされていた宮崎龍太郎七段のサイン入り色紙をゲットしたのです!わ~い。)

毎日新聞記事2019.4.19


今日の毎日新聞東京版に、明日のシンポジウムのお知らせが掲載されました(写真)。

いよいよ明日なんですが、まだこれから明日使うイラストを2点、描かなくてはなりません(急遽、必要になり)。

明日は、とにかく経験も知識も豊富で話のプロでいらっしゃる松本さんが対談のお相手ですから、打ち合わせしていても、教わることばかりです。
かつて30分のニュース番組(フジテレビの「ニュース JAPAN」)を担当されていた時のお仕事ぶりは、ご著書『突然、妻が倒れたら』にも詳しいです。
「こういう流れで話していき、最後はこうやってしめましょう。」、というようなことをメールで教わるので、私は目を白黒。「あの、すみません。イメージが全然わかないんですが・・・(汗)」と、できない生徒丸出しで詳しい説明を乞う始末ですが、いい勉強になります。

きっと明日はとても良いお話が松本さんから聞けると思いますので、楽しみにいらして下さい。私も頑張りますよ~。

今日はウメを動物病医院へ連れて行くはずだったのですが、夕方ワッチが風邪をひいて帰ってきたので、急遽病院は明日、シンポジウムから帰ってから行くことにしました。ウメも今日はそんなに耳を痒がっていませんでしたから。

ワッチのために、にんにくたっぷりの料理を2点作ったので、これで風邪が治りますように。

それでは、今からあと数時間は頑張ります。

では明日!

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