日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々


 ワッチが怒っています。


 


  何かと思って行くと、ウメがワッチの部屋のドアノブに両手をかけて、勢いよく開けたドアが、はずみでそばに立てかけてあったフラフープを倒し(ワッチがとっくに遊ばなくなったので、近所の子供にあげるつもりで私が放置。)、そのフラフープが倒れる時に、またそのすぐそばに置いてあったカブトムシの死骸がいくつか入ったままの飼育ケースを、道連れにしてしまったとのこと。


 


 飼育ケースのふたが開き、中から土や、首のとれたカブトムシの死骸などが、ワッチの部屋に散乱していました。


 


  「なんでまだ埋めてないの?」と騒ぐワッチに、「だって、家の裏に埋めようとしたけど、裏の家の建て替えをしている大工さん達にその姿を見られるのも嫌で、後にしようと思って・・・」としどろもどろに弁解する私。(最初カブトムシを飼うと言ったのはワッチなのに、いつの間にか私がカブトムシ担当になっている。)


 


 しょんぼり又飼育ケースにそれらを戻しましたが、さすがにそろそろ、大工さんの休日の時に埋めないとね。


  もう、つついても反応がなくなってから2ヶ月がたち、いい加減今頃は、天国で飛び回っていることでしょうし。


 


  私は飼っている生き物が死んでも、すぐ埋める気にはならないのです。


 身体は死んでも、魂はまだ身体の中に留まっている気がして、最低3日はうちにいます。時々、甦っていないか見たりもします。


 


  ハムスターやコリドラス(熱帯魚)が死んだことを、兄に知らせると、学校で生物を教えている兄はすぐ、「冷凍しておけば、後で死因を解剖して調べる。」と言います。


 ハムスターは埋めましたが、コリドラスは一応、冷凍庫の中に保存してあります。


 でも今これを書いていて、やはり埋めようと思いました。


 もう戻ってこないのだし、解剖してくれなくてもいいです。


 


  そろそろカブトムシ幼虫が何匹いるか確認して、今度はスペースに余裕持たせたケースに入れてあげないと。


  狭いとは思わなかったけど、今回羽化したカブトムシは、角が曲がっていたり、羽が破れていたり、体がいびつだったり、目が白かったり、それこそ障害を持つ虫ばかりで、7つある飼育ケースはさながらリハビリセンター。


  けなげに長生きしてくれたのもいますが、短命だっだものもいて、申し訳なかったです。


 


  今度の幼虫達は、もっと虫に詳しい友人が、引き取って育ててくれるというので、寒くて動かなくなる前に、セッティングします。


 託すのは急がないけど、幸せに暮らすのだよ〜。


 カブトムシはかわいいですが、来年は逆に、その友人から頂いた鈴虫が卵を沢山産んだので、その世話をします。


 


  今日、住んでいる区の広報を読んでいたら、今月29日に行われる高次脳機能障害の相談会の記事が載っていました。


  これが、私の初めての講演になります。(27日にも、病院で話をすることになっていますが。)


 ほっておくと、2時間でも3時間でもしゃべり続けるおばちゃんになってしまうので、話すことを事前に、ちゃんと整理しないとね・・・



 ご連絡です!


今度の金曜日、11月5日の夜8時から30分間、NHK教育テレビ「きらっといきる」で、高次脳機能障害を持つ、西村太助さんが特集されます!


 


 太助さんは、外国で交通事故に遭い、高次脳機能障害を負いました。 その後4年半リハビリを続けられ、ついに今年4月に大学へ復学されたのです!


 


  これまでのご本人の努力もさることながら、支えて来られたご家族のみなさんの頑張りがあってこそ、ここまで来ることができたのだと思います。


 


  私も2ヶ月前にたまたま、太助さんやご家族とお会いし、お話する機会がありました。


  5日はテレビの前で楽しみにしています。


 


 今日は原稿をちょびっと書きました。


 


 近所の方が、コウジさんを月2回の、日曜日のコーラスサークルに誘ってくれました。 有り難いお話ですが、コウジさんは家でゆっくりしていたい面倒臭がりなので、どうかな?


  コウジさんが嫌がらなければ、来週あたり試しに連れて行こうと思います。


 


  「音楽は脳にいい」、と聞きます。


 失語症のご主人を持つ家族会の友人が、いつも何も話せないご主人なのに、好きな歌がかかると、突然歌詞が出て歌うんだ、とびっくりしていました。


  会長に言わせると、そういうことは起きるそうです。


 


 最近コウジさんはカーペンターズを聴いています。


 勿論小田和正さんや鈴木康博さんのDVDも、ワッチに嫌がられながら、飽きずに毎日つけてますよ。



 書かなければならない原稿があるのだけれど、夜8時から見たい番組があったので見ていました。


 それは、NHKでやっていた、『日本の、これから 「どうする? 無縁社会」』。


 


  人間には、血縁、地縁、社縁、の3つの縁があるのだけれど、今そのどれもが機能しなくなっているとのこと。


 そのために高齢者が孤立する状況が深刻化しているそうです。


 専門家や一般人が討論を繰り広げました。


 


 湯浅誠さんは、「パーソナルサポーター」という第4の縁が必要だと言ってました。(雇用に関して、に限る。)


その、人に寄り添って支えるという仕組みが、既に福岡・京都・横浜・釧路・沖縄の5都市では、政府のモデル事業として始まっているそうです。


 


 結城康博さんは、「おせっかいの復権」を訴え、河合克義さんは「公的ヘルパー」の必要性を訴えていました。


 


  色々な人が色々な意見を述べていましたが、堀田力さんが言うように、プライバシーも尊重しながら助け合うという意見にもうなずき、吉永みち子さんの言う「孤独死の自由」も、たしかにありうる、とうなずき、皆さんの意見にうなずいているうちに番組は終了しました。


 


  NPO代表の奥田知志氏の、「人は出会いにより変わる。出会いが沢山ある社会に。」という言葉も良かったですし、一般の方々のお話にも、「なるほど。」「そうだよね。」と身をのりだし、つい参加していました。


 


  さて、私はといえば・・・


 身も心も疲れている人は、自分からは「助けて。」と言えないことが体験からわかりましたので、同じような弱い高齢者には、やはり行政が強制的に立ち入って、その人の孤立状況を把握して、個々に「優しく柔軟に」対応してほしいと思います。(事務的でなく、心のこもった対応を!担当者への、そういう研修も必要です。)


 


  現在沢山いるとされる無縁な人を、役所の人だけではとても手が足りないので、民間の色々な人の手を借りて、救っていくべきと考えます。


 


  皆が、相手のことを我が身として、助け合う世の中というのは、単に心がけの問題なので、そんなに難しいことではないと思うのですが、無縁問題では、人に作業してもらうため、お金がかかることが進まない理由のようでした。


 


  でも、こういうことにこそ、税金を使うべきなんじゃないでしょうかね?


  国民1人1人の幸せに役立つように。お金はそのためにあるのではないんでしょうか?


 


  蓮ほうさん、仕分け頑張って〜。


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