日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々

 豊橋講演後、別室で、「笑い太鼓」 に所属する障害当事者・家族やスタッフと、短い時間でしたが懇親会がありました。

 私が部屋へ入ると、既にそこは笑い声が弾け飛ぶ、まるで学校の教室のような賑やかさ。

 ええ?? 何でしょうか、この方達は・・・? ?障害当事者か、介護家族か、はたまたスタッフか?

 度肝を抜かされている私に、次々と自己紹介をして下さってわかったのは、実は障害当事者の方達だったんです。

 皆さん気心が知れたお仲間達で、一緒にいるのが楽しくてたまらないかのよう。

 静かに座ってらした女性当事者の方も、つられてニコニコしています。

 このような、障害当事者の方々がワイワイと、非常に活発にふざけあっている場面に初めて遭遇し、唖然としながらも感動している私の隣で、今井代表が言われました。

 「こうして集団で学ぶことは、必要なのです。 お互いを認め合うと、みんな元気になっていくのです。 「笑い太鼓」 は、素晴らしいです!」 と。

 そもそも NPO法人 高次脳機能障害者支援? 「笑い太鼓」 ?は、1995年に息子さんが、交通事故によって高次脳機能障害になられた、お母様の星川広江さんが中心になり、2000年にスタートした組織がどんどん大きく育って、06年にNPO法人 「笑い太鼓」 となったもので、現在名古屋市、豊橋市、岡崎市に計6か所の活動拠点を持っています。

 そこにいらした方々の、障害の原因はまちまちで、くも膜下出血の方もいれば、脳梗塞の方もいる、交通事故による脳外傷の方もいれば、プールで溺れて低酸素脳症になった方もいらっしゃいました。

 そうした方々を、沢山のスタッフが支えられていて、なんだかとても温かく、居心地が良さそうなのでした。

 東京へ帰る新幹線の時間にせかされ、名残惜しく皆さんと別れてきましたが、私を笑わせて下さったOさん、Kさん、Yさん、もう1人のKさんを始め、いらした全ての方々の笑顔を忘れていません。 またきっと、必ずお会いしましょうね!

 今回名古屋、豊橋の各施設長の加藤美由紀さんと加藤俊宏さんには、大変お世話になり、改めて厚く御礼申し上げます。

 お2人の明るく温かいお人柄と、若々しく強い行動力は、「笑い太鼓」 を支える大きな力となっていると思いました。滞在中は色々と有り難うございました。

 今日の東京はすごい強風で、ウメとの散歩も命がけでした。

 マンション建設現場の下を、ウメに引っ張られて通る時は、さすがに何か飛んでこないか、怖かったですよ。

 猫のおはぎは、念のためまた、病院で注射してきました。 昨日の血液検査の結果、どの数値も問題ないとのこと。

 「このままなら間違いなく、22、3才のご長寿猫の仲間入りができるでしょう。」、とドクターから太鼓判を押され、意気揚々と帰宅しました。

 長生きしてね!おはぎちゃん。

 なんだか今日は、犬と猫の世話と家事で終わりました。 朝はコウジさんを、雨の中車で駅まで送ったら、帰り道で 「開かずの踏み切り」 に引っかかり、ひどく苦労しました。あっちの踏み切り、こっちの踏み切り、と浮気したせいで、30分も余分にかかりました。

 運動にもなるし、これからは雨でも、歩いてもらおうかなあ・・・。 

 意外と、ついコウジさんを甘やかしてしまう私なもので。

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 豊橋の講演の日も、眩しいくらいの晴天でした。

 講演が始まる前から、小さな子供の声が私の背中の方で聞こえていたので、(きっと我が家みたいに、お父さんが倒れた家かな。) と思って、胸が詰まりました。

 昨日と同じ内容ですが、中島先生は前日同様のご熱弁で、感動しました。

 お話が本当に上手で、内容は深刻?なのに、楽しく引き込まれてしまうんですよね。

 私と今井代表の番になり、壇上から客席を見渡しますと、やはり小さな女の子が、懸命にメモをとられるお母さんのそばで、退屈そうに椅子の上でクネクネしながらも、大人しくしているのが見えました。

 気づくと隣で今井代表が、「柴本さんは、莫大なローンを抱えながらも、家を売りたくない、と言うんです。」 と話していました。

 莫大なローンですが、豪邸ではないので、思わず横から 「たった27坪です。」 と口をはさみました。 庭もない小さな家です。

 私が家を売りたくなかったのは、夫がおかしくなっちゃったわ、家もなくなっちゃったわ、じゃ、何もかもなくなるじゃありませんか。 おまけに、起業した会社なんて、もう経営できない。 となると、会社もなくなります。

 これはダメだ、家だけでも死守しないと、なんのために夫が命をかけたかわからない、私が働いて何とかしよう、と思いました。

 障害者に主体性をどう持たせるか、という話の流れで、音楽もいいね、という話も出ましたが、その時中島先生が、一ノ瀬たけしさんの例に言及されました。

 その一ノ瀬たけしさんが、ロアッソ (熊本のサッカーチーム) の開幕戦で、「君が代」 を歌うことになったと、ターボママさんからこのブログに、ご連絡がありました!

 良かったですね!すごいですね!? 頑張って下さいね!

 講演が終わると、壇から降りた私は、まっすぐに小さな女の子のところへ行き、「お行儀良くて、偉かったね?!」 と声をかけました。

 聞くと、女の子の叔父さん、つまり、お母さんのお兄さんがコウジさんになったとのことでした。今井代表と私で、できる限りアドバイスしました。 ブログも見てね、と言いましたら、早速投稿して下さいました! うさんぽさん、有り難うございます。(つづく)

 今日も朝から何も食べず、お水だけ飲んでは、こたつの中でつらそうにしているおはぎちゃんを、また夕方、病院へ連れて行きました。

 抗生剤、体液と同じ成分の液体、栄養剤などを次々注射し、血液検査のため採血しました。おはぎちゃんは、ずっと我慢して大人しくしていました。 とても利口な猫なんです。

 明日朝、電話でその結果の話を聞くことになりました。

 今から1時間ほど前、とうとうおはぎちゃんはご飯を食べました!

 急に元気が出てきてヒョイヒョイあちこち歩き、私にスリスリしています。

 私は嬉しくてたまりません! すっかりご機嫌になり、上ずった声でうかれてぺちゃくちゃ話しています。「獣医さん有難うございます!」 とりあえず良かったです!

 写真はカリカリ (ドライフード)、おかか、缶詰めの3種類のご飯をパクパク食べているおはぎちゃんです。

 名古屋講演後、お願いされて本にサインをしていた時、ある男性からいきなり、「座右の銘があれば、書いて下さい。」 と言われました。

 「座右の銘・・・ですか? え?っと・・・」

 そんなもの、考えたこともありませんでした。

 「え?っと、朝の来ない夜はない、雨降って地固まる、神様は越えられないハードルを人に課さない・・・ う?ん、何か違うなあ。」 と、おたおたしていた私は、(うん!これだ!) と、意を決して一文書きました。

 それは、「ユーモアを大切に。」 です。

 ん?こけました?? でも、ユーモアは大事ですよお。

 大学の恩師が仰ってました。「楽しい時におかしなことを言うのは、誰でもできる。 けれど、悲しい時、つらい時こそ、ユーモアは力を発するのです。」 と。

 アメリカの知人も、「Life calls for humour. (人生はユーモアを必要とする。) 」 と私に言われました。

 さらに、私が大学卒論に選んだマーク・トウェインも、人間にはユーモアという武器がある、というようなことを言っていました。

 苦労も悲しみも、笑い飛ばして生きて行かなくてはね、と思います。 たくましくね。

 名古屋での夜は、くも膜下出血友の会 「くるみ」 の方々と の楽しい会食でした。

 私は食べることよりも、あっちのテーブル、こっちのテーブル、と渡り歩いて、色々な方とお話しました。

 Oさんは、3年前ご主人が、心肺停止20分の低酸素脳症から、コウジさんに。 妻であるOさんのことはわかるけれど、人の言うことに同調してばかりで、自分の意見はないとのこと。

 Hさんのご主人は、脳外傷からコウジさんに。 労災保険もらえたので、経済的不安はなし。 犬飼ってるが、散歩してくれなくなったとのこと。

 Kさんのご主人は、1年前くも膜下出血から、コウジさんになられたれた59歳。 保険が認められなくて、これから障害年金申請するところで、復職に焦っていましたが、今井代表に、「急ぎすぎ。タイミングが大事ですよ。」 とアドバイス受けていました。

 Nさんは、奥さんがコウジさんで、私の本を読んで、男も女も差がないと思ったとのこと。大変だと言ってました。

 Sさんは、弟さんがコウジさんになり、離婚されて家は妻と娘に与え、自分は実家に戻って親や姉 (Sさん)、妹と暮らしているとのこと。大会社だったので復職できたけれど、管理職から総務付けに。

 Iさんのご主人は、13年前にコウジさんになったが、キレやすく、その時も夫婦喧嘩して、お互い離れた席に座っていました。

 皆さん一様に、「コウジさんは、うちとそっくり!」 と叫んで下さいましたが、中でもMさんは特にそうとのこと。

 見た目のご主人は、立派な紳士然としていますがね。 会の仕事を手伝ったり、イキイキしていました。

 全体的に、大人しいご主人と、元気いっぱいの奥様、という組み合わせが目立ちました。

 まだまだお話していたかったですが、新幹線の時間もあるので、後ろ髪を引かれる思いで、次の豊橋へ急ぎました。 (つづく)

 おはぎちゃんが昨夜から元気がなくなり、ご飯を食べないので、夕方病院へ連れて行きました。 注射を2本打ち、また明日連れて行くことにしています。 大丈夫かな・・・?

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