私のこの話が、読まれるどなたかの家で火事が起きるのを防ぐかもしれない、と思って書きます。

暖かかった東京が急に寒くなってから、ワッチは自分の部屋で加湿セラミックファンヒーターをつけ始めました。去年も使った新しいヒーターですが、今年はなんとも形容しがたい嫌なにおいがすることがありました。
「タンクが空っぽなんじゃない?」と案の定空になっていたタンクに水を入れると、若干においがしなくなった感じでした。

そういうことが何回か続いていた頃、ワッチは「ドライヤーを使う時も、臭くなる。」と言っていました。けれど私は理由もなく、あまり気にしていませんでした。ドライヤーは関係なく、タンクが空だったせいでヒーターが臭くなり、そのにおいがまだ残っているのだろう、と。

それが、18日の朝のことです。
大学にテストへ出かけるワッチの部屋から、また例のにおいがしてきたので、(ああ、またワッチがヒーターを使って臭くなっているな。)と思っていました。そしてワッチが、「今日、何着てこう?」と部屋から私に問うので、「自分で決めれば?面倒臭いわね~。」と、それでもワッチの様子を見に部屋の扉を開けた途端・・・強烈な悪臭に私は思わず部屋を飛び出て咳き込み、涙も出てきて、吐きそうになりました。部屋の中では、ワッチと大猫ハルが、きょとんとしています。

私は意を決してもう1度部屋に入ると、猛烈な吐き気の中咳き込みながら、部屋の窓という窓を全部開け放ち、「外へ出なさい!死んじゃうよ!」と叫び、ファンヒーターを消して家の外に出しました。まだその時は、ファンヒーターの不完全燃焼だと思っていたのです(結局、ヒーターは濡れ衣を着せられました)。

よくこの空気の中で平気でいられたものだ、とワッチとハルに驚きながらも、(でも、急に体調悪くなって死ぬんじゃないかしら?)と心配になって、取り乱している私に少し怖気づいた顔のワッチをまじまじと見ました。

「そんなに臭い?いつもこのにおいの中にいるから、慣れたのかな。」と、ワッチはこそこそと適当な服を着て出て行き、部屋から出たハルも平気そうでした。

ワッチが出かけた後、私は家の外に出したヒーターのタンクを覗いてクンクンにおいをかぎましたが、なにもにおいません。(じゃあ、あの臭さは何が原因なの?)と不思議に思いながら、ヒーターに問題がないのなら、コンセントかと思い、ベッドで見えなくなっているコンセントを見るため、ベッドのマットを押して覗きました。

すると! ・・・そこには、焼け焦げて黒くなったコンセントが。そのコンセントに繋がったプラグも焦げ溶けています。さらにコンセントに触れていたベッドのマットの部分も黒く焦げていて、溶け焦げたコンセントとプラグとマットが、あの嫌なにおいを出していたのです。プラスティックが焼けるにおいだったんですね。コンセントとマットの間は少しあけていたはずなんですが、ワッチが寝ている間にいつのまにか密着していました。

私は、部屋のコンセントをワッチのベッドで塞いでしまったので、そこにいわゆるたこ足配線をつないで、部屋の真ん中あたりからファンヒーター、パソコン、電気毛布などを使わせていました(ベッドでコンセントは見えません)。 たこ足配線に、制限電気消費量があるとは、今まで知りませんでした。皆さん、知っていますか?
そこには、「MAX1500W」と書かれてありました。でも、ワッチがドライヤーを使わなければ、1500W以下だったのです。

ところが最近ワッチは洗面所ではなく、温かい自分の部屋でドライヤーを使うようになっていました。ドライヤーをかけている時、洗面所でコウジさんや私とぶつかるのが嫌なのだそう。そういえばホットカーペットも数週間前から使い始めていました。

それらを合計すると・・・
ヒーター1090W、電気毛布40W、ホットカーペット360W、パソコン65W、そしてドライヤーが1200W!
ヒーターとホットカーペットとドライヤーを3つ同時につけていることが多いので、最大1500Wまでなのに、なんと2500W以上使っているではありませんか!(普通、漏電ブレーカーが落ちるはずなのですが、なぜか落ちませんでした。修理に来た電気屋さんも、首をかしげていました。) ワッチも私も、恥ずかしながらたこ足配線にあまりにも無知でした。よくぞ今まで火事にならなかったものよ!皆さんのお宅は大丈夫?
徐々にコンセントとプラグが焦げてきていたので、ドライヤーを使わずヒーターだけの時でも、臭かったのですね。

とにかく私は、(焦げて溶けてしまっているたこ足配線が危ない、ここから出火するかもしれない。)と思い、さらに無謀にもはさみを持ってきてコードを切りました(溶けてくっついているので、コンセントからプラグを抜けないのです)。 すると、切った途端、「バチッ」と音を立てて火花が飛んだので、「ワッ!」とびっくりし、尻餅をつきました。

ハアハアしながら、しばらく呆然と焼け焦げたプラグとコンセントを見ていましたが、やはりこのままでは焦げたコンセントの中もどうなっているかがわからず、火事になるかもしれないので、この家を建ててくれ、その後いつも何かと修理その他に来てくれる住宅販売会社に電話して、事の次第を話しました。

すると、「えっ・・・!危ないですよ。たこ足配線はダメですよ。今すぐ見に行かせますから。」と、人を向けてくれました。
来た人は、いつもお世話になっている大工さんで、電気のことはわからないながら、応急処置をしてくれ、電気屋さんの手配もしてくれました。その電気屋さんが忙しい中ようやく来て、コンセントを新しく作ってくれたのが、今日のことです。電気屋さんは、色々と説明してくれましたが、とにかく1つのコンセントに1500W以上使ってはいけない、ということだけはわかりました。

今回はコンセントを焦がしただけで済みましたが、危うく火事になるところでした。制限電気消費量を超えていたこと、コンセントが見えていなかったこと、においを放置していたこと、うっかりで済む話ではありません。
皆さんも、どうぞたこ足配線には、くれぐれもお気を付け下さい。

ワッチも、大学から帰ってきた時に、目の前に私が焦げたコンセントを見せると、「わっ!なにそれ!」と驚きました。臭かった理由を話すと、「制限があるなんて、知らなかったよ~。」と反省し、それ以降ドライヤーはまた洗面所で使うようになりました。

もう1つの話題、ドライアイです。
私はここ1か月くらい前から特に、目がチクチクしたりしょぼしょぼしたり、霞んだり、よく見えませんでした。
(まだ50代前半だけれど、白内障かなあ(緑内障の検査は、8か月前にしましたので)、手術になるのかなあ。)、と昨日、覚悟して眼科へ行きました。

色々調べてくれた結果、緑内障でも白内障でもなく、ドライアイとのことでした。原因は、ずばり「老化」だそうです。医師の話では、ドライアイになる原因は3つあって、1つは涙層崩壊で涙の量が減ること、1つは涙は出るけれど質が悪いこと、もう1つは、目と涙はN極とS極みたいにくっつきあう性質があるのだけれど、その力が弱くなっていること。最初の2つを治す薬はないけれど、3つ目の、くっつき合う性質を改善する薬があるので、それを処方してくれるそうです。1日4回点眼し、また来週様子見せに行くことになりました。治ることはない慢性疾患だそうなので、今後ずっと目薬が必要になりそうです。たしかに目薬をさすと、少し楽になります。

余談ですが、私はこの威勢のいい眼科医が好きで、信頼しています。父が我が家にいた頃も、ほとんど歩けなかった父を連れてこの眼科医に緑内障の具合を診てもらい、励ましてもらい、父とともに安心したことがあります。汚い手で目を触ってものもらいになるコウジさんも、やはりドライアイのワッチも、ここへ来るとすぐ治ります。いい眼科が近所にあって、良かった。
でも、老眼も進み、現在は遠近両用メガネを使っていますが、ああ、もう年だなあ、とつくづく思ったできごとでした。

さて、しあさっての29日は、佐久市講演会です。大雪で新幹線が止まると困るのと、 有名な佐久総合病院をこの目で見てみたく、前日の28日に佐久入りすることにしていました(講演会場は佐久平駅そばで、病院からは遠く、日帰りでは病院まで足を伸ばせないため)。幸い、天気予報では雪は降らなさそうです。お昼頃佐久平に着き、臼田駅まで電車に乗り、そこから千曲川を渡って、病院へ行くのを楽しみにしています。若かりし若月医師が、仕事を終えて泳いだのは、どのあたりかな?寝そべって空を眺めていたのは、どの岩かな?なんて探しながら(『信州に上医あり』P120~122)。

多分明日もまたブログを書くと思いますが(書けなかったらごめんなさい。)、佐久でお会いできる方々、楽しみにしています。長野県には高次脳機能障害者が9千人くらいはいらっしゃる計算ですが、私は1人も知り合いがいません。コウジ村にも、このブログへコメント下さる方の中にも。
当日、どなたかとはお会いし、お話したいです・・・。