佐久総合病院


昨夜、佐久から戻ってきました。
佐久へは講演会の前日から入りましたので、講演会以外にも書きたいことが沢山あります。
今日から順を追って、何回かに分けて書いていきたいと思います。

東京から北陸新幹線に乗ると、わずか1時間半で佐久平に着きます。私が世田谷の家から、横浜の山の上にある実家まで、電車を乗り継ぎバスにも乗り1時間半以上かかりますから、佐久平のこの近さには驚きます。
聞くところによると、軽井沢に別荘を持ち、東京の会社へ通う人もいるとか(羨ましいけれど、お金持ちじゃないと無理ですね)。

さて、東京12時4分発の新幹線に乗り、13時31分の佐久平に着くまでの間に、もう私には事件が発生していました。新幹線の中でふと嫌~な気持ちになったのですが、やはり探しても探しても、帰りの新幹線の切符と宿泊予定のホテルのクーポン券がないのです。これは、家に置いてきたに違いありません。これまで何度も泊まりの講演会はありましたが、こういうミスは初めてです。

思い起こしますと、出発前夜、テーブルの上に講演の時に使う自分用の『日々コウジ中』『続・日々コウジ中』ほか、ホテルで読もうと思っていた高次脳機能障害関係の資料、講演用ノート、そして切符やクーポン券をはさんだファイル(先月クレヨンハウスで買った、お気に入りの絵本『カラスのパン屋さん』の派手なファイル)を置いて寝ました。その時に、(そうだ、行きの新幹線の切符はお財布に入れておこう。)と思い、そうしました。それが不幸中の幸いで、佐久平までは行けたのです。

ところで私がいつも(いやだなあ。)、と思っていることに、コウジさんが朝食の前にテーブルの上に出ているものを、勝手にどんどん片付けてしまうことがあります。今までも、「ここにあったもの知らない?」とワッチや私が騒ぐと、「知らない。」と言うコウジさん。でも部屋の隅にある資料ケースの上にドン、とコウジさんが置いてあったことがよくありました。

そういえば今朝、(あれ、なんでこんなところに『日々』と『続・日々』があるんだろう?これ、佐久に持っていくつもりだったものだよね。)と、資料ケースの上にある2冊が目に入り、それを取り上げて鞄に入れたことを思い出しました。きっと、その2冊の下に、『カラスのパン屋さん』のファイルもあったのに、気づかなかったのでしょう。
また、テーブルをコウジさんがきれいに片づけてしまっていたので、佐久に持っていく書類がなく、私はもう鞄に入れた後だと勘違いしたのでしょう。

佐久平に着くやいなや、ホームからコウジさんに電話し、「帰りの新幹線の切符がないんだけど、『カラスのパン屋さん』のファイルない?」と聞きました。すると、探してくれたコウジさんから、「あるよ!あ、中に切符忘れて行ってるなあ。」という返事。やはり・・・。

私は駅改札を出るとすぐ、左手にあった「みどりの窓口」の中の駅員さんに声をかけました。
そしてかくかくしかじかと説明すると、「紛失再購入」という手続きをするよう教わりました。つまり新しく切符を買い、それを改札には出さずに証明印だけ押してもらって改札を出たあと、家に置いてきた切符とともに早めに最寄の「みどりの窓口」へ持っていくと、払い戻しされるそうです。手数料は500円くらいのようです。

(やれやれ、傷は浅かった。)とほっとした後は、駅そばにある宿泊予定のホテルのフロントまで行き、またクーポン券を家に忘れてきた旨を話しました。それも、帰宅したらクーポン券をファックスしてくれたらいい、ということになり、ようやく安心して荷物をフロントに預け、佐久平駅まで戻ったのでした。コウジさんにも連絡しておきました。

そんなアクシデントはありましたが、なんとか気を取り直し、最初の予定通り14時11分発の小海線に乗って、臼田駅まで行きました。上りも下りも同じ1本のレールなのでびっくりしました。また、途中駅で停車時間が長かったのは、その間に上りと下りの電車がすれ違うための時間調整がなされるようでした。電車の乗り降りも乗客がボタンを押してドアを開けるので、私は降り損ねないよう、緊張して乗っていました。でも臼田駅では降りる人も多かったので、ほかの人について降りられてほっとしました。

さて、ここから目指す佐久総合病院までは、歩いて10分くらいとのことです。この佐久総合病院が、長野県の東信地域の高次脳機能障害支援拠点機関であり、そこから講演会に招かれたので、是非病院のある場所、外観、中も見てみたかったのでした。

ちなみに、長野県は北信・東信・南信・中信の4つの地域に分かれていて、北信の拠点機関は「長野県立総合リハビリテーションセンター」、東信が「佐久総合病院」、南信が「健和会病院」、中信が「桔梗が原病院」です。南信の健和会病院へは、2011年11月19日に招かれて講演をしたことがあり、中信の拠点は平成26年度までは相澤病院でした。

臼田駅からまっすぐ歩いて行くと、千曲川にかかる臼田橋がありました。そこから右手を見ると、千曲川の左側に佐久総合病院が、右側の遠くの方に雄大な間山が見えました。青空のもと、とてもきれいな景色でした。
浅間山は頂上に雲がかかっているのかな、とよく見ますと、どうやら噴煙のようでした。もくもく出ていましたので、翌日講演会のスタッフの方々に「浅間山はいつも噴煙が出ているのですか?」と尋ねましたら、そうではないようでした。

ともかく、この目で初めて佐久総合病院の姿をとらえた私は、さすがにドキドキしながら、病院へ向かって歩みを進めたのでした。 (つづく)

・・・最後に別の話になりますが、いつも私がチェックしている宮崎の犬猫保護団体「いのちのはうす保護家」さんのHPでは、現在紀州犬1匹の里親を探しています。命の期限は今週木曜日2月2日の朝9時です。どなたか「私なら飼える!」と言う方は、是非HPの山下由美代表ブログを読まれてみて下さい。
 → http://pawstamp.com/hogoya/

夫コウジさんは、子どもの頃、紀州犬の「ミミちゃん」を飼っていました。昔のことですからフィラリアの予防薬も与えていなくて外飼いだったため(大きくて快適な犬小屋を、ミミちゃんのために義父が作ってくれたそうです)、フィラリアで若くして死んでしまったそうです。 でも今でもコウジさんは、「ミミちゃん、可愛かったなあ。」となつかしがっています。私はミミちゃんに会ったことはないけれど、コウジさんと同じように、「ミミちゃんて可愛いなあ。」、と思っています。犬や猫と一緒に暮らした経験、記憶は、きっと死ぬまで心を温めてくれるものです。