明日は、元アマ本因坊村上深さんと、視覚障害者の綱川泰典さんにとっては、大事な日です。

ます、村上深さんですが、明日7月1日と明後日2日は、「第12回朝日アマ囲碁名人選全国大会」が開かれます。場所は東京市ヶ谷の日本棋院東京本院。 57人で競いますが、その勝者が昨年のアマ名人である平野翔大さんとの三番勝負に出場できるそうです(7月29日、30日。神奈川県湯河原町にて)。

村上さんは去年は準優勝だったそうなので(すごいですね!)、今年は特別招待選手として出場です。

私はたまたま昨日、村上さんとお会いする用事があったので、「体力温存して本番に臨むんですか?」「あるいは、練習して臨むんですか?」と伺いましたら、色々お仕事があって、大会に向けての用意は何もできないのだそうです。 

そのお仕事の一つが、若手のプロ、一力遼七段へのインタビュー記事執筆とのこと。 さっき村上さんのツイッターを読みましたら、長い原稿を3回に分けたうちの第1回が、日本社会人囲碁協会(村上さんが代表を務められています)のHPにアップされていましたので、ここにご紹介します。
→ http://jygshp.wixsite.com/jygs/blank

こんなに長い文章を書かれたあとに、明日明後日と大会に出られるなんて、すごいタフな方ですね!どうか、いい結果が出ますように。御健闘を祈っています!

また、朝日新聞夕刊を読んでいましたら、綱川泰典さんのお名前が目に飛び込んできました(14面)。

綱川さんは、盲目のプロのフルート奏者で、3年前に私が八王子で講演をした時に、綱川さんは同じ檀上で素晴らしいフルート演奏を披露されたのでした。帰りは途中まで一緒に電車で帰ってきましたので(綱川さんは付添の方が一緒でした)、色々とざっくばらんな話をしたのですが、とても爽やかで明るい方だったのが印象的でした。 特に、ご自分も視覚障害をお持ちなのに、高次脳機能障害が世の中に知られていくためにはどうしたらいいのかなあ、と真剣に考えて下さっていたのが嬉しかったです。(この時講演に招いて下さった、八王子パイロットクラブの皆様が、また今年11月に八王子講演を依頼下さいました。有難うございます。その打ち合わせで、4日は八王子へ行ってきます。)

その綱川さんは、明日都内で開かれる「点字楽譜利用連絡会」(点譜連)で演奏されるそうなのですが、その集いに、皇后さまが初めて出席されることになったのだそうです。

記事によりますと、音楽家でもいらっしゃる皇后さまは、ご自分の著書の印税なども点譜連へ寄付されるなど、点譜連の活動を支えてこられたのだそう。(点字楽譜とは、視覚障害者が音楽を演奏するための楽譜です。)

点字楽譜は5線を使わずに、音の高さや長さ、指づかいなどを6つの点の組み合わせで示すものだそうで、その作成はボランティアの手作業なんだそうです。大変なことですね。

点譜連代表で全盲のバイオリニスト和波孝禧(たかよし)さんは、「皇后さまの存在が点字楽譜作成にかかわるボランティアら関係者の励み」だと話されているとのこと。

どうぞ明日は、綱川さん、村上さん、頑張って下さい!

私はまた石倉昇先生の教室ですが、この1週間もやっぱり囲碁の練習ができておらず、碁石を触りもしていないので、とても心配。 忙しいと、囲碁をする時間がない、つまり囲碁が上達しない、ということが、当たり前ですがようやくわかってきました。

自分には「すごく簡単な」テキストが必要だ、という認識を持った私は、昨夜アマゾンで注文した初心者向けの詰め碁の本が届いたので、今から付け焼刃ですが解いてみます(もう零時近いけれど・・・)