台風一過の翌日(18日)から暑さがぶり返し、元気をなくしていた私は、今日は幾分暑さもおさまったので、また書く気が出てきてここへ来ました。

今日から動物愛護週間ですが、我が家は1年中毎日が生き物愛護日です。
昨日、家の近所でオオスカシバを見かけたので、オオスカシバを見事に描かれた昆虫画家の熊田千佳慕さんの画集を見たくなって、帰宅すると探しました。部屋の隅にある小さな本棚にその本があるはずなので、そのあたりをゴソゴソしていましたら、ギャッ!セミの亡骸が転がっていました・・・。 あ~、びっくりした。

きっとベランダに来たセミを、1歳猫のチーが捕まえて家の中に持ってきたのでしょう。特に目立った傷はなかったので、元々弱っていてチーに捕まり、チーから逃げて部屋の隅っこに紛れ込んでそのまま寿命を迎えたのだ・・・と思いたいです。 持ち上げると、紙のように軽いセミの体。魂が抜けて軽くなったのか、乾燥して軽くなったのかわかりませんが、悲しくなって家の狭い花壇の植え込みの中に落としました。

亡きおはぎちゃんも、3歳のハルも、こういう狩猟はしませんね。すばしこいチーだけが、いつでもベランダで獲物を待ち構えています。そのため私は家の中で、ギャッと悲鳴をあげることがしばしば。この間は、バラバラになったトンボの死骸に悲鳴をあげました。その数日後、またチーがトンボをくわえて家の中を走っているのを運よく目撃した私は、チーをつかまえてどうにかトンボを離させ、トンボは無事にまた飛んでいきました。

カナブンもよく捕まえてきます。私が助けられる時もあれば、朝起きてくると犠牲になったカナブンがリビングに転がっていることもあります。先日は、なんとかわいいヤモリが犠牲になっていました。ヤモリといえば、家を守ってくれる幸福の象徴。そのヤモリがバラバラになっていて、それを拾い集める私は悲しくてヤモリに謝りながら、バカチーに腹が立って仕方ありませんでした。

けれど幸いなのは、秋が近づいてきて、セミもトンボもカナブンもヤモリもベランダに来なくなってきたこと。
チーも早めにベランダから引き揚げ、コウジさんの両足の間で寝るようになりました。良かった。

実はプラナリアの世話もしている私。あまり会うことのない兄がプラナリアを飼っているのですが、兄が旅行に行く間、暑さに弱いプラナリアを7月に20匹預かったのです。プラナリアはご存知の通り、身体を2つに切られても、それぞれが再生する不死身の生き物です(暑さには弱いけれど)。きれいな水に住むので、週に1回は半量の水を取り替えます。取り替える水も、1日以上日光にさらしてカルキを抜いたものでなければなりません。

また、週に1回は冷凍赤虫を解凍したものを与えます。すると薄いグレー色の体をしたプラナリア達が寄ってきて食べ、赤い体になるのがかわいいのです。赤虫が水槽に入ると、水が汚れますから、数時間したら新しい水(それも半量は今までの水、あと半量は1日以上日光にさらした水)に移します。その時、スプーンで1匹1匹掬って移動させるのですが、スプーンに触れられると体が縮こまったり、ひらひら舞ったり、それもこの上なくかわいいです。

そういう作業で1週間に何時間も使ってしまうので、早く兄に返したいのですが、この暑さの中環境変化で死なせてしまうのが嫌で、涼しくなる11月くらいまでは預かるつもりです。
なぜなら世話は大変ですが、プラナリアを世話している時や、虫眼鏡でじっと見つめていたりする時、とても心落ち着くのです。その時の心境は、「無心になる」というのも近いのですが、どちらかというと、プラナリアを見ながら頭(考え)や心(気持ち)の整理をしている、のに近いです。なので、結構大切で、必要な時間となっています。
というわけで、我が家には玄関にプラナリアの入った水槽(今、70匹くらいに増えています)、ベランダには汲み置きした水の入ったバケツがいくつか常に置かれているのです。

相変わらず、ツマグロヒョウモンのお世話もしています。温暖化のせいでしょう、南の蝶だったツマグロヒョウモンを、東京でもよく見かけるようになりました。でも食草であるスミレ科の植物が、この時期極端に少ないのです。道路を横断しているツマグロヒョウモンの黒とオレンジの縞模様の幼虫を見ると捕まえ、自宅にスミレを自生させている友人宅に持って行っていました。けれどそこのスミレももう食べ尽くされ、昨日今日は仕方なく、(これはスミレかな?)と思える草が生えているところに幼虫を放しました。でも家に帰って調べると、それはドクダミのようでもあります。願うのは、ツマグロヒョウモンが東京の環境に順応し、ドクダミでもなんでも食べられるように進化してくれることです。そうでないと心配でたまりません。

(ワッチが小学生だった頃、よくツマグロヒョウモンをワッチと2人で育てていたんです。家の中で越冬させたり、目黒にある自然教育園の研究員の方に質問のメールを送ったり、教育園に訪ねて行ったりしたこともあります。結構凝り性ですね。)

このブログでもお願いした、宮崎にある「いのちのはうす保護家」さんのクラウド・ファンディングですが、おかげ様で「老犬デイサービス」は目標金額を達成しました。ご協力下さった皆様、有難うございました。
さらにネクストゴールとして掲げた「ハンデのある猫のカフェ」も達成し、これから工務店が作る運びとなりました。

けれど、HPを読んでいますと、現場で働く山下代表や藤井副代表、その他のスタッフの方たちの御苦労はもう大変です。(山下さんは心労から顔面麻痺にもなられてしまいました。)恵まれない犬猫のために全力で取り組まれている方々に、頭が下がります。

「いのちのはうす保護家」のHP→ http://pawstamp.com/hogoya/

一方、多摩川の河川敷138キロの両岸に住む(捨てられた)猫や、その猫の世話をして下さる優しいホームレスさんたちのお世話をされている、写真家の小西修さん。その小西さんの個展が、今月27日から10月2日まで高円寺(高円寺北2-37-5 ギャラリー・来舎。14時~18時)で開かれます。行かれる方はどうぞ、多摩川の厳しい環境の中、懸命に生きている猫たちや、自分勝手な人間のことを知って頂きたいと思います。私もどこかの日に、行ってきます。
小西さんのブログ → http://www.top-virtual.com/kabuto/diarypro/

動物愛護週間を調べていましたら、こんなサイトを見つけましたよ。

https://rdsig.yahoo.co.jp/_ylt=A3aX5EfdwMFZUWQAhPiJBtF7/RV=2/RE=1505956445/RH=cmRzaWcueWFob28uY28uanA-/RB=Im0o2y19G9.oxXcZLnKbwdfE4Os-/RU=aHR0cHM6Ly9kb2NzLWRvbmF0aW9uLnlhaG9vLmNvLmpwL3JlcG9ydC8yMDE3ZG9nY2F0AA--/RK=0/RS=mEXPxKEsBZQsRepyDVoFnNrmDaw-

そうそう、NHKに提出するウメの動画を、いくつか昨日今日でさらに撮影しましたので、明日にでも提出します(放送はまだまだ先です)。

ではまた。