日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々

2011年04月

 今日は、1日寝ていました。

 風邪も5日目なのに、熱が7度5分以下にならないのです。

 平熱が5度台なので、しんどくて参りました。

 ただ、今日はコウジさんが会社休みだったから、助かりました!

 ウメの散歩に行ってもらえたし、食べるものも買ってきてくれたり、家にあるパンやラーメンで娘と食べてくれたりしました。(私は食欲なしで、ひたすら寝てました。)

 ウメの散歩は、コウジさんたら、3回行ってましたよ。

 朝食前に行ったのに、朝食のあと、またウメが 「ワン!」 と鳴いたら、「あれ?行ってなかったっけ? よしよし。」 と連れて行ってしまいました。 (ウメの作戦勝ち?)

 私は布団の中で、(あ?あ、今日は3回になるぞ。) と思ってましたら案の定、夕方3回目の催促。

 さすがにコウジさんも、「あれ?オレ今日、3回目じゃない? もう行きたくないよ。」 と泣き声で 、出て行きました。

 ごめんね。 でも本当、犬の散歩って大変だわ。

 寝ている間にも、テレビ局スタッフから電話があり、布団かぶったまま話しました。

 それにしても、番組を1つ作るのは大変そうです。 そりゃそうですよね。 NHKの時も、10分の番組のために、どれだけ時間を使ったかを考えると、今度は1時間番組です。

 打ち合わせに、スタッフの方々が自宅に見えたのが、先週後半の21日。

 今週はずっと台本作りだそうで、今日一応できたのを私がチェックさせてもらっています (風邪で冴えない頭で)。

 明日、台本を完成させて、あさってからそれをドラマ化。 役者の方々に演じてもらうそうです。

 震災の影響でバタバタされたのか、いつもより1週間くらい、制作期間が短いようで、本当に忙しそうで気の毒です。

 さすがに私も悪くて寝ていられず、起きました。

 今から私も台本チェックと、明日資料取りに、また自宅に来てくれるというので、それを揃えなくちゃ。

 なんとなく体が軽くなってきたのは、寝たせいもありますが、頑張っているスタッフの方々の気合いが、私にもうつってきたせいかもしれません。

 いい番組を、作って下さいますように!

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 作家の中野孝次さんが、「犬は1度獲得した権利は、2度と離さない。」 とその著書の中で言ってます。

 

 それがわかるのは、ウメがその日たまたま私やコウジさんの機嫌が良かったり、時間があいてたりして、1日2回のところを3回、散歩に行けたとすると、翌日からは2回既に済んでいるのにもかかわらず、当然のように 「ワン!」 と3回目の散歩を催促する時です。 (普段は2回済むと、大人しく寝ているのに。)

 こうなると困ってしまって、ウメの散歩で日中のほとんどを、外をふらつくはめになります。

 散歩は、帰ったあとも疲労があとをひくので、結局1日ぐったりしてしまうことになります。

 それを避けるために、3回散歩してしまった次の日は、1回目を遅く始め、3回目の催促をする頃を、夜にずれ込ませるしかない。

 (散歩行きたい気がするけど、あれ? もう外は暗いや。 じゃ、やめて寝よう。) と、ウメが思うように仕向けるのです。? で、次の日からは又2回、と。

 1日5回、散歩したときもあります。

 やけにその日に限って、ウメは外へ出たがり、仕方なく5回した日には、私は立ち上がれませんでした。 (私も甘すぎるな?。)

 犬がいなければ、何枚絵が描けるだろう。 何冊本を読めるだろう。 何本映画DVDを見られるだろう。  そう考えることもあります。

 それでも尚、それらをするより犬がいる方がいい、と思います。

 決して美人とはいえない長い顔なので、くしゃみする時、床に鼻をぶつけるウメを見て笑い、窓の少しの隙間をその長い鼻を使って、すいっと大きく広げてベランダへ出て行くウメを見て、また笑い。

 ウメは美醜とか、たとえもし障害があったとしてもその有無、貧富なんかにも全く頓着せず、煩わされることもなく、我が道を謳歌するのでしょう。

 きっと、死すらも穏やかに受け入れるのでしょう。

 そう考えながらウメを見ていると、ウメ、いや犬、いやいや動物一般の方が、よっぽど人間より強く、見習いたい、と思いますし、とかく波立つ煩悩の多い私の心も、休まるんです。

 猫のおはぎにしても然りで、毎日を悠々と生きています。

 偉いもんだな。

 おはぎを見ていて、不思議に思うことが1つあるのですが、おはぎのトイレをいつも掃除するのは私。

 おはぎは、毎回きれいになっているトイレで用を足します。

 でも、自分が用を足したことを覚えているなら、いつの間にかきれいになっているトイレを、変だと思わないのでしょうか?

 私が掃除しているのを見ている気配はないけど、私が背中を向けて掃除しているのを、コッソリ物陰から見ていて、(よし、ご苦労。きれいになったな。) と確認しているのでしょうか。

 そんなつまらないことが気になり、不思議に思っている私です。

 今日も、風邪の具合は昨日と比べて少しも変わらず、むしろ咳は悪化しています。

 市販の薬で、いつもすぐ治るのですが、年かなあ。 ふう、息苦しい。

 風邪になってもう4日。 早く治さないと。

 「泣いたカラスが、もう笑った。」 って言いますけど、まさにコウジさんがそれです。

 事の発端は、洗足池に花見に行った日に遡ります。

 ものすごい混雑の中、人混みかき分け進んでいた私達4人 (私、コウジさん、父、叔父)+ウメ。

 突然、コウジさんが振り返って叫びました。 「今の人! K1の・・・」

 どうやら、誰か有名人が通り過ぎたようです。 

 私も、慌ててコウジさんが指差す方を見ましたが、元々格闘技はよく知らないので、わかりませんでした。

 父も見たらしく、「うんうん、知ってる。」 と笑っていましたが、2人とも名前が出てきませんでした。 (父の証言がなければ、コウジさんの言葉すら疑っていたと思いますので、密かにコウジさんに謝罪。)

 そして一昨日。

 テレビでは、キャンディーズのスーちゃん、こと田中好子さんの、病床からの肉声メッセージが流れていました。

 しんみり聞く、私達家族3人。 うち、コウジさんだけ、真っ赤になって涙ボロボロ。 私だってさすがに、涙ぐんでいました。

 すると、急に場面が変わってCMに。

 そこに映ったのは、引退した魔裟斗と、山本キッド。

 するとコウジさんは、いきなり大声で、「山本キッドだあ! ほら! この間見たの!」 と、涙流したまま満面の笑顔で、両手はシュッシュッとジャブを打つ真似。 すごく嬉しそう。

 まだ、スーちゃんのことを考えている私は冷たく、「で、なんであなたは泣いてるの?」 と聞きました。

 コウジさんは、ジャブ打つ手を止め、「あれ? ・・・何だっけ?」 と上を向いて考える。

 それを隣で見ていたワッチは、突然 「ギャ?!」 と笑い出し、 「うう?、 うう?。」 と泣き真似をしたあと、「あ!山本キッドだあ!」 と大喜びでジャブを打つ仕草をし、その手をピタッと止めると、白目を剥いて 「あれ? 何だっけ?」 と、おバカそうな声でつぶやきました。

 その一連の動きを3回も4回も続けて、その度に 「ドヒャ?!」 と、笑い転げてます。

 コウジさんは、「何だよう。」 と苦笑いしながらも、自分が泣いていた訳を、一所懸命考えていて、「あ、スーちゃんだっけ? え?? スーちゃんだっけなぁ?」 と、首を傾げていました。

 ワッチは、1人で受けていて、飽きるまでその動作を続けていました。 呆れて見ている私にも、ワッチの演技がどんどん上達、冴えていくのがわかりました。

 目の前にいる、そんな2人を見ていて、それできっと私は熱が出たんだ、と思います!

 まだ7度あって、咳と鼻水、しんどいです。

 朝、熱が36度台になったので、気を良くして動き回り過ぎてしまったら、また夜になって熱が上がってきました。 不覚。

 鼻水、頭痛、だるさ、熱、咳・・・ もうダメです。

 でもとりあえず、この前の日曜日の、統一選挙の話だけでもして寝ます。

 世田谷区議と区長を決める選挙が、あまり盛り上がらない中ありました。

 またコウジさんと、今度は、ウメなしで出かけました。 (前回の都知事選は、ウメ連れで失敗したので。)

 投票場所に向かいながら、なぜ都知事選の時、出口を間違えたのか、と私になじられたコウジさんは、「お前先に行ってよ。 オレわかんねーよ。」 と開き直りました。

 

 それをなだめて、並んで歩いて行くと、投票を終えた人が、こちらに帰ってきます。

 それを見て、「本当だ。 一方通行じゃない!」 と驚くコウジさん。

 さて、区議には、私は高次脳機能障者のことを考えてくれている、Iさんに投票することに決めていました。

 コウジさんは、誰もわからないので、私と同じIさんに投票する、と言ってました。

 けれど、コウジさんの頭の中は、そのIさんと、家の近所のWさんとが、ごっちゃになっていて、家を出る前も、Wさんだと思っていました。

 ウメの散歩の時、Wさんちの前を毎回通り、顔写真ポスターを何度も見ているから、Wさんだけは頭に入っているのです。

 それで仕方なく、投票所ではコウジさんの隣のボックスに立ち、沢山の名前を前に迷っているコウジさんに、「ほら、右下の方! Iさんだよ!」 とコソコソ声で教えました。

 コウジさんも、「ああ!」 と書けた様子。

 次に区長ですが、これまたコウジさんには意見がないので、脱原発派のHさんに一緒に投票することに決めました。 以下同様。

 そして、来た廊下を戻りながら、「一方通行じゃない!」 と相変わらず感動しているコウジさん。 (ここだけ読まれた方は、意味がわからないかも知れませんね。 前回の選挙の時、コウジさんは一方通行だと思いこみ、投票後、来た道ではなく、違う出口をわざわざ捜して、そこから出たため、とても遠回りで帰ってきて、切れたのです。)

 結局、IさんもWさんもHさんも当選したので、良かったです。

 それに関連しますが、島根の西村さんからメールで、今月から世田谷で一人暮らしを始めた、高次脳機能障害のご子息太助さんが、区長候補のHさんの街頭演説で、なぜか旗持ちをした、と、その時の写真を送ってきてくれました。

 西村さんの知人が、たまたまH候補の選挙手伝いをしていた縁から、そういうことになったとのことです。

 太助さんはH候補の隣で、高次脳機能障害者への支援を呼びかけたそうですよ! 素晴らしい!

 H候補、いえ、もうH区長ですね、期待していますよ?!

 ではおやすみなさい。

 風邪をひいてしまいました。

 最初にワッチ、次にコウジさん、そして2人が治った昨夜から、私に来ました。

 私は丈夫だし、君たちみたいにたるんでないから、風邪も寄り付かないんだよ、ハハハ・・・、と侮っていたら、この有り様。

 喉が痛む、頭痛、咳、咳し過ぎて吐き気、ひどい鼻水、鼻づまり、そして熱。 体のあちこちが痛む、だるい、眠い・・・? ああ、まさしく風邪の症状を、網羅しているではありませんか。

 けれど、私がつらくてふらふらしているのに、ウメは容赦なく 「ワン!ワン!」 と散歩の催促。?

 私が玄関へ行く度に、追いかけてきて、すがるような目で私を見つめるのです。

 根負けして、2回も行くはめに。 (朝コウジさんが行ってくれたので、今日は散歩が3回です。 勘弁して?。)

 使いたくない体力を散歩で消耗し、もはや何もできませぬ。

 というわけで、今日は早く寝ます。

 毎朝5時半起きなのに、今週はワッチが週番さんで早く家を出るから、さらに早く起きてます。

 9時に寝れば8時間寝られる!

 明日の朝には治っていますように。

 ああ、丸1日寝ていたり、本読んだりして、過ごしてみたいなぁ?。

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