日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々

2011年07月

 新潟県魚沼市小出の友人のお宅は、今回の大雨による家屋への被害はなかったそうで、一安心しました (破間川近くの、ご実家のあたりの方が、大変だそうですが)。

 大雨の間中、経営する中華料理店には、お客様が来なかったそうですが、あの大雨では仕方ないとのこと。

 ところでその友人に、今回の大雨で変貌した魚野川や町の様子などを、何枚も写真で撮影しては、ブログに載せていらっしゃるご友人がいらっしゃる、と紹介された私は、そのブログを見てみました。

 そこには、普段の青く澄む、鮎が泳ぐのどかな清流魚野川が、大雨によって茶色の濁流と変わっている様子だけでなく、「あと20センチ水位が上がっていたら、この辺りもダメだった。」、という緊迫した状況も伝えられており、雨により川がこんなにも表情を変える、という怖さを学べますので、是非皆様にも覗いて頂きたい、と思ってご紹介します (命懸けで撮影されたそうです)。

 それは、「バーバーヒロシ」 で検索されると出てくるブログです (床屋さんですが、新聞記者にもなれそうです)。

 ヒロシさんが、こんなに来る日も来る日も、大雨の前からずっと、小出の様子を写真に撮られていることに驚きますが、それだけ小出を愛していらっしゃるのですね。

 わかりますよ、良い所ですもの。

 私が魚野川のそばに住んでいたのは20年前になりますが、以後ずっと、私の中にはその辺りの風景が、安住の地としてのイメージと共に存在しています。

 雪はたしかに多いところですが、寒い所が好きな私ですので、いつかまた住みたいなぁ、できれば永住したいなぁ、とすら思っています。

 山と清流。 水田に寺。 日本の原風景がそこにあります。

 と、そこのバーバーヒロシさんにも、私の 『日々コウジ中』 が置いてあるそうで、有り難うございます。 夫コウジさんも、そこの床屋さんに行ったことがあるような、ないような、本人の記憶がはっきりしませんけれど、何はともあれ、大雨が過ぎ、良かったですね。

 後片付けが残っている地域は、これから大変なのですが・・・。

 ところでコウジさんは、『生きている奇跡』 を読破しましたよ!

 発症7年目にして、初めて1冊読めました。

 感想を尋ねると、「面白かった! 面白い、というのも変だけど、家族劇場だな! うん、オレいいこと言った。 家族劇場だ。」 とのことです。

 まさにその通り、ご家族の物語ですね。 素晴らしい本です。 やっぱり、前向きなところがいいですね。

 今、名古屋市総合リハビリテーションセンターから依頼された、本のイラストにかかっています。

 こうしたイラストは、ワッチが小学生だった時の、学校広報委員だった私が、広報誌に1年描いていたイラストと重なり、割と得意で好きな仕事です。

 前にも書きましたが、その広報誌は東京都で1番、全国で4番に選ばれました (自慢~)。

 イラストよりも、構成の良さが際立ち、当時の委員長の牽引力とメンバーの団結力の賜物です。

 うんうん、楽しかったなあ (コウジさんが倒れた年で、てんやわんやでしたが)。

 やっぱり、やる気のある人たちとの活動というものは、非常に楽しいものだ、と学びました。

 このブログが発端となるリアルコウジ村創設も、きっとやる気満々のメンバーが集まり、期待できますね。

 ひどかったですね! 新潟や福島の雨は・・・。

 台風でもないのに、この未曽有の大雨。

 冠水した水田やビニルハウス。 床上浸水したり、全壊した家屋。

 そうした映像をテレビで見ていると、胸が痛くなってきます。

 それまで普通に営まれていた日時生活が、こうした天災により、あっという間に喪失されてしまうことがショックで、そこに暮らす方々の苦労を思うと、暗澹とした気持ちになるのです。

 何のための喪失なのか、そこに理由などなく、ただの天災であり、それに翻弄される人間が、可哀想になってきます。

 昨日まであった元の姿に戻すため、また時間と労力をかけていかなくてはならず、天災が起きなければ使えたはずの時間が、ただ修復と再生に使われることが勿体なくて、溜め息をついてしまうのです。

 それは自分が、夫の病とその後遺症である障害と、向き合う生活をしてきているからこそ、共感できる苦しみだとも思います。 心のアンテナが、ピピッと感知、反応するようです。

 私が小出の友人に、「2004年の中越地震、大雪、そして今回の大雨、と大変ですが頑張ってね。」 と労りのメールを送りましたら (地震では、経営するお店が壊れました。 大雪の時は、包丁より雪下ろしのスコップを手にしている時間の方が長い、とのことでした。)、 「色んなことを経験し過ぎて、ちょっとのことでは動じない精神力が身につきました。 子供達も強くなりました。」 というお返事を下さいました。

 私はそれを読んで、その言葉にこそ、こうした災難を受ける人が到達する答えがある、と思いました。

 私達も、家族の障害という苦難を背負いましたが、それに耐え、乗り越えていくうちに、強い精神力が鍛えられると思います。

 順風満帆な人生では、決して得られなかったであろう強さ。 それは今後の人生において、自分を助け、他人を助けていく力になると思います。

 ただ、何度も災難に見舞われると、そうもばかり言ってられませんから、もう新潟県民・福島県民に、これ以上災いがふりかからないことを願います。

 また、新潟県民・福島県民の中にも、高次脳機能障害を始め、ありとあらゆる障害や病気をお持ちの方がいらっしゃいますから、そうした方々のご苦労の大きさはいかばかりかと、心配です。

 岩手や宮城などの地震被災地も同様です。

 私の苦労など、比ではない、と思いますが、どうか頑張って欲しいです・・・。

 今回の大雨で被災された方々は、明日から後片付けに入られると思いますが、明日はまだ山から流れてくる雨水で、増水した川が氾濫する可能性があるそうです。

 どうぞ、お気をつけ下さい。

 今コウジさんが、一ノ瀬まゆみさんの 『生きている奇跡』 を一所懸命読んでいます。

 ?「高次脳機能障害者は、本を読めない」、と聞き、事実、今まで本を読めずに来たコウジさん。 ?もしかしたら読破できそうな勢いです。

 まゆみさんの文章が自然体で素直で、頭や心に入って気易いこと、感情が豊かに溢れた文章に、心をわし掴みされることのほかに、たけしさんと自分が重なる点が多いそうで、夢中になって読んでいるのです。

 私も驚きながら、喜んでいます。

 こちらは結局ほとんど降りませんでしたが、新潟や福島はひどい大雨のようです。

 信濃川や阿賀野川周辺は特にひどいようですが、私とコウジさんが住んでいた南魚沼市や、隣の魚沼市も大変なことになっているのをニュースで見て心配になり、魚沼市小出に住む友人にメールしてみました。

 すると、こちらで想像している以上の非常事態で、メールするそばからサイレンが鳴り、魚野川も昨夜は決壊寸前、小出地域の一部は体育館に避難したり、南魚沼の親戚は床上浸水だそうです。

 中華料理店 (鵬魚昆・・・ホウコンと言います) を営むその友人は、こんな状況なのでお客さんは1人も来ないし、浸水覚悟で家の中を片付けていられるとのこと。

 地震、猛暑、台風、大雨、と次から次へと自然は厳しい顔を見せ、人間は本当に翻弄されます。

 どうか被害が、これ以上広がらないことを祈っています。

 私の方は、今日は大田区のリーフレット向けイラストを描き、中村尚樹さんの 『奇跡の人びと』 の、高次脳機能障害の項を読んでいました。

 そこには山口医師や東川悦子さん、大橋正洋医師、天野勘一さんといった、よく存じ上げているお名前や、MTBIについても書かれてあり、勉強になりました。 まだまだ読み進めていきます。

 また、大田区から講演ポスター (私がイラスト描きました) が届きましたので、ここで宣伝致しますと・・・

 【高次脳機能障害と改善への支援 ーよくわかる高次脳機能障害ー 】

 日時 : 平成23年9月15日 (木) 14:30?17:00

 場所 : 大田区民ホールアプリコ展示室 (JR京浜東北線 「蒲田駅」 東口? 徒歩3分)

 講師 : 渡邉 修 首都大学東京大学院人間健康科学研究科教授

 入場料無料・申込不要

 です。 

 「質疑応答の時間を多くし、講演会に来ていただいた方が、高次脳機能障害について納得していただけるようにしたい。」 との主催者の言葉です。 これは、素晴らしいと思います。 一方通行でなく、双方から話しかけることは、この障害についての理解を深めるのに、大変良い方法だと思います。 講演は、この質疑応答の時間を多くとるべきだ、と私も思っています。 (答えられないことがあった場合は、ごめんなさいです。)

 平日ですが、是非万障お繰り合わせの上、ご聴講下さい。 ?(私も行きたいですが、自分自身の講演や、関わっている本2冊の仕事があり、9月は一番忙しいかと・・・。 渡邉先生のご講演は、コウジさんを連れて、行ったことがありますが、大変為になりました。 行けたら行きたいです。)

 また、今日はコメント欄に、一ノ瀬たけしさんのお母様から投稿頂き、とても嬉しかったです。

 高次脳機能障害を持たれながら、歌手として活躍されているたけしさんを、私達も応援していきましょうね!

 まとまりがないのは承知でしたが、取りあえずは、ある程度のボリュームになった原稿を、昨日編集者のIさんに送ったので、今日は大田区のリーフレット用イラストを、描き始めていました。

 けれど途中で、(あ、これより先にしなくちゃ。) と気づいて、10日以上前にFAXされてきていた、足立区の講演チラシをチェック。

 ちょっと気になる点があったので、そのチラシ用に新しくイラストを描いていたところへ、その足立区から電話。 もう、そのチラシは印刷してしまわれた、とのことでした。

 私がろくにお返事していなかったうちに、四苦八苦されて作って下さったようで、申し訳ありませんでした。

 また、その他必要な資料が揃ったので、夕方郵送しました。

 会社の一泊研修での、コウジさんの様子を、上司の方がメールで教えて下さいました。

 コウジさんは、豪華なディナーパーティーで、美味しいものを沢山食べてきたのに、「何か食ったかな? ろくに食ってねーみてぇ。」 なんて言っているので、冗談でなく、私が替わりに行って食べてきたかったくらいです。

 天気予報では、昨日も今日も大雨が降る、と言われながら、この辺は全然降らないので、植木の水やりが結構手間です。

 おや? 今、雷が鳴りました。 

 ベランダにいたウメが、怖いのか、慌てて部屋の中に戻ってきました。

 ウメは、3月11日以来、ちょっとでも大きな地震がくると、慌てて玄関に走ります。

 まるで、そこから逃げようとでもするかのように。

 さっきまで、私に飛びついて遊んでいたのに、表情豊かで、犬は本当に面白いです。

 聞くところによると、高次脳機能障害者は、犬を飼っている方が多いとか。

 犬は障害者の気持ちを受け止められる、感情豊かな生き物なのでしょうね。

 そういえば、コメントを下さるたんぽぽさんが、ご主人のために犬を飼いたいとのこと。

 私が所属する (所属しているだけで、ちっともお手伝いしていない) 犬猫里親探し団体が、現在保護している犬達 (保健所や、廃業したブリーダーさんなどから、引き取っていらっしゃいます。) をネットから見たり、ゆきんこさんのブログから 「いつでも里親探し」 というサイトに飛んで見たり、結局後者から、気に入った犬を決めてメールしたとのこと (ゆきんこさん、有り難うございます)。

 たんぽぽさんのところは、ご主人が脳出血で倒れてちょうど1年の、まだまだ流動的で大変な時期ですが、ご自身も10日ほど前から仕事を見つけて働き出されたり、今度は犬も飼われたり、と次々てきぱき動かれる姿に感心しています。 

 でも、くれぐれもお疲れになりませんように。 いつでも、ここにぼやきにいらして下さいね。

 あ、雨が降ってきました。

 やれやれ、少しはカラカラのこの地域も潤いそうです。

 今日は、障害に全然関係ない話です。

 我が家は3人家族なので、困る時があります。

 それは、2人前ずつ分けられたものを、前にした時。

 今日は何となく、お好み焼きが食べたい気分だったので、午前中に用事で外出したついでに、オタフクのお好み焼き粉セットやキャベツ・豚肉などの材料を買ってきました。

 オタフクは、山芋パウダーや天かすもついていて、お気に入りなのです。

 少しは暑さもマシになる、夕方5時過ぎになったので、横浜から早く帰ってきていたコウジさんに、一番手間のかかる、キャベツのみじん切りをお願いして、ウメの散歩に出ました。

 そして、暑さにヘトヘトになって帰ってくると、実にきれいな、細かいみじん切りができていたので、助かりました。

 コウジさんは、いい加減な所はあるけれど、こういう手作業はとても丁寧です (だから頼んだのですが)。? ・・・私は、カマボコやきゅうりも、つながって切る人です。

 そして次にオタフクの粉なんですが、それは2人前ずつ袋になっているので、いつも悩むのです。

 私は最初、いつものように1袋半 (3人分) ?にしていたのですが、散歩から帰ったばかりの気ぜわしい中、ふと、(こんな半分残していたって湿気てしまうし、コウジさんは沢山食べるだろう)、と判断力も低下した思考で、一旦は残していた粉の半分も入れ、つまり4人分の粉で3人分焼くことにしました。

 ところで、うちにはフライパンが3つありますが、どれも大きいものではなく、さらにフッ素加工も所々はげていて、料理が焦げ易いのです。

 ウメ散歩で疲れたまま (こればかりですが、暑さと湿気の中の散歩は、本当に疲れるのです。) 焼いていた私は、具は多いし、フライパンは小さいし、焦げ付くし、にイライラしなからひっくり返して、とうとうお好み焼きは、ぐちゃぐちゃになりました。

 ?少々頭にきながらも、(味は変わらない。)、とそれをお皿に乗せて、鰹節をたくさんふりかけて、見た目の悪さをごまかしました。 (ちなみに、私はO型です。)

 でも、たしかに美味しいことには変わりないのですが、やっぱり料理って、見た目も肝心なんですよね。 何だか悔しい思いで食べました。 (コウジさんは、「うまい! うまい!」 と言ってあっという間に平らげ、ワッチは豚肉をよけて食べてたので、余計ぐちゃぐちゃになっていました。?)

 次回からは、3人分の量は守ること、、いい加減新しいフライパンを買ってくること、気ぜわしい中焼かないこと、という反省点を、頭の中で復唱しました。?

 思うのは、オタフクさんが、1人分ずつ個装してくれたらいいのにな。

 そうしたらきっと私は、1人でももっと気軽に作って、どんどん食べると思います。

 家族がそれぞれ食べたいものが違い、1人お好み焼きが食べたい人がいても、作りやすいし。

 それより何より、夏場の犬の散歩は、色々な面できついです。

 涼しくなるまで待っていたら、夕食支度に、しわ寄せが絶対いきますからね。

 でも肉球を熱いアスファルトに触れさせたくないし、しばらくの間、こんな慌ただしい夕方は仕方ないですね。

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