日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々

2011年10月

 暑い。

 今日は暑かったですが、明日はもっと暑いようです。

 人によっては暑くないそうですが、暑がりの私にとっては暑いのです。 早く、空気がキーンと凍るような、冬が来ないかなあ! 私は真冬が、一番好きなんです。

 この暖かさで、我が家のカブトムシはまだゴソゴソ動いていますが、昨日あたりから、ひっくり返っても起き上がれなくなっていて、手のひらに乗せても、しがみつく力に、強さがなくなってきています。

 そろそろ、覚悟しなくてはいけないなあ。

 ピカピカ光る、小さくて丸く黒い目を見ていると、切なくなります。

 待ち針の頭のような目。 かわいいなあ。

 あと2時間半で11月。

 うちで飼ったカブトムシで、11月まで生きたものは、今までいません。

 あなたは、一番の長寿だったなあ。

 長寿はやっぱりめでたく、嬉しいものだなあ。

 ええい、今晩はサービスして、ゼリーを1個多くあげよう! (1匹なのに、飼育ケースには7個のゼリーが入ってます。 うち5個は、昨日と一昨日の。 まだ食べるから、捨てるには勿体無くて。)

 ワッチの風邪がちょっと悪くなり、咳をしています。

 昨日ヨーカドーなんかに行ったからだ!

 寝るのも遅いし。

 私は今夜は早く寝ます。

 今日も、原稿やあとがきを直したものを送りましたが、もうそろそろ終わりに近づいています。

 現場の方々と編集者の方は、今大変だと思います。

 有り難うございます。

 ゲラを1枚1枚チェックしていると、意外と時間がかかります。

 私の字が汚いから、間違えて写植されているのもあり。

 なのに、風邪気味ワッチが、どうしてもヨーカドーで文房具を買いたいのだ、とうるさいこと、うるさいこと。

 喉の痛みも、私が大切に舐めていたプロポリスのど飴を3つ分けてあげたら、治ったと言うし。

 余りにうるさくてイライラするので、行って文房具買ったらすぐ帰る、という約束で夕方、校正の手を止めて外出しました。

 1人で行ければいいのだけど、絶対1人では出かけないワッチ。

 ワッチが文房具を選んでいる間、私はついでにほかの売り場で買い物しようとしたら、一緒にいてほしがる。

 ワッチの欲しいというボールペンなんか見てたって、つまらないんだけど。

 店内にあるコージーコーナーの前を通ると、「復活!小鳥のワッフル」 とあって、私が好きで今はない、オレイユという菓子と同じような菓子を売っていたので買ってきました。

 コウジさんが、25日で切れている定期をずっと使っていたことを今日発見、帰りに更新してきたので、外出した意味はあるにせよ、用事が済んだワッチをせきたてて駅のホームを歩いていました。

 すると、見覚えのある人を抜かしたので、戻ってまじまじ見つめると、それはツインズ母さんでした!

 ご主人と双子の息子さんのうちの1人と、お母様の一行で、やはりヨーカドーからの帰り道でした。

 お互い 「うわあ?」 とびっくり。

 ツインズ母さんは、ワッチに向かって 「ワッチちゃん?」、私は息子さんを指差して、「双子なのに別行動するの? もう1人は?」 とトンチンカンな質問。

 ご主人は、失語がおありなので、「おお!おお!」 と目を生き生きと丸くされながら、私とワッチに握手を求めて下さいました。

 ツインズ母さんに言わせれば、「誰だかはわかってないから。 誰にでも握手したがるの。」 とのことですが、あんなに喜んでもらえて、こちらも嬉しかったです。

 いいご主人ですよね。

 あっという間に帰ってきて、またすぐ校正に戻りましたが、ツインズ母さん一家と会えたから、出かけて良かったです。

 コウジさんが病気にならなければ、ホームで会っても知らない同士だったんですよね。

 つくづく、コウジさんのおかげで素晴らしい知り合いが増えたなあ、と喜んでいます。

 あと、小鳥のワッフルを食べられたので、それも良かった。

 うん、とても美味しいです。

 昨日は、失礼しました。

 眠くて、続きが書けなくなり ・・・ こんなこと初めてですが。

 まだ余裕のない毎日で、睡眠不足が解消されていないみたいです。

 長袖が出てないので、衣替えもしないといけないのですが、しないうちにワッチが風邪気味に。

 昨夜、続編のゲラがあがってきましたので、喜びと感謝の気持ちと共にチェックしながら、一気に全部読みましたら、寝不足の頭ではついていけなくて (自分で書いておきながら、ですが)、倒れこむように朝まで寝ました (でも、毎朝5時半起きです)。

 もうすぐ講演が続くので、そっちの準備にも追われ。

 やり忘れしていることがないよう、それだけが気にかかります。

 とにかく、昨日の続きを、いえ、初めから、以下お知らせしますね。

 ?【平成23年度 大阪府高次脳機能障がい支援普及事業 ?高次脳機能障がい当事者・家族等研修会】

 日時 : 12月11日 (日) 14:00 ? 16:30 (受付 13:30 ? )

 場所 : 大阪社会福祉指導センター 5階ホール (地下鉄 「谷町六丁目」 駅下車4番出口より徒歩5分? 大阪市中央区中寺1丁目1番54号)

 対象 : 当事者・家族、高次脳機能障がいに関心のある府民の方等

 内容 :

???第1部 ?(14:00 ? 14:30)

   報告 「大阪府における高次脳機能障がい支援普及事業について」

   大阪府障がい者自立相談支援センター? 久保博康氏

 休憩 10分

 第2部 (14:40 ~ 16:30)

???????? コーディネーター : やまぐちクリニック院長? 山口研一郎氏

   講演? 「働き盛りで倒れたら ?当事者・家族から伝えたいこと?」 ?←私

 主催 : 障がい者医療 ・ リハビリテーションセンター

 申し込み : 大阪府のホームページからダウンロードして、12月7日までにFAX (手話通訳必要な方は12月2日まで)してください。

 定員 : 250名 (定員になり次第締め切り。 定員オーバーした場合のみ連絡あり。)

 お問い合わせ先 : 大阪府障がい者自立相談支援センター? 身体障がい者支援課? 西野さん ・ 栗村さん

 電話 :? 06 ? 6692 ? 5262 (月?金 9時?17時30分)

 FAX ?: 06 ? 6692 ? 5340

 ふう、今日は書けました。

 どうぞ皆様、お越し下さいね。

 お会いできるのを、楽しみにしています。

 今朝方、いつも2階で1匹で寝ている猫のおはぎちゃんが、1階で寝ている私の布団のところに来て、「にゃ?ん」 と言いました。

 ああ、今年ももうそんな時期か ・・・ と思ったのは、朝方の冷え込みに寒がった おはぎちゃんが、今シーズン初めて、私の布団の中に入ろうと来たからなのです。

 そこで、午前中にホットカーペットとこたつを出しました。

 こうして今日は、掃除したり、メールにお返事したり、やっと少しゆとりのある日を送れそうだ ・・ ・と思いきや、夕方に早速初校が届きましたので、チェック始めたところです。

 現場の皆様、ここまで形にして下さり、有り難うございました。

 私は字が汚い上に多いので、さぞかし大変だったと思います。

 ざっと読みましたが、今もう眠くてたまらず、明日じっくり読みます。

 また、頂いたコメントへのお返事も明日にします。すみません。

 さて、もう今日からお知らせして良いとのことですので、以下大阪講演について記します。

 ?【平23年度大阪府高次脳機能障がい支援普及事業 ? 高次脳機能障がい当時者・家族等研修会】

 日時 : 12月11日 (日) 14:00?16:30

 場所 : 大阪社会福祉指導センター5階ホール ?(地下鉄 谷町6丁目駅 下車4番出口より徒歩5分)

 対象 : 当事者・家族など。

      高次脳機能障がいに関心のある府民。

 大阪府のHPに、今日から講演案内が載りました。

 申込書はダウンロードしてお使い下さい。

 すみません、原稿通して読んだら、盛り沢山の内容 ? にあてられ、眠くて仕方なく、詳細は明日また書きます。

 皆様おやすみなさい。

 朝日新聞土曜版で、日野原重明さんのエッセーを毎週掲載しているのですが、2週間くらい前のそれは、音楽療法についてでした。

 お読みになった方も多いかと思いますが、読んでいない方のために、ここに引用致しますね。

 「先月富山市で、日本音楽療法学会が開かれました。 ( ← そんな会があるということを、私柴本は初めて知りました。) ・・・米国・コロラド州立大学の脳神経学者マイケル・タウト博士によると、人が音楽を聴いた時、聴覚中枢以外の脳の各部、前頭葉、側頭葉、後頭葉などに微妙な影響があり、脳の機能が活発になることが実証された」 ということです。

 「音楽は、病気の治療やリハビリテーションのためのある種の 『言語』 になっているというのです。 人間の心は言語によって伝達されますが、音楽はいわば、第2の言葉となるわけです。」

 「・・・ 私は確信しました。 音楽をみんなで楽しむということは、心の癒やしだけでなく、体の癒やしにもなるのです。」

 「東北地方の大地震や津波で心が痛めつけられた人々のため、音楽療法士が現地に出かけて、再建しようという気持ちを音楽で引き起こす活動をしていることを、聴衆に報告しました。」 云々・・・

 音楽が心と体両方の癒やしになる、というお話は、その通りですよね。

 コウジさんは歌が大好きで、今夜もテレビの歌番組を見た後、小田和正さんのDVDをまた見ていました。

 お風呂ではいつも歌を歌っています。

 小田さんのコンサート一かろ帰ってきた一昨日の夜は、コンサートで小田さんが歌った曲を歌っていたので、覚えていたことに、感心したところです。

 音楽に触れるとコウジさんは、精神のバランスがとれるように見えます。 意欲的になるように見えます。

 そういえば、失語症の方が歌になると、言葉が出て歌えるような話も、よく聞きます。

 音楽療法 (それに運動が加わる音楽運動療法も )を、高次脳機能障害のリハビリにどんどん取り入れていかれると良いでしょうね。

 また家でも、音楽をよく聴く生活をするといいでしょうね。

 ちなみに、犬や猫も、音楽が好きそうですよ。

 ウメやおはぎは、音楽が流れるCDラジカセのそばに来て、そこにわざわざ寝そべることもあります。

 猫のおはぎは若かった頃、私がピアノを弾くと、身軽にピョンとピアノの上に上って寝そべり、目を細めて聴いていたことを思い出します。

 私が忙しさにかまけて弾かなくなり、おはぎも年取ったせいか上らなくなりましたが。

 おはぎが18才と長生きなのは、我が家はずっと、音楽のある暮らしだからかしら。 

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