学校から帰ってきたワッチが、「ヨーカドーで買いたいものがある。」、と言うので、大掃除の手を止めて付き合いました (いつも忙しくて、ワッチの話も聞いてない自分を反省。 今年は家族との時間、特にワッチを大切にしよう、と改心した私)。
パジャマやリュックや定期入れ、手帳などを買い、(イヤホンやマフラー、筆箱は、あれこれ見ていたら買い忘れ)、ウメの散歩後でフラフラだった私は、更にフラフラに。
ちょうどコウジさんが会社から帰ってくる時間帯になってしまったので、携帯に電話すると、駅で合流できました。
かさばる買い物荷物の一部を、コウジさんの自転車カゴに乗せてもらい、助かりました。
けれど、私とワッチと会えたという、思わぬ事態に喜んで興奮しているコウジさんは、駅前の雑踏の中で、自転車を不注意に方向転換して、人にぶつかりそうになりました。
私が慌ててその若い女性に謝ろうとしたら、彼女は 「チッ!」 と舌打ちしました。
びっくりして、思わず言葉を失った私の横で、ワッチが身を乗り出して、もっと大きく 「チッ!」と、彼女に舌打ちしました (ワッチ、やめて〜)。
彼女は気づかず行ってしまったし、コウジさんも全く知らずにご機嫌なので、良かったけれど。
私は彼女に申し訳なく思う一方で、やっぱりコウジさんが可哀想になりました。
ワッチもなんやかや言って、いざという時は父親を庇ってくれる姿に、嬉しくなったり。 (勿論、舌打ちしたことは、たしなめましたけど。)
そのうち落ち着いたワッチは、ぽつりと言いました。
「舌打ちって、感じ悪いな。 もうやめた。」 と。
ワッチは、時々舌打ちしていたそうなので (え〜!)、彼女のおかげで、学ぶことができ、感謝です。
彼女もワッチと同じように、いつかどこかで、気づいてくれたらいいな。