今日も、すごい風でした。
そんな中、ちょっとだけ日比谷へ行って、人と会ってきました。
4年前に交通事故に遭われたお父様が、数々の障害症状を抱えられている女性です。
最近思うのは、うちのコウジさんのように、自分が脳卒中などの病気になったせいで、高次脳機能障害になった人と、交通事故や暴力などの被害に遭って、高次脳機能障害になった人とでは、「相手」 がいる後者の方は、裁判だとかの余計な心労が多いだろうなあ、ということ。
勿論、相手に誠意があって、納得のいく補償をもらえればまだ良いのですが、そうでない場合は、その悔しさ・憤り・憎悪・悲嘆たるや、想像を絶します。
もし相手の弁護士が、彼女のところのように、理不尽な対応をするようなら、それは傷口に塩を塗るようなもの。
彼女の憤りはよく理解できますし、私も同じ立場だったら、同じように憤っているでしょうね。 (→ 立場は違いますが、同じように憤っています。)
また、彼女のお父様は、「脳の損傷箇所が画像に写らない」 がゆえに、高次脳機能障害と認めてもらっていません。
あるいは、最近メディアでもよく取り上げられるようになった、脳脊髄液減少症かも知れないのですが。
ここでは諸問題は余りに多くて、書ききれないので、今日はやめますが、「相手」 がわからない被害者 (ともさんのように、逃げられてしまった場合) の方もいらっしゃいます。
また、今日お会いした彼女の家族はお父様を支えていらっしゃいますし、我が家もコウジさんを私とワッチで支えているつもり (支えられてもいますが) です。
けれど、支えてくれない、理解不足の家族を持つ障害当事者や、一人暮らしの当事者の方は、どんなにつらく、寂しく、大変なことでしょう (その方がまた、画像が写らない方なら尚更)!
ともさんはそういう方のお1人ですし、きっとそういう方はまだほかにも、沢山いらっしゃるでしょう。
そういう方の、家族のようにその方を支え、場合によっては味方となり、戦ってくれる存在が必要です。
それは勿論、私たち障害当事者仲間でも、ある程度は力になれますが、自分の家のことだけでも大変な方々が多いので、やはり行政・医療・福祉その他の機関や担当者が、しっかり介入してきて、助けてほしいと思います。