とりあえず今日は、一昨日に幕張メッセで行われた 「第20回職業リハビリテーション研究発表会」 の話をします。
前日の26日にも 「高次脳機能障害の基礎と職業問題」 という、田谷勝夫特別研究員による基礎講座がありましたが、体力がなくて行けず残念でした。
翌27日に京葉線で幕張へ向かっていた時、車窓から外を眺めていますと、前日の大雨が汚れた空気を洗い流してくれて、素晴らしい視界の良さでした。
ディズニーランドのシンデレラ城や、最近できた東京ゲートブリッジは勿論、アクアライン (海ほたる) や風の塔、富士山、スカイツリーまでも見え、私はとても気持ちが高揚してきました。
今日のパネルディスカッションを聞いて、「よし、ならば高次脳機能障害者の方を雇用してみよう!」 と人事担当者の方が決断して下さるように頑張れる気がしてきましたし、この素晴らしい景色はやはり、神様が物事をうまくいくように取り計らって下さる証拠のように感じられたのです。
その日午前にあった第9分科会では、4名の方が高次脳機能害者の就労について、1名の方が若年性認知症者の就労について発表されました。 発表者は医師やSTさん、職業指導員の方々。
でも私は自分が午後3時からなので、疲労を避け午前の部には出席しませんでした。
来年はパネリストではないでしょうから、両日とも参加してじっくり聞きたいと思います。
さて、午後3時からがパネルディスカッションでした。 神奈リハの泉氏、総合センターの田谷氏という重鎮と同席で、聴衆は高次脳機能障害者を雇用するかしないかを判断される企業の人事担当者が多いのでしょうから、緊張して心臓がドキドキしました。
でも与えられた時間は20分ですから、就労に関する話だけを早口であっという間。 会場からの質問は、大手企業の人事担当者から、「雇用してから問題が起きた時に相談するところがない。」 という意見が。 「ジョブコーチの質に差がある」 という厳しい言葉も。
私は時間の関係で言えませんでしたが、企業に職業センターが研修に入ったり、障害者を雇用している会社を支援する仕組みを強化したり、こういう勉強会があることをもっと宣伝した方がよいと思います。
とはいえ、当日頂いた発表論文集はとても分厚く、これだけのものを作られるためにどれだけ機構が手間をかけているかを考えると、頭が下がるおもいです。 有り難うございました。
ところで、今ネットで 「第20回職業リハビリテーション研究発表会」 と検索しますと、もうそれらの資料が読めるのでビックリ! 私の資料も読めますよ。 どうぞお読みください。
第19回から前のものも読めますから、これらを全て読むとかなり勉強になることでしょう。
ほかにも機構が出している 『調査報告書』 や 『資料シリーズ』、『働く広場』 も全て読めますから、お時間ある時に読まれるといいですよ。 ものすごいボリュームですから、かなり時間かかりますが (1年くらいかかるかも?)。
実際にパネルディスカッションで話したことについては、後日 「職リハレポート」 としてまたHPに掲載されるそうです (たしか)。
それではおやすみなさい