日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々

2013年01月

今日も1日、猫のことで過ぎました。 今はげっそりしています。 なぜなら・・・

 

昼頃退院した猫ちゃんを自宅に送り届けたあと、加入している保険で治療費が賄えることを知り、保険会社と電話やりとりをしました。

 

夜になって猫ちゃんの様子を聞くため電話した際に、保険の話を出して、飼い主さんにも記入して頂かなくてはならない書類があるらしいことを告げますと、ほかのご家族が電話口に出られて、「あまり個人的なことは書きたくない」 と仰いました。

 

まだ保険会社から書類を頂いていないので、どんな内容かわからないため答えかねていますと、「今は個人情報保護法だなんて言ってるけど、そんなの嘘で情報は流れ放題だ」 (私もそう思います)。

 

「自分は人に迷惑かけないようにしているし、迷惑かけられたくもない (私もある程度はそう思いますが、迷惑かけ、かけられというのは仕方ないかと)。  今回の件も面倒で仕方ない。 家人は何もわからないので、何かあると自分が全部やらないといけない (それは私と同じであります)。 家人も疲れていますよ。 でも犬やご主人を責めてばかりはいけませんよ (夫 は今後も危ないので厳重に注意していますが、ウメは責めていません)。」云々。

 

最後の方はずっと説教され続け、すっかり意気消沈してしまった私はさすがに疲れを感じて、受話器を握りながらただ 「はい」 「はい 」を繰り返すだけでした・・・。 できるだけのことはしているつもりですが、とりあえず猫ちゃんは元気そうなのが、唯一嬉しいことです。

 

と、重い心を振り払ってローカルな話題で申し訳ありませんが、「春の音コンサート」 のお知らせです。

 

「高次脳機能障害のハードルを越えて  春の音コンサートⅥ」

 

日時 : 2013年2月10日 (日) 13時〜15時30分

場所 : 玉川区民会館 (世田谷区等々力3―4―1・・・大井町線等々力駅徒歩1分) 後援 : 世田谷区 協力 : 失語症会話パートナーの皆様

要電話予約 (03―5829―8741) ※参加費 (視聴) が、900円かかります。

 

コウジさんは、2曲歌う予定です (梅沢富美男の「夢芝居」と、サザンの「いとしのエリー」)。

私はピアノ伴奏ですが、いつもゴタゴタしていてまだろくに練習していないので焦っています。 今週末練習しなくては。

 

これから、パーキンソン病の本を読みながら寝ます。

 

父の症状は、電話で聞く限り進んでいるようで心配。 また近いうち、様子を見に行きたいと思っています。

 

それにしましても、私の周りでも、雪で滑って手首を骨折された方、車のドアにはさんで指を骨折された方、火傷された方、手術された方、残念ながら悲しいことに亡くなられた方・・・色々です。 なかなか平穏無事、というのは難しいものなのかも知れませんね。

今日は来月11日に催される講演会主催者である、東京都作業療法士会の担当者の方々と、打ち合わせがありました。

 

打ち合わせといっても、ずっと私がペラペラ話しておりまして、さながらもう講演会をしてきたような気がします (冗談)。

 

ウメの散歩があるので、4時過ぎに慌てて別れて帰ってきましたが、段々日がのびてきたので、どうにか明るいうちに散歩を済ませることができました。 犬の散歩があると思うと、外出していてもいつもゆっくりしていられないのがつらい。

 

帰ってくるとすぐ獣医さんに電話し、明日には退院できる猫ちゃんにかかった費用 (レントゲン・血液検査・点滴・入院費その他) をビクビクしながら尋ねました (聞いてガックリ)。 用意して行かなくちゃ。

 

コウジさんのせいで私は心労・時間・金銭的ダメージを受け、本当に嫌になります。 猫ちゃんや飼い主さんにも申し訳ないし。 でも、猫ちゃんはもう元気にニャアニャア鳴いて、ご飯も食べているそうなので嬉しいですし、ほっとしました。

 

飼い主さんは毎日お見舞いに行かれたそうで、愛猫が自分たちを見ると嬉しそうに大きな声で鳴く、と喜んでいました。

 

明日は飼い主さんを車でピックアップしてから一緒に動物病院へ行き、精算してまた飼い主さんをご自宅に猫ちゃんと共に送り届けたら、一応今回の事件は終わります (多分)。

 

1週間私は気が重かったけど、ものすごいおおごとにはならずに済んで良かった。

 

自転車事故書類は、あさってに取りかかろう ・・・って、コウジさんの尻拭いばかりで嘆息。

 

アルジェリア事件のこと、原発のことなど、書きたいことは色々あれど、とりあえず昨日の東京新聞に、脳脊髄液減少症の記事が載っていたことだけをお知らせしておきます。

 

でもブログに書こうと思って切り抜いたその記事を、バタバタしているうちに紛失。 何やってんだか。 自分にも嘆息。

 

探していて時間ばかりたつので、もう探すのは諦めました。 すみません。

 

「東京新聞 脳脊髄液減少症」 で検索されるとネットで出てきますので、どうぞお読み下さい。

 

コウジさんだって3ヶ月前に頭を打ったわけですから、一応気をつけて様子を観察していますけど、いつもと変わらないので大丈夫かな。

 

ではまた。

今日の午後、私は重たい心を抱えて黙々と歩いていました。

うつむきながら、斜め前を嬉しそうに歩くウメに引きずられて。

最近嫌なことばかりでね。

 

コウジさんが自転車事故に遭って、3か月。 幸い後遺症らしきものもないので、まずは一安心。

私も相手の方も忙しくて手つかずだった諸手続きに、先週からちょくちょく電話やりとりが始りました。

 

でもこの件は面倒ですが、お互い大事に至らなかったので何よりなのと、コウジさんは以後十分気をつけて自転車に乗るようになったというので、良いです。

 

けれど昨日は・・・  どう考えても、ウメではなくコウジさんに責任がある事件が発生しました。

 

私も落ち込んでいて、詳しく書く元気がありませんので簡単に述べますと (それでも少々長くなりますが)、散歩中にウメがよその飼い猫を見つけ、コウジさんの不注意で猫にウメが乗っかるのを許してしまったそうで、その猫はコウジさんがウメを蹴飛ばしている隙に逃れたあと、行方不明に (お恥ずかしい話ですが、ウメはおはぎちゃんに、よく「マウンテイング」 というものをして遊んでいます。要するにおはぎちゃんに乗っかるのです。 おはぎちゃんも慣れているのですが、嫌がってはいます)。

 

もしウメが猫ちゃんに怪我をさせていたら大変!と、コウジさんの記憶を頼りに、その家を見つけ謝りに行った私。 コウジさんと飼い主さんで探し回りましたが、猫ちゃんは昨夜は見つからず。 寒い中どこにいるのか心配で、私もおちおち寝ていられず。

 

今朝早く飼い主さんから電話があり、「見つかったけどぐったりしていて何も食べない」 と言うので、すぐ私の運転でコウジさんと飼い主の方2人と猫ちゃんと、獣医さんへ。

 

レントゲン撮影や血液検査をすると、骨や内臓に異常はないけど、筋肉を痛めているので安静にした方が良く、入院を勧められ、猫ちゃんは 4、5日入院することになりました。

 

病院に任せたのでほっとしたものの、私はもう申し訳なくて申し訳なくて、百回くらい頭を下げました。 もちろんコウジさんの不注意にも、ずっと怒っていました。

 

コウジさんも反省していましたが、ワッチは 「もう、(パパは) こんな事故ばかり起こして嫌だ。 今度こういう事件を起こしたら、もう一緒に暮らしたくない!」 と。

・・・ 私も同じ気持ちですよ。 こんなにいつも心労かけられ、私ばかりが後始末に追われるんじゃあ、と。

 

というわけで、もう今日はコウジさんにウメ散歩を任せられず、トボトボと歩いていたのが冒頭。

 

でも歩きながら考えたのは、ウメは動物だからしつけるべき人間に非があるけど、コウジさんは障害者なので仕方ない、とするとコウジさんに散歩を任せた私に非がある。 『日々コウジ中』そのもののわが家。 まだ対応をうまくできていない私。

 

落ち込みながらとある公園に入ると、そこには巨大な桜の木が。 枝は地面スレスレを這う老木で、そのあまりの大きさに感嘆、公園に入って来られた1人の高齢の男性に思わず声をかけました。

 

「この桜、すごく大きいですね」  「ああ、もう少ししたら咲くね」 「でも今年は寒いから、咲くのは遅いかもしれませんね」・・・

 

そんな他愛のない会話を交わし、再び見事な桜の木を振り仰いで歩き出すとき、なぜか新しい元気がふつふつと、体の内側から湧いてくるのを感じました。

 

自然や人との触れ合いがくれる力、というものがあるのですね。

 

散歩に出る前はコウジさんに不機嫌だった私が、散歩から帰ったらまたコウジさんに優しくなって笑っているのを見てか、ワッチもまた、コウジさんに笑って話しかけていました。

 

う〜ん、やはり母親の態度は、子どもに影響するようです。 自戒自戒。

 

猫ちゃんの1日も早い回復を祈りつつ、もうこれ以上我が家に事故が起きないことも願う私でした。

昨年江戸川区にできた高次脳機能障害者の家族会 「江戸川つつじの会」 の、会発足1周年記念講演会が以下の通り催されます。 この会は、昨年の10月にNHKの 『ハートネットTV』 で取り上げられましたね。

 

そこでの講師、という光栄な役を仰せつかいました。 お近くの方は是非いらして下さいね。

 

日時 : 平成25年2月23日 (土) 13時30分〜16時 場所 : 葛西区民館集会室 (東京メトロ東西線 「葛西駅」 徒歩5分。 都営バス葛西24甲 「葛西区民館」)

入場無料・申込み不要

主催 : 高次脳機能障害江戸川 「つつじの会」 (連絡先 03―3655―5580 後関さん )

 

携帯が年末から壊れ始め、とうとう動かなくなった年明けに新しい携帯に買い替えましたが、いまだに操作に慣れなくて、メールやブログ投稿もうまくできない状況です。 トホホ。

 

おまけに壊れた携帯が、操作するのにひどく親指を酷使するものだったせいか、先週ふと気付くと右手首に大豆大のしこりのようなものができていました。

 

調べるとどうやら 「ガングリオン 」というものらしく、今のところ痛みもありませんが、気味悪く、余計指を使う携帯から遠ざかっています。 原因は不明の病気なようですけど、私は絶対以前使っていた携帯のせいだ、と思っています。

 

さらになんだか毎日家事雑用ばかりで、1日あっという間。

夜ブログ投稿しようと、モタモタ携帯打っているうちに疲れてくるのと、ワッチがパソコンを独占してしまうのとで、眠さもあり諦めて寝てしまい、ブログ更新できない毎日。

 

色々考えていることはあるのですけど、いわゆる 「自問自答」 で解決して、納得しては片付けています。 以前はなんでもブログに書いていたのですが (そのせいで、下らない文もあったと思います。 ごめんなさい)。

 

それにしてもワッチの学校は宿題や課題が多く、ワッチはいつもヒイヒイ悲鳴をあげてそれに取り組んでいて、私やコウジさんも駆り出される日々なのです。

 

昨夜は今日のプレゼンテーションの用意に取り組んでいましたが、印刷をすぐできるよう、ロフトにあるコピー機を私にリビングに運ばせたり、プレゼン内容を聞かせられたり。

 

そのくせ感想を聞かれた私が、「いいんじゃない?」と言うと、「いいと思ってないくせに。」と憎ま口。

 

付き合ってられな〜い、と一旦寝室に引き上げましたが、可哀想になりまたリビングへ。

なんだか疲れる〜。

 

と、これだけの文章を打つのに、朝から夕方までかかりました (もちろん家事やウメ散歩込みですが)。

 

ああ、大変。 携帯が今までの半分も使いこなせていない。 操作に慣れないうちは、こんな感じでなかなか更新できませんが、すみません。

 

さて、夕食作りにかかります。 昨日はハヤシライス。 今夜は鮭ソテーです。 いつも野菜たっぷりのスープ付きですよ。ああ、ワッチが帰ってきました。 ウメが大喜びで迎えています。 おはぎちゃんはこたつの中。 あと1時間もすればコウジさんも帰ってくるので、夕食作り急がねば!

 

つけたし・・・ 皆さんの家は、タルタルソースはちゃんとゆでたまごを入れていますか? 私はただ玉ねぎのみじん切りに、マヨネーズを合わせただけですが、これがとても美味しいです。 鮭ソテー以外にも使えますよ。 でもマヨネーズって、カロリー高いので要注意。

 

14日に降った雪が、まだ溶けずに道の左右や日陰にかなり残っています。

 

我が家の周りの雪かきは済みましたが、一昨日、向かいの家の屋根から落ちてきた大量の雪が、また道を塞ぎました。

 

仕方なくまた私が雪かきしていましたが、半分くらいでもう疲れてしまいギブアップ。 自然に溶けるのを待っていますが、これが全然溶けないんですよね。

 

慣れない連日の雪かきや雪道でのウメの散歩、掃除・洗濯・買い物・料理・食器洗いという家事をしただけで、毎晩10時にはダウンして、布団に潜り込んですぐ意識のなくなる日々です。

 

そんな中、やっと今日はインフルエンザの予防接種を打ってもらってきました。 コウジさんと一緒に。

 

ワッチは 「家族3人でゾロゾロ行くのは嫌」 なんだそうで、別の日に行くんですって。

 

医師に「インフルエンザが流行りだしましたね。」 と言うと、「流行りだしたのではなく、今はピークですよ。」 との返事。 でも先月半ばからずっと風邪をひいていて、打てなかったので仕方ない。

今年はほとんどA型らしいですね。

 

それにしても、最近嫌な事件が多いこと。 アルジェリアでまだ安否がわかっていない人質の方々も心配ですが、9歳の孫を殺してしまった祖父の事件も痛ましい。

 

考えれば考えるほど胸や頭が痛くなる事が多く、気分転換に読書を、という気にもならず、今夜ももう寝るのでした。

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