日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々

2013年08月

今日の天気の急変には驚きましたね。 明日も同じようですから、お出かけに傘をお忘れなく。

 

明日といえば、リアルコウジ村の集いが吉祥寺であります。

第2回目になりますが、平日ですのでお仕事で来られない方が沢山、それでも私を含め14名が集まります。

 

私が相変わらず雑用 ? に追われる毎日で、特に明日に向けて何も用意しておらず、すみません。 本当は、色々用意したかったのですけど、こう暑いと思考も体もうまく働きません。

ただ、体1つで参りますが、皆さんと 「会って話ができる」、ということ自体が最大の目的ですので、楽しみにしています。

 

明日の集いの簡単なレジメを、参加者の皆さんにたった今メールでお送りしましたので宜しくお願いします。(特に読まれなくてもいい内容ですけれど。  印刷されてお持ち下さってもいいです。)

明日の様子は、またブログに書きますね。

 

今日は老猫のおはぎちゃんを、動物病院に連れて行きました。

 

毛もボサボサ、足はヨロヨロ。 電話で相談しましたら、とりあえず実際に診てみましょうと。

 

診察して頂いた結果、年取ると皮膚に水分がなくなるため、毛がボサボサになるのは仕方ないとのこと。 コームでブラッシングするしかないようです。

 

また脚の関節も固くなり、鈍痛もあると思うけど、年なので薬よりサプリメントがいいだろうとのこと。

 

それで家に帰ってきて、早速処方されたサプリメントの粉末を餌に混ぜたのですが、いつもムシャムシャ食べる餌を、臭いがするのか食べません。

 

午後から睨み合いが続いていますが、頑固なおはぎちゃんは絶対食べようとしないので、空腹だろうと思う私は根負けし、普通のご飯をあげるところです。 やれやれ。

 

明日はサプリメント入り餌を食べておくれ〜。 少しでも若返ってほしいのだよ。

 

外はまた、雷が鳴りだしました。 どうせなら水不足が解消するくらいに、降ってほしいですよね。

午前を過ぎてからベッドに入ったのですが、2時頃目が覚めてから眠れなくなり、起きてきました。

 

ここのところ色々と心配事 (特に父のこと )や用事が重なり、暑さも加わって何となく心落ち着かない日々を送っています。

 

おまけにワッチが17日にパソコンの設定のどこかをいじってしまって、インターネットが使えなくなり、18日にパソコンを電気屋に持ち込んで相談したけれど、修理に2万円近くかかると言われ、今のところ放置しています。 なので、ブログも最近さぼっていました。

 

古いパソコンを出してきて使ってみたものの、やはりそれも使い勝手が悪く、再び直ってないパソコンを使ってみたり。

その直っていないパソコンが動くには、3階のロフトに行かなくてはならないのですが (ルーターを通さければ使えるので)、3階はクーラーをガンガンに使わないと暑いから、電力節約を考えると結局はパソコンから遠ざかってしまう、という現状です。 (今は、朝で涼しいので3階でブログ投稿しています。)

 

また、ワッチが使っていたauのスマートフォンが壊れ (ワッチが壊し)、この際どうせなら、と安くなる他社乗り換えで先週ソフトバンクの iPhone5 を先週契約したのですが、メール受信に何時間もかかることからお店に相談の電話をすること数回。

 

もしかしたら取り替えになるけれど、そのためにはアップル店のある渋谷まで行かなくてはならない、と言われました。

 

昨日、なぜこちらの責任ではないのに私が渋谷まで行かなくてはならないのか、質問しますと、しばらくして返事があり、郵送でもいいので、アップル社に電話してくれとのこと。

その前に現物を見せて部品交換を試させて欲しいと言われ、名義人の私が今日またソフトバンクのお店に行かなくてはならなくなりました。 ああ、面倒だ〜。

 

昨日 は昨日で、ワッチの大量の宿題のうちの1つである自由研究のために、お台場の日本科学未来館へワッチと行きました。

 

それがこの猛暑でしょ、お台場はアスファルトやコンクリートだらけで広い。

東京テレポート駅から未来館までの往復40分くらいを、炎天下歩いてヘトヘトに。 やっと日陰だ! とたどり着いたダイバーシティの中は、ものすごい混雑で飲食店もみな大行列ができていたので諦め、休めないまま電車に乗りました。

 

帰ってからは、今度はウメの散歩。 ウメは仲良し犬のマロちゃんちに行こうと、岐路にくるたびそっちへ引っ張るので、もう今日はそんな時間も体力もないから17キロ近くあるウメを抱き上げて、ウメが諦めるところまで歩いたり、リードを引っ張ったりで、これもクタクタ〜。

 

こんな調子の毎日で、ブログもなかなか書けず、コメントへの返事もメールへの返事も滞りがちで、しばらくはすみません。

 

そんな中、コウジ村の集い2回目は22日に吉祥寺で開きます。

今回は14名の方に参加頂くことになり、私も初めてお会いする方も3名ほどいらっしゃるので楽しみです。

この暑い中、万障繰り合わせてお集まりになられる皆様、有り難うございます。

 

会って話すだけでみんなが元気になれる会、にしたいと思います。 またその日の様子は、ブログでお知らせしますね。

 

今、午前5時です。 外は夜が明けました。 鳥も鳴いています。  老猫おはぎちゃんも起きてきました。 最近毛もボサボサになり、筋力もめっきり落ちヨロヨロしています。

 

毛繕いがあまりできなくなったのでブラッシングしたり、歩きやすいようフローリングに敷物したり (後ろ足の力がなくなって、フローリングだとスケートのように滑ってしまうのです)。  父には悪いけれど、おはぎちゃんと父が重なって見える時があります (おじいさんと比べて、おはぎちゃんに悪いかな?)。

 

幸い食欲は旺盛なので有り難い。 どうか長生きしておくれ。 さて、朝一番のご飯をあげましょう。

終戦記念日。

 

戦争で亡くなられた大勢の人々やご家族、生き物たちの無念と悲しみを、私達が受け継ぎ反省し続けてきたからこそ、68年間他国と交戦することなく平和を守ってこられたと思います。

 

今まで同様、現在も未来も、日本だけでなく世界中の人々が、平和な生活を保障される世の中であって欲しいし、私たちはそのために努力しなくては、と思います。

その前に、原発汚染がまだまだ現在進行形である福島の、支援と問題解決が先でしょう。

 

今日はウメの散歩のあと横浜市内の病院へ行き、CT検査の父に付き添いました。

 

病院内の喫茶店で両親と一休みした時、父が、頼んだクリームソーダのアイスが食べられないので、私がスプーンで掬って口に運んであげました。

 

パーキンソン病で手指の力が衰えているのに加え、緑内障で左目の視野が極端に狭くなっていて、距離感がつかめないのだそうです。

 

だからスプーンがアイスになかなか届かず、届いてもアイスを崩せず、さらによく見るとスプーンの外側にアイスを乗せようとしているのに、そのことに気づいていないのです。

 

私が父に食べさせている姿を向かいの席から見ていた母は、「こんなになるとは思わなかったわねえ。」 とため息。

 

能天気な母に、1年前、9ヵ月前、最近、と私が撮った父の写真を持ってきたので並べて見せると、「まあ、随分やせた、というかやつれたのねえ! 毎日見ているから全然気づかなかった。」 と初めて事の重大さに気づいて唖然としていました。

 

両親と離れて暮らす私ができることは、まずこののんびりしている母の意識改革を図ることだな〜、と思いました。

 

父に対して食事なり、リハビリなり、太らせ筋力をつけさせるような働きかけをもっとしてもらわないと。

 

もちろん、パーキンソン病のほかに父が痩せていく原因が29日の検査結果で見つかったなら、またその時は新たな対応を考えないといけないけれど。

 

そのあと私は区役所へ行き、手続き (ヤール度3で特定疾患医療給付) のあと、保健師さんが出てきてくれたので、沢山質問し、パーキンソン病患者・家族のための講演会や交流会の情報を頂いてきました。

 

そして帰宅してから、またウメの散歩。 ひい〜。 ハードだわ。

 

さらにそのあと昨日に続き、近所の可哀想な犬も散歩に連れて行きました (話すとまた長くなりますので割愛しますが、飼い主さんの許可を得て、私と2人のおばさんが世話することになりました)。

 

私も非常に忙しいのですが、他人の犬の世話をするほどお節介な人って、そんなにいないので仕方ない (寂しいなあ)。

 

でも、散歩して喜んで飛び跳ねる犬を見ると、私も天にも上るような気持ちになるので仕方ないか(笑)。 これは動物好き、世話好きな私の性 (さが) がさせること。

 

ワッチとコウジさんが昨日から深谷の実家に行った留守の間に、大掃除しよう、と思って、今かえって散らかったところです。 明日はこれを片付けなくちゃ。

 

11日日曜日の、アプローチ講習会の話も書いておかなくちゃ。

 

渡邉修先生のいつも通りためになるお話、太田令子さんによる千葉リハの利用者さんのお話、田谷勝夫氏による障害者の就労の最新情報、そして安仁屋衣子さんによるソーシャルワーカーの視点からの 「自分のサポーターを見つけること」 というお話など、みんな良かった!

 

インプットは大事だ、とつくづく思いました。

午後6時過ぎ、犬舎のそれぞれの部屋でいい子になって寝そべっている犬達に、スタッフのKさんは 「おやすみ〜。」 と言いながら電気を消しました。

 

隣にいた私も慌てて 「おやすみ〜。」 を言いながら、「えっ、このまま朝まで寝ちゃうんですか?」 と驚いてKさんに尋ねました。

なぜならまだ外は明るくて、犬舎の中も、外から差し込む光でほのかに明るいのです。

 

「そうですよ。」 と答えるKさん。

うちのウメは人間に合わせて午前零時近くまでウロウロ歩き回ったり、寝たりを繰り返していますから、ちょっと不健康かしら。 たしかに電気代も勿体ないし、早寝早起きがいいですね。

 

これでその日の作業は終わりとのこと、名残を惜しみつつ、代表のNさんとワッチと私でボランティアさんの車に乗せてもらって庭坂駅へ。

 

車の中で私が 「映画 (『犬と猫と人間と2』) に出られてから、ボランティアは増えましたか?」 と尋ねますと、「う〜ん・・・ そうでもない。」 と答えるNさん。

 

福島県内での上映は9月からだそうなので、「そうなったら増えるかもしれませんね。」 と言いましても、「う〜ん・・・ 逆に、犬猫をここに捨てに来る人が増えるかもしれない。」 と浮かない顔。

 

そんな〜・・・

でもワッチは後で、「映画を見る人は犬猫が好きな人たちだろうから、きっとそんなことないんじゃない?」 とNさんや私の心配を払拭するような考えをキッパリと言うので、それもそうかと思いました。

 

今日の情報では、クマ五郎くんとハナちゃんが年内にも飼い主さんのもとに戻れることになったそうで、良かったね。

 

ところで、『犬と猫と人間と2』 のパート1の方、つまり 『犬と猫と人間と』 の監督である飯田基晴氏の別の作品 『逃げ遅れる人々 東北大震災と障害者たち』 が、今月29日に世田谷区で上映され、保坂展人区長と飯田監督との対談もあります。

 → 上映と対談

 

また、この映画の予告編もあります。

 → 予告編

 

大震災で、「多くの障害者は健常者と同じペースで避難することは出来ず逃げ遅れる。 「迷惑をかけるから」 と避難所に行かなかったり、行っても自宅に帰るよう促されたり・・・。」

 

私たち障害者とその家族の方々には、是非見て頂きたい映画です。

DVDも発売されていますが、全国のあちこちで上映会が催されていますので、ご覧頂けるようお願いします。

→ 上映スケジュール

 

明日は東京高次脳機能障害協議会 (TKK) 主催の、「高次脳機能障害実践的アプローチ講習会」。

 

午前から始まり夕方遅くまで、勉強して参ります。  ワッチとコウジさんはお留守番で、ちょっとつまらなそう。 ごめんね~。

それでね、お昼は東京駅で買ったお弁当を食べました。

 

スタッフや埼玉の男性と一緒にお昼を食べていた事務所の頭上には、ワッチが初めて見るハエトリ紙が何本もぶら下がっていました。 私は小さい頃、船橋の祖母の家で見たことがあります。

 

ワッチは最初こそ飛んでるハエをよけていましたが、そのうち慣れて、手にハエがとまっていても平気で笑いながらお弁当食べていました (私は頭にとまられていたそうです)。

 

そうしたら突然地面が揺れました。 東京にいたら、そばをダンプが通ったかと思うような揺れで、外の犬達がワンワン吠え出しました。

Tさんと埼玉の男性が 「地震だ!」 と言うので、2年前の大震災がチラッと頭をよぎりました。 そして、(ああ、ここで私は大震災に遭うのか)、と一瞬覚悟しましたが、すぐおさまり、Tさんが携帯のワンセグを見て 「震源は宮城沖だ。」 と教えてくれました。

 

津波もないそうでほっとしましたけど、あの日大津波に襲われた方々は、何が何だかわからないうちに飲み込まれ、信じられない思いだったことでしょう。

 

天災とはいえ、2万人以上もの死者・行方不明者を出し、勿論犬猫を始めとするありとあらゆる生き物の命を奪ったあの地震のことを、早くも忘れている日本人が多くありませんか?

 

同じく、原発事故を起こして今なお汚染水が海に流れているのを止められないのに、その原発を推進しようとする政治家やそれに賛成する人々は、今度また大地震が来て同じことが繰り返されたら、どう責任をとるつもりでしょうか。

 

子供の時はわからなかった日本という国の悪い面が、大人になったら沢山見えてきて、私は息苦しいです。

 

山奥なので通じないかと思った携帯は、難なく繋がり、世田谷にいるコウジさん、横浜の実家、深谷の義母皆にこちらの無事を知らせました。

 

さて午後になり、埼玉の男性は犬舎にペンキ塗りを始め、私は午前中にきれいにした犬舎に、洗って乾いたすのこやフリースを敷く手伝いをしました。

 

そのフリースの上にKさんはおやつを置き、「散歩から帰ってきた犬が、喜んで犬舎に入るように」 と言いました。 なるほど。

 

水も29匹分セッティングし、まだ少し暑いけれど、元気で若く大きな犬から散歩を開始。

 

犬達は大体相性が悪く、1匹ずつ散歩に出さないとならないので、ボランティアが3人だから、1人9回くらい散歩往復をしなければならない? (スタッフは、事務所の番などのお仕事がありますから。)

 

ボランティアの数が多ければ、30分とか1時間とか散歩してあげられるのですが、この少なさでは1匹につき15分です。

けれど嬉しいことに、途中から福島県内からのボランティアが2人来てくれたので、私やワッチは3回ずつ少し長めに散歩できました。

 

散歩していたら道路をクワガタが歩いていて、ヒグラシの「カナカナカナ・・・」 という鳴き声も沢山聞こえて、いかにも日本の夏の夕暮れというムードで盛り上がってきました。

 

私はこの 「カナカナカナ・・・」 という声が大好きです。 何か切なくなるような、心落ち着くような。

 

散歩のあと私がハーネスを洗濯している間に、犬達はまた犬舎に戻されました。

 

洗濯し終えていそいそと犬舎を見に行きますと、私もお手伝いしてきれいにした犬舎1つ1つに収まり、キラキラ輝くきれいな瞳で私を見つめてくれる犬達がそこにいました。

 

わぁ〜、もう、たまりませんでしたよ! かわいくて、嬉しくて、早朝からの疲れなんてあっという間に吹き飛びましたからね。

このお仕事を続けられているスタッフの気持ちが、理解できる気がしました。

そしてリピーターとなっている、埼玉の男性ボランティアの方の気持ちも。

 

長くなりましたので、またここで一旦切ります。

 

つづく

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