日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々

2017年08月

なかなか書けないうちに、もう何日も経ってしまいましたので、少し焦りながらここへ来ました。

今度の日曜日、9月10日は金沢で講演です。

【平成29年度高次脳機能障害に関する普及啓発講演会】

日時 : 平成29年9月10日(日) 13時30分~15時30分
会場 : 石川県リハビリテーションセンター 4階 大研修室
      (〒920-0353 石川県金沢市赤土町二 13-1 TEL:076-266-2188)
内容 : 講演 「日々コウジ中の夫とともに ~高次脳機能障害の夫を支える妻の体験記~」

対象者 : 一般県民、高次脳機能障害者とその家族、医療機関、就労関係機関、市町、保健福祉センター等職員

*「高次脳機能障害患者と家族の会つばさ」さんとの共催とのことです。お世話になりますが、宜しくお願いします。

金沢は、高校2年生の時の修学旅行で行って以来です。今は東京から北陸新幹線でわずか2時間半、近くなりましたね。お天気も良さそうで、なによりです。皆様とお会いできるのを、楽しみにしています。

ところで昨日は、世田谷区福祉人材育成・研修センター主催の、「障害福祉の理解研修」という研修会でした。
私と夫コウジさんはそこで、世田谷高次脳機能障害連絡協議会(世高連)の依頼で、「記憶障害」について話をしました。(昨日は水曜日で平日でしたので、有休をとって臨みました。)

病識の薄いコウジさんなので、私が手取り足取りフォローが必要かも、と思っていましたが、意外や意外、私の知らない彼の努力の話も彼の口から出て、驚きました。以前職場では、マニュアルも見ないしメモも取らずに独断で仕事を進めることもあったのですが、必要に迫られてメモをするようになっているようです。

思えばもう障害者枠で勤めて11年目に入りましたから、やっぱり進歩しているのですね。すごい!勿論、そこには職場の方々の支えがあってのことですから、改めて会社に対する感謝の念でいっぱいになりました。

けれどふとコウジさんの背中を見ると、汗でシャツがびっしょり濡れていました。もう、すごく頑張って考えて話しているのがわかりました(涙)。ほかの方のお話を聞いている時は、シャツは乾いていましたから。

話を聞いて下さったのは、区内のケアマネさんたちや施設の職員の方たちなどの、支援職の方々。そして、センターの母体である、世田谷区社会福祉事業団の方々。この障害に対する理解を深めようとして下さる皆様に、役立つ話ができたら嬉しいのですが・・・。

世高連の今井代表や、長谷川幹副代表(三軒茶屋リハビリテーションクリニック院長)にもお会いできて嬉しかったです。コウジさんは2人に励まされ、終始笑顔でした。

ちなみに、「記憶障害」のコウジさんのほかには、「半側空間無視」の方、「失語症」の方が、それぞれとても味のある話をされました。
世田谷区には失語症会話パートナーや、高次脳機能障害ガイドヘルパーなどが養成され、活躍(支援)して下さっています。

・・・色々書きたいことがあるのですが、今日ふと読んでいた小冊子『働く広場』。そこに高次脳機能障害者に有益な情報が多く載っていることに気づきました。
この独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構が発行されている冊子を、私はもう何年も購読していますが、これは1冊129円+税という安さなのに、障害者にとって貴重な情報が満載です。是非皆さんも購読されるといいです。

いつも読んでいるつもりが、忙しさのせいもあり(理由になりませんね。)、つい数冊、つまり数か月手に取れないでいました。今月9月号には、「職業訓練実践マニュアル 高次脳機能障害者編Ⅰ~施設内訓練~」の情報がありました。このマニュアルは、機構ホームページ http://www.jeed.or.jp/  からダウンロードして読めます。ホームページを開かれて、検索欄に「職業訓練実践マニュアル・・・」と読みたいものを記入されて「検索」をクリックすると、出てきますよ。

また、7月号には「記憶障害を有する高次脳機能障害者の補完手段習得のための支援」という、障害者職業総合センター職業センターによる研究開発レポートが詳しく載っていますが、それも同じようにホームページで「記憶障害を有する・・・」と記入して検索されると、読めますよ。すごいですよね。最新の研究情報が、こんなに楽して(無料で)読めるなんて!読まない手はありません、とくにこれから就労を目指される高次脳機能障害をお持ちの方やご家族は。

さらに、この『実践報告書No.30 記憶障害を有する高次脳機能障害者の補完手段習得のための支援』という冊子自体の配布を希望される場合は、職業センターに直接連絡されるともらえるそうですよ。(TEL:043-297-9043) この『働く広場』を購読していないとダメ、とは書いてないので、大丈夫と思いますが、それより『働く広場』はこうした有益な情報が常時入手できますから、やっぱり購読されていた方がいい、と私はお勧めします。ペットボトルのお茶1本買うより、1冊が安いんですからね。

・・・8月号も家のどこかにあると思いますので(→ありました)、またそのほかの号も読み直して、高次脳機能障害に関する情報がありましたら、ここでお知らせしますね。

そもそもこの冊子を読み出したのは、私とコウジさんが取材され掲載されたからです。それ以来ずっと購読しています。表紙が、またいいんです。毎回、障害をお持ちの方が描かれているのですが、皆さんすごく上手ですよ! 全国各地の、障害者雇用をされている会社の取材話も素晴らしいです。

明日(もう今日ですが)も5時に起きなくてはならない用事があるので、もう4時間しか寝られませんが、 おやすみなさい!

先週1週間、コウジさんは夏休みでした。
毎年夏休みは実家の深谷市へ帰るのが恒例なのですが、今年は義母の都合が悪くて帰省できず、毎日家でテレビを見ているコウジさん(囲碁をすればいいのですが、私がお尻を叩かないとしませんし、私はあれこれ用事が忙しくて囲碁をできない日が多いのです)。どこかへ2人で1泊旅行でもしたいものですが、ウメの散歩があるのでそれもできません。9年ほど前、1度だけウメを今は亡きブリーダーさんちに預けて1泊旅行したところ、ウメは飲まず食わず、オシッコもせずだったので、それ以降旅行は諦めました。

でもテレビに暴言を吐いては寝る日々のコウジさんを見かねた私は、ふと思いついて「はとバスの日帰りツアーでも行ってみる?」と聞いてみました。するとコウジさんは、「いいかも!行く行く!」と乗り気に。
そこでコウジさんが好きな温泉が入ったコースを探し、昇仙峡と松茸料理と温泉、巨峰狩りができる1万円のツアーを見つけました。翌日のものは催行中止だったので、2日後の出発のものに申し込めました。

ところでコウジさんが1人で行動する時に一番心配なのは、記憶障害です。休憩や1つ1つの目的地に着いてバスを降りると、自分のバスがわからなくなる可能性が高いです。自分も困ると同時に、ほかのツアー客の皆さんに迷惑をかけても大変。

そこではとバス予約センターの 「特別な配慮を必要とされる方へ」 というところにコウジさんの名前でメールして、自分は14年前にくも膜下出血を起こしてその後遺症である高次脳機能障害を負っていること、特に記憶障害が強いので、自分のバスがわからなくなるかもしれないこと、ウロウロしていたらお声かけしてほしいことをお願いしました。 (はとバス会社にも、高次脳機能障害を知っておいてほしいという気持ちがあり。)

すると「かしこまりました。」とお返事があり、当日のガイドさんと添乗員さんに伝えてくれるとのことで、安心しました。有難い!あとは集合場所の新宿駅西口のはとバス乗り場まで無事辿り着けば、なんとかなるでしょう。かわいい子には旅をさせよ。子どもを崖から落とす獅子のような心境でした。頑張れ、コウジさん。楽しんで、成長して、無事に戻って来て・・・。

さて、申し込んだ日は喜んでいたコウジさん、翌日は早くも不安そうになってきました。そのたびに「ガイドさんと添乗員さんにはあなたの障害のことを伝えてあるから、大丈夫!」「温泉だよ。ゆっくりリフレッシュしておいでよ。」「松茸とすき焼きだよ。」「巨峰食べ放題だよ」「昇仙峡の自然美だよ」と盛り上げる私。本当は私が行きたいくらいです(笑)。
ワッチにも、「パパは明日、1人ではとバスツアーに参加してくるんだよ。」と教えると、びっくりした顔で「へえ!何泊?」と聞きます。「え?日帰りだよ。」と答えると、プッと吹き出すワッチ。「あ、バカにして。日帰りだって大挑戦なんだよ。ねえ?」「そうだよ。」とコウジさんと2人で胸を張りました。

必要事項を記入したヘルプカードを持たせたり、コウジさんの携帯電話(ガラケー)での写真の撮り方を教えたり、集合場所への地図や案内写真を持たせたりして、いざ出発。いつでも電話くれるよう頼んでおくと、まず最寄駅に着いた、と電話が(笑)。乗換駅に着いた。新宿の集合場所に着いた・・・など、囲碁教室にいる私、そのあとスーパーで買い物している私に、どんどん電話が入ります。順調、順調♪

でも、「今おそば食べている。」という電話が入った時はびっくりし、私は「なんで?おそばなんて行程表に書いてなかったけど。松茸ご飯は?」と不思議に思って聞きました。コウジさんは、「松茸ご飯?これから!」と返事します(いい加減)。なので、行程表にはないけれど、わんこそばみたいな小さなお椀で食べるものも、予定に入っていたのかな、と無理に納得しました。
けれど、実は松茸料理のことを忘れ、おなかがすいたので休憩時間に目にしたとろろそばを注文し、食べてしまったそうです。そのあとに松茸料理のお店に着いたので、(しまった!松茸料理を忘れていた!)と後悔したコウジさん。既におなかいっぱいだった彼は、無理やり食べたとのこと。ああ、勿体ない。
誰かと一緒に行動していたら、そんな松茸料理の前におそばを食べるなんてことはなかったでしょうが、仕方ないです。

添乗員さんやガイドさんはコウジさんのことを気遣ってくれ、キョロキョロしていると、「今、何をされていますか?」とすぐ聞きに来て下さったそう。「あ・・・、バスがわからなくて・・・」と言うと、「あのバスですよ。」と教えてくれたそうです。有難うございました。

帰ってきたコウジさんが、玄関のドアを開けるなり、「今日、どこへ行ってきたんだっけ。ずっと考えながら帰ってきただけど、わからない。」と言うのは、いつものこと。天候に恵まれ、昇仙峡観光も温泉も巨峰狩りも満喫して、お土産に小さな松茸3本ももらい、嬉しげな表情なので、行ってもらって良かったです。

それにその日から、ちょっとコウジさんの頭が冴えている気がします。テレビのクイズ番組も、難しい問題を答えられ、ワッチ(娘)は尊敬の眼差しで父親を見ていました。「旅は最大のリハビリ」と聞きますが、本当にそうかもしれません。

ツアー参加者は、グループや家族がほとんどで、コウジさんは1人でちょっと寂しかったそうですが(ほかにも1人の人はいたそうです)、1人で行ったからこそ、私や誰かに頼ることなく一所懸命考え、頭の体操になった、とコウジさん本人が言っています。

コウジさんのお土産の松茸で、お吸い物やホイル焼きを作りました。一足先に秋を賞味しながら、「また行くといいね。」「そうだね。」と言い合っています。(でも今度はやっぱり誰かと行きたいそうです。)

ガラケーで撮影した写真は、「保存」を押さなかったので(やっぱりネ)、何もないのが残念ですが、コウジさんの頭と心には、きっと楽しい思い出が残っているはずです。はとバス様、有難うございました。

最後に、お知らせです。

私のブログでもちょくちょく登場して頂いている、視覚障碍(全盲)をお持ちの囲碁アマ4段の腕前を持つ柿島光晴さん。明日30日の夕方6時~6時半(予定)、内田洋行という会社の情報テレビ、UCHIDAーTV に出演されるそうです。

「障害者囲碁 世界最強のユニバーサルゲーム」 https://freshlive.tv/uchida-tv/140411
ほかの出演者は、内田洋行の上田和俊さんと、木谷正道さんらです。
是非ご覧になって下さい。

19日の夕方は、すごい大雨と雷でした。
私はコウジさん(夫)、ワッチ(娘)、ウメ(愛犬)とハル(愛猫1号)とチー(愛猫2号)という家族全員でびっくりして外を見ていましたが、ヒョウまで降ってきました。
生まれて初めて見る雷雨に興味津々のチーは、窓に貼りついて外の豪雨を見ていましたが、その姿を後ろからワッチはスマホで撮影、その1匹と1人の姿を私は後ろからipad で撮影していました。

それはともかく、「今日の多摩川花火大会は、可哀想だなあ。中止した方がいいんじゃないかな。」と皆で言い合っていましたら、やはり中止となり、会場の様子の映像がテレビで何度も流れました。落雷でしびれた方もいらしたようで(命の危険はないとのこと。ホッ)、1年かけて用意してこられた花火大会に、多分1年に1回あるかないかの、この悪天候が重ならなくても良かったのに、と気の毒で仕方なかったです。

私は、多摩川の花火大会は近いのでこれまで2回ほど行きましたが、混んでいるので行かなくなりました。でも家で「ドーン」「ドーン」という音が聞こえてくると、やはり見たくてムズムズします。だから、ゲーブルテレビで花火大会の様子を見ながら、音は実物を聞いています。

コウジさんと結婚したての頃、隅田川の花火大会へも行きました。でもこちらこそすごい混雑で、会場に辿り着く前のビルの谷間で動けなくなり、ビルの陰から見える花火しか拝めませんでした。もうテレビで見た方が楽だわ、とこちらも行かなくなりました。

さて明日は車検なので、今日私は車を洗っていました。預ける車が汚れていては、やはり恥ずかしいですからね。
コウジさんは病気をしてから車に全く無関心になり、洗車もやってくれませんし、自動車税や自動車保険、車検、ガソリン入れ、なんにも関心ないです。病気になる前は、結構運転も上手だったのになあ。今は助手席で、「なんの曲にする?」と小田和正さんや森山良子さんのCDを嬉しそうに選ぶ彼。まあ、いいんですけど。

ティーダももう11年乗りました。まだまだ元気な車なので、まだまだ乗りますよ。宜しくね、ティーダちゃん。

今日は軽い話題にします。

私はヤマダ電機の安心会員というものに入っていて、毎年3千円の金券が送られてきます。安心会員の会費が年3千円なので、実質無料で会員になれるということ。電化製品が壊れたら、無料で修理ができたりするらしいので、別にやめる必要もなく、惰性で入り続けて数年。でも3千円券は5百円券が6枚つづりになっていて、使える月が決まっているんです。 それを使い忘れることも多いので、結局損しているんですけど。別に電化製品の修理を頼んだことはないですしね。

6月30日のこと、ウメの散歩をしていた時に、(あ!今日がヤマダ電機の5月6月用500円券が使える期限だ!)と思い出しました。でもわざわざこれからヤマダ電機に行くのも面倒だな、と弱気になっていたところ、たまたま一緒に散歩していたアメリちゃんママが、「勿体ないよ!行かなくちゃ!」と励ましてくれましたので、行く気になりました。

ウメを家に置いてすぐ、自転車に乗っていざヤマダ電機へ。
電球を買おうと思って、300円弱の電球を2つ持ってレジへ並び、500円券を出しますと、店員さんいわく、「1点500円以上でないと使えません。」ですって。
(え~。そうだっけ?そういえば、いつもコピー機のインクを買うのに使っていたから、1点500円以上だったんだな。)と納得しましたが、意外と500円以上の品で欲しい物が見つかりません。

必要なものを色々考えたあげく、(そうだ、マッサージ器が欲しいんだった!)と思い出し、一番安いマッサージ器3000円台のものを買いました。
500円券を使うために、余分な出費をした気もしましたが、前から肩凝りのため欲しかったし、並んでいたマッサージ器の中では安い方だからいいや、と喜び勇んで帰宅。会社から帰ってきたコウジさんも、大学から帰ってきたワッチも、喜びました。

でも説明書を読むと、15分使用したら、1時間器具を休ませないといけないのだそうです。(なんだか面倒だな。)、と思いながら、まずはワッチが使用。
ワッチが「気持ちいい!」と喜んでいるのを見たコウジさんは、「次、オレね!」とわくわくして言うので、「1時間休ませなくちゃいけないんだよ。だから1時間後ね。」と教えました。コウジさんは、「え~、そういうの?なあんだあ。」とがっかりし、そのまま1時間経っても、マッサージ器のことを忘れてテレビを夢中になって見ていました。

翌日、私が使ってみました。15分は結構長いので、しばらく使ったあと、コウジさんに、「ねえ、もう飽きたから、あと使う?」と聞きました。コウジさんは喜んで、「使う使う!」と自分の背中に器具を当てました。
そして、「ああ、いいねえ!」と言った途端、器具のマッサージは止まりました。15分経ったようです(15分経つと、自動的に止まるのです)。

「あれ?」と不思議がるコウジさんに、「ああ、15分経ったんだね。また1時間後ね。」と冷たく言うと、「なんだよ~。」とがっかり。そしてまた1時間経つ頃には、コウジさんはまたもやマッサージ器のことを忘れていました。

こうして15分使ったら1時間休める、という決まりが面倒臭くて、そのうちそのマッサージ器はほこりをかぶるようになりました。先日、猫のチーがマッサージ器をかじって遊んでいたので、慌てて取り上げましたが、歩き疲れた日に足の裏にあてて使うと、とても気持ちいいので、末永く大事に使おうとは思っています。

また7月・8月で使わなくてはいけない500円券の期限が、迫っています。
今度はやっぱり、インクを買おうかな。
それにしても、インクは高いですよね。なんであんなに高いの?
最近はキャノン純正ではないものを買っています。

明け方、私の足を1歳になった猫のチーが爪でカリカリ引っ掻いたり、歯で噛んだりするので、目が覚めました。こういう目覚め方は、幸せです。といっても、またチーと一緒にそのまましばらく寝るのですが、それもまた幸せ。

そのうち3歳の大猫ハルが私の枕元にやってきて、そのまま枕を占領して寝たり、足元の方で犬のウメの寝息や寝言が聞こえたりもします。やはり、それも幸せ。

東京は雨が多いですが、今日は久しぶりに少し晴れ、しかもすごく蒸し暑かったです。
ウメと散歩していると、桜の葉が黄色や茶色になって落ちていて、秋の気配が。

夜ウメに催促されて散歩で表に出れば、どこからか「チン、チン、チン」というカネタタキの鳴き声も。

街を歩けば、売っている服も、長袖やワイン色など秋めいてきています。

このまま秋になってくれたらいいな、と暑さ嫌いの私は期待しています。

でも、先週のことですが、まさに真夏の風物詩に遭遇し、それはそれで感激しました。

それは、夜8時過ぎにやはりウメに催促されて散歩に出たのです。あれよあれよという間に遠くまで引っ張っていかれ、いつも日中散歩している大学のキャンパスに着きました。 夜の散歩はやはり用心のため、コウジさんにもついてきてもらいます。それでも人気の少なくなったキャンパスは、ちょっとコワイ。

でも、せっかく来たので、セミの羽化が見られないかな、と木の下や繁みをキョロキョロすると、いました、いました!木製ベンチの端に、ちょうど殻から出て薄青色の羽を伸ばしているセミを見つけました。セミの羽化を見るのは2度目ですが、1度目は数年前にやはりウメの散歩をしていて、羽化を見つけた人から呼び止められて一緒に見ました。その時は見物客も多かったので、早々にその場を離れましたが、今回は私だけでしたので、しばらく見とれていました。コウジさんも呼び、ウメがそばに来ないように私がウメのリードを持って離れ、その間にコウジさんがセミを見ました。コウジさんも喜び、ウメのおかげでいいものを見られた、と2人でほくほくして帰りました。

その1時間くらい後、大雨が降ってきたので、(あのセミは大丈夫かしら?雨で地面に落ちていないかしら?風も結構強いし。)と心配でたまりませんでした。けれど後日そこを訪れると、そのあとも沢山のセミが羽化したようで、ベンチの周りには空の殻(ダジャレ)が落ちていましたし、見上げると木々の葉が屋根のようになっている場所でしたので、きっと今頃あのセミは力強く鳴いているだろう、とホッとしました。(メスだったら鳴かない?)

話は変わりますが、宮崎県の「いのちのはうす保護家」の山下由美さんが、クラウドファンデイングを呼びかけられています。  2年ほど前にNHKで、山下さんが「犬のホスピスを作りたい。」と話されているのを見て、ちょうどその数か月後に宮崎へ講演で行ったものですから、私は帰りに「いのちのはうす保護家」を訪ねました。

そこで山下さんやスタッフの藤井さんらとお会いし、世話されている犬猫を見たり、少しですがお手伝いしたりして以来、保護家さんのHPはずっと見ています。そして、2年前に山下さんが言われていた通り、いよいよ犬のホスピスを作ることにしたそうで、その資金支援を呼びかけているのを知りました。
https://readyfor.jp/projects/xxhogoyaxx

既に多くの方が支援して下さっていますが、まだ目標額には届きません。9月29日夜11時までとのことですので、宜しければご協力お願いします(私は10日ほど前にご協力しました)。 また、HPをご覧になって下さるだけでもいいので、こうして自分の時間を犬猫のために捧げていらっしゃる尊い方がいらっしゃることを知っていただけたらと思います( もちろん、全国に同じように犬猫、生き物のために頑張ってらっしゃる方はいます)。

ただ、私のブログを読まれる方の中には、ご家族やご自身が高次脳機能障害になられて日が浅い方も多いかも知れません。そういう方は、やはりまずはご自分のことを気にかけて下さいね。自分がしっかり立てていないのに、ほかの人のことを心配するのは、難しいことでしょう。私も夫(コウジさん)が倒れて2年半くらいは、心に余裕はありませんでしたから。

最近、片づけをしているのですが、夫が倒れて2年くらい経った時の自分の文章が沢山出てきました。
それを読むと、なんてことだ、なんて大変だったことだ、とその紙を持つ手が震えてくるほどでした。

高度障害と認められず、生命保険会社や金融庁に電話したり手紙を書いたり(その文章もありますが、生命保険会社へ宛てた私の文章の勇ましいこと!怒りや疑問や諦めが混ぜこぜになっていますが、今読んでも別に間違えている内容とは思えず、我ながら名文です。今も高度障害と認められない高次脳機能障害者はきっと多いのでしょう。その代り、今は脳卒中になったらローン免除、保険料も免除、という商品ができていますから、それに入るといいですね。私たちが保険に入った時には、そういう商品はありませんでした。要望が多いのでしょうね。)、絵本を描いてあちこちの出版社に送って見てもらったり。絵本コンテストに応募したり、自費出版する場合の金額を調べたり。新聞に投稿したり、それを掲載してもらったり。

もう、読んでいてよくぞここまでじたばたあがいていたものよ、と自分を褒めてやりたい気分です(有森さんのよう?)よくぞ諦めずへこたれず、相手に噛みついたりすがりついたり、一体あのエネルギーはどこから来ていたのか。私はそんなに頑張る強い人だったのか。・・・疲れて一時は死にたくなったので、すごく強くはないのでしょうが、負けん気は強いと認めます。何もしないで嘆くよりは、何でもしてみよう、道は開けるかもしれない・・・ その思いだけで動いていた気がします。

だから、このブログにコメントしてこられる方に、かつての自分が重なります。私もそうだったもの。先が見えず、何かつかめるものはないか、手をばたつかせていました。
事務的なことはもちろん大事ですが、自分の気持ちを聞いて受け止めてくれる人の存在が、何より必要だったと思います。ばたつかせていた手を、そっと握ってくれた人たち。そういう人たちがいたから、今の自分があります。なんとかやってこられたのだと思います。

落ち込んで黙ってこもっていないで、外へ向けて一歩足を出し、手さぐりで進んでいけば、道は開けます。手を握ってくれる人は必ずいます。今、トンネルの中にいる人たちに、それだけは伝えたいです。

ブログを書かないうちに、終戦記念日も過ぎました。
テレビや新聞では、戦争体験者の貴重な話が溢れていました。
コウジさんの遅い夏休みがあさってから始まりますので、録画しためていたそういう戦争関連番組を、一緒に見ようと思います。

戦争で亡くなった人たち、特に特攻で命を落とさざるを得なかった若者たちが、可哀想でなりません。日本は狂っていたとしか考えられません。原爆が落とされた広島や長崎、空襲に見舞われた東京やその他の地域、沖縄、満州、シベリア、東南アジアの島々で犠牲になった方たち。また、逆に日本が加害者側となった国々の方たち。

戦争は絶対やってはいけない。72年前に莫大な犠牲を払って得た教訓を、忘れてはいけない。

武田一義さんの『ぺリリュー楽園のゲルニカ』を読みたいと思っていますが、なかなか入手できない現状のようです。

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ウメの抜け毛が始まりました。いつもクーラーの中にいるからでしょうか、外は猛暑なのに今まで冬毛のままでした。

柴犬は短毛だから抜け毛も少ないだろうと思われるかもしれませんが、そんなことはないんですよ。半端な量じゃありません。この写真は、今日のブラッシングで出た毛ですが、それでも体の半分だけしかブラッシングしていません。こんな毛皮をまとっているのだから、さぞかしウメは暑いでしょうね。可哀想に。

床についている側の毛もブラッシングしたいのですが、いい加減ウメも嫌がって逃げてしまうし、私も疲れるし、時間がかかるので、とりあえず毎日片側ずつです。もう今日で3回目ですが、まだまだしばらくは、抜け毛は終わりません。

今週初めに、ほっとする出来事がありました。

実は数か月前のことですが、母の喘息のかかりつけ医から、「お母さんが、おなかが痛い、と2度ほど受診されたので、念のため大きな病院で胃カメラを飲んだ方がいいのでは(大きな病院でないと、胃カメラ飲んで喘息の発作が起きた時困るから)。」と言われていました。そこで初めて、普段私が同席する喘息の診察以外に、母が自分でクリニックへ行っていたことを知りました。

それで、いつか近いうちに連れて行こうと思っていながら、母は元気そうでしたので、ついつい私は忙しさにかまけてそのままにしていました。

ところが先月はじめ、母が突然げっそり痩せたのに驚いた私は、「まずい!早く連れていくべきだった!」と慌ててかかりつけ医に連絡し、翌日母を連れて受診、ネットであれこれ沢山調べて「ここがいい。」と決めた病院への紹介状を書いて頂きました。

その6日後に予約が取れた病院へ母を連れて行き、問診、触診、血液検査を受けてもらい、そのまた3日後に今度は便検査、CT撮影、そしてそのまた10日後の今週初めに胃カメラ(内視鏡検査)を受けてもらいました。

激痩せに気づいてから1か月、バタバタと検査が続きましたが、高齢の母は面倒臭がるものの、比較的素直に娘の言うことに従ってくれたので、あとは結果を待つだけでした。

私はもう、(これはガンだ。)と思っていましたから、母の入っている生命保険証券を引っ張り出してきて内容を確認をしたり(手術や入院、通院についての給付額など)、今後のことを色々考えて落ち着かない気持ちで毎日過ごしていました。

しかし検査結果が出るまで、何度も実家へ行って母と会っていましたが、会うたびに母はふくよかに戻ってきていたのがちょっと不思議でした。けれどガンが食物が通るのを塞いで食べられなくなって痩せていたのが、何かの拍子にガンの横を食べ物がするりと通れるようになって又食べられるようになることもあるそうなので、きっとそれだろう、と思っていました。

胃カメラと結果を聞く日、(このまま入院になるかもしれない。帰りは夜になるかもしれない。ウメの散歩どうしよう。)と覚悟していたのですが、胃カメラを終えて医師から説明を受けると、特に異常はない、という嬉しい結果でした。
胃も肺も肝臓もすい臓も腎臓も(大腸もCTで見る限り)、全て問題なしとのこと。

心配し過ぎてこわばっていた私の体が、医師の言葉でほぐれ、母と「良かったねえ。」と喜び合いました。

医師はもちろん、看護師さんらも、スタッフの方たちも、皆さん優しく、人手の多い病院だったので、母も私も気に入りました。「また来ようね。」という冗談まで出て、笑い合いました。会計を済ませ、胃カメラ後食べてもいい時間になったので、母と病院内のレストランでゆっくりと幸福を噛みしめながら食事しました。

てっきり深刻な病気だと思っていたので、健康はなんて有難いことだ、と改めて思った次第です。

病気だと母も大変ですが、私も忙しくなり、私の家庭(コウジさんやワッチ)までも忙しくなり、犬猫たちにも色々我慢してもらうことになり、今までの生活(それすら既にバタバタの毎日なのですが)が、輪をかけて忙しくなります。やろうとしていたことは諦めたり後回しになります。病気は仕方ないことなのですが、既にコウジさんが14年前に大きな病気をして、ヘトヘトになっている私(たくましくなっている私?)。

その後5年間父とともにパーキンソン病と闘い、願い叶わず1年半前に父を見送ったショックと悲しみからまだ立ち直れていない私。

続いて今度は母だ、と思って覚悟を決めていたものですから、思わぬ展開に拍子抜けし、じわじわと喜びと母の丈夫な体への感謝が芽生えてきているところです(まあ、重い喘息だけは心配ですが)。

私も丈夫ですが、丈夫な体をくれた両親に感謝しつつ、基本健診、乳がん子宮がん健診は受けているものの、まだ胃がん、大腸がん健診は受けたことがないので、受けようと思います。

こんな感じで、この1か月ちょっと神経を使ったのか、今少し無気力になっています。がくっと緊張がほどけ、疲れが出たのでしょう。でもまたすぐ元気になりますから、ご心配なく!
皆さんも、お体お大事に。

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