日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々

2017年10月

こ、腰がまだ痛い・・・。 おなかまで痛い感じ。
安静にしていたらいいのかもしれませんが、動き回っているせいか、なかなか治りません、このぎっくり腰。そのうち治ると思いますが。

さて、いつも探し物をしている私ですが、ここ数日は特に探し物に時間を取られています。
印鑑、メモ、書類、ウメのブラシ・・・ みんな見つかりません。(多分、ウメのブラシは、コウジさんが間違って捨ててしまいましたね。高かったのに。)
特に、汚い字でささっとメモしたものが2つ見つからず、割と重要なメモだったものだから、なくしてがっかりです。と言いながら、いまだに探していますが。

そもそも私は、いつも整理が悪いのです。わかってはいるのですが、整理する時間がないまま、どんどん物が増え、溜まっていく・・・

なんでも取っておくし、古いのも新しいのもごちゃごちゃだし、高次脳機能障害関係、囲碁関係、動物関係、母関係、母・コウジさん・ワッチ・ウメ・ハル・チー・私の病院関係、ワッチの大学関係、父の3周忌関係、その他もろもろのものが一緒くたになっています。新聞の4コマ漫画で面白かったのを切り抜いたものまで、一緒。

今日も朝から探し物をしていると、目に飛び込んできたのが、ヤマダ電機の安心会員の金券。 何か私にアピールしているようです。 ・・・嫌な予感。
今日の日付を思い出すと、やっぱり!今日は10月31日ではないですか!
ということは、9月10月で消費しなくてはいけない500円券を、今日使わないとこの500円券はゴミになる、ということです。

実は7月8月で使わなくてはいけなかった500円券も、使いませんでした(もっと言うと、8月までは金券を2冊持っていたので、1000円分でした。ワッチのパソコンか何かを買った時に、サービスで1冊くれたのです)。

ここのところ、あんまりヤマダ電機に行く用事がないのです。洗濯機も、こたつも、ハロゲンヒーターのストーブも、ホットカーペットも、アイロンも、パソコンも、ipadも、ビデオカメラも、テレビも、DVDプレーヤーも、一通り買い揃え終わったところで、みんな壊れていません。コピー機のインクも、アマゾンで安く買えるし。

でも、2回続けて無駄にするのはさすがに嫌な気持ちだったので、今夜と明日の朝の食材を買うついでにヤマダへ足を伸ばし、インク(非純正品)を買って金券を使ってきました。ちょっと気分がさっぱりしました。

さらに入口でアンケートに答えたら、ソフトバンクのカイ君のクリアファイルと、チーズ味のうまい棒を1本もらえたので、来て良かったかも!(小さな幸せ。)

で、びっくりしたのは、あちこちでぞろぞろ歩いている、奇抜な服装の子供たちでした。とんがった魔女の帽子をかぶったり、妖精のように着飾ったり、はあ、これ、いわゆるハロウィンの仮装ですね。

いつから日本は、こんなハロウィン熱にうかれるようになったのでしょうか。別にハロウィンの意味を深く考えることもなく、ただお祭りしたいだけなのでしょうが、「ヒマだね~。」、と思う一方、お祭り好きな私は、「まあそれもいいね。」、とも思いました。楽しいのは、やっぱりいいよね、と。
でも、本当は、仮装に興じていないで、もっと考えなくてはいけないことが山ほどあると思うのだけど。

とにかくそんなおかしな人たちがさざめいている波をよけ、さっさと帰宅しました。

台風21号と22号が立て続けに襲った多摩川で、行方不明になっている猫やホームレスさんのことが気がかりです。どこかに無事避難していますように・・・。(小西さんのブログをチェックし続けています。)

この10月は東京は雨ばかりで、なんと23日間も雨が降ったそうです。10月の降水量としては、過去3番目の多さとのこと。せっかくさなぎになった我が家のツマグロヒョウモンが、この寒さと雨で、全然羽化しません。厳しいかな・・・(涙)。

明日から11月。(11月1日は、ワンワンワン、で犬の日だワン!…余談ですが、今はもうなくなった、近所のペットショップでは、こういう日は割り引きでした。でも、そういう日にだけ、車で乗りつけまとめて大量に買うお客さんが多くて、経営がきつい、とこぼしていた店長さん。お店を畳んでしまったのです。私はウメと散歩帰りによく寄ってはちょっとちょっと買っていたので、とても残念でした。お店が壊されてなくなったあとしばらくも、事情がわからないウメはお店のあった場所へ行き、途方に暮れたような表情だったのが、切なかったです。今はもうウメもそんなお店があったことは忘れてくれたので、ほっとしました。)

11月は2回講演がありますので、明日改めて、そのお知らせをします。
今日は既に長くなってしまったのと、腰が痛いので早く横になりたいのと、1限から授業のワッチのために朝5時起きで朝食作ったので眠いのと・・・で、おやすみなさい。

東京ボランティア・市民活動センターの方から取材依頼を受けましたので、センターへ行ってきました。

私の家で取材をお受けすると、ウメやハルやチーが絶対色々邪魔をしてくることがわかっていますから、出かけて行ったのです。

私はセンターから連絡を頂くまで、恥ずかしながらセンターのことは存じませんでした(スミマセン!まだまだ知らないことが多いのです)。

東京都社会福祉協議会が運営しているこのセンターでは、『ネットワーク』という奇数月隔月刊の冊子を発行していまして、その12月号(おそらく11月下旬発行)の特集が、高次脳機能障害なのだそうです。嬉しいな~。

センターは飯田橋駅に直結したセントラルプラザという建物の10階にあり、至極便利です。中にはオープンスペースがあって、いくつかのグループが話し合ったり、チラシ?を折ったりしていました。飲食も自由だそうなので、コウジ村もここでふらっと集まってもいいなあ、と思いました。

でもそのオープンスペースのすぐそばに事務スペースがあって、多くの職員の方たちが仕事されていました。
なんだか面白い空間!会議室も3つあり、会議室Aは40名、Bも40名(つなげて80名も可)、Cは15名定員で利用料が無料なのですが、人気があるため予約は4か月前から先着順なんだそうです。利用できるのは、主に都内で活動するボランティアグループ・市民活動団体、NPO法人だとのこと。

様々な団体のパンフレットやチラシが所狭しと並べてあり、私は1つ1つ見ては関心のあるものを頂いてきました。

たとえば、明日10月28日(土)に墨田区高次脳機能障害講演会のチラシがあったのですが、中島恵子先生のご講演なんですよ。時間は1時半~3時半、場所は墨田区役所の13階131会議室だそうです。定員100名でどなたでも参加できるのですが、お申し込みがすみだ福祉保健センターで、今日の夕方4時まででした。

中島恵子先生といえば、夫コウジさんが倒れた時に手あかがつくほど読んだ『脳の障害と向き合おう!』(ゴマブックス)の著者で、その本にはとてもお世話になりました。ほかにいい本がなかった中、ユーモラスなイラストの脳くんは、当時の私の唯一の心の友でしたよ。

この情報、もっと早く知ってお知らせしたかったです。中島恵子先生のお話は、とてもエネルギッシュですごく面白くためになります。

NPO法人日本福祉囲碁協会の、チラシやリーフレットもありました。障害者や高齢者の施設や個人宅で対局の相手をする囲碁ボランテイア棋士を募集しているそうです。

11月11日(土)13時半~16時に、多摩市立永山公民館ベルブホールで、海老原宏美さんの講演会がありますね。「そよ風のように呼吸器かついで街に出る」というタイトルで、入場無料、当日先着順(100名ほどの定員)だそうです。お問い合わせは自立ステーションつばさ(電話・FAX:042-389-6491、メール:tsubasa@age.jp)。
海老原さんといえば、宍戸大裕監督の『風は生きよという』という、呼吸器ユーザーの生活を追った映画のヒロインです。

動物愛護法の改正を求める署名のチラシもありました。

良質の番組が多い、NHKで放送したりNHK厚生文化事業団が制作したDVDを無料で貸し出している、「福祉ビデオライブラリー」のチラシもありました(高次脳機能障害のリハビリのビデオもありますよ)。ホームページは、http://www.npwo.or.jp です。

来年1月7日に、私やコウジさんが参加する囲碁と障害と歌のイベントの会場である、大田文化の森の情報紙もありました。

都内の全ての市区町村別のチラシを入れる棚などもありました。

すごいですね、ここ。知らなかった!情報を提供したい人は、チラシ等を持っていけば置いてもらえると思います(確認してくださいね)。

取材は2時間半ほど、話してきました。
冊子が発行になりましたら、またここでお知らせします。

明日からまた雨のようで、秋らしい爽やかな天気に恵まれませんね。
ワッチも数日ずっと風邪を引いていますし、私も腰がまだ痛いし、コウジさんだけ元気ですよ(笑)。

明日あさってと用事があるため、多摩川河川敷へ行けるのは今日だけ。
雨が降っていましたが、傘をさして電車と徒歩で川向こうの川崎へ行きました。

川崎側の河川敷の様子を、この目で見てこようと思ったのです。
でも、ものすごい強風に雨の降る薄暗い中、1人河川敷近くを歩いていると、不安になってきました。

意外に思ったのは、人が全くといっていいほど、いないこと。
天気がいい時には、このへんもゴルフ練習をする人や散歩する人、ジョギングする人で、とても賑やかなのだと思うのですが、台風21号の影響で水没した河川敷は、水がある程度はけた今日でも、人気(ひとけ)がありませんでした。

カラスが数羽、なにかをついばんでいるのが見えたので、取り残された魚かもしれません。

ホームレスさんらしき人がしっかりした足取りで数人歩いていましたが、猫の姿は見えず。

途中河川敷から道路に出て、コンビニで温かいココアを買って、また河川敷へ戻り、荒涼とした泥にまみれた景色を見渡しました。

それから市街地へ入り、小西修さんの奥さんの美智子さんがいつも猫たちの世話をされているあたりを探し歩きました。

雨の中、5キロくらい歩いて疲れてきたので、ホームレスさんに渡そうと思って持っていた支援物資の入った袋2つを、美智子さんに渡せたら渡したいと思いました。 けれど探す範囲が途方もなく広いことがわかってきて、美智子さんに会うことを半ばあきらめながら、修さんには私が歩いているルートを、メールで送り続けていました。(修さんは別の地域にいたようです。)

ウメの散歩もしなくてはいけないので、帰途につこうとしたときに、美智子さんから電話がかかってきました。その時初めてお話しました。美智子さんの電話番号もメールアドレスも存じていなかったのですが、修さんが私の電話番号を美智子さんに教えて下さったのですね。お手数おかけしました。

猫やホームレスさんのお世話途中の美智子さんは、修さんに言われて私のところまで本来のルートを変更して来てくれたのでした。

私は美智子さんに初めてお会いし、猫の世話に同行しながら色々な話をしました。
今日はもう時間がないので、詳しくは書けませんが、猫やホームレスさんのお世話で、美智子さんはほとんど自由な時間がない壮絶な生活を送られていることがわかりました。いくら性分とはいえ、そこまでできる人というのは、滅多にいません(1人もいないかも)。

今日のことは、また書きたいと思います。

帰宅してからウメの散歩をしていると、一旦はやんでいた雨が、また強く降ってきました。腰は依然として痛いし、いい加減降り続く雨に腹が立ってきました。台風のあとなのに雨ばかりで、多摩川の猫やホームレスさんたちが、寒い思いをしていることを思うと、心配です。そして台風22号の動きも心配です。こっちに来ないよう、念じています。

最後に、交通事故後遺障害者家族の会主催講演会のお知らせです。

【第35回秋の勉強会】
日時 : 10月28日(土) 9時30分開場
場所 : 新宿ワシントンホテル新館4階「桜」「丹沢2」

午前の講演 
10時5分~ 裁判の進め方について 北原浩一(会理事)
11時~ 会員の体験談「思わぬ事故に遭った時の驚き、苦しみ、悲しみ、絶望感から事件解決へ向けての試行錯誤

午後の講演 
13:10~ 「高次脳機能障害をどう理解するか、地域で支える資源について ~交通事故犯罪被害者の父として、医師として、高次脳機能障害を語る~」 納谷敦夫氏(なやクリニック院長)

その他のプログラム
15:00~16:40 分科会 ①裁判 ②介護・リハビリ ③親無き後&後見人
             無料法律相談・無料心の相談(要予約)
17:00~懇親会

詳しくはHPをご覧ください。交通事故に遭われた方とご家族には、とても参考になる講演会だと思います。是非行かれて下さい。
http://koisyo.com/

       

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今回の台風21号は、多摩川河川敷にも甚大な被害をもたらしたことが、あまりニュースや新聞で報道されていません。ちょうど選挙と重なったせいもありますが、こんなに大変なことになっているのに、知らない人が多いのではないでしょうか?

昨日の朝7時16分のことでした。私の携帯から聞いたことのない受信音が流れてきたので、なんだろう?と思って携帯を取り上げると、世田谷区の緊急速報でした(私はいつ、こういうものに登録したのか記憶がないのですが、助かります→これは、誰にでも届くものなのでしょうか?)。多摩川の氾濫の危険性が高まっているので、どこそこの地域の人はどこそこへ避難して下さい、というものでした。

私はびっくりし、多摩川のライブ映像をネットで見ました。そうしたら、河川敷がなくなっているではありませんか!私が時々ウメと散歩するあの河川敷が怒涛のように流れる大量の水の下になっていて、私の知っている猫たちやホームレスさんたちはどうなったのかと、真っ青になりました。

テレビは選挙の投票結果ばかり流れるので、台風は(特に東京は)そんなに大したことないのかと思っていたし、夜も明けて台風は過ぎた、と思っていたのですが、これは非常事態です。もちろん高台は被害はなく、私の家の周りも特に変わりありません。
多摩川猫とホームレスさん達のお世話を1年365日されている写真家の小西さんにメールで問い合わせても、返事がありません。きっともうこれは現場に駆けつけていらして、返事する余裕もないのだと思いました。

私はぎっくり腰でまだ痛みがあったのですが、すっかりそれが頭から飛び、家にあった猫の缶詰をあるだけ袋に詰め込み、途中でおにぎりや飲み物など買い込んで、自転車で多摩川へ走りました。
多摩川へ着いても、そこにはサッカー場やゴルフ練習場、野球場など見慣れた景色はなく、茶色くなった水が、ごうごうと海の方向へ流れて行きます。そばによるとすぐ、勢いある川の水が私にかかります。近所の人たちも心配そうに様子を見に来ています。大きな鳥たち(鵜とかサギ?)は橋脚に止まっています。

ホームレスさんは?猫は?
自転車も、冠水したり流木や枝で先へ進めなかったので、仕方なく車道まで戻ってそこを走り、広い河川敷のあるところまで来てからそこへ降りました。親子連れが、水たまりに取り残された魚なのか、掬っていました。小川のようになった道路には、アメンボが泳いでいました。私がかろうじて水のない(けれどぬかるみ)土手を恐る恐る自転車で走っていると、向こうからきた男性が、「いっそのこと水の中を走った方が安定しますよ。」と言いました。なので、そうしようと思いましたが、この水の中を走ってもし自転車ごと倒れたら、それこそ全身泥まみれになると思い、必死に土手のななめの部分を走りました。

どうにか顔見知りのホームレスさんがいるはずのところへ着いたのですが、見渡す限り沼のようでしばし立ち往生しました。でもせっかく来たので、ゆっくり自転車を引いて川方面へ進んでいくと、知らないホームレスさんが藪から出てきて、「そっちは行かない方がいいよ。進めないよ。」と教えてくれました。そんなところに人が無事でいたことにギョッとしましたが、その時にはもう私の足は泥につかまり、靴を上げるにも一苦労で、よりによって買ったばかりの白いスニーカーでなんで来たのか、と自分のバカさ加減に呆れました。

顔見知りのホームレスさんの姿はないし、これ以上進めないので、声をかけてくれたホームレスさんに「すみません、猫の餌要りませんか?」と言いました。その人の足元を、2匹の猫がすりすりしていたからです。
その人は、「え、猫の餌?有難いなあ!」と私の方へ来てくれたので、もうこんな状況ではほかの人には会えないかもしれないから、その人におにぎりやコーヒーやタオルやティッシュなどの大半をあげました。その人はすごく喜んでくれ、私の顔見知りのホームレスさんに会えたら分けておくよ、と言ってくれました。

けれどその人と別れたあと、なんと私の顔見知りのホームレスさんと会うことができました。
そのおじさんの話によると、今回の台風は大したことないかな、大丈夫だな、と猫たちと夜1時頃寝たそうです。突然何か物音がしたので、なんだろう、と思って見ると、もう床下に水が上がってきたとのこと。以前経験した台風の時の教訓で、高いところに住んだり物を置くようにしていたので、命や食料や衣類は助かったけれど、色々なものが流れていってしまったとのこと。これからの片づけや立て直しが大変だよ、と言っていました。
そのおじさんにもお見舞い品の残りの半分を渡したあと、もう1人の顔見知りのホームレスさんのところへ向かいました。

けれどお土産がほとんどなくなってしまったので、途中市街地へ入ってコンビニでまた食料や飲み物を沢山買いました。
そのもう1人のおじさんも、無事でした!おじさんはコンクリートの土手にある程度の荷物を運んで逃げていましたが、ほとんど私物はなくなっていました。知り合いのおばさんが、今寝袋を持ってきてくれるのを待っているんだとのこと。私が持って行った猫餌やそのおじさんの食べ物、タオルなどに喜んでくれました。泥ですっかり真っ黒になってしまっていた手で熱い缶コーヒーを受け取り、「頂きます!」と飲んでくれたので、ああ、良かった、と思いました。

途中小西さんと何度か電話やメールやりとりをしましたが、河川敷は強風が吹き荒れていて、お互いの言葉もよく聞こえません。ただ、「猫が1匹しかいない!」という小西さんの悲痛な声に胸が潰れる思いでした。ほかの猫たちが、どうか無事にどこかに避難していて、元気にまた出てきてくれることを祈っています。もし流されていったのだったら・・・ と想像するだけでへたりこんでいます。 

小西さんのブログを、どうぞ読んでください。こんなにひどいことになっているのに、知っている人が少ないことが心配です。
http://www.top-virtual.com/kabuto/diarypro/

そして、住むところも食べるところもなくなってしまったホームレスさんや猫たちの支援をして頂けるのでしたら、少しでも構いません、宜しくお願いします。(小西さんのブログの右上にあるBACK というところをクリックすると、ホームページに移動、その左下に「TAMA猫基金」という箇所がありますので、そこです。)

私も早速、猫餌や支援金や毛布を送りましたよ。
小西さんご夫妻のように、自分の食事も後回しで猫やホームレスさんのために駆けずり回ってらっしゃる方がいてくれて、本当に嬉しく有難いです。でもお2人だけでは大変なので(もうそれを何十年も続けてこられているのですが)、「多摩川猫・ホームレスさん支援グループ」のようなものができたらいいと思っています。ただ、多摩川猫やホームレスさんの敵となる人間がいるのが、問題です。元々多摩川にいる猫たちは、人間が捨てているのです。100匹捨てられて1匹生き残れるという過酷な河川敷で、その1匹は心あるホームレスさんによって命を繋いでいるのです。ほかの猫は、餓死したり衰弱死したり、ノーリードの犬に噛み殺されたり、人間に虐殺されたりしているのです。まったくもう、人間というものは・・・!

小西さんがそういう猫たちの姿を写真でおさめ、毎年作られているカレンダーの来年分も、HPから購入できますので、ご関心のある方は、こちらもどうぞ(HP右上の「TAMA猫Shop」から)。

今日はこれから川崎側の河川敷の様子を見に行き、できたらそちらでも支援をしたいのですが、腰がやっぱり痛むのと、ワッチが風邪で大学を休んで家にいるのと、ウメの2回目の散歩があるのとで、行けるかどうか・・・(結局行けなさそうです)。

ちなみに昨日2回目の散歩は、コウジさんが行ってくれたので、私は多摩川に夕方遅くまでいることができました。コウジさんは、朝の通勤途中で気分が悪くなり、帰ってきてしまったのです。
脂汗が出てふらつくというので、(また脳卒中?)とショックを受けましたが、家に帰ってきたら元気になったので病院へも行きませんでした。台風の影響で電車の本数が少なくなり、ぎゅうぎゅう詰で気分が悪くなったそうです。それだけで帰ってくる(会社を休む)ことは、今まで一度もなかったのですが、私が捨てようと思って流しに置いていた古くなったサンドイッチをおなかがすいたコウジさんが食べてしまったり(まさか食べるとは。これからきちんと捨てておこうと思います)、前日の日曜日に、近づく台風の大嵐の中、私と無理して歌の練習に出かけたことが彼はすごく疲れたそうでした。

ゴメン。申し訳なかったけれど、歌を覚えていないので、やはり行かなくてはならなかったのです。
(また改めてお知らせしますが、来年1月7日(日)に大森の「大田文化の森」で「高次脳機能障害と囲碁&心の唄コンサート」というイベントがあります。囲碁体験コーナーは午前11時~、座談会やコンサートは午後です。)

ではまた。

ぎっくり腰は、(治ったかな・・・?)、と思うとやっぱりまだ痛く、もう少しかかりそうです。でもご心配なく。3日前、4日前のあの激痛からは解放されました。

私がぎっくり腰でワッチが足がつった日は、コウジさんがとても頼りになりました。
「フライパン取って」「立たせて」「猫のトイレ掃除して」「コンセントに差して」など、あれこれ頼む私に、コウジさんは嫌な顔一つせず、「なんでも頼んで!」「なんでもするよ!」と、涙が出るくらい嬉しい言葉をかけてくれました。

(やっぱりコウジさんは、元々気立てのいい、優しい人なんだよね!) と結婚前付き合っていたころから感じていた長所を、改めて思い出しました。障害を負っても、この優しさは昔のままで良かった。
でも、あまりに私が色々頼むので、そのうち、「家にいるより会社へ行っていた方がいい。」とぼやくようにもなりましたが(笑)。

足のつったのが治ったワッチのそばを四つん這いで移動していた私は、立ち上がろうとして、ワッチのジャージのズボンにつかまったところ、ズボンがずり落ちてきたので、ワッチが「やめてよ!」と慌てて履き直したのがおかしかったです。「そんなに痛いの?」「病院へ行った方がいいんじゃないの?」と、珍しく私のことを心配してくれもしました。

母の病院付添も、とてもじゃないけれど行けなかったのですが(動けないので家から出られませんでしたから)、1人でタクシーで病院へ行った母は、受診して薬もちゃんともらってきて、リビングの壁に掛けてあるお薬カレンダーにきちんと入れるところまでやったそうです。
私は私で母のかかりつけ医に、最近の母の様子(異常なし)や、ぎっくり腰になってしまい本日は母に同行できないことなどを書いたファックスを送りました。

こうして今回の母の受診は、なんとか無事に済んでほっとしましたが、前は薬をもらうのを忘れて帰ってきたり、医師に最近の様子を正確に話せなかったりしたので、やっぱり次回はついていかないと(医師からも、私が母に付き添って受診するよう頼まれています)。

22日(日)は、港区で講演があるそうですので以下お知らせします。

【平成28年度港区高次脳機能障害理解促進事業】
対象者:当事者やご家族、支援者、専門家、当障害に関心のある方々

日時:10月22日(日)午後1時30分~4時30分
会場:港区立男女平等参画センター1階リーブラホール
     港区芝浦1-16-11 みなとパーク芝浦(JR田町駅東口(芝浦口)徒歩5分、都営地下鉄三田線三田駅A6出口徒歩6分)
参加費:無料
定  員:200名
開 会 13:30 (受付 13:00~)

講演1 13:40~15:05
「高次脳機能障害の方への地域支援」 ~家族会を取り巻く支援システムについて~ 
  講師:納谷敦夫氏(なやクリニック院長/神経精神科医)
  *高次脳機能障害を理解し、リハビリ及び支援に尽くしてくださる 関西での第一人者。
  *ご長男は大学生の時、交通事故により重度の高次脳機能障害と身体障害を追う。
  *ご自宅をグループホームとして提供している。その設立の経緯
  *成年後見についても、実体験からのメリット・デメリット、本音を語って頂きます。

講演2 15:20~=16:30 
「高次脳機能障害へのリハビリテーション」  ~グループ訓練を中心に~
講師:石川 篤氏(東京慈恵会医科大学付属病院リハビリテーション科/作業療法士)  

閉 会 16:30

申し込み先:みなとコール 03-5472-3710
(保育が必要な方は、みなとコールにご連絡ください。)
問合せ先:港区障害者福祉課 03-3578-2457

主   催:港区
事業委託:NPO法人東京高次脳機能障害協議会(TKK)
協   力:高次脳機能障がい者の未来を紡ぐ会「みなと高次脳」

すみません、実はこの講演会も、申込締切は今日だったようです。でも、締切後でもお席に余裕がある場合がありますから(会場が広いですし)、参加希望される方は港区障害者福祉課にお問い合わせください。
是非皆様行かれて下さいね。

それから、私の講演会も八王子であります。

【八王子東京パイロットクラブ設立20周年記念事業】
開催日時  :2017年11月26日(日)  14時~21時
開催場所  : 京王プラザホテル八王子 5F翔王( TEL:042-656-3111)

プログラム :
第一部 式典          14時~16時
講演  高次脳機能障害コウジ村代表 イラストレーター 柴本礼氏(私)
    テーマ「誰でも笑顔でいられる社会に」

第二部 祝賀パーティ     17時~21時(有料:ディナーもあるので、1人12,000円)
演 奏  社会福祉法人 東京光の家 光バンド

交通手段 : JR東京駅中央線(1・2番線)の高尾行きで八王子駅北口下車
       
※ 第一部の私の講演は無料ですので、第一部だけでもいいので、どなた様でもお気軽にお越しください!
  16時~17時がフリーですので、本の販売があったり、おしゃべりもできま~す!

ではまた。


































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