日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々

2020年02月

安倍首相の記者会見が、夕方6時からあり、NHKで報道されました。

「これから1、2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際になる。」 
「今からの2週間程度、国内の感染拡大を防止するため、あらゆる手を尽くすべきである。」として、多数の人が集まるようなスポーツやイベントは中止、延期、または規模縮小してほしいこと。
今回の全国の小・中・高等・特別支援学校への春休み開けまでの休校要請への理解をしてほしいこと。
保護者へは正規、非正規を問わずしっかり手当すること。
経済へ与える影響にしっかり対策を講じること。
PCR検査に来週中には医療保険を適用するので、これからは保健所を経由することなく、民間の検査機関に直接検査依頼を行えるようになること。
新しい簡易検査機器の開発で、3月中にはウイルス検出まで15分で済むようにすること。
病床も増やすこと。
治療薬が見つからない中、現在3つの薬について患者への投与をスタートして有効性を見極めていること。

など、色々なことが話されました。
明日の新聞朝刊にはきっと全文が載ると思いますので、皆さんもお読み下さい。

中でも一番印象的だったのは、「率直に申し上げて、政府の力だけでこの戦いに勝利をおさめることはできません。最終的な収束に向けては、医療機関、ご家庭、企業、自治体をはじめ、1人1人の国民のみなさんのご理解、ご協力が欠かせません。」として、私達国民1人1人の努力をお願いする首相の言葉でした。

日頃あまり好きではなかった安倍さんですが、その言葉にこもる悲痛な思いがズン、と伝わってきて、今は本当に非常事態なのだという危機感に襲われ、慄然としました。

私達1人1人の努力とは、「感染しない」「感染させない」ことに尽きると思います。
自分だけマスクをしていてもダメです。皆がしないと。分け合いましょう。買い占めて高値で売るなんて馬鹿なことは即やめましょう。それは自らの墓穴を掘ることです。

アルコール消毒、アルコールがなければ石鹸で手洗い徹底しましょう。

煽るわけではありませんが、今は昨日の番組で浅野史郎さんが何度も繰り返していたように、「国難」であり「非常事態」であるのだ、と私もうすら気味悪いながら認めざるを得ません。

みんなで協力して、感染拡大しないよう頑張りましょう。

今朝、ウメの耳治療に動物病院へ行くと、待合室にいた人たちは皆マスクをしていました。
それを窓ガラス越しに外から確認すると、私もポケットに入れていたマスクをつけました。マスクは今や最低限のマナー化していて、つけていないと自分ばかりか他の人を不安にするようです。

言うなれば、自分がコロナウイルスにうつらないようにするというよりも、自分が仮にコロナウイルス感染者だとして、ほかの人にうつさないように配慮している常識人、と見られるためにマスク着用している感じ?マスクにどれほど効果があるのか疑問ですが、つけないよりは幾分マシだろう、そんな感じ?

かくして日本国民は、日に日にマスク着用姿が当たり前になってきています。

なのにマスクはどこにも売っていない。みんな元々、家に持っていたのかな。我が家のように。いずれにしても、早く簡単に誰もがマスクを買えるようになってほしい。マスク生産業者は、今年は儲かるだろうなあ。

さて、お昼のNHKニュースを見た後、TBSの「ひるおび」にチャンネルを変えたら、浅野史郎さんが出ていたので驚きました。浅野さんとは「高次脳機能障害と囲碁の会」関係のイベントその他で、最近よくお会いしていました。が、テレビ出演話は伺っていませんでした。以前はよくテレビ出演されていましたね。その頃はこうして気軽にお話できるようになるとは夢にも思わず、テレビを見ていましたっけ。

今日の「ひるおび」のテーマの1つは、昨日出された「全ての公立小・中・高等・特別支援学校を3月2日から春休み開けまで休校に」という政府の要請についてでした。浅野先生のほか、医師やエコノミスト、「新型コロナウイルス」対策専門家会議メンバーの大学教授、レギュラーメンバーの方達が話し合っていました。 

この「ひるおび」は、感染予防のため、数日前から無観客にしているそうです。 
でも5,6人の方がお互いに肘がつくような近い距離に座り、長時間話しているのは、ちょっと危険ですね。もちろん、皆さんテレビに出られるほど元気な方がただから心配はないと思うのですが、潜伏期間でもうつるそうですから、油断は大敵です。

というのは、番組の中でも仰っていましたが、浅野先生は白血病になられ、骨髄移植も受けられているので、普通の人の80%の抵抗力しかないそうです。そこでこの2週間というもの、一度も家の外へ出ていなくて、この番組が初めての外出だとか。電車には乗らないようにするなど、自衛、自粛に努めているそうです。

やはりコウジさんのように、毎日殺人的な(この表現は、今は適当ではありませんね)通勤時の満員電車に行き帰り乗らざるを得ない国民は、本当に無防備です。いくらマスクをしていても、ギュウギュウの状態で長時間身動きできず、中にはくしゃみや咳をする人もいるでしょう。おしゃべりしている人もいるかもしれません。空気感染より、飛沫や接触で感染する方が多いそうなので、ホントにこの満員電車はこういう時勘弁してほしい。

コウジさんの会社からも、昨日長いメールが私のところに届きました。新型コロナウィルスの感染予防および拡大防止方針について、です。発熱や倦怠感、咳などの症状がある時は出勤を見合わせ、速やかに所属長および人事部に報告し、指示に従って下さいとのこと。医師の許可があるまで自宅待機で、決して無理して出社しないこと。出勤前に検温すること(今朝コウジさんは、36.3度でした)。そのほか細かな注意事項、指示が沢山書かれてありました。ご配慮が有り難いです。

話を元に戻して、浅野さんは今は非常時、国難なのだから、学校を休校させるという政府の決断には従うべきだと強調されていました。皆で我慢して乗り切るしかないと。

たしかに親が共稼ぎのため、留守番させられる子どものことは心配ですが、もし子どもがどこかで感染した場合を考えると、影響は大きいです。子どもから家族に映り、家族から通勤電車やバスの中で他人にうつり、会社の人たちにもうつり、どんどん広がるでしょう。子どもも親も感染したら、それこそ学校や仕事どころじゃなくなります。今は感染しないように、皆できるだけのことをしないといけないのです。

と、ここまで書いたところで、眠くなりました。
睡眠が大事ですので、皆様おやすみなさい。

柴本礼



こんなに日本が、世界が、コロナウイルスに翻弄されることになるとは、全然予測していませんでした。

治療薬が見つかればいいのですが、エボラ出血熱の治療薬が効きそうだといっても、薬として使用できる(承認が下りる)のは、1年以上先とのこと。それまでには、いくらなんでも収束しているのでは。

先々週くらいは、まだそんなに騒がれていませんでした。
けれど今日は、全ての公立小・中・高等・特別支援学校が来週月曜日から春休みまで休校になりました。両親が共働き、あるいはシングルマザー、ファザーで、幼い子どものいる家庭は大変なことです。それも4日後からですから、準備が間に合わないですよ。それだけ、事態は緊急を要するということなのでしょうが。

我が家でも、娘ワッチの大学卒業式中止、研究発表会中止、オープンキャンパス中止。私の杉並講演中止、平塚で予定されていたイベントも中止、石倉先生の囲碁教室も再来週まで休講。
夫コウジさんと行くのを楽しみにしていた、3月4日のボビー・コールドウェルのライブも中止(ボビーが来日しなくなったので)。仕方ないとはいえ、残念でなりません。

けれどコウジさんは、毎日満員電車で通勤しています。これ、もう既にうつっていてもおかしくないのでは? もちろん、コウジさんだけでなく、大都市で通勤ラッシュにもまれている多くの人たちは、同じようにハイリスクの中にいると思います。

コウジさんがうつっているとしたら、私やワッチもうつっているんじゃ? コウジさんは、いつでも手で押さえずに咳き込んでいますからね(怒)。表では、ちゃんと手で押さえてる、と言ってますが。
今のところ3人とも症状は皆無ですが、新型肺炎コロナウイルスは潜伏期間が2週間くらいあるから、いつ発症しても不思議じゃないです。

それから、学校を休校にしても、TDL(東京ディズニーランド)やUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)ほか、大勢の子どもたちが好きな娯楽施設が開いていたら、そこで感染が広がるのでは?

とにかく、こうして膨大な数のイベントや会合がキャンセルになったり、観光地からお客さんが消えたり、仕事や娯楽が制限を受け、私達の生活があっと言う間に一変しました。こんなことって、私の記憶では一度もありません。経済への影響も心配です。既に廃業した会社もあると聞きます(涙)。
 
政府がクルーズ船ダイアモンド・プリンセス号の乗客を下船させ、公共交通機関で自由に帰らせたことにはびっくりしました。帰宅後発症したり、亡くなられた方がいます。潜伏期間中にも感染するのだから、きっと乗客ではない人にもうつっているでしょう。

乗客でない人たちも発症しています。どこかに感染者がいて、知らぬ間にうつったのでしょう。
もう、どこにウイルスを持った人がいるか、わかりません。CDC(アメリカ疾病対策センター)は、「世界的なパンデミックも近い」、と言ってます。

しかもこれもびっくりなんですが、いまだに中国から日本への渡航は続いているそうですよ。
中国政府は、団体旅行は禁じましたが、個人旅行は禁じていません。日本政府は、2つの省からの来日だけ禁止したものの、あとは容認しています。 これはまずいでしょう。中国だって、全土にわたって感染は拡大しているのだから、中国全部からの来日を禁じないと。

感染しているんじゃないか、と不安でPCR検査(コロナウイルス感染の有無を調べる検査)を受けたい人が、受けられていない現実。
実は今発表されている感染者数より、現実はきっともっとずっと多いはず。だって検査できた人が少なすぎるのだから。韓国なんて、ドライブスルーで検査されていますよ。日本ももっと真剣に感染の有無を調べるべきなんじゃないですか?

まだまだ言いたいことは沢山あるのですが、早く寝ないと睡眠不足はまずいので、今日はこのくらいにします。

今日は母の病院付き添いの日でしたが、ぜん息で高齢の母を、混んだ病院の待合室に長時間座らせておくのはとても怖くてできず、私だけ横浜市内の病院へ行ってきました。
なにしろ、感染して重症化するのは、高齢者や持病がある人というじゃないですか。そのどちらにも母はあてはまるので、感染者がいる可能性が高い病院へは、しばらくは母を連れて行けません。
母の主治医も了解してくれ、薬の処方箋を出してくれました。もらってきた薬は、あんみつやお饅頭など、母の好物と一緒に、宅急便ですぐ母に送りました。

横浜も、私の家の近くも、見かけたドラッグストアにはみな一様に、「本日のマスク入荷はありません」という紙が貼られていました。 うわあ、マスクって今、入手困難なんですね。早くマスクが量産されて出回るようになりますように。

・・・私は2週間くらい前にちょっと体調を崩し、しばらく大人しくしていました。大分落ち着いてきた感があるので、また明日もブログ書けそうです。なかなか更新できずにいて、すみませんでした。

それでは、おやすみなさい。

新型肺炎コロナウイルスが広がっていることを受け、3月7日(土)の杉並区講演は、中止となりました。


また、このブログでお知らせした、2月29日(土)の全国障害学生支援センター20周年記念イベントも、中止になったそうです。

仕方ないとはいえ、色々なイベントが中止を余儀なくされて残念です。

けれどそれだけ深刻な事態となっているということなので、なるべく人込みを避け、マスク着用と手洗い励行お願いします。あとは体力をつけておくことでしょうか。

3連休、ゆっくり休みましょう!

杉並区の広報が出ましたので、このブログでもお知らせします。

3月7日(土)に講演会があります。

●高次脳機能障害支援セミナー「知ってほしい高次脳機能障害」
日時:3月7日(土)午後1時半~4時
場所:高井戸地域区民センター(高井戸東3-7-5)
講師:早瀬智珠さん(杉並リハビリテーション病院作業療法士)
   柴本礼
対象:区内在住・在勤・在学の方
定員:80名(先着順)
お問い合わせ:障害者生活支援課地域支援担当 TEL03-3332-1817
※要約筆記あり
お申込み:電話・FAXに行事名、氏名、連絡先、要約筆記が必要な旨を書いて、2月21日までに同担当まで。 FAX03-3332-1826

広報が出るまではここでお知らせできなかったのですが、締切も21日と迫っているので、お気をつけください。(でもきっと、21日過ぎても80名に満たない場合は、お申込みできるんじゃないか、と勝手に思っています。諦めないで、一応お問い合わせして下さいね。)

コロナウイルスが広がっていますね。収束に向かうどころか、患者数が増えています。
どこでうつるか、はっきりいってわかりませんよね。
こうなったら、なるべく人込みを避けたり、人込みの中ではマスクをしたり、手洗いをしっかりするしかありませんね。あとは睡眠と栄養を十分取って、体力つけておきましょう。

私も最近睡眠4時間生活化していたせいか、ちょっと不調なので、これからは体力つけるために、早寝しようと思います。(いつも寝るのは午前1時~2時で、6時起床生活でした。反省。)

おっと、気づくともう夜10時過ぎてるじゃないですか。
そろそろ寝ます。おやすみなさい。
皆様も、早寝してくださいね。


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