日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々

2020年03月

今週末は、東京、神奈川、埼玉、千葉、山梨などで外出自粛要請が出されました。
東京のコロナウイルス感染者は、今日は過去最高の63人となり、今後の増加が懸念されます。

私も本当でしたら、今日は千葉に住む高齢の伯父と自宅周辺で花見の予定でしたが、自粛要請が出ずとも、感染拡大している現在、とても怖くて招けず、予定は中止していました。
その代り、心臓に持病のある伯父が心配で、食料や日用品を詰めて、昨日宅配で送りました。これで、近所に親しい人がいない伯父が数日くらい外に出なくても、大丈夫じゃないかな。伯父も喜んでくれました。

でも、花見を来週に延期したものの、来週に外出自粛要請が取りやめになっている保証はなく、日本はこのまま欧米のようにオーバーシュートへ向かってしまうのではないのか、とても心配です。

今日、コウジ村の1人から、「もし自分がコロナに感染してしまったら、当事者の旦那はどうなるのだろう?」と心配のメールを頂きました。それを読んだ私は、まだ自分が感染することについて現実的に考えていなかったことにハッとしました。

彼女は、「自分がもし感染したら、夫と愛犬を残して入院なんて無理! 親は高齢だったり、認知症だったりで夫と愛犬の世話をお願いできないし、どうしたらいいか。」「逆に夫が感染して入院となっても、こちらはきっとお見舞いには行けないし(彼女も感染して、高齢の親や職場の人にうつしてしまいますからね)、高次脳機能障害の人と生活する皆さんは、どう対応されるのでしょう?」と心配されていました。

本当にそうです。皆さん、今からきちんと考えておいた方がいいですよ!

それにもし私も夫(コウジさん)も感染したら、愛犬愛猫の世話は誰がするのでしょう?娘(ワッチ)? いえ、娘の大学(院)も、聞くところによると5月開始になったそうです。5月までだったら犬猫の世話はお願いできるけど、それ以降は・・・?
いやいや、もしワッチまで感染してしまったら、どうなるのでしょう? 犬猫は、動物病院にお世話をお願いする?
でも、そういう家庭ばかりになったら、動物病院もパンクするでしょうし、動物病院の先生やスタッフの方達が感染したら?

・・・考えれば考えるほど、どうなるのか想像できません。もうパニックなんてものじゃありません。みんな総倒れです。

わが家は私、夫、娘、犬猫という家族構成ですが、介護やお世話が必要な高齢者や障害者・児、子ども・幼児・赤ちゃんを抱えた家庭もあるでしょう。

家族1人や2人だけでなく、家族全員が感染したら?

そういう状況が、イタリアやスペインほか欧米で既に起きているのでしょう。テレビで疲弊した医療スタッフの様子を見ていると、恐ろしく、身が震えます。

なんとしてでも、感染爆発を起こしてはならないです。
そうならないよう、皆で協力しなくては。

ドイツのメルケル首相が、3月18日にテレビで国民に向けて行ったスピーチが話題となっています。私は、視覚障害のあるOさんからその全文和訳が送られてくるまで、内容は知りませんでした(Oさんの友人の友人が訳されたそうです。)
そこには、今私達が従うべき大事な内容が記されています。

是非1日も早く皆さんにもお読み頂きたいと思い、Oさんに、訳された方の了解を得たいとお願いしているのですが、なかなかお返事がありませんので、事後承諾ということでここにご紹介したいと思います。(その訳文は、Oさんが入られているメーリングリストで流されたものなので、多数の人が読ませて頂いてもいいと判断したのと、刻一刻を争う事態ゆえ、ご容赦頂きたいです。わかりやすい、素晴らしい訳です。)

以下、長文ですがメルケル首相のスピーチです。訳も素晴らしいですが、スピーチそのものは本当に素晴らしいです。今の日本の状況に当てはまります。
それでは皆様、どうかご自身やご家族の行動は、このスピーチにあるよう、くれぐれも慎重に願います。

*****

親愛なるドイツ国民の皆さん!
現在、コロナウィルスは私たちの生活を著しく変えています。日常生活、公的生活、社会的な人との関わりの真価が問われるという、これまでにない事態に発展しています。

何百万人もの人が職場に行けず、子供たちは学校や保育施設に行けない状況です。劇場、映画館、店などは閉鎖されていますが、最も辛いことは、これまで当たり前に会っていた人に会えなくなってしまったことでしょう。このような状況に置かれれば、誰もがこの先どうなるのか、多くの疑問と不安を抱えてしまうのは当然のことです。

このような状況の中、今日、首相である私と連邦政府のすべての同僚たちが導き出したことをお話ししたいと思います。 オープンな民主主義国家でありますから、私たちの下した政治的決定は透明性を持ち、詳しく説明されなければなりません。決定の理由を明瞭に解説し、話し合うことで実践可能となります。

すべての国民の皆さんが、この課題を自分の任務として理解されたならば、この課題は達成される、私はそう確信しています。 ですから、申し上げます。事態は深刻です。どうかこの状況を理解してください。東西ドイツ統一以来、いいえ、第二次世界大戦以来、我が国においてこれほどまでに一致団結を要する挑戦はなかったのです。
連邦政府と州が伝染病の中ですべての人を守り、経済的、社会的、文化的な損失を出来る限り抑えるために何をするべきか、そのためになぜあなた方を必要としているのか、そしてひとりひとりに何が出来るのかを説明したいと思います。

伝染病について私がこれから申し上げることは、ロベルト・コッホ研究所のエキスパート、その他の学者、ウィルス学者からなる連邦政府協議会からの情報です。世界中が全力で研究していますが、まだコロナウィルスの治療薬もワクチンも発見されていません。 発見されるまでの間に出来ることがひとつだけあります。それは私たちの行動に関わってきます。つまり、ウィルス感染の拡大の速度を落とし、その何カ月もの間に研究者が薬品とワクチンを発見できるよう、時間稼ぎをするのです。もちろん、その間に感染し発病した患者は出来る限り手厚く看護されなければなりません。

ドイツには優れた医療制度があり、世界でもトップクラスです。しかし、短期間に多くの重症患者が運び込まれた場合、病院には大きな負担がかかります。それは統計上の単なる抽象的な数字ではなく、父または祖父、母または祖母、パートナーであり、彼らは人間です。そして、私たちはすべての人の命に価値があることを知るコミュニティで生活しているのです。 まずこの場を借りて、医師、そして看護施設、病院などで働くすべての方にお礼を申し上げます。あなた方は最前線で戦っています。この感染の深刻な経過を最初に見ています。毎日、新しい感染者に奉仕し、人々のためにそこにいてくれるのです。あなた方の仕事は素晴らしいことであり、心から感謝します。

さて、ドイツでのウィルス感染拡大を遅らせるために何をするべきか。そのために極めて重要なのは、私たちは公的な生活を中止することなのです。もちろん、理性と将来を見据えた判断を持って国家が機能し続けるよう、供給は引き続き確保され、可能な限り多くの経済活動が維持できるようにします。

しかし、人々を危険にさらしかねない全てのこと、個人的のみならず、社会全体を害するであろうことを今、制限する必要があります。私たちは出来る限り、感染のリスクを回避しなければなりません。

すでに現在、大変な制限を強いられていることは承知しています。イベントは無くなり、見本市、コンサートは中止、学校も大学も保育施設も閉鎖、公園で遊ぶことさえ出来ません。州と国の合意によるこれらの閉鎖は厳しいものであり、私たちの生活と民主的な自己理解を阻むことも承知しています。こういった制限は、この国にはこれまであり得ないことでした。 旅行や移動の自由を苦労して勝ち取った私のような人間にとって(注※メルケル首相は東独出身)、そのような制限は絶対に必要な場合にのみ正当化されます。民主主義国家においては、そういった制限は簡単に行われるべきではなく、一時的なものでなくてはなりません。今現在、人命を救うため、これは避けられないことなのです。 そのため、今週初めから国境管理を一層強化し、最も重要な近隣諸国の一部に対する入国制限を施行しています。

経済面、特に大企業、中小企業、商店、レストラン、フリーランサーにとっては現在すでに大変厳しい状況です。今後数週間は、さらに厳しい状況になるでしょう。しかし、経済的影響を緩和させるため、そして何よりも皆さんの職場が確保されるよう、連邦政府は出来る限りのことをしていきます。企業と従業員がこの困難な試練を乗り越えるために必要なものを支援していきます。

そして安心していただきたいのは、食糧の供給については心配無用であり、スーパーの棚が一日で空になったとしてもすぐに補充される、ということです。スーパーに向かっている方々に言いたいのです。家にストックがあること、物が足りていることは確かに安心です。しかし、節度を守ってください。買い溜めは不要で無意味であり、全く不健全です。 また、普段、感謝の言葉を述べることのなかった人々に対しても、この場を借りてお礼を申し上げます。スーパーのレジを打つ方々、スーパーの棚に商品を補充される方々は、この時期、大変なお仕事を担われています。私たち国民のためにお店を開けていてくださって、ありがとうございます。

さて、現在急を要すること、それはウィルスの急速な拡散を防ぐために私たちが効果的な手段を使わない限り、政府の措置は意味を持たなくなるということです。私たち自身、誰もがこのウィルスに感染する可能性があるのですから、すべての人が協力しなければなりません。

まず、今日、何が起こっているかを真剣に受け止めましょう。パニックになる必要はありませんが軽んじてもいけません。すべての人の努力が必要なのです。 この伝染病が私たちに教えてくれていることがあります。それは私たちがどれほど脆弱であるか、どれほど他者の思いやりある行動に依存しているかということ、それと同時に、私たちが協力し合うことでいかにお互いを守り、強めることができるか、ということです。

ウィルスの拡散を受け入れてはなりません。それを封じる手段があります。お互いの距離を保ちましょう。ウィルス学者は明確にアドバイスしています。握手をしてはいけません。丁寧に頻繁に手を洗い、人と少なくとも1,5メートルの距離を置き、出来るだけお年寄りとのコンタクトを避けましょう。お年寄りは特にリスクが高いからです。 この要求が難しいことであることは承知しています。こういった困難な時期にこそ、人にそばにいてもらいたいものですし、物理的な近接、触れ合いこそが癒しとなるものです。残念ながら、現時点ではそれは逆効果を生みます。誰もが距離を置くことが大変重要であることを自覚しなくてはなりません。

善意のある訪問、不必要な旅行、これらはすべて感染を意味し、行ってはならないの
です。

専門家が「お年寄りは孫に会ってはいけない」と言うのには、こういった明白な理由があるからです。

人と会うことを避ける方は、毎日たくさんの病人の看護をしている病院の負担を軽減させているのです。

これが私たちが人命を救う方法なのです。

確かに難しい状況の人もいます。世話をしている人、慰めの言葉や未来への希望が必要な人をひとりにはさせたくはありません。私たちは家族として、あるいは社会の一員として、お互いに支えあう他の方法を見つけましょう。

ウィルスが及ぼす社会的影響に逆らうクリエイティブな方法はたくさんあります。祖父母が寂しくないように、ポッドキャストに録音する孫もいます。愛情と友情を示す方法を見つける必要があります。Skype、電話、メール、そして手紙を書くという方法もあります。郵便は配達されていますから。自分で買い物に行けない近所のお年寄りを助けているという素晴らしい助け合いの話も耳にします。この社会は人を孤独にさせない様々な手段がたくさんある、私はそう確信しています。

申し上げたいのは、今後適用されるべき規則を遵守していただきたい、ということです。政府は常に現状を調査し、必要であれば修正をしていきます。現在は動的な情勢でありますから、いかなる時も臨機応変に他の機関と対応できるよう、高い意識を保つ必要があります。そして説明もしていきます。

ですから、私からのお願いです。どうか私たちからの公式発表以外の噂を信じないでください。発表は多くの言語にも訳されます。

私たちは民主国家にいます。強制されることなく、知識を共有し、協力しあって生活しています。これは歴史的な課題であり、協力なしでは達成できません。 私たちがこの危機を克服できることは間違いありません。しかし、いったいどれほどの犠牲者となるのでしょう?どれだけの愛する人々を失うことになるのでしょう?それは大部分が今後の私たちにかかってきています。今、断固として対応しなければなりません。現在の制限を受け入れ、お互いに助け合いましょう。 状況は深刻で未解決ですが、お互いが規律を遵守し、実行することで状況は変わっていくでしょう。 このような状況は初めてですが、私たちは心から理性を持って行動することで人命が助けられることを示さなければなりません。例外なしに、一人一人が私たちすべてに関わってくるのです。

ご自愛ください。そしてあなたの愛する人を守ってください。ありがとうございます。

安倍首相とIOCのバッハ会長の電話会談で、東京オリンピックが、1年程度延期に決まったそうですね。
コロナウイルスがこんなに世界的に猛威をふるっている今、当然ですが、オリンピックが開かれることを予定してチケットを買った人、ホテルを予約した人、マンションを契約した人などのほか、観光業、飲食店ほか、影響を受ける人たちが心配です。でも中止でなく来年開かれるのですから、なんとかそれまでしのいで下さることを祈ります。チケットは、来年にも有効にしてくれなきゃね。

もう既に選ばれた選手たちも、そのまま来年のオリンピックに出場できますように。1年延びると体力や記録のピークが落ちるのかもしれませんが、世界中が同じ条件(今選ばれている選手が来年出る)なら、不公平にならないんじゃないでしょうか。オリンピック記録というものは出ないと思いますが、それは仕方ないです。

東京オリンピック2020という名称は、そのまま来年も使うそうなので、街に掛かっているフラッグも作られたグッズも、そのまま使えて無駄にならなくて良かった。

今入ったばかりのニュースなので、明日にはもっと詳細がわかると思いますが、当初の予定のように、延期か中止か開催かの決定まで4週間もかからず、もう決定して良かったです。 すぐコロナに集中できますね。

コロナがオーバーシュート(爆発的な流行)になるのは、私が最近お会いした大学教授や医師などに伺っていても、あり得るそうです。というか、「オーバーシュートになるでしょう。」、と言われています。 もう、備えておかなくちゃ。ええ、私の場合、ストレスをなくして早く寝るようにします。皆さんも体力つけておいて下さいね。

マスクも残り少なくなくなってきたので、今日はマスクを洗って干しました。動物病院の待合室でほかの飼い主さんが、「3回までは洗えるわよ。毛羽立ってくるけど。洗濯機は使っちゃダメよ。」と言っていました。ネットで調べても洗っても使えると書いている人もいるし、マスクの内側にハンカチやガーゼなどを入れるとさらに効果的のようです。最初から手作りマスクでもいいですね。そろそろ布やガーゼで作ろうかな、と思います。だってどこにもマスクは売ってないのですから。

今日はコウジさんの、受診日でした。 コウジさんはお陰様で元気ですが、私が体調不調なので、コウジさんの主治医なのに私の不調の話もしました。介護者と患者は一心同体ですものね。

主治医はやはり私の不調は私が考えているように、疲労、ストレス、睡眠不足のせいでしょうとのこと。あまり手を広げないように、とも仰って下さいました。

もう年だもんね。(昨日誕生日でした。いつも自分は28歳くらいのつもりですが、その倍以上になりました。笑) これからは活動も縮小し、なるべく体を労わろうと思います。

ということで、講演も今頂いている話だけにして、もうお受けするのはやめようと思っています。すみません。
でも、もう百回以上させて頂いたので、十分かと・・・。今まで多くの方にお世話になりましたが、有難うございました。これからは、もっと若い方、そして当事者の方がどんどん元気に発言されて下さいね。あれ、なんだかお別れの挨拶みたいになってしまいましたね。そんなことありませんよ。

ブログとコウジ村はまだしばらく続けますから、心配されないで下さい。

ではまた!

私も入会している日本ケアラー連盟から、以下のお知らせが入りました。

*******
日本ケアラー連盟では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、緊急アンケートを本日より実施しております。
アンケートURLはこちら。(スマホからも入力可能です)
https://forms.gle/T1azNTxZpdfjcSEK9

ケアラーのみなさま、ぜひご回答ください。そして、お知り合いにケアラーの方がいらっしゃれば、
アンケートについてお伝えいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
日本ケアラー連盟

~以下、呼びかけ文です~
ケアラー(介護者)の皆様へ
日本ケアラー連盟から緊急アンケートのお願い

日頃から大切な人への介護や気遣いをしておられるケアラーの皆さま、お疲れさまです。
ケアラーは新型コロナウイルスのリスクがもっとも高い人々をケアしています。
なかなか今後の見通しが立たない中で、ご自身やケアをしているご家族等への心配や不安がつきない方もいらっしゃることと思います。
新型感染症という“災害”は、ケアラーにとって大きな脅威であり、新たな負担や不安をもたらしています。
ケアラーにはマスクや消毒薬等必要な資源の供給の道筋がないなどの声も聞かれます。
外出等自粛から約2週間のご経験を通して、実際に困っていることや不安、足りない資源等について率直なご意見を伺いたく、「新型コロナウイルス感染拡大とケアラーに関する緊急アンケート」を実施させていただきます。

回答結果を活かし、資源の不足や具体的な困りごとの解決のために、可能な限り新年度補正予算の編成や地方自治体の施策に意見反映・施策提起をし、今後に備えていきたいと考えております。
短期間の調査となりますことをあらかじめご了承ください。
もし、周囲にケアラーやケアラーを知っている方がいらっしゃいましたら、アンケートを広めて下さい。

1.ご回答いただきたい方:ご自身がケアラーである方
2.アンケート実施期間:2020年3月21日(土)〜3月30日(月)
3.アンケートの形式: Web上でのアンケート:GoogleフォームURL ↓ 
4.連絡・お問合せ: info@carersjapan.comまで
ご多忙のところ、短期間での調査になり恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。
                       
2020年3月21日     
一般社団法人 日本ケアラー連盟

*******
ケアラーの皆様、どうぞご協力宜しくお願いします。

このブログにも時々コメント下さるたろべえさんは、ヤングケアラー(通学や仕事をしながら家族を介護している15~19歳の子ども)から 若者ケアラーになった22歳の大学生です。最近めでたく卒業され、おめでとうございます。

たろべえさんのブログ → https://ameblo.jp/tarobee1515/page-8.html

たろべえさんが「Sibkoto シブコト 障害者のきょうだい(兄弟姉妹)のためのサイトに寄稿された文章「ヤングケアラーが“自分の気持ちを話すこと“=“家族を傷つけること“じゃない」が、大変素晴らしいですので、是非ご一読下さい。 → https://sibkoto.org/

ではまた。

今日は囲碁の話題です。

水間俊文七段からお知らせが入りました。
日本棋院もコロナウイルスの感染拡大を受け、残念ながら今月一杯の休業が決まっているそうです。

けれど、そのような中でも何かできないかということで、日本棋院のユーチュープ「囲碁チャンネル」にて講座を行うことにされたそうです! なんと視聴は無料とのこと。
https://www.nihonkiin.or.jp/news/etc/2_34.html

番組は水間先生と桑原陽子六段が担当されるそうで、水間先生が明日20日の14時~15時くらいまで、入門および入門その後の講座を担当され、桑原先生は来週23日(月)の19時~20時くらいまで、19路盤を打ち始めの初心者向けの講座を担当されるそうです。

https://www.youtube.com/channel/UCl4UWklKYTaUOZAhSJAprWQ

水間先生も桑原先生もユーチュープ初登場なため、不慣れながら楽しい講座にできれば、と思ってらっしゃるとのこと。

また、ライブ放映の間は、チャットで質問なども受付られるそうですので、どしどしご投稿いただければ嬉しいそうです。

さらにライブを終えた後でも再生は可能なので、「この機会に囲碁チャンネルをご登録いただいて他のコンテンツもお楽しみいただければと思います。」とのことです。

私がブログに書くのが直前になってしまい申し訳ありませんが、もし囲碁にご関心がある方は(ない方も)、是非ご覧になってはいかがでしょうか?

アマチュア指導、入門指導で大人気の水間先生は、数多くの本も書かれ、日本棋院で「すいすい上達コース」という教室もお持ちです。優しく素敵な水間先生のご講義を生で見られるなんて、滅多にないチャンスですよ!是非皆様、明日14時からご覧くださいまし!

私は石倉先生教室も今月いっぱいお休みでがっかりしていましたが、張り切ってコウジさんとパソコンの前にスタンバイしようと思っています。


風もない暖かな早朝、ウメと散歩していると、「ホーホケキョ!」と鶯の声が聞こえました。
びっくりして足を止めると、もう一度「ホーホケキョ!」
こんな住宅密集地でも、どこかに鶯がいて春を告げてくれているんだなあ。

そこへ近くのマンションから男性が出てきて、会社へ行くようです。
(あ、今また鶯が鳴いてくれたら、あの人も声を聞ける!そうしたらあの人も、嬉しくなってきっと元気になるだろう。鳴いて、鳴いて、鶯さん!)と思って、しばらく待っていましたが、鶯は鳴きませんでした。男性もそのまま立ち去り、たとえ今鶯が鳴いても聞こえない距離まで遠ざかりました。あ~あ、残念。

鶯は、なかなか鳴かないのですね。2回もきれいな鳴き声を聞けて、私はラッキーだったのだな。
このタイミングに散歩に引っ張り出してくれたウメに、感謝!

さて、コロナは益々猛威をふるっています。特に中国・韓国はもとより、ヨーロッパがひどい。いえ、日本だってそのうちに。

不思議なのは、こんなにコロナが拡大してきているのに、まだ日本はオリンピックをやるつもりでいるらしい。本気でそう思っているのか、とても怪しいけれど。
だってもう3月の下旬になり、これから世界でも日本でもきっと感染拡大していき、収束まではまだまだ時間がかかるのでしょ(年を越える?)、オリンピックなんて、絶対無理じゃん。やったって、誰も来ないじゃん。

4年延期じゃ、選手の人達も同じ人が選ばれるとは思えないから、せめて来年に延期がいいと思うけれど。

3月10日にオリンピックの記念切手が発売されたので、1シート買ってきました。 商店街に掛かっている2020オリンピックの旗も、写真におさめました。
中止が決まったら、発売中止になり、旗もおろされると思うので。

オリンピック切手


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旗の色は、写真のワイン系のほかにも、赤系、ピンク系、青系、緑系などあって、きれいですよ。黄色系がないねえ。うちの近所にはないけれど、よその地域にはあるのかな、黄色、あるいはオレンジ系。でも、延期になったらこの旗どうするんだろう。2021年になっても、勿体ないからこの旗使って欲しいです。国民も世界の人も、皆納得してくれるでしょうから。

でも、もし中止(延期)になるのだとしたら、今から今年開催のためにかけようとしているお金はもう使わず、延期用に使って欲しいですね。それこそ勿体ないから。(勿体ないおばさんです。)

消費が低迷している今とこれから、消費税が5パーセント、あるいは0%に一時的にでも戻されるのも、現実的な話かもしれませんね。

とにかく、早く薬ができればいいと、祈っています。

株も暴落していますが、今買うなら、zoom会議など、WEB会議会社の株でしょうか。私は株やりませんが。だから全然わかりませんが。

というのも、これからしばらくの間、外出を控えることが続けば、ネットを使ってのやりとりが増えるでしょうから。昨夜は、初めてG7がテレビ会議で開かれましたね。 すごい、これからもこうしたら、余分な渡航費、宿泊費、会場費、食費も不要になって、その分国内に還元できるじゃないですか。 出張費なんていうのも、不要になりますね。ズルしていた人も、できなくなりますね。きっとコロナが収まっても、この流れは続くんじゃないでしょうか。だって便利だしラクだもの。

私も一昨日、またzoom会議に参加していたんですよ。
その会議には、浅野史郎さんも参加されていたので、パソコン越しにお会いできたりご挨拶できたり、嬉しかったです。滋賀や、ベトナムや台湾の人達ともパソコン越しに話せたんですよ。まるで皆さん、すぐ隣の部屋にいらっしゃるくらい近く感じられました。すごいですね、ワクワクします。

その画面の1つに、都庁にいらっしゃる木谷さんや政光さんも写り、会話できました。そちらの画面には、日本棋院の小林覚理事長や、王銘琬九段も写ってました。(この会見については、コロナ連絡会のHPをご覧ください。 http://kokoroigo.site/?p=1378  )

本当はこちらと10分ほど交流会議がされる予定でしたが、都庁では予定されていた梶原副知事のほかにも、なんと小池都知事とも面談がかなったそうで、思わぬ嬉しい展開に予定が押せ押せになって、こちらzoom組はそちらの記者発表会場とほとんど繋がれませんでした。

ちょうどその頃、つくいやまゆり園事件の植松悟被告に死刑判決が下されたので、急遽こちらzoom組は、その話題になりました。浅野先生のお考えをタイムリーに聞くことができて、なるほど、と思いました。私も意見を求められましたが、もう今まで多くの識者や関係者の方々に語られてきたことをなぞる気もせず、ただ、「植松被告は障害者はこの世に不要だというけれど、自分自身が障害者になる可能性は考えないのだろうか。高次脳機能障害は中途障害であるから、植松被告自身だって、明日障害者になるかもしれないのに。」と言いました。 そうしたら彼だって、障害当事者で、彼が差別している対象に彼自身も含まれるんですよ。 きっと彼は自分が「こうであるべき」という考えに固執して、ほかの人の意見は、いくら言っても耳に入らないのでしょうが。

なぜ彼がそういう人になってしまったのか、そこがこの事件の一番のポイントで議論されるべきところですが、たとえそこが解明されたとしても、植松被告の考えを変えることは可能なんでしょうか。そこがわからない。

理解できないことがあると、そこには恐怖を感じます。植松被告の差別的な考えも、理解不能で恐怖を感じますが、でも、実際それが起こっているのだから、彼の存在、起こった事実を認めないわけにはいきません。 勿論、もう二度と起きてはいけない事件だけれど、ではどうしたら今後二度と起きないようにできるのでしょうか。

あんなに大きな戦争(第二次世界大戦)は、もう絶対起きてはいけないけれど、どうやったら二度と起きないようにできるのでしょうか。
やはり、声の大きな一部の権力を持った人たちに対して、私達1人1人の力は悔しいけれど小さいながら、絵本のスイミーのように、団結して反対、打ち勝つことでしょうね。

私も先月、不思議な体験(意識消失で救急搬送)をして、自分の体なのに、起きている異変の正体がわからず、ここ1か月気持ち悪く過ごしてきました。人間の体、自分の体のことがわからず、恐怖を感じます。死ぬとかという恐怖ではなく、なんでこういうことになってしまうのか、理解できない恐怖。色々検査をしてきましたが、原因はわからず、多分疲労、睡眠不足、ストレスなんだと思います。
詳しくここで述べる必要はないので、また3か月後の検査を受けてから結果が出る予定なので、そうしたら書くかもしれないけれど、書かないかもしれません。ああ、こんなこと書いたら、かえってご心配おかけしてしまいますね。すみません。命にはかかわりませんので、ご安心を。

でも、これからは今までのように無理はしないで(結構隠れたところで無理がたまっていたようなんですよ)、とにかく睡眠を取るように気を付けます。3か月ほど、毎日睡眠4時間生活で、それをおかしいと思わず、若い時と同じつもりでいた「ツケ」が来たのだと思います。だから、時々ブログ更新が滞ることがあっても、お許し下さいね。きっと私は布団の中だと思います。
皆さんも、睡眠は大事ですよ。よく寝て下さいね。

幸い?、講演会や勉強会など出歩く機会がコロナのせいで減りましたから、家で体を休められて良い面もあります。

不思議な体験をしたので、以前買っていた本を読み始めています。それは、脳神経科医のオリヴァー・サックス著の『妻を帽子とまちがえた男』(早川書房)です。オリヴァー・サックスさんは、映画にもなった『レナードの朝』という本も書かれています。

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なぜ私がこの本を持っているかというと、高槻市のやまぐちクリニックの山口研一郎医師が、平成30年10月28日の「交通事故後遺障害者家族の会」の講演会で、紹介されていたからです。相貌失認など、高次脳機能障害に関する様々な症状が出てきます。

早く読みたかったけれど、ほかの本を先に読んでいて、後回しになっていました。
今読み始めて、人間ってわからないところがこんなにある生きものなんだなあ、と驚いています。
その1つ1つに、医学者は立ち向かって、治療法やワクチンを開発してきてくれたんですね。医療に関わる人たちへの感謝を改めて大きく感じているところです。

今回のコロナについても、1日も早く薬やワクチンが見つかりますように。私の今までの人生で、こんな手ごわい感染症の恐怖に晒されたのは初めてですが、近所の86歳のおじ様も、「僕も初めてだよ!」と驚いていました。いつも元気なそのおじ様は、ライオンズクラブに入っていたり、学校の理事長をされていたり、色々な役職に就かれているんですが、このコロナで会議や集まりは全て中止になったそうです。

特に高齢者が心配ですね。出かけられなくなると、筋力が落ちたり刺激がなくて認知症になるかも。
私の母も喘息持ちの高齢者ですから、毎週行っていた碁会所へは行かないように私がお願いしています。でも母の筋力や認知機能低下かしないか、心配。それより、碁会所で会っていた友達や先生と会えなくなり、楽しみが減ってしまって可哀想。なんとかならないのか、このコロナ。

けれど、たとえ今回このコロナを乗り越えられたとしても、また次の感染症が現れるのでしょうね。
生きていくというのは、大変です。
情報交換、提供を受けるためには、これからはネットがどんどん活用されると思いますが、今はまだパソコンやスマホを持っていない人も多いので、そういう方達へは、テレビや電話、FAXなどを駆使して情報を伝えないといけないでしょうね。

ではまた。


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