日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々

2020年04月

おはようございます。

さきほど小林春彦さんから連絡を頂き、今日の失語症イベントについてお知らせします。是非ご視聴下さい。
以下、昨日の毎日新聞ネット記事より。

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脳卒中や事故などで言語に障害が出る「失語症」。コミュニケーションが思うようにできなくなる「見えない障害」について知ってもらおうと関連団体などが活動し、今年に入って4月25日が「失語症の日」に認定された。初めて迎える記念日の25日、無料オンラインイベントを開く。 https://peraichi.com/landing_pages/view/425 で午後1時から3時ごろまで。

イベントは、「失語症の日制定委員会」が開催。自らも失語症を経験した三鷹高次脳機能障害研究所の関啓子所長とフリーアナウンサーで朗読家の沼尾ひろ子さんが録画で講演する。関さんは言語聴覚士、研究者としての経験を踏まえて発言。沼尾さんは発症時の気持ちや、言語ボイストレーニング指導など現在の活動について語る。

NPO法人日本失語症協議会の園田尚美副理事長は「日本には推計50万人以上の失語症の人が暮らしている。障害によって普段でも情報が得にくい中、新型コロナウイルスの感染拡大で、さらに不安な思いで過ごしている人が多いのではないか。一人でも多くの人に動画を見てもらい、失語症に関心を持ってほしい」と願う。

当日は歌手・八代亜紀さんからのメッセージと楽曲「だいじょうぶ」のミュージックビデオも流れる。当事者の男性が「記念日を盛り上げたい」と発案し、事務所を通じて応援を打診。八代さん側が快諾した。イベントは配信時間に限り、無料で閲覧できる。【岡本同世】

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一週間前、別のコウジ村の方からも情報を頂いていたのに、ブログでお知らせするのを忘れていました。すみません!

高次脳機能障害者の中には、失語症をお持ちの方も多いです。「日本高次脳機能障害学会」は、以前は「日本失語症学会」でした。

また、同じく小林さんから、今日は福知山線脱線事故があった日だということも教えて頂きました。(まだ今日は朝刊もネット記事も読んでいない柴本です。汗)

2005年の今日の事故では、高次脳機能障害になられた方もいらっしゃいます。鈴木順子さんという方で、私も2012年に宝塚でお会いしたことがあります。5か月間意識不明という大変な怪我でしたが、驚異的に回復され、お会いした時も笑顔で食事を一緒に取られていましたし、その後お仕事もできるようになったということは、新聞記事で知り嬉しかったです。

事故に遭っても、病気になっても、生きていさえすれば何とかなる、道は開けていきます。

どうか私達皆、たとえ今回のコロナに感染しても、生き続けられるよう頑張りましょう。



あっという間に、前回から9日が経ってしまいました。相変わらず慌ただしく過ごしていますが、また近況や、最近の出来事についての雑感を綴ります。

ウメが最近、夜7時くらいからクークー寝出し、(また起きるかな?)、と思っているとそのまま朝まで寝てしまうようになりました。

大型犬に噛まれてから、朝晩の2回、抗生物質を飲まないといけないのに、そういうわけで、晩の薬を飲めないこと数日。 でも今日動物病院へ行くと、もうほぼ噛まれたところの傷はふさがり、あとは段差ができた皮膚も、徐々に平らになるだろうとのこと。ああ、やっとここまできた、とほっとしました

そしてウメが最近夜早く寝るようになったことを話すと、獣医さんいわく、「外出自粛で家族がみんな家にいるようになりましたからね。犬は結構気を遣って疲れちゃうんですよ。かえって家族が留守なら、体が休まるんですよ。」とのこと。

そういえば、コウジさんも週1回の出勤以外は毎日家にいるし、ワッチの大学院も全然始まらないから家にいるし、いつもより人口密度の多くなった家で、しょっちゅう「ウメ、かわい~!」「ウメ~!」と撫でられたり抱え込まれたり、コウジさんに至っては、寝ているウメを起こして可愛がるので、一向にウメは休まらないのでしょう。それで夕方にはくたびれて寝てしまうのでしょう。

それを聞いてきたので、コウジさんとワッチには、あまりウメを構わないよう通達しました。

朝食、昼食、夕食といつも家族が一緒に家で取るので、忙しい忙しい。元々我が家は家族そろって外食することは皆無の家だったので、生活がすごく変わったわけではないのだけれど。それでも昼食についてはコウジさんは会社、ワッチも大学で食べていたから、今の三食ワイワイガヤガヤは、賑やかで楽しいのか、疲れるのか、微妙~(笑)。 とにかく、1日中食事の準備、食事、片付けをしている気がします。ウメ・ハル・チーのお世話もあるしね。バタバタです。

・・・余談ですが、我が家の周りには、ファミレスがないんですよね。ファミレスどころか、飲食店がほとんどない。繁華街へ出ていけばそれなりにあるのだけど、面倒で出て行かないから、家族でファミレス、あるいは外食、ということは今までもなかったです。だから今外出自粛になっても、さほど食事については全く変化、影響はありません。

家にコウジさん、ワッチがいるので、やっぱり忙しくなっちゃいましたね。いつも話している(私が一番話しているという説も。)ので、本も読めない。テレビも見られない。羽鳥モーニングショーも、録画したままのが何日もあるし、見る時も時間がないから、倍速どころか、倍倍速くらいで見ています。新聞は東京新聞と朝日新聞を、ゆっくり目を通しています。

岡江久美子さんが亡くなられ、驚きました。あんなに元気そうな方が。まだ若い。なぜ?乳がんの手術をされ、放射線治療で免疫力が下がっていたところに、コロナに感染したからとのこと。そんな・・・。お気の毒だ。でも、夫の大和田獏さんは、亡くなられた奥様のお顔を最後に見られたとのこと、良かった!・・・志村けんさんは、お兄様は対面できなかったと言っていたので、病院によるのでしょうか。志村けんさんのお兄様も、弟さんに会えたら良かったのに・・・

コロナ感染者、今日の東京は161人? どんどん増える。困ったものだ。
埼玉県で、自宅待機となっていた軽症の感染者が、亡くなったとのこと。なんて可哀想!お1人でどんなに不安で苦しかったことか。病院やホテルにいられたら良かったのに。可哀想でならない。
このお2人の件を受け、埼玉県では軽症者でもホテルに入れるように対策を変えたそうだ。これから同じように自宅で亡くなってしまうはずだった沢山の人たちが、このお2人のおかげで救われた。でもお2人が可哀想なのは、変わらない。

そんなこと言っている自分だって、いつ感染するかわからない。もう既に無症状の感染者になっているかもしれない。周りは誰も感染していなくて、普段とあまり変わらない景色だけれど、元々うちの周りはそんなに人が多く歩いているわけでもない、いわゆる閑静な住宅街なのだろう、平穏な空気が流れている。

岐阜でホームレスの男性が、大学生ら5人に石を投げられたり、凶器で頭を殴られたりして、殺されたというニュースに、憤りがおさまらない。いったい何なの、その5人は?どういう神経をしているの? 何も悪いことをしていない、81歳の男性を、執拗に何百メートルも追いかけて殺してしまったという。 恐ろしい人間がいるもんだ。人間と呼びたくない。それに、これまで何度もその男性は、同じ大学生らに石を投げられていて、警察に相談していたそうだ。警察は何をやっていたの?男性のところを、何度も何度もパトロールしてくれていたら、こんな事件は起きなかったのでは?警察の怠慢だ。お気の毒な男性・・・

多摩川猫の世話をされている写真家の小西修さんのブログを読むと、最近学校も休み会社も休み、で河川敷はすごい人出だそう。中にはやっぱり悪い人たちがいて、猫やホームレスさんに石を投げるのだそう。

なんでそういうことをするかな?何を考えているんだろう? もっとほかに有意義なこと、世の中の役に立つことを、考えればいいのに。いつか多摩川河川敷に、様子を見周りに行きたい。ああ、でも今はすごく混んでいるので、行かない方がいいだろう。どうか猫ちゃん、ホームレスさんたちご無事で! 

小池都知事が、「明日25日~5月6日はSTAY HOME週間とし、家にいて下さい、東京都から出ないで下さい」、と言っていたので、今まで同様、家にこもろう。

買い物も今まで宅配の生協で注文することが多かったのだけど、あまりに注文する人と物が増えたそうで、来週から1回の注文で冷凍食品も1点、野菜も1点・・・と制限されることになってびっくり。でも仕方ない、従おう。 

近所のいつも行っている小さなスーパーは、目立たないゆえ、今も混んでいない(ガラガラ)。さすがに品薄になっているけれど、三密(密閉、密集、密接)状態ではない。ニュースでは、スーパーが混んですごいことになっている、と報道されているけれど、大きなスーパーの話なのだろうか。

世田谷は一番にアベノマスクが配られることになったとはいうけれど、いまだに我が家には届いていない。医療機関や介護施設などが最優先に配られるからだろう。でも別に我が家はいらないんだけど。
私は買った大量のさらしでマスクやあて布を作り、市販のマスクは何回か洗って、あて布と併用している。しばらくはこれでいいよね~、とコウジさんとニッコリ。(ワッチは全く家から出ないで勉強しているので、マスクいらず。)

ズーム会議も時々参加しています。ある日は、朝から夜まで参加し、さすがにぐったりでした。
朝は高次脳機能障害と囲碁の会、昼は口腔体操、昼過ぎはコンサート視聴、そこでパソコンの具合が悪くなって接続が切れ、ワッチに見てもらって1時間後に復旧。その後韓国からの参加者によるサックスの調べ。うっとり聞いていたら、急に映像が途絶えたので、たまたま視聴していたコウジ村村民の息子さんが、代わりにサックス演奏。素晴らしかったです。 そこで一旦退室しようとしましたが、録画係を頼まれ、身体障害のある方の囲碁番組に参加。夕食を急いで食べると、東京都立大学名誉教授の中林一樹氏による、防災の話。

中林先生は、昨年12月にNHKで1週間ほど放送された、「パラレル東京」というドラマと勉強会で解説をされた、首都直下地震対策の第一人者でいらっしゃいます。(私もズーム会議の中で、質問しました!ドキドキ。)今回のお話も、非常に勉強になりました。

そんな感じで、あっという間に毎日が過ぎていきます。
1人暮らしで持病のある高齢の母が、碁会所などへ出かけられず、ボケてしまわないか心配。でも無症状の感染者かもしれない私が行って、母にうつしてしまったら大変なので、行けずにいます。その代り、電話をしたり、刺激や楽しみが得られるよう、お花を送ったりしています。ほかに何ができるか考えよう。

でもこういう暮らしが、1か月くらいならなんとか我慢できるけれど、あと1年とか、もし2年とかなったら、一体どうなっちゃうんだろう・・・。想像できない。その前にいい薬が見つからないものか。アビガンが有望らしいですね。

とにかく、コロナに立ち向かえるよう、睡眠と栄養は大事ですので、そろそろおやすみなさい。
皆様も、どうぞお気を付けください。

ではまた!

なんだかあれこれ雑用に追われ時間がなくて、なかなかここへ来られませんが、元気でいますので、ご安心を。ただ、できていないことが増えるばかりで、いつも気が急いています。「あまり手を広げないように。」、とコウジさんの主治医がせっかく私へ下さったご助言を、思い出さないと。

・・・とブツブツ言いながら、近況を逆時系列に。

今日は確定申告しに、(外出は自粛しなくてはいけないのだけど仕方なく)税務署へ行きましたが、電車に乗ってびっくり、私が乗った車両にいる乗客は、私1人でした。そのうち数人乗ってきましたが、こんな光景は初めてです。

降り立った大きな駅も、人がまばら。税務署に着いてもすぐ建物の中へは入れず、1~2メートル間隔に引いてある線に立って進む形式の行列でした。 駅前の商業施設もほとんどが閉まっていて、地下の食料品店街だけやってました。でもそこも半分くらいお店が閉まっていました。
そうそうに買い物を済ませ、帰宅しました。見かける人は、皆マスクをしていました。

昨日は家にいたのですが、ウメがものすごくリードを引っ張るので、往復ゆっくり歩くと2時間かかるところにある大きな公園まで連れていかされました。ウメももう13歳なので、いつまでこうして元気に歩けるかわからないと思うと、ついつい甘くなって、ウメの気が済むまで一緒に歩いてあげたくなるのです。

ところががらんとした街中とはうってかわり、公園は人、人、人で溢れていました。私のように犬の散歩をしている人が少数派で、ただ散歩している人、ジョギングしている人、ベンチに座っている人、大勢で野球している人たちもいました。歩いていてもぶつかりそうになるくらい混んでいるのは、外出自粛で繁華街へ行けない人たちが、気分転換や体力が落ちないように、こうして公園に出てきているのでしょうか。

日差しも強かったので、長時間の散歩にさすがに疲れて、夜は早めに寝ました。ウメも、散歩から帰ってご飯を食べると、そのまま朝まで爆睡してしまっていました(笑)。

一昨日はすごい大雨でした。でも母の薬がなくなるので、横浜のクリニックにあらかじめ連絡して、薬をもらいに行きました。喘息持ちの84歳の母がクリニックへ行ったら、待合室でコロナに感染し、重症化してしまうからです。 

クリニックへ行ってびっくり、いつもは20人くらいの患者さんでごった返している待合室が、2,3人しかいませんでした。しかも医師は防護服にキャップ、アクリルか何かでできているマスクをつけていましたし、看護師さん達も防護服かエプロンみたいな服装に、キャップをかぶっていました。違う世界に来たようでマスクの中の口をあんぐり開けた私、奇異な光景に一瞬おかしくなったものの、すぐ事態がここまで緊迫しているのだということが否が応でもわかり、笑っていた口をすぐ閉じてうすら寒くなりました。

薬をもらうと、宅急便で母に送りました。もし私がすでに無症状の感染者だった場合、薬を渡しに行って母にうつしてしまうといけなからです。

行き帰りに通ったJR横浜駅構内も、いつもならどうやって歩こうか気を付けながら歩き、それでも人とぶつかったりするほど混んでいるのに、10分の1か、100分の1くらいの人出で、ガラガラでした。しかもデパートも食料品店街以外は閉まっていましたし、いつもは賑やかなブティック街もみんな閉まっていました。デパ地下で食料を買ってきましたが、こうして買い物していることが悪いことをしているようにすら感じ、聞かれてもいないのに店員さんに、「今日は母の薬をもらいに病院へ行かなくちゃいけなかったら、出てきたんです。」と弁解してしまいました。

今東京は、感染者数が毎日100人以上という多さになっていますが、1か月前にこれだけ外出自粛できていたなら、こんなに感染者は増えなかったかもしれない、という気がしました。(それに、PCR検査を受けられていない人が大勢いらっしゃるようなので、実際は毎日100人どころじゃないと思います。)

医療崩壊も近いと言われる今、これ以上感染者数が増えず、減っていくことを祈るのみです。

ズーム会議も、何回か参加しています。
先日は、浅野史郎さんと『こんな夜更けにバナナかよ』著者の渡辺一史さんが、相模原事件について話されるのを生で聴くことができました。質問をふられ、答えもしました(うまく答えられず、自己嫌悪でしたが)。多分北海道にいらっしゃる渡辺さんとパソコン画面を通してリアルに話せることに感激。 また、別の日には、日本高次脳機能障害友の会の理事長とも、パソコン画面で話せました。

こういうテレビ会議は、もっと前から使えたはずなのに、コロナがなければ今も使おうと思わなかったと思います。こんなに便利なものなら、もっと前からこれで良かったですよね。交通費や宿泊費はかからないし、普段着でもいいし、上はきちんとした格好でも下はジャージでもいいし。「羽鳥モーニングショー」で玉川徹さんが、上はスーツ、下はパジャマでお茶の間を笑わせてくれましたが、そういうの、みんなやってますよね、きっと。

玉川徹さんが好きで(羽鳥さんの進行もさすがです)、その番組を撮りためているのですが、見る時間がないまま5日分くらい溜まってしまいました。
明日はそれを見たり、読みたくても時間がなくて溜まっている本を読めたりしたらいいな。

コウジさんはずっと出勤が続いていましたが、政府の「出勤は7割減らす」という方針を受けて、今週から週1回の出勤になりました。 幸い今まで無事に、コロナにうつらずに来られているようですが、これでまずは安心です。

ワッチも5月までずっと大学院が休みなので、毎日机でせっせと勉強していて、受験生時代に戻ったよう。指導教授から分厚いアインシュタインの原書が昨日届いたので、益々忙しそうです。

毎日こうして家族3人+犬猫で、出かけずに家にいるなんて、初めての経験になりますが、おしゃべりが増え、笑いも増え、結構いい面もあります。

あとは、感染しないように気をつけるのみ。

最後に、4月9日にこのブログでもお知らせしましたが、現在休館を余儀なくされている全国のミニシアターの存続を応援するクラウド・ファンディングが、一昨日スタートしました。
https://motion-gallery.net/projects/minitheateraid

目標額の1億円を、開始3日で突破するほど、全国からの応援が集まっているのは嬉しい限りです。1億円だと、参加している運営団体1カ所につき150万円ずつ渡されるそうですが、もう少しないと存続は厳しいのではないかと思います。 どうぞ皆様も少しでも応援して下さいますように。

以下、「未来へつなごう!!多様な映画文化を育んできた全国のミニシアターをみんなで応援 ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」のページより。

※支援金の分配は劇場ではなく、運営団体単位で行います(複数館を所有している団体でも、均等割の対象としては1団体とみなします)。4月13日の開始時点では84劇場・71団体が参加していますが、立ち上げまでの期間が非常に短かったこともあり、MOTION GALLERYにも柔軟に対応いただくことになりました。4月17日まで、新たなミニシアターの参加を可能としています。参加申込希望のミニシアター運営団体さまがいらっしゃいましたら、こちらをご参照のうえ、minitheater.aid*gmail.com(*を@に変えてください)までご連絡ください。

ではまた。


こういうサイトがあるんですね。
都民なのに、全然知りませんでした。
皆さんご存知でしたか?
都内の最新感染動向 東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/en

文字通り、都内の毎日の感染動向や、小池都知事から都民へ向けられる話(動画)が、毎日更新されています。

東京の感染者が、今日は188人だとか。あ~あ。

私の方は、ウメの病院通い(土日も)と散歩で日々疲れ、昨夜は8時に寝てしまいました。
今日もそろそろ寝ます。

メールやお手紙を頂いてお返事できていない方も何人かいらっしゃいますが、お許し下さい。

なんだか疲れやすいのは、コロナ報道のせいでしょうか。頭がクラクラしやすく、大人しくしています。

報道を見聞きしていて心配なのは、
・ネットカフェが規制を受けると、そこで寝泊まりしていた人たちの大事な場所がなくなること。どこか代わりの寝場所を用意してくれないと。
・炊き出しが減ったり中止になったりして、ホームレスさんたちが困っていること。
・学校の休校が長引き、学校給食で何とか栄養を取れていた子どもが、家庭では満足に食べられず、栄養不足や空腹になっているのではないかということ。
・学校が休みになってしまい、そこが虐待やネグレクトの家庭からの避難場所だった子どもたちにとって、休まる安心できる居場所がなくなってしまっていること。
・学校が休みになったどころか、保育園も休園になると、働く保護者が仕事を休まなくてはならなかったり、祖父母に子どもを預けたりして、仕事や給料がなくなったり減ったりすること。子どもがもし感染していたら、高齢の祖父母にうつしてしまう可能性があること。
・デイサービスが中止になったり、施設での面会や外出が禁止になり、高齢者が運動不足になったり認知症が進んでしまうのではないか、ということ。
・お客がいなくなり、観光業や飲食店、タクシー会社が窮地に陥っていること。
・飲食店などでアルバイトしている学生たちが、仕事をなくし、生活や学費の工面に困っていること。
・・・まだまだいっぱいありますが、キリがないので今日はここで一旦やめ、今日の最後は、観客が減って存続の危機に陥っている、ミニシアターへの支援のお願いです。

私も渋谷のアップリンクや、ユーロスペース、ポレポレ東中野へは、良質の映画、知人監督の映画などを見に行っていました。今、そういうミニシアターは緊急事態宣言を受けて、休館に追いやられています。このまま経済的な支援がなければ、閉館が相次いでしまうかもしれません。

渋谷ユーロスペースの北條誠人支配人は、「このままでは施設建設時の借金返済もできず、従業員の給与も支払えなくなる」と語っているそうです。(東京新聞4月8日20面より)

この苦境を支え、乗り越えるために始まったのが、「SAVE THE CINEMA(『ミニシアターを救え!』プロジェクト」です。映画監督や配給、上映関係者らの呼びかけで始まり、政府に助成を求めていくそうです。

「世界のドキュメンタリーや、アート系と呼ばれる作家性の強い作品、若手監督の自主製作映画など、シネマコンプレックスでは上映されない佳作を見ることができる。映画文化の多様性を支えてくれるから」と語るのは、「AI崩壊」の監督、入江悠氏(同新聞より)。
「日本の映画業界の構造的な問題が有事に現れている。日本の国家予算に占める文化予算の割合は、ドイツやフランスなどヨーロッパの国々や韓国に比べて格段に低い。日本政府の映画支援は製作費に偏っており、配給などには充てられない。文化芸術に対してもっと理解してほしい。」と訴えられるのは、「淵に立つ」などの作品で知られる深田晃司氏(〃)。

私が飯田基晴監督の『犬と猫と人間と』や、宍戸大裕監督の『犬と猫と人間と2』『道草』、村上浩康監督の『東京干潟』『蟹の惑星』、伊勢真一監督の『えんとこの歌』を見たのも、ミニシアターです。今気づきましたが、私はミニシアターばかり行ってるのだわ。

どうか、皆様もこのミニシアターを存続させ、応援するプロジェクトにご賛同下さいますよう、お願いします。

https://t.co/EgKJa8YXmH?amp=1

今はご賛同(署名)のお願いだけで、クラウド・ファンディングは4月13日から始まるそうです。


感染者数が、どんどん増えていますが、予測されたことですよね。
それより、検査した人の数が少ないのだから、きっともっともっといますよね。
私の近所は、誰もまだ感染していないようですが、もしかしたら私もみんなも、既に感染しているかもしれません。無症候の人もいるのですし。

とりあえず、行動は自粛し、今日もウメの散歩と動物病院へマスクして行っただけです。大学院の授業が5月からになった娘のワッチも、この1週間ずっと家で論文を書いています(昨夜ウメの散歩に出ただけ)。
ウメはお蔭様で傷もふさがってきて、手術は必要ないそうです。ああ、良かった。

話は逸れますが、獣医さんに、なんでウメはいきなり噛まれたのでしょう、と聞きますと、きっと相手の大型犬は、以前柴犬に嫌な思い出があり、トラウマになっていたのかもしれない、とのこと。たまたま前を柴犬のウメが通ったので、襲いかかったのかもしれない、とのこと。

ウメは大人しい平和主義の犬なのに、とんだ目に遭いました。これからは、いつもほかの犬に噛まれるかもしれない、と用心して散歩しようと思います。もう13歳という高齢なので、リスクのある麻酔や手術は避けたいのです。 ごめんね、ウメ。私の注意が足りなかったね(涙)。

・・・で、話を戻して今ネットでニュースを見ていたら、感染が分かった人の行動が書かれてありました。読んでびっくり、こんなに自粛が叫ばれている中、フランスへ行ったり、ライブハウスに行ったりして感染したのですね。それも、中には医療関係者もいるとか。こういう人たちは、一体何を考えているのか、理解に苦しみます。

あなたの軽率な行動が、感染のさらなる拡大や医療崩壊を招き、あなたは助かっても、あなたの祖父母や恩師など高齢者の命が失われるかもしれないんですよ。あなたのせいで。それでも平気なんですか?良心は痛まないのですか?良識はないのですか?

押谷教授の論文「COVID-19への対策の概念」https://www.jsph.jp/covid/files/gainen.pdf は、「行動変容!」「行動変容!」「行動変容!」と3回も叫ばれて終わっていますが、本当に国民一人一人の行動に、国や国民全体の運命がかかっているんですよ。わかってほしい。

押谷教授の論文の最後のページは、SARSで亡くなった、WHO職員のカルロ・ウルバ二医師の紹介で締めくくられています。(ウルバニ医師は、押谷教授の同僚だったそうです。)ウルバニ医師がSARSを早期に見つけたおかげで、世界全体の監視が強化され、多くの新しい症例が発見され、病院のスタッフを患者から感染させる前に、隔離することができたそうです。

けれど残念なことにウルバニ医師は、そのSARSに感染して、46歳の若さでこの世を去りました。2003年3月29日のことだといいます。

この同じ3月29日に、押谷医師は論文を暫定としながらも発表されました。
その意味を、私はこう考えます。

ウルバニ医師はSARSという感染症に感染して亡くなりました。今、新型コロナウイルス感染症も、誰にでも感染する可能性があり、ウルバニ医師と同じような医療職の人たちも現に感染してきています。このまま医師や看護師さんら医療職の人たちが感染し、入院や自宅待機が続けば、患者にとっては、自分を治療してくれる人がいなくなるということです。ベッドや人工呼吸器、防護服がなくなる以前に、医師や看護師さんが治療の場からいなくなってしまうのです。そうなることを避けなくてはいけない、医療従事者が感染しないよう、それを最優先にするよう、私達国民みんなは考えなくてはいけない、ということを警告されていらっしゃるのだと思いました。
そして勿論、論文はかつての同僚のウルバニ医師へ捧げられた意味もあるのでしょう。

そのためには、3密(密接・密集・密閉)を避けないと。頑張りましょう。私達の未来のために。

このブログで紹介してきた「おさかな」さんは、結局「レポート3」以来、ずっと落ち着いた状況が続いています。 濃厚接触者ですが、幸いなことに感染しなかったのかもしれません。勿論油断は禁物で、無症候の感染者になっている可能性もあります。PCR検査を受けていない(受けさせてもらえていない)ので、感染しているかはわかりませんが、陰性になっても感染している場合があるとも聞きますし、この検査も万能ではないので、わかりませんよね。
たとえ検査を受けられて感染が判明したとしても、もう無症候者や軽症者は、自宅やホテルで待機という政府の方針になりましたから、今の生活でいいわけで。ということは、検査を受けなくていいわけです。なんか、へんなことになってきましたね。

毎日、刻一刻と、状況や方針が変わっていきますので、テレビや新聞、ネットでいつも今はどういう状況なのか知り、それに対応して自分の行動をとるようにしないといけませんね。

それでは皆様、しっかり寝てくださいね。
おやすみなさい。






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