ここ数日暖かくて春も近いと感じていたのですが、今日はまた寒かった・・・

コウジさんが、「三寒四温だね。」と言うので、「あ、その言葉今にぴったりだね。なに、テレビで誰かが言ってたの?」と聞くと、「自分で考えた。」とのこと。

(へえ~、だとしたらすごいんだけど。でもきっとテレビで誰かが言ってたのが耳に残り、言ってるんだと思うわ。コウジさんが、そんな冴えたこと言いっこないんだから。)とつい思ってしまう私は、コウジさんの回復を疑うダメ家族ですね。 ・・・本当にコウジさんが自分で考えたのだとしたら、すごく嬉しいのだけど、事実はいかに?

花粉症なのか、夜中3時にくしゃみで起きてから朝まで眠れず、昼間は犬散歩2回と母の病院付添いで疲れのとれないまま、今日は1日眠かったです。今もあくびが出て仕方ないのですが、頑張って4日の話の続きを書きます。

中澤教授のお話のあと、私が1時間話しました。
1時間というのは割と短めの方なので、申し上げたいことを、具体的なエピソードとともに効率的に話していたつもりでしたが、途中不覚にも、泣いてしまいました。うう・・・
やはりコウジさんが障害を負って2年くらいは、様々な葛藤や困難でずっとつらい日々が続いていましたので、そのあたりを話しているとどうしても思い出してしまい、泣けてしまうんですよね。もう13年半も経つのに、もう乗り越えたと思っているのに。

このつらかった日々を忘れないでいるからこそ、このブログを続けて、つらい皆さんがいつでも相談できる場所として開いているつもりですし、コウジ村という家族会もほそぼそとやっています。家族はすごく追い詰められ、疲弊していますから、どこかと繋がっていること、繋がっているという安心感が必要だと思うのです。

けれど私のブログで私だけが返事していると(読まれているほかの方が返事してくれることもありますが)、時間や体力の限界がありますから、チアプラムさんが相談場所をサイト内に用意して下さったら、とても助かり嬉しいです。

私の話のあとに、日本脳外傷友の会元理事長の東川さんにお願いして、5分ほど総括をして頂きました。
20年以上前から高次脳機能障害者家族会が全国にポツポツできてきたけれど、そこにはほとんどの都道府県を手弁当で回って家族会立ち上げに尽力されてきた東川さんの姿があったこと。東川さんはインターネットのない時代に、ファックスやワープロを使い出かけて行き、63団体の家族会を作られたそうです。
家族会の訴えで国が動き、モデル事業も始まったことで色々な制度ができてきたこと。これからはこの高次脳機能障害という名前の見直し、支援法の必要性が着目されていることなど、私が話し忘れたことも言及下さったので、ほっとしました。木谷さんの囲碁療法の話もされました。

また、チアプラムさんのHPはまだ今は見方が難しいけれど、利用方法を易しくして良いサイトにしてくれるといいのでは、と言われました。そして、千葉市リハビリテーションセンターが、やはり当事者・家族支援のサイトを作っていることも教えてくれました。そういえば私も覗いたことがありますが、とてもいいと思います。
http://www.chiba-reha.jp/

そこにはチアプラムさんにあるような、交流サイトはありませんが、このブログのコメント欄のような交流サイトって、すごく必要だと思います。

講演会後、講演会いいらして下さっていたコウジ村の何人かと、お茶をして帰りました。

チアプラムさんには、今後は是非こういうお茶会にも参加下さって、悩める家族の本音を知ってもらいたいと思いますので、宜しくお願いします。