なんてことはない写真ですが、ごはんを食べるおはぎちゃんを、階段下から顔を出して見つめるウメです。
いつもおはぎちゃんを追い回しては、無視されたり、ネコパンチを受けています。 私は、この2匹を見ているだけで、なごみます。 (皆さんもなごんでくれたでしょうか?)
全盲の方が、電車ホームから転落、電車にはねられ亡くなられました。
周りに人は少なかったそうですが、何故こんな痛ましい事故がおきたのでしょう。
コウジさんが朝、背広に着替える時見ていたテレビで、そのニュースをやっていて、私もヒョイと覗いて見ていたのですが、目の見えない方の9割は、ホームから落ちた経験があるそうですよ!
びっくりしました。 目が見えないことは、本当に大変なことだと想像できますが、慣れたり、特別に研ぎ澄まされた聴覚その他の感覚で、ある程度危険回避ができるのかな、などと勝手に思っていて、今までホームで目の不自由な方を見かけても、見守るけで、お声をかけて手伝うことはありませんでした。
けれど、目が見えない方々にとっては、ホームは 「欄干のない橋」 なんだそうで、すごく怖いんだそうです。
よく、向かいに入ってきた電車を、自分の乗る電車が入ってきたと勘違いして、前に進み転落したり (その方は、あちこち骨折して、半年入院したそうです。)、 人にぶつかって位置がわからなくなったりするそうです。
以前視覚障害者のテレビ番組を見ていたら、私達が手伝おうとして、後ろからいきなり声をかけたり、体に触ったりすると、驚いてしまい、逆に怖いと話していました。
これからは、ホームで目の不自由な方を見かけたら、そっと前から 「お手伝いしましょうか?」 と声かけしようと思いました。
駅員さんがホームに1人はいつもいて、障害者の方はまず、その駅員さんのところへ行けるようにすればいいと思うんですが。
あるいは、そういうボランティアがあるといいかもしれません。
色々考えさせられる事件でした。
亡くなった武井視良さんは、ブラインドテニスというものをパラリンピック種目にしようと活動されていたそうで、障害を持ちながら精力的に生きていらした、その御姿勢を尊敬すると共に、私達はその御遺志を継ぎ、教訓を生かさなければならないと思います。
それにしても、悲しい事件でやりきれません。
「高次脳機能障害 第40回」。
会社でのコウジさんの様子を知るために、東京障害者職業センターの担当者に尋ねました。
「月1回でもいいので、コウジさんの大体の勤務内容ですとか、問題点ですとか、会社からそちらにレポートがいくようなシステムはないのですか?」と。
会社と障害者職業センターが、互いに密な連携をとりながら、雇用された障害者がずっと就労が続けられるように支援してくれていたらいいな、と思って電話してみたのですが、残念ながらそういう仕組みはないとのことでした。
けれど、コウジさんの様子がわからないと、何か問題が起きていても、家族側から対応できないので、心配でした。
するとセンターは、コウジさんの上司の方と私がメールし合えるように、取り計らってくれました。
それからは早速、何回もメールやりとりがなされ、私も安心できました。
風通しが良く、優しい方が多い会社で、良かったです。
ー第40回おわりー
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