珍しく朝の投稿です。

世の中はゴールデンウイークに入りました。
この連休中にこそ、愛犬ウメに初めての海を見せに連れて行ってあげたいのですが、昨日も今日も夏のような暑さなのでやめておきます。

犬といえば、12月5日のブログの「老犬たち」で書いた3匹の犬たちは、天に召されました。
1月にレン君(ガン)、3月にナナちゃん(高齢と認知症)、3週間前にミミちゃん(やはり高齢と認知症)。
ウメはそれぞれの犬がいた家の前を通ると、足を止めて犬たちの姿を探します。もう犬たちがいないことに慣れるまで、しばらくこういう日が続き、私も寂しく足取りが重くなります。

飼い主さんたちも、犬がいたら散歩で表へ出ないわけにはいきませんでしたが、いなくなるとそれがなくなり、社会との接触も減り、季節の移り変わりもあまり気づかなくなるのではないでしょうか。ミミちゃんの飼い主さんも、「ミミちゃんがいたから、こうして色々な人と知り合うことができ、ミミちゃんに感謝しているの。」と言っていましたし、ナナちゃんの飼い主も、ウメを遠い目をしながら見たり撫でてくれたりします。

犬を連れていない元飼い主さんたちの姿は、なんとなく寂しげで物足りなく頼りなさげに見えるのですが、それは決して外見だけではないように思えます。
動物病院で知り合った8か月の犬の飼い主さんは、「実は4年前まで犬を飼っていました。4年ペットロス状態が続いていましたが、もう耐えられずまた飼い出したんです。」と笑顔をほころばせていました。

そういうウメも11歳で、最近知り合う、2歳とか3歳とかその8か月とかの若い犬たちの飼い主さんたちからは、ウメの年を教えると、「わあ。」と言われます。「わあ、もう結構お年ですね。」という意味だと思いますが、せめて15歳、16歳くらいまでは生きてほしい、でっぷりしたウメの背中を、愛おしく切なく見ながら歩きます。まだ大丈夫そうですが、最近は家の中の階段上り下りや、ソファーやベッドへ上るのも大変そうなので、踏み台でも買ってあげようと思っています。階段を上ってくる時は、途中で私が抱っこして上らせてあげることも。知り合いの家では、犬が階段を降りられずに「クンクン」悲しげに鳴くので、やはり抱っこして下してあげているそうです。
私も自分がもっと高齢になったなら、平屋かマンションに移りたいな、と思います。今でもモップかけやら洗濯物干しやらの家事を含め、1日数十回?の階段上り下りは、かなり大変なんです。

今週は、ウメの健康診断とフィラリア検査と薬処方で動物病院へ行きましたが、先週も狂犬病予防接種と外耳炎と目の下にできたイボと足にある(多分良性の)腫瘍で病院へ行きました。待合室には色々な犬猫がいるので、おしゃべりな私は1人1人に「今日はどうされました?」と声をかけ、亡き猫おはぎちゃんを見送った体験談をしたり、相手の方の犬猫の話を聞いたり。そこで得た病気や介護の知識なども、今後役に立ちます。

ウメのイボと足の腫瘍は、今後も経過観察で、あまり大きくなるようだと、切除手術となるそうです。大きくならなければいいなあ、と毎日大きさを見ていますが、私の心配がウメにわかるといけないので、ウメが気持ちよさそうに目をつむるまで一所懸命撫でています。いつかは撫でられなくなるこのウメだと思うと、毎日思いっきり触って撫でたいのです。撫でているとまたコロッとした腫瘍に指先が触れることもありますが、これらも良性腫瘍だろうと判断し(大きくならないし、太った犬はあちこちにこういう良性腫瘍ができると聞きますし、腫瘍をぶらさげて歩いている犬達も見ます)、あまり気にしていません。でも人間よりずっと早く一生を駆け抜ける犬猫をそばに見ている毎日では、いつも自分たち人間の一生にも思いを馳せます。

昨日は囲碁教室でした。まだまだ下手ながら囲碁は面白いけれど、頭は疲れます。もっと「囲碁脳」ができてくれば、こんなに疲れないのだと思うのですが。

今晩23時25分からTBSテレビ「情熱大陸」では、「ハタチの情熱」として一力遼八段が出ます。見なくっちゃ(すみません、最初に投稿した時、時間を23時からと書きましたが、訂正します)。
また、明日4月30日の18時5分~18時43分はNHK総合テレビで、「さらなる高みへ~囲碁七冠 井山裕太~」が放送されます。これも見なくっちゃ。

今日のお昼からは久しぶりに、NHK総合の囲碁番組を見られそうです。このところ日曜日というと、私の実家へ行くことが続いていましたが、母の足の痛みも整骨院へ通って直り、1人でまた歩けるようになりましたので、週2回実家へ行くペースを、週1ペースに戻せるかな。いえ、何かと心配だったり用事があったりで、行ける時はなるべく行こうと思っていますけれど。それに実家では、コウジさんと母にとって囲碁をする時間が2人の楽しみになっているので、連休中は2回は行きたいと思います。

コウジさんは深谷の自分の実家にも行くようです。ウメの散歩があるので、なかなか2人そろって深谷へ行けません。どちらかが家に残って、可愛い寂しがりのウメの世話をしないとね。
両家の母たちもそれぞれ80歳を越えましたので、これからは2人のことを益々気にかけないと。ウメのことを大好きな優しい1人暮らしの叔父も、もうじき80歳ですので、そちらも気になります。

囲碁棋士の小林光一さんが、紫綬褒章を受賞されました。おめでとうございます。小林棋士は木谷道場の故木谷實門下で、木谷正道さんのお姉さまの故小林麗子さんのご主人でした。娘さんは小林泉美さんでそのご主人は張栩さんです。 
小林棋士の著書『棋士ふたり』は古い本ですが、亡き奥様への思いが込められた素敵な本です。小林さん受賞記事をコウジさんに読んでもらいながら、「こういう本が家にあるよ。いい本だよ。」と教えますと、早速コウジさんは今読み始めています。障害ゆえ飽きっぽく、なかなか1冊の本を最後まで読めない彼ですが(若い頃は読書家だったのに)、読みやすい本ですし、内容が心温まるものですので、彼にも読めるのではないでしょうか。

昨夜は2人で池上彰さんの北朝鮮やアメリカ、韓国を話題とした番組を見ていてとても勉強になりました。でも見終わるとコウジさんは、内容を忘れています。「いい番組だったとは覚えているんだけど。」という彼に、1つ1つまた教え直していたら眠くなって寝ました。けれど今朝もまたコウジさんは忘れているので、また教えました。こうしていつかは記憶に定着すると思いますけれど、はあ、疲れる(笑)。

娘ワッチも今日は家にいるようなので、不調のこのパソコンを直してくれるそうです。助かる~!