横浜で、柔道事故の裁判がありましたね。

 2004年12月、市立中学校柔道部の練習中に、教師から乱取りで投げ技などをかけられ続け、脳挫傷などの重傷を負い、高次脳機能障害になってしまったお子さんに対して、横浜地裁は、横浜市と神奈川県に、約8900万円の支払い命令を出しました。

 実際に指導した教師に対する責任が、問われなかったのは変な話だと思いますが、その教師は、全国大会で優勝経験があったそうです。

 来年4月から中学で武道が必須授業になる前に、生徒に障害者や死亡者を絶対に出さない指導方法を、徹底する必要があります。

 そのためには、柔道を指導する教師が、専門知識を持った経験豊富な人であること望ましい、と私は思っていましたが、そういう教師でも、不幸な事故が起きた、というのは、見逃すことはできません。

 指導者としての人格や適性まで、チェックしなくてはいけない、ということです。

 それにしても、そもそもこんなに危険が伴う柔道を、中学生に必須にすることを、誰が決めたのでしょう。

 子供達は逃げられません。

 今からでも、必須化はやめてしまえばいい、と思うのですが。

 ウメは今日は益々元気になり、落ちていたテニスボールで遊んだり、私に飛びついたり。

 余り動いてはいけないので、静かにさせるのが一苦労ですが、嬉しい話です。