獣医さんから、ウメの散歩はワンブロックくらいに、と言われているんです。
せいぜい、オシッコのための近距離、と (まるっきりさせないのも、心臓機能を悪くさせるらしいです)。
ところが今日、退院後初めてコウジさんに散歩を任せたところ、いくら待っても帰って来ないんです。
私はちゃんと、「お腹の傷が開いちゃうから、近くの公園まで行ったら、すぐ帰ってきてね。」 と言ったのですが。
でも、洗濯し (また洗濯機が数日前から動かないので、手洗い。 買う時間もなく。)、カメの水替えを終えても帰って来ないので、何かあったのではないか、と心配になってきた私は、自転車で探しに出ました。
けれど、どこにも姿が見当たらないので、期待しながら一旦帰宅したところ、やはりまだ帰ってないので、ウメが心配でたまらず、コウジさんに腹がたってきました。
せっかく治ってきたのに、こんなに歩かせたら悪化してしまう。
あるいは、ウメが疲れて動けなくなったのを、待ってるのか。
はたまた、抱っこして帰ってくる途中か。
又探しに出てから、もう一度家に戻りましたが、まだ帰っていない。
狂ったように探し回っている私を見かねたワッチが、2人 (1人+1匹) が戻ってきたら、私の携帯に電話をくれる、と言うので、電話が鳴るまでは、と必死にあちこち自転車を走らせ探しました。
その時の私の脳裏には、首輪から頭を抜いたウメが、おなかを舐めてしまって糸を切り、内臓が出てしまっている光景や、走り回って車や電車にぶつかって血だらけで死んでしまっている光景、それを見たコウジさんが地面に伏せて泣き叫んでいる光景・・・ そんな光景が次々浮かび、涙が出てきました。
コウジさんを信頼して、任せなければ良かった!
猛烈な自責の念にかられ、歩いて5分の公園だから、と携帯を持たせなかった自分の迂闊さを呪いました。
踏切を渡りながら、血だらけの犬が横たわっていないことを確認して、安堵。
そして、どこかで犬が轢かれて、人々が大騒ぎしているような不穏な空気が漂っていないか、自分の内なる動物的勘 (そんなものがあるかは不明ながら、)を引き出すべく、意識を集中したり。
視界の中に2人の姿が少しでも入らないか、やみくもに自転車を走らせながら、キョロキョロ首を回していたり。
そうして取り乱している時に、ワッチから電話が。
「帰ってきたよ。 無事だよ。」
(ああ、良かった!) と嬉しさと怒りを胸に、急いで帰宅すると、家の前で隣家の人々がちょうどお出かけのところに遭遇。
かたやお出かけできれいに装った、落ち着いた人々。? かたや化粧なしの怒髪でパニクったおばさん。
パニクりながら、ウメが1時間半もアホコウジに連れ回されたことを嘆きながら説明し、はっと今はそんな場合ではない、と我に返って、家に飛び込みました。
ウメはさすがに疲れたのか、そのあと1日寝ていました。
明日はまた様子見せに病院です。
いつも自分に原因がないとはいえず、やたらに疲れる年末です。
コメント
コメント一覧 (8)
それそれ、「状況の把握ができない」 その点に尽きます! 50歳の大の大人が、赤ちゃん並に、状況がわかっていないのです。 私の場合、8年目に入り、もう慣れているはずなのですが、段々信用してきていたのが、覆された思いです。 勿論、昔よりずっと良くなってきていて、できることも随分増え、頼もしくなってはいるんですが、これです。 油断してはいけないですね。 ふう。 でも、この点をしっかり私達も理解しておかないといけませんね。 ウメにもしものことがなくて、ほ~んとに良かった!! です。(声を大にして。 本当に心配したんです。) コウジさんですか? 全然応えてませんよ。 にこにこしています。 イライライライラ・・・
ああ、同じですね。 なんか嬉しいです。 私が怒り狂って、「もしウメに何かあったら、離婚だ! と思ったからね。」 と言っても、夫はにやにやしていて、のれんに腕押し。 こっちだけハアハア息切れしているのが、アホらしいやら悔しいやら。 思ったのは、やっぱり夫を信用してはいけないのだ、というわかっていたはずのこと。 でも、身内の甘さから、(良くなってきたな。 任せて大丈夫だよね。)、と信用してしまったところを反省しました。 相手 (夫)はやはり頭に障害があり、当然だ、常識だ、と思われることがはずれてしまっているんですねえ。 これでは幼稚園児並の危機管理しか持っていません。 幼稚園児でも、もっとしっかりわかるお子さんいますよね。 近所の女のコなんて、1人でおつかいしたり、お母さんからの届け物を、持ってきてくれますもの。 しかも、丁寧なご挨拶までできるんですよ。 もう! それじゃあやっぱりうちの夫は、赤ちゃん並だわ!! ぐったり。
うちの奥さんが、昨日の礼さんのブログ見て、「礼さんでもアホコウジって言うんだね~」って笑ってました。
僕もコウジさんのこうじなんですけど・・・・って、ちょっと、しゅんとなっちゃいました。
もしかしたら、うちの奥さんも、「あほこうじ(全部ひらがなです)」って思ってるのかな?
でも、2人が無事だったことは事実ですから、良かったですね。
僕は、コウジさんで公務員のこうじですから、事故前は健常者でしたから、障害者への対応はわかっていました。
リハビリで症状が回復してくるほど、軽度のコウジさんだから、その記憶が戻ってくるんです。
だから、「介護する人に、こんなことさせたら迷惑かけちゃう」ってこともわかってくるんです。
そんなときに、「礼さんちのコウジさんは、喜怒哀楽がいつもはっきり出せていいな」って、羨ましく思っちゃいます。
でも、その分、礼さん、ワッチちゃん、がイライライラ・・・しちゃうんですよね。
今回は、ウメちゃんまでもが・・・。
あ、でも、ウメちゃんは、疲れて寝るだけで大丈夫だったから、
今回は、またしても礼さん、ワッチちゃんのイライライラ・・・だけだったのかな?
そういう意味では、ともさんとか、僕みたいな、軽度のコウジさんは辛いですよね・・・。
あれ?また、返答に苦しむコメント書いちゃった!!
礼さんも、てげてげでナンクルナイサ!
分かる、うんうん、分かるなぁー。
私もしょっちゅう夫に
「あー余計な事、言わきゃよかった」
とか自責の念にかられ、白髪が
めっきり増えた年末です。
夫をシカトしちゃうう時もあるけど、
全然メゲずに私に話しかけてくるし、
犬は犬で、私にスリスリ甘えてくるし。
全く、どいつもこいつもー!!って
怒髪を振り乱してます。
本当にお疲れ様でした。読みながら、思わずハラハラドキドキで最後は笑ってしまいました。この感じ良くわかります。感性がずれているというか、イライラしている自分がバカバカしくなるくらい、状況の把握ができないのが特徴のようです。
どんなに心の広い人でもブチ切れることあると思います。ブチ切れるからこそ次から優しく接することができたりして。
実は、先日私もブチ切れましたよ。診察のことで何度も繰り返し話しておいたのに、その約束が守れないのです。大きな原因の一つは、自分はちっとも悪くないのにどうして病院にかからなければならないのか?そうなんです。病気の認識がないから大変なんです。
先生が仰るには、一緒に興奮しないで、「しらっと、無視する方がうまくいく」と。私も怒ると血圧が上がって超疲れるので怒りたくないんですが、久しぶりに激怒した一日でした。
とにかく、ウメちゃんもコウジさんも無事でよかったです。今日のコウジさん、何事もなかったように起きてきたことでしょう。ぶ・ふ・ふ
アホコウジは、うちのコウジさんについてだけ言っているので、しゅんとならなくていいですよ。 ごめんなさいね。 気分害してしまいましたね。 私もアホコウジ、って書く時、こうじさんは悲しくなっちゃうかな、と思ったのですけど、あくまでもうちの夫のことですからね。 うちは記憶障害が重く、特に最近はさらに悪くなった感じもします。 年とってきますからね。 私が言ったことをよく聞いていない上に、聞いたことも忘れています。 この間会った人のことも忘れています。 ちょっと最近、忙しくてよく見ていなかったので、来年はよくコウジさんのことを見て、もっとしゃんとさせなくては、と思っています。 こうじさんは、リハビリに通われている成果が出ているみたいですね。 どんどん良くなればいいですね。
どんどん良くなるのでしょうか?
うちは、今年の三月に退院した夫と付き合って
日々暮らしていますが、「もう、よくならない。
ムリだろう」て、思ってしまいます。
何度言っても、トイレのドアを開けっ放しで
戻ってくるし、私が年賀状を書いているのに
話しかけてくるし。
左側の半側空間無視で左半身不随だから、
歩いているとき横でサポートする私の足を
思いっきり踏んでいるのに気がつかないし。
ディケアは1月4日からです。
今日(12月30日)から、5日間も一緒だと
思うと気が重たいです。
「こうじさん」のように、夫も
自分の奥さんに迷惑をかけちゃいけない、と
思っているらしいのですが、
まだ大掃除も年賀状も海外の友達へのカードも
書いてないし、ストレスだらけの年末です。
発症から2年くらいまでは、どんどん良くなる、と言われていますね。 それも、若い人だと尚更。 ある程度年をとられていると、もともと老化していくものですから、若い人とは改善のし方は違うかも知れませんね。 って、私は医者ではないので、よくわかりませんが、そんなことを聞きます。 今日から5日間、そばで過ごされるのですね。 いいじゃないですか。 せっかく新年を迎えられるので、まったりのんびり、なるべくカリカリしないでお過ごし下さい。 私も大掃除も、年賀状も、海外の知人へのカードも書いていません。 カードは買ったのに、どこかへ行ってしまって、明日掃除していたら出てくるかも、と期待しています。私はそれに愛犬の手術、自分のケガも加わり、冴えません。