2012年が、皆様にとって良い年になりますように。

 

 去年が、余りにもひどい年でしたから。

 2つ起きた災難のうち、大震災が天災なら、福島原発事故は人災と言われますが、この人災については、本当に日本人の誰も、想像していなかったのでしょうか。

 

 いえ、そんなわけはなく、実際リスクを知ってた人もいて、声を発していたでしょうが、その声をかき消していた人々もいたということです。

 

 昨夜、結局池上彰さんの番組の途中でお風呂に入り、出てきた時、テレビはコウジさんによってNHKEテレに変えられていました。

 それは、原発に関する番組で、9月に私が見ていなかったものの再放送でした。

 見始めると見入ってしまい、途中でコウジさんは寝ましたが、番組が終わったのは午前3時半近く。

 

 それでわかったのは、福島原発で使用している原子炉の型 (マークⅠ型) には、深刻な欠陥があり、とくに地震の起こる場所では非常に危険なため、使用してはいけない、とアメリカの専門家が指摘していたこと。

 

 そもそも原発は、湯川秀樹さんが 「使う前にもっと研究されなくてはいけない」 という考えだったのに、読売新聞元社長正力松太郎氏の戦略により、原子力を利用しようという動きが推進され、三菱商事などの商社がこれは商売になる、と次々乗っかってきて、建設地の地元住民の反対も国により抑えつけられてきた、という経緯が語られていました。

 

 もう亡くなっている、そういう原発推進派の方々に、今の日本を見てもらいたいですね。 なんと言うでしょうか。

 国のトップにいるような方々の言うことが、合っているとは限らない、いい例です。

 本当はそういう昔の方々や、今の関係者の方々は、リスクについてわかっていたんじゃないでしょうか。

 

 また、今夜はコウジさんが良い番組を見ていました。

 NHKスペシャルの 「目指せ! ニッポン復活  閉塞感打破の処方せん」 です。

 

 岡山県真庭市の、ペレットという、木材を加工した燃料の将来性や、新潟県燕市の金属加工技術の話、被災地に直径300メートルの高台をいくつも作り、それぞれに新しい町を作る構想、その他元気になる話ばかりでした。

 今はボロボロの日本ですが、また少しでも、前に進んで行くしかありませんよね。

 元日からちょっと堅い話で、すみませんでした。

 

 今日は年賀状書き (返事も含め) に数時間かかりましたが、まだこれから書きますので、この辺で。

 

 今年も宜しくお願いします。