「脳外傷友の会ナナ」 が企画される 「夫婦の会」 というところに招待され、夫コウジさんと2人で行ってきました。

 

 こういう会は初めてでしたが、私のように、働き盛りの夫が障害者となった妻の方々が何人もいらして、同じだ!と嬉しかったです。

 原因は、くも膜下出血の方が、意外と多いですね。

 また、このブログをいつも読んで下さっていたり、コメントを下さっている方々も参加されていらっしゃいました。

 

 「夫婦の会」でしたが、その名にこだわりなく、お子さんが交通事故により、障害を負われたお母様達も参加されていて、その中のお1人、Iさんが仰られていたことが大変良く、感銘を受けましたので、ここにそのお言葉を紹介致します (そのお言葉通りではないかも知れませんが)。

 

 「家に閉じこもっていてはだめ。 外に出てアンテナを張り巡らし、引っかかるものは全部もらう。 その中で、今必要な情報は使い、今必要ないものはとっておいて、必要になった時に取り出して使う。 常に2つ先の目標をたて、1つクリアできたら、また1つ新たな目標をたてる。 そしていつも2つ先の目標を持つようにする。 諦めるのは、最後でいい。 云々・・・」

 

 Iさんは、ご自分が色々な方に助けてもらってきたので、今度は自分が他の人々を助ける番だ、とその場でも、的確で親身なアドバイスを、他の方々にされていました。

 

 私は、胸がじいんとしながらも、そのお考えに深い共感を覚えました。

 身に降りかかった障害や困難を乗り越えた先、人は、このように 「他人のために」 生きようとする、奉仕の姿勢をとるものなんだなあ、としみじみしました。

 そういう姿は美しいなあ、人とはこうあるべきものだなあ、と。

 

 今日は、会に参加して本当に良かったです。

 最近身の回りに起きた色々な災難に、私自身がへたれ気味でしたが、また自分の原点に戻れたような気がしました。

 

 コウジさんも、快活にしゃべったり、皆様から持ち上げて頂いたりして、また意欲が湧いたようで、有り難うございました。

 

 ナナでは、こういう夫婦の会や、就労している人の会、その他様々な小さな会を随時催されているそうで、素晴らしいと思いました。 やはりこうして、集まってワイワイ話し合う場、というのは必要ですね。 得るものが多いです。 元気になれます。

 

 今年は私も何回か、小さな集まりの場を持ちたいものだ、と思いました。