今日の入間市講演は、かつてないほどの熱気に溢れて驚きました。

 

 こんな私1人の話を聞きに、埼玉県のあちこちから沢山の方がいらして下さり、中には群馬や遠く宮城県からもお越し下さいまして、恐縮の至りです。

 本当に有り難うございました。

 

 会場からのご質問もご感想も多く、会が終わったあとも非常に多くの方々とお話しし、今からノートに、どなたとどんな話をしたか、忘れないうちに書いておかなくてはならないほどです。

 

 そして、何より嬉しかったのは、このブログにコメント下さっている、公務員のこうじさんと奥様、だふっちさん、こたぱんさん、たむたむさん、ヨッシーさんがいらして下さり、お互い初めて顔合わせしたのに、旧知の仲のように盛り上がったことでしょうか。

 

 主婦の友社さんが一昨年の9月に、私のブログを開設して下さったことが、こうして講演のたびに、その地でのネットワーク形成に繋がるようになるとまでは、考えていませんでしたので、嬉しい誤算です。

 

 皆さんとじかにお話し、情報交換できるのは素晴らしいですね。  こうした輪を、どんどん広げていきたいものだ、と思います。

 

 会場からのご意見で、ああそうだな、と考えさせられたことが1点。

 

 それは、私が祇園で7人の方が亡くなられた事故の話に触れ、「あれは運転手が1ヶ月に何回もてんかんを起こしていたのにもかかわらず、運転させていた家族にも責任があると思う。」、と申し上げたことに対し、「それは柴本さんがご存知ないだけで、実際高次脳機能障害者の方は、親がいくら止めても運転してしまう。 隠れてもしてしまう。 だから親にだけ責任を負わせるのは間違いだ。」 というご意見でした。

 

 なるほど、そういうことはあるでしょうね。 そういう場合は、『50シーンイラストでわかる高次脳機能障害 「解体新書」』 では、その当事者の方が尊敬している人( 祖父とか医師とか) に、「運転はダメだよ。」 と言ってもらうことが有効だ、とあります。

 

 ですので、それを提案しましたら、「そう言ったら、『あの医師は、僕が事故を起こした時責任とりたくないから、そんなことを言うんだ。』 と言って、聞かないです。」 とのこと。

 

 結局繰り返し繰り返し、運転は危険だということをインプットし続け、どうにか運転は諦めてくれたようです。

 

 障害者の方の運転は、本当に難しい問題ですよね。

 

 皆様とお話し、私の方が色々情報を頂き、勉強させてもらった1日でした。

 有り難うございました。