今日も暑かったですね〜!

 

 みなとみらい駅から徒歩3分、と書いてあったのですが、クイーンズスクウェア横浜から陸橋へ向かう通路が、天井から強い日差しが素通りしていましたし (真夏じゃなければ、おしゃれな通路なんでしょうが)、陸橋も火あぶりされているようで、パシフィコ横浜にたどり着いた時にはヨロヨロでした。

 

 長野や練馬、3月の横浜の講演の時のような大雨も困りものですが、こんな酷暑では、皆さんお越しにならないのでは・・・と思いました。

 

 でも、実際には沢山の方々がいらして下さいまして、感涙。 本当に有り難うございました。 そしてお疲れ様でした。

 

 私も、横浜市総合リハビリテーションセンターの、山口加世子臨床心理士のお話を拝聴していまして、考えさせられたことが色々ありました。

 

 また、今回面白い経験をしたのですが、それは、山口先生のお言葉が、私の頭の中でポンとポンと水切りの石のように飛んでいき、直接は先生のお話とは関係しない、新たな考えに繋がっていった時が何回かあったのです。

 

 そういう考えは、忘れないように思わず書き留めましたが、このように聴く側の脳を活性化するお話ができる方、考えるきっかけを作って下さる方って素晴らしいな、とホレボレして先生を見上げていました。

 

 例えば、書き留めたことの1つは、 「私達支援者側は、障害当事者への注文が過ぎていないか? 自分たちいわゆる健常者でも、決して完全ではなく欠けている部分があるのに、当事者に完璧を求めるのは間違い。 当事者だからこそ、より不完全なはずなのに、完全という理想に当てはめようとすることは、全くおかしいこと。 つまり具体的に言えば、ある程度できていたら、もうそれで十分過ぎるほど十分なのだ。」

 

 また例えば、 「コウジさんに病識がないことに、私はもう慣れてしまっていて、コウジさんが落ち込んだり悩んだりしない分、楽で良かったのかな、と思ってしまっていたが、本当に良かったのか。

 真にコウジさんの改善を願うなら、病識を持てて、自分でも対処できるように、もっと私も働きかけるべきではないのか。」

 

 そしてその答えとしてまた、 「いや、それ (病識を持たせること) は本人に無理させることだし、成功するようには残念ながら8年見ていて私には思えない。 1番良いのは、今のコウジさんをこのまま受け入れることではないか。 障害を負う前のコウジさんとは人格が変わってしまった寂しさはあるけれど、仕方ないじゃないか、この新しいコウジさんが、コウジさんなのだから。」

 

 とくに後者は、何回も私は納得してきたことなんですが、まだでんぐり返しひっくり返し、もやもやしていた自分を再認識しました。

 

 家族はどうしても本人の改善を願ってしまうので、時には願いすぎて現状把握できずに、暴走してしまいます。 けれどそのことは、当事者本人にとっても自分にとっても、決して幸せなことではないのでは。

 

 多分この高次脳機能障害者と生きていく1番良い道は、とにかく毎日、肯定し続けながら共に歩いていくことでしょうね。

 

 山口先生のスライドの最後に映った、かわいい猫の笑顔。 あの笑顔のように、明るく笑いながら、前向きにね。

 

 あかりさん、けいこさん、ジュン+さん、ふうせんかずらさん、お会いできて嬉しかったです。 kurothanさんは暑すぎたから、来られなかったかな。 新潟講演でお世話になったKさんも、川崎出張ついでにお寄り頂き、有り難うございました。

 

 私の高校時代からの友人も来てくれて、沢山の方々とお話できて、やはり幸せな1日でした。 私は幸せ者です。

 

 ・・・ ブログを書く前に、暑さ疲れでうたた寝してしまい、見ようと思っていたテレビ番組を見損ねました。

 

 病気で1年活動中止していた大好きなコブクロが、久しぶりにテレビに出たのに。 ああ残念。 でも、元気になって良かったです。