会津若松での講演会に来て下さった皆様、有り難うございました。

 

思い返しましても、もう少しお時間を頂けるよう主催者にお願いしておけば良かった、と痛恨の思いです。 多分それは可能だったかと。

 

お話したいことが沢山有るので、1時間ではやはり時間が足りず、機関銃のようにまくしたてましたね。 もう30分あれば少なくともあと2つ3つのエピソードをご紹介できたり、ジョークを言って笑いもとれたかもしれません。

 

ただ最低限言わなくてはいけないことだけを言ったらちょうど1時間で、電車の時間の関係もあり、すぐ会場を後に致しました。

 

会津若松から郡山へ向かう電車はガラガラで、車窓から暗い外を眺めながら、またいつものようにクヨクヨとしていました。

 

いつもこのブログを読まれていて、もう私が疲れて講演をやめるのでは、と (ブログにそういうことを書きましたからね) 心配され、この機会を逃さないようわざわざ岩手から駆けつけて下さったご夫妻。

 

当事者であるご主人が私に、「誰にどう言われてもわからなかった自分の障害が、この本 (『日々コウジ中』) を読んで初めてわかった。」 「講演を続けて下さい」 と言って下さった言葉に、ただただ有り難く 「はい。」 と答えるのがやっとでした。

 

また、今年5月にご主人が脳出血から高次脳機能障害になられたというご夫妻とも、もっとゆっくりお話したかったです。 病院関係者の方々に送られながらタクシー乗り場へ急ぐ私は、実に後ろ髪を引かれる思いで、角を曲がるまで見送って下さっていた奥様に会釈をしました。

 

彼女は私からの言葉を受け、「゛まだ新人゛、頑張ります!」 と笑ってらっしゃいました。 頑張って下さいね。 そのうちいつかは必ず、トンネルから抜けられますから。

 

ほかにも多くの当事者家族がいらしたと思いますが、やはり講演会後は時間をたっぷりとって帰らなくてはいけなかった、と後悔しながらの帰り道でした。

 

講演会で拝聴したもう1人の講師、原田先生のお話についてはまた明日かあさってに書きます。 とても驚いた宮城県の状況です。 進んでいます!

 

これから年賀状のイラストを描かなくちゃ、間に合わない・・・