思い立つとすぐ行動に移すいつもの私なら、今日の夕方6時から青山葬儀所で営まれる、西城秀樹さんのお通夜へ行くところです。実際、今朝も地図や時間を調べながら、悩んでいました。
私は、よく著名人の告別式の会場となる青山葬儀所へは行ったことがありませんし、今後も行くことはないと思います。もし一生に一回でも、そこへ行くことがあるとしたら、西城秀樹さんのお通夜か告別式しかありません。
明日の告別式の日には用事が入っているので、行くなら今日のお通夜でした。

・・・でもやはり、家でお祈りすることにしました。
ウメの散歩もありますし、6時半にはコウジさんが会社から帰ってきますし、そのほかの用事をやりくりすることが無理だと判断しました。行きたかったけれど・・・(涙)。
それほど、私は秀樹さんが好きでした。

昨夜のこと、いつもテレビを見ているコウジさんが、「あ!このあと秀樹の番組だって!」と叫んだのが夜9時前でした。コウジさんも、秀樹ファンです。あれこれ用事をしていた私は驚いてテレビの前へ行くと、すぐ録画予約をし、後で手が空いたときにコウジさんと見ようと思いました。
けれど、録画もしながら、結局全部見ました。奥様やお子さんが出られた、貴重な番組だったからです。

こんなに素晴らしいご家庭を持たれていたなんて、知りませんでした。秀樹さんは幸せだったなあ、と嬉しくなりました。と同時に、死ぬなんてきっとこれっぽっちも考えずに、毎日ひたすら前を向いてリハビリに励んでいらした画面の秀樹さんを見ると、自分もいつ死んでもおかしくない、と思いました。

そこで、お通夜に行けない代わりに、今日は急虚エンデイングノートをを書くことにしました。もちろん今日1日で終わるわけはありませんが、秀樹さんのお通夜の日に書き始めることに意味があるのです。

もし私が明日にでも突然死したなら、コウジさんはもちろんのこと、娘のワッチもわからないことだらけで困ることになります。コウジさんは記憶障害もあれば判断力も低下していますから、若く健康なワッチに向けてのエンデイングノートになります。
まずは銀行の通帳や保険証券などを集めてきましたら、雑然とあちこちに仕舞われていますし、ほこりもかぶっていますし、なんと書きかけのエンデイングノートも出てきました。日付が去年の4月ですから、1年以上中断したまま放置されていたのです。 

また中断、放置しないよう今回は最後まで仕上げるつもりです。

滅多に週刊誌を買わない私ですが、買うとしたら秀樹さんに関する記事が掲載された時です。
ということで、昨日『週刊新潮』(5月31日号)を買ってきました。
読んでいると、秀樹さんにはもしかしたら心臓に持病があった可能性があり、「・・・リハビリで負担が蓄積し、急性心不全が起きた可能性も考えられます。」と、くどうちあき脳神経外科クリニック院長が言われていました。
私もそんな気がしていました。

でも、家族のため、ファンのため、そして自分のために一所懸命真面目にリハビリに取り組んでいらした秀樹さんですから、それを止めるのも難しかったかもしれません。ただ、もし、秀樹さんのリハビリ映像(今まで何度かテレビで拝見したことがあります)に、「これは危険かも。」と思われた医師がいて、もう少し無理のない程度のリハビリにしましょう等の的確なアドバイスがあったなら、そして秀樹さんがそれに同意されていたなら、もしかしたら秀樹さんは急逝されることはなかったのではないか、とこれはファンとして、どうしても、すごく、思ってしまうことです・・・。秀樹さんは、東京オリンピックで歌うことを夢見て、頑張っていらしたそうです。あと2年だったのに・・・。

エンデイングノートを作りながら、リビングに飾ってある2年前に亡くなった父の写真を見たり、秀樹さんの懸命なリハビリ姿を思い出すと、思わず涙が出てきました。

人間は生まれてきても、たかだか80年ほどで(秀樹さんは63年で)この世を去るのに、なぜ皆せっせと働き、あえて苦しいことにも立ち向かっていくのだろう、気楽にきままにのんびり過ごした方が楽なのに・・・ と思いました。時々そう思います。ウメと散歩していて最近よく見かける、アリの巣の周りを慌ただしく行ったり来たりしているアリの光景が頭に浮かびました。人間は、アリのようだよ、と。

でも、脳梗塞になったからといって引退をせず、あんなに歯を食いしばって必死に歩いたり筋肉トレーニングをしていた秀樹さん。ステージに足をひきずって現れ、動く手だけで振りをつけながら歌う秀樹さんの姿に、その答えがあると思い、胸が熱くなります。

命ある限り、前を向いて、他者のために歩いて行く努力をする、それが自分が生きるということであるのだな、と。

秀樹さんは、本当に素晴らしい人でした。
歌がすごくうまくて、すごくカッコイイだけでなく、人間として、すごい人だったと。

父も秀樹さんもいなくなり、私も早くあっちの世界へ行きたくなりますが、もう少し自分がやるべきことをしてから行けたら、と思います。・・・今日のところは、まずエンデイングノート作りですが。

あと15分で、秀樹さんのお通夜が始まります。
きっと、大勢の方が参列されることでしょう。
私の思いも、ここから届きますように・・・。