最近ここのコメント欄は、てんかん・てんかんや高次脳機能障害を持つ人の運転・社労士さんその他の話題でもちきりです。

 

コメントには、全国の色々な方からの貴重な体験談やお考えが寄せられ、それらを拝読しているだけで、物知りになりますね。 ネットを発明した人は偉い! また、皆様もコメントをお寄せ頂き、本当に有り難うございます。

 

けれど、この私のブログ文章だけ読まれてコメント欄を読まれていない方もいらっしゃるので (お忙しかったりで)、今日はここにコメント欄からひとつ、とても気になる件を引っ張ってきました。 見過ごすことができない件です。

 

それは、ふうこさんからの体験談です。

 

ふうこさんのご主人は、昨年5月にくも膜下出血で倒れ (2度破裂) クリッピング手術、水頭症のシャント手術を受けました。

けれどシャント感染から腹膜炎になり、黄色ぶどう球菌に感染。 最初の手術から1ヶ月後に未破裂動脈瘤が見つかり、2度目のクリッピング手術も受け、現在高次脳機能障害が残り就労不能と言われています。

 

それだけでも大変な目に遭ったわけですが、問題は発症から6か月後、ご主人の会社の顧問社労士が妙に障害年金申請手続きを急ぎ、「奥さんじゃできないから私がします。」 と再三言うので、(まだ早いのでは)と思いながらも押し切られてお願いすることになったことから始まりました。

 

すると 「代行料として2万1千円、成功報酬金10万5千円。」と言われ、ふうこさんは唖然。

後でネットで調べたら自分でも申請できることを知り、悔しかったとのこと。

 

結局やはりまだ早すぎる、ということで却下されましたが、診断書代3万円が無駄に。

 

社労士に不支給決定のことを伝えると、「〇〇さんの場合通ると思ったけど、ダメだったのね〜。 又頑張りましょ〜。」 で終わりだったとか。

それどころか、今後の社会保険の相談をしたら、さらに相談料1万円を請求されたそう。

 

ふうこさんは、「自分がもっと調べれば良かった。」、と後悔されていますが、いえいえ、ふうこさんはそのひどい社労士に丸め込まれた被害者だ、と思いますよ。

 

まだご主人が倒れたばかりで右往左往、判断力が鈍っていて気持ちに余裕がない時に、お金儲けしようと近づいてきたその社労士の人間性を疑います。

 

心が弱っている人につけ込むなんて、私は腹が立って仕方ありません。 もしかしたらその社労士は、自分がひどいことをしているという自覚すらなさそうにも思えます。 あまりにも普通の感覚では理解できない話なので。

 

もしかしたら気の毒なのは、ふう子さんより実はその社労士の方かもしれませんね。 人の気持ちがわからない鈍感さを、周りから蔑まれて生きているのかも知れません。 そしてその社労士はそのことに、気づいてさえいないのでしょう。

 

会社の顧問社労士とのことですから、会社に苦情を申し立てていいと思いますが、ふう子さんは 「こんな悔しい思いは私だけでいいです。」 と、他の方が同じ目に遭わないように、「恥ずかしい」 けど投稿して下さいました。  有り難うございました。

 

本当に 「何もわからないから。」 とうかうかしていられませんよね。 いい人ばかりじゃない世の中が残念。 悪い人は虎視眈々とチャンスを狙っているんですね。 ああやだやだ。

 

そういえば先日の西城秀樹さんのお話の中で、「優しい言葉をかけてくる人がいい人とは限らない。」 と言われていました。  詳しいお話はなかったので、その時私はピンときませんでしたが、まさにふう子さんの体験はその言葉通りですね。 あの秀樹さんでさえも、なにかとても嫌な思いをされたのでしょうね。

 

やっぱり大変でも、できるだけ自分で情報を集めること、信頼できる人や場 (ここも!) に相談してから決めることが大事ですね。

 

ふう子さん、色々教えて頂き有り難うございました。 きっとここをお読みの沢山の方が助けられると思います。 そのことだけでも、「無駄な体験ではなかった」、と思われ、少しは溜飲を下げてくださいね。 こんなことを言うと申し訳ないのですが、とても貴重で有り難い体験談をお話頂き、感謝しています。  ほかにもこのような嫌な思いをされた方は、どうぞここにご投稿下さいね。 きっと読まれる方のお役にたちますから!