一昨日から毎日2回、老猫おはぎちゃんの点滴に病院へ通っています。
それにウメの散歩が2回あり、ここのところぶり返している暑さに、ブログを書く体力と時間がなく、簡単にご報告だけしておきますね。
まず、ご心配おかけしてきました父の検査結果ですが、ガンが疑われていたものの、血液・便・CTを調べてガンではないとのことでした。
その上で急激な体重減少はパーキンソン病によるものだけれど、やはり体重は増やさなければならないので、追加で栄養剤を処方されました。
私は勿論のこと、父も母もさすがにほっとしたようです。
尤も、全身がひどい石灰化 (動脈硬化) を起こしているそうなので、高血圧の薬をしっかり飲むよう言われました。
私は父の病状によっては、自身の生活や活動も父を最優先にしたものに変えるつもりでしたので、またそうなると思っていましたので、拍子抜けしながらも、嬉しいです。
というわけで、これからもこのペースでコウジ村や講演活動を続けたいと思います。 宜しくお願いします。
一方、もう1つの心配ごとであるおはぎちゃんの病状ですが、こちらは相変わらず 「危ない状態」 「いつ何が起きてもおかしくない状態」 「生きるか死ぬかの瀬戸際」 と言われる毎日ながら、点滴によりなんとか生き長らえてくれています。
あと何日かこの点滴を続け、自力で餌を食べられるようにまで回復すれば一安心とのこと。 頑張れ、おはぎちゃん!
おはぎちゃんも3日前はぐったりしていましたが、今は家族に 「ニャア」 と言ったりスリスリしてきたり、見た目には良くなってきています。 つくづくお医者さんは有り難いなあ。
また昨日夜は、下北沢で飯田基晴監督の映画、『逃げ遅れる人々 東北大震災と障害者』 を観ました。
障害者はただでさえ不便な生活を送っているのに、大震災のような非常事態下では、普段の何倍もつらい目に遭う、ということがよくわかる映画です。
是非上映会やDVDで見て頂き、考えて頂きたいと思います。
ちなみに明日31日 (土) はスクエア荏原ひらつかホール (武蔵小山駅または戸越銀座駅から徒歩10分) で午後2時から (500円)、9月19日 (木) はあんさんぶる荻窪 (荻窪駅から徒歩3分) 4階で夜7時から (500円)、26日 (木 )は横浜市開港記念会館で午後1時から無料 (先着100名)、28日 (土) は掛川市徳育保健センターで午後1時半から、それぞれ上映会があります。
さて、昨夜の上映会会場で、初めて私が住む世田谷区の保坂展人区長にご挨拶できました。
主婦の友社さんに 『日々コウジ中』 を出版して頂いて以来、区内でも講演を致しましたが、実際お会いする機会は昨日までなかったですし、私もバタバタした毎日で (そそっかしい性格ゆえ自分でよりバタバタさせている。)、コンタクトをこちらからとる余裕がありませんでした。
こうして振り返りますと縁とは不思議なもので、昨夜のイベントは犬猫大好きな私が高次脳機能障害とは関係のない映画 『犬と猫と人間と』・『犬と猫と人間と2』 を通して知り合うことができた飯田監督が教えて下さったのです。
そこで区長に初めてお会いできたという絶好の機会に、拙著を渡すと同時に、高次脳機能障害者を含めた障害者 (とその家族) の側としての2、3の要望を書いた手紙もお渡ししてきました。
すなわち、ローカルな話題ですみませんが、毎年早春に開かれる世田谷高次脳機能障害連絡協議会主催の 「春の音コンサート」 の会場に相応しいバリアフリーのホールが不足していること。 あるのが北沢タウンホールと成城ホールだけど、倍率が高く抽選日にもかかわらず最初からほとんど区に押さえられていて埋まっているのは何故かということ。
ほかに会議室などあっても、障害者団体だからといって優遇してもらえないこと。
コウジ村の集まる場所も、区内には適当なところがないので (私の探し方が足りないのかもしれませんが、すぐ見つからないのも問題)、横浜ラポールに団体登録してそこを利用することにしたこと。
二子玉川駅周辺の開発で、障害者や高齢者向けのバリアフリー施設ができるかと楽しみにしていたけれど、できないのでがっかりしたこと。 今からでも考えてほしいこと。
初めてご挨拶した日にあれやこれや要望を申し上げ、区長も大変かと思いますが、本当にまだまだ不便なことがいっぱい。
でも、私は実は区長が好きでずっと応援しています。 何しろ脱原発・脱東電、正常な市民感覚をお持ちで、果敢に諸問題に取り組まれている、と思っていますから。
買ってきた 『闘う区長』 (集英社新書)を、これから読むのが楽しみです。
また、飯田監督もお会いするたびに 「凄い方だな。」 と思います。 「映像グループ ローポジション」 という、低い目線から物事を見つめていきたい、という思いから所属する3人の共同事務所を名付けられたというだけあって、作られる映画には弱い者、助けを必要としている者・生きものへの温かく寄り添った眼差しが強く感じられます。
原稿を何も読まれずに、優しいお声でゆっくりと話された姿も印象的でした。
取り急ぎ (長くなりましたが)、昨日のご報告でした。
コメント
コメント一覧 (4)
先日母から、柴本さんが夫婦の集まりをしているようよ・・・と教えてくれました。
もし、またあるようでしたら、お知らせください。
このところあまり外に出ていないので、お会いできたらと思います。
よろしくお願いします。
おはぎちゃんも治療が効いて、快方に向かっているようで、一安心ですね!
確かにうちの主人もパーキンソン病が判明して、当初はそうでもなかったのですが、口の動きが遅くなり、
食べるのが遅い→以前より食べれない→だいぶ痩せてきたという傾向が強く出てきました。
7月より難病指定の医療支援を使って、訪問のOTさんが来てくれるようになりました。
体のバランスを主に看るその方も、主人ののど、口あたりの筋力の低下を感じてからSTさんも要請してくれ、発声とかのトレーニングも、今月から別の日に加わりました。
たまたまそのSTさんがいる時にケアマネさんが来訪し、うちの区にも一日8人までの、高次脳機能障害だけのデイケアが夏にできたので、ちょっと調べてみようと話あっていたら、そのSTさんの患者さんの一人が行きはじめ、すごくいい!、お勧め!との話が加わり、情報とかネットワークとかこんな風に繋がるのだと実感しています。
コウジ村の方はまだまだ皆さん若く、就労とかの問題を抱えていますが、少し高齢になってデイケアを探すとき、色々な問題が生じます。
60歳代は老人介護の中では若い方になるし、認知症とも違う機能障害の諸問題が次々起こり、対処に四苦八苦する所も多いのです。
今回の施設がどんなものか、まだわかりませんが、高次脳機能障害者の理解のためにも役立つことを願いながら、検討したいと思っています。
有難うございます。 父は60キロ近くあったのに、今は45キロですごく小さくなりました。 背も曲がって身長も15センチ小さくなりました。食べるのがとても遅いです。難病指定の医療支援って、父にも使えるのかしら。 今のところ近所のリハビリに週1回行くだけですけど。
そのデイケアは「リーベ池上」ですね。 大田区は段々進んできましたね。 「リーベ池上」は介護保険を使った、大田区で初めての高次脳に特化したデイサービスだそうです。 行けるといいですね。
お久しぶりです。 今年の夏は暑すぎて、外出もままなりませんでしたよね。 コウジ村の集いのことだと思いますが、今は妻達で集まっていまして、そのうち当事者の方にも参加して頂くつもりです。 まだ始まったばかりで、てんやわんやですので、そのうちお声かけしますね。