今日の東京は、またものすごい暑さでクラクラしました。
朝おはぎちゃんがオシッコで下半身びしょびしょになっていたので、お風呂で洗ってドライヤーで乾かしてから、1回目の点滴を受けに9時に動物病院へ連れて行きました。
少しずつ良くなってきているようでいて、こんなことは初めてなので、弱っているのだなあ、と切なくなります。 まだまだ危ない状態だそうで、しばらく1日2回の点滴が続くそうです。
そのあと10時半から、NHK大阪のディレクターさんと会いました。 秋放送予定の番組の、相談を受けました。
コウジさんも一緒に1時間半話してディレクターさんと別れたあと、今日はコウジさんの52歳の誕生日なので、ケーキを買いました。
そして自転車に乗って一緒に帰るはずが・・・ コウジさんは1人で先に走って行ってしまいました。
目を疑う私。 だって、今の今まで2人でぺちゃくちゃしゃべっていて、「こっちの道から帰ろうね。」 と決めて、自転車にまたがったんですよ。
普通、同じペースでたまにしゃべったり互いを見たりして走るもんだと思うんですけど。 前をすごいスピードで自転車を漕いでいく彼を見て、今度は心配になりました。 車や人にぶつかったらどうするのか、と。
踏み切りが鳴りだしたところを、また猛スピードで渡っていくので、私も慌てて遮断機が下がってきた下をすり抜け、危なかったったら!
昨年秋に車とぶつかった交差点も止まらずに走っていくのが坂の上から見え (全然反省していない!)、どんどん距離を離されました。 角を曲がると、もうコウジさんの姿は見えませんでした。
私を、1度も振り返りませんでした。 私のことを、忘れているかのように。 なんか、悲しかったなあ。
家に着くと、「開けてくれ〜!」 と叫んでいる彼の声が聞こえ、ワッチが玄関を開けているところでやっと追いつきました。
頭にきた私が、「なぜ1人で先に言ってしまったのか?」 を尋ねますと、自転車に乗った途端、私のことを忘れてしまっそうです。
暑さのせい? もう少し気遣いができる人だ、と思っていたけれど、過信? 障害が進んだ?
それより私は、もう コウジさんを自転車に乗せないことを決めました。
あんな危ない運転をしていたら、被害者になるどころか、人にぶつかって加害者になってしまう。
コウジさんの誕生日に、良い決断をできたことを、幸いに思います。 きっと今日の私の判断が、あとで起きたかもしれない悲劇を避けることになるでしょう。 いやいや、こんなにひどい運転をするとは知らなんだ。 よく何年も人にぶつからずに来られたものだ。 ラッキーだったとしか思えない。 あるいは、もしかしたらぶつかったり、危ない目に遭ったり遭わせたりしてきていたのかもしれない。
不安になった私が、そういう危ないことがなかったかを改めて確認しましたが、実際にぶつかった昨秋の時くらいしか、危なかったことはない、とのこと。 今はその言葉を信じるしかありませんが、もう明日からコウジさんの自転車のサドルを下げて、私が乗ります。 いいんですよ、健康のために歩いてもらった方が。 なんだか最近コウジさんはおなかも出てきているし、歩いてちょうだい!
夕方5時半、2回目の点滴におはぎちゃんを連れに行き、近所の犬も散歩に連れて行き、 なんだか疲れてしまったわ。 勿論、犬も猫もかわいくて大好きだから、疲れたのは暑さのせい。 いえ、コウジさんのせい。
早く暑い夏が終わるのだけを願っています。
コメント
コメント一覧 (17)
コウジさんお誕生日おめでとうございます!
その後、気を取り直して皆さんでケーキを食べられましたか?(´`:)
たしかに、それでは家に着くまでヒヤヒヤですよね…(>__<)
darumaさんへ
うちも暴言があるので、言われた事をしてしまう気持ちが分かります。
私も言いたい事があっても、相手が言い出したら欲求が叶うまで大変なので私も後々が面倒なのでつい、やってあげてしまう始末です。無言で雑ですが…ね( ̄。 ̄;)小さな抵抗です…。
待つ事ができないのも問題なので、少しずつですが、何かの待ち時間の時は、待っててくれたから助かったよ。と声を掛けるようにしていますが、誉めて育てる?には私のストレスがかなりかかるので大変です。
私もまだまだ模索しながらの在宅介護です。何か良い案があったら教えて下さいね!お互いに無理しないようにやって行きましょう。
9月になりましたが、まだまだ暑い日が続いてますね。秋は来るのでしょうか?
コウジさん、おめでとうございます。52歳なんですね。
自転車、危険ですね。この障害は、自分の事で精一杯で全く周りの事は視界に入らないように思います。
主人も自分の事ばかりで、忙しい時や電話してる時に簡単な用事で呼びます。「ちょっと待って!用事が終わってね」って言うとキレて暴れます。眼鏡とって、ティッシュとって、髭剃りとって・・・・
自分で出来るのに・・・「自分でして」もキレて暴れます。
暴れられるのが嫌なのでしてます。でも、神経が持ちません。
柴本さん、すごい体力ですね。あれやこれやと次々にこなしていかれてるのはすごいと思います。
コウジさんも主人も少しでいいから手伝ってくれる気持ちが出たり、
思いやりが出て来てくれたら楽になるのにと思います。
主人は、車の運転をすることを目標にリハビリをがんばってます。
身体の障害はわかっているので、動くようになれば運転出来ると思っているようですが、高次脳はわかってないのでその方が難しいですね。どうしたらよいのか・・・・。
コウジさんのお話を聞いてたらやはり危険ですね。
うちの夫の自転車事故は泥酔していたからですが、同時期入院されていた方は自転車に追突され、高度障害になってしまわれたそうです。
車に乗るとわれを忘れる暴走族と同じなのかしら。
うちはこわくて自転車に乗る気がしないそうです。
何も覚えていないのですが、私から繰り返し聞かされて身に沁みたようです。
おはぎちゃん、かわいそうですね。トイレに行く力もなかったのですね。なんとか、乗り切って!
家は早いうちに自転車禁止になりました。
転んだらしい傷があっても、どこでどうしたのか覚えていなかったからです。
この夏、うちのだんなさんは自動車の運転免許も返納しました。
私が返納しなさいと言った、というように思われたくない(自分で決めてほしい、と思って…)ので、長く話をしました。
が、やはり「言われてしかたなく返納した」とか言っています(^-^;
偶然ですね。
しかし、自転車は車両なので、事故にあったら大変。乗らなくて正解ですよ。
歩くは健康にいいもの。
友人のおばあちゃんが坂道で高校生に自転車でぶつけられ亡くなりました。
友人の子供は女の人にぶつかり骨折させてしまったり、普通でも危ないところ、やはり、判断力が危ういと危ないし取り返しがつかないですものね。
お誕生日を期にというところがちょうどいいですね。
お父様の検査の結果ホッとしましたね。
でも、高齢の方は、うちもそうですが、これからいろいろ大変です。お大事になさってくださいね。
それにしても、おはぎちゃんが心配ですね。
毎日点滴とは。食べられないんですね。暑いしね。どうか元気になりますように。
自転車の記事で久しぶりに思い出しました。
未だに自分の人生が終わった事を受け入れられない毎日です。
この前は8月なのに汗をかきながら4月と思い。時間感覚が全く狂っています。
また8月。激しい苛立ち落ち込みに苦しみました。これから冷え出すと酷い鬱が悪化し気が狂いそうになります。
こちらに書き込みさせていただいた頃とは違う、最近は自分に言い様のない諦めと疲れを感じます。自分と障害本能とと自制の戦い、これは一生終わらないし、正直上手くいかない、それが見に染みてよくわかりはじめました。
歯ブラシをそこらへんに置き忘れるのと同じように、同伴者の存在をころっと忘れるのが私達だと思います。気遣いが出来ないとかそういう話ではなく。本当に文字通り記憶から消える、忘れてしまうのです。また我慢が苦手だから我が侭にも映りますね。
こちらだけではなく介護される方の書き込みを読むと本当に辛い。大変なのも解るから。
本当にこんな障害。周りにも迷惑かけるし自分も情けなくなるので恥ずかしいんですよ。
内心何故生きなきゃならないか悩んでいる当事者も沢山いると思います。
最近は疲れるので眠るときにこのまま朝死んでれば自分も嬉しいし迷惑ならないのになぁと思います。夢の方が色彩が強くて現実は白っぽく色を感じない今日この頃です。
ともあれ介護される皆様も愚痴をこぼしながら明るく頑張ってください。患者は皆様に感謝していると思います。
介護者の愚痴を考えもなく言ってしまった事を申し訳なく思います。
わかってるつもりになってました。
本当の苦しみや悲しみを理解して居なかったと反省しました。
ただ、わがままな子供になってしまった・・・そう言う感覚でした。
だから、主人によく「子供扱いしてバカにしてる!アホ扱いするな!」なんてよく言われてました。
気遣いが出来ないのは自分だったとわかりました。
介護は確かに大変です。
でも、主人は本当に大切な人、失いたくない人なので
死にたいとか言われると悲しい気持ちになります。
代わってあげれないけど、悲しみや苦しみを半分に出来たら、
喜びを2倍に出来たらと思っています。
ともさん、ありがとうございます。
勉強になりました。
今日から町のリハビリ教室に参加する事になりました。リハビリといっても脳ではなく筋力トレーニングです。以前お話した施設の利用は最終的に踏み切れずずっと一緒にいました。施設に通わなくても私の勤務に支障はないのに行かせる事を躊躇ってしまいました。・・が、お互いにストレスが溜まるから離れるよう勧められようやく決心しました。お互いに・・って主人もストレス溜まるんだ~と今頃気づきました。(^_^;)ブツブツ言うくせに私の方が主人と離れたくないんですよね。(^_^;)週一回2時間ですが主人も私もこれをきっかけに少しずつ自分の時間を持てる方向に進めばいいなと思っています。もうすぐお迎えが・・私の方が緊張しています。(>_<)
こちらこそ、大変申し訳ありません。
自転車の記事の感想とちょうどもうすぐ自転車にひき逃げにあった日のこと、最近の気持ちを思い出しながら書いたものです。
daruma様のお気持ちに対して書いたものではありませんでした。かえって気を遣わせてしまい申し訳ありませんでした。これからもどんどん書かれてください。私達患者にも苦いけれどよい薬です。
私達からみても逆に介護する側の大変さは並大抵ではないと思います。
また暴言はお辛いと思います。言われた方は病人と解っていても日常の中でのこと。苦しいと思います。
やはりこうしたところで溜め込まず書き込みながら。発散して明るい気持ちでいかれる事が良いことと思います。
どうか反省なぞなさらず。明るくなさっていらっしゃることが一番の旦那様へのお薬です。これからもどんどん書かれて私にも介護なさる方々のお気持ちを教えてくださいませ。
何といっても旦那様が大事と書かれたお気持ち。本当に素晴らしいと思います。
健康だった頃の私だったらもし今の私が伴侶ならさっさと離婚します。それくらい私達の障害は大変だと思います。
支えていらっしゃる皆様凄いなといつも感謝しております。
私が悩むのは当事者だから。あくまでも私個人は生きていて良かったのかどうかはわかりません。心身調子が悪い日が増えましたし、謝り続ける毎日にも疲れました。事故以降は記憶が留まらないから仕事は覚えられない、テレビや新聞をみても覚えていませんから意味なく社会的には実質上いないのと同じです。こうした現実や無力感に悩むのは一生終わらないです。が仕方がないことです。苦しいのは自分のことだから。
見守るご家族の方がよっぽど辛いと思います。
ただ。私達のような気分によってもかわる障害者には介護される方はあまり振り回されずに…。疲れてしまいます。いつも私達のために頑張ってくださり有り難うございます。
小さな抵抗・・・私もします。
でも、バレバレで「したくなかったらしなくていい!」と激怒。
まだまだ私も模索中です。
少しずつお互いに良い方向へ行っているとは思っています。
もっともっと寛容に動じないようになりたいです。
どうぞこれからもよろしくお願いします。
こんにちは。昨日今日、と少し暑さも和らいでいますが、またこれから東京は30度以上の暑い日が続きそうです。
うちの夫は運転は怖がってもうしませんが、今回自転車禁止にしたことにより、歩くことが多くなり、必然的に健康になりそうです。駅まで歩けますから、自転車も車も本当はいらないのですけど、今猫の通院には、車があって良かった!と思います。
自転車は高次脳になったり高次脳にならせたりする凶器ですね。 気を付けないとね。
おはぎちゃん、やっと昨夜からご飯を食べ出しました。 でもまだまだ一日2回の点滴生活は続き、動物病院も混んでいるので、しばらく私はおはぎちゃん中心の生活になりそうです。
こんにちは。 あの日は怒って疲れてしまいました。 ケーキは食べましたけど、食欲ないから半分ワッチにあげました。 あれから何日もたって、もう忘れましたけど、おかげで夫は自転車を使わなくなったので、結果的には良かったですよ。 ただ、朝のウメの散歩は今まで夫に行ってもらっていましたが、駅まで歩くことになったので、会社に着いて疲れていないように、朝の散歩も私になりました。 ということで、私の仕事が増えて余計忙しくなりました(涙)。 それでも自分や他人の安全には代えられませんね。
さすが、対応が早いですね! うちは免許証更新の締切が今月末です。 一応更新してきますが、夫は乗りませんので、ただの身分証明書のためです。もし乗る人だったら、うちも返納させました。 判断や技術が危なくて、とても運転させらせません。 夫が乗りたがらなくて良かった。」
やはり歩きが一番ですよね。
自転車事故、多いのでしょうね。 問題になっていますものね。
おはぎちゃんの点滴も、今日で11日目です。 おはぎちゃんも大変ですが、私も結構疲れてきて、くたくたです。 でも、段々良くなってきましたから、それだけが励みです。また午後も行ってきますよ~! それに、昨夜からとうとう食べ始めたんですよ!! やった~! ご心配有難うございます。 父の方も相変わらずヨタヨタなんですが、仕方ないのかな、と。 お母様も大変そうですが、異常もなかったようで良かったですね。 年とってくると色々出てきますね。 日野原重明さんみたいな方は、稀有ですごいですねえ。
こんにちは。 ともさん、自分の人生が終わった、なんて言っちゃだめですよ。 まだまだお若いのだし、まだまだできること、したいこと、いっぱいおありでしょう。 ポジテイブに生きることが大事ですよ。 その相手の高校生は、今も何も知らないのでしょうね。 まだ高次脳機能障害自体が世の中に広く知られていない現在、さらに相手もわからず(元々の頸椎症があるゆえ、具合が悪いのが交通事故が原因だ、という証拠もなく)、画像にも残らず、ともさんは本当に大変だと思います。 でも、きっとともさんみたいな方もほかにもいらっしゃるはずですし、そういう方の集まる会というのはないのかしら。 被害者の声が集まって大きな声になることも、この先支援を勝ち得ていくためには必要だと思います。 元気出してほしいです。
そうですよ、どんなに仲が良くても、いつも一緒じゃ疲れますよ。自分1人の時間を持たなくてはね。 ご主人の筋トレも、いい頭のリハビリにもなると思いますよ。 色々なところに顔を出すことが、頭の中に新鮮な空気を入れることになっていいと思います。 もちろん、疲れすぎないくらいに。 頑張って下さいね。