『日々コウジ中』 が出た頃私は、「高次脳機能障害者と家族の会」 と 「世田谷高次脳機能障害連絡協議会 」の2つの家族会に入っていました。

 

どちらも、今井雅子さんが代表です。 妻の立場の方なのに、このバイタリティと頭の良さと行動の早さと的確さ、スゴイ方です。

 

出版後、講演を依頼されるようになり、ある時 「脳外傷友の会ナナ」 さんで講演をする機会を頂きました。

 

それが私と 「脳外傷友の会」 との初めての出会いで、東川理事長にお会いしたのもこの時でした。

 

ほかにも家族会があるのは当然でしたが、「脳外傷友の会」 のように全国組織を形成されているところは存じませんでしたから (まだまだ知らないことばかりでしたから。)、早速賛助会員になって、会報などで全国津々浦々の情報を読み漁りました。

 

そしてナナ (神奈川) のあと、モモ (岡山)、ぐんま (群馬)、ぼちぼち (香川)、スワン (新潟)、しが (滋賀)、さいたま (埼玉県)、しずおか (静岡)、高志 (富山)、あすか (奈良)、和らぎ (和歌山)、みずほ (愛知)、コロポックル (北海道、)、うつくしま (福島)、甲斐路 (山梨) ・・・ といった家族会の方々を講演会を通して知っていく中で、まだ行ったことのない都道府県 (半分以上) のうち気になっていた1つが、広島の シェイキングハンズ さんでした。

 

日本脳外傷友の会の会報やメール通信などで、頻繁にそのお名前を目にするシェイキングハンズさんは、非常に精力的に活動されていらっしゃるように東京の私には常々思えていましたので、やはり講演会前日に広島に入り、できたら作業所見学や家族会の方々とお話したい、とお願いし、快諾を得ました。

 

高次脳について学ぶなら、とにかく先を走られている先輩から吸収するのが一番早く確実ですから、今回は濱田代表のそばで色々見聞きしてくるつもりでした。

 

ところが今回私は対談があり、お相手は6年前に交通事故から高次脳になられたご主人を支えてらっしゃる、守下さんという女性です。

 

守下さんとは実は既に今年4月、横浜で行われた脳損傷ケアリング・コミュニティー学会会場で一度お会いしていました。

 

そこで濱田代表ではなく、私と同じような年代 (ちょっと苦しいかな。 私より8歳も下です。) で同じように夫を支えている守下さんのそばで、色々拝見させて頂くことになりました。

 

つづく