今日午前中は、東京工科大の看護学科の学生さんからの質問に、回答を書いていました。
教授から頂いてきた講義後のアンケートコピーを読んでいますと、学生さん達は私の話をきちんと聞いて受け止めて下さっているなあ、と嬉しく思いました。
以前、厚木看護学校でお話させて頂いたことがありますが、看護師さんとして働き始める前に、高次脳機能障害についてしっかり学んでおいて頂けると助かります。
この先病院で高次脳機能障害者とその家族に出会われた時、昨日私が話したことや配布してもらった資料に書かれたことを思い出してもらえたら嬉しいです。
東京工科大の教授 (当時。 今は退職されたり、異動されたり。) 達が中心となって書かれた本で、いいものがあります。 それは、 『高次脳機能障害をもつ人へのナーシングアプローチ』 (医歯薬出版株式会社 石川ふみよ先生と奥宮暁子先生編)です。
そこでは、介護する家族への支援の大切さが、繰り返し説かれています。
看護師さん向けに書かれた本ですが、家族が読んでも役に立ちますよ。
コウジ村のYさんもこの本の制作に協力していらして、Yさんの所属される北海道の脳外傷友の会コロポックルの会員の方がたの声が反映されています。 (少々値段が高めなのが残念。 図書館に入っていたらいいですね。)
今日外壁塗装が終わり、明日は足場を解体するそうですが、明日は久しぶりに東京は雨だそう。
職人さん達、大変だな。 強く降りませんように。
ワッチも遠足が中止になりました。
ワッチは歩くと疲れるから、講堂での集いになって喜んでいます。
コメント
コメント一覧 (4)
看護師さんには、准看護士、正看護師があるんですね。京都にお住まいですか? 看護大学が増えているのに、看護師さんになる学生が少ないとのこと。高齢化、長寿化の日本で、看護師さんへの需要は益々高まりますから、増えてほしいですね。 ラピスさんは頑張って下さいね。
私がお話したこと、で講演資料は、1年半前のものなら、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構のHPから読めますが (わかりづらいのですが、HPの障害者雇用支援のところから → 研究のところ → 職リハ研究発表会発表論文集 → 平成24年の第20回論文集のところ → パネルデイスカッションⅡ 職リハネットワークによる高次脳機能障害者の早期復職支援をめざして で出てきます。 同じところの職リハレポートNo.4にもパネリストたちで話している内容が読めます。)、最近の講演先のHP等からは読めませんね。未来の看護師さん達にお話したことについては、それではブログで書きますね。待ってて下さい。
はじめまして。拙著を読んで下さって有難うございます。また、ブログを見つけてコメント下さって有難うございます。お兄様のことでご心配なご様子、よくわかりました。お兄様だけでなく、ご家族も大変だと思います。 でもその大変さは、情報や支援の手によって、かなり軽減されます。そしてまた皆さんで笑って、今まで以上に深く充実した人生を歩んでいくことができるのです。 情報と支援さえ近くにあれば。
ます疑問に思ったことがあるのですが、「高次脳機能障害」とどこからも言われていない(病院や就労支援機関その他)状況で、私の本に辿り着いたのは、どうやってでしょうか。
失礼ですが、どこの都道府県にお住まいでしょうか。 把握しておきたいと思いまして。
なぜなら、今、一番といってもいいほど問題となっていることとして、「病院で高次脳機能障害と診断されない」ことがあります。まつやまさんのお兄様も、その例です。
それは本当に困ったことで、家族はいちはやくこの障害についての情報を与えられたり、自分から探したりしていかなくてはいけないのです。なぜならリハビリも発症から2年まではどんどんよくなるので、一日でも早く、どんどん訓練してもらった方がいいからです。そのためにも手術をされた急性期病院で診断されることが、必須なのです。それが残念ながら、現実そういう病院ばかりではないのです。
けれど今、まつやまさんがお兄さんは高次脳機能障害だ、と気づかれた時点ですぐ「情報と支援」を求めて行動開始されて良かったです。
1・お兄様が発症された5年前でしたら、すでに各都道府県に高次脳機能障害支援拠点機関が置かれていたのでて、そこに連絡されると高次脳機能障害支援コーデイネーターさんと相談できます。(私の夫が倒れた10年前には、なかった制度です。なので、私が辿った道には、この支援拠点機関は出てきません。)ここへコンタクトをとられると、今お兄様のことで問題となっていることについて、相談できます。 まず、国立障害者リハビリテーションセンターのHPから、まつやまさんのお兄様の住まわれる都道府県にある、高次脳機能障害支援拠点機関を見つけて連絡してみて下さい。
お兄様に関する諸問題、諸症状は、障害のせいです。 お兄様のせいではありません。 この障害をお父様やお姉さま、ご家族がよく理解され、温かく支えていかれることが、一番いいのです。
もちろん、お兄様をなじったり責めたりしてはダメで (私もよくそうしてしまいますけど、時々は仕方ないです。)、ほめることが本人のやる気、意欲、症状改善に結びつく。経験からそう思います。
今の状況は、お兄様にとってもご家族にとっても良くありません。 支援してくれる人は沢山いますので、引っ張り込んで助けてもらって下さい。(それが支援されることを仕事にされている人の、お仕事なんですから、遠慮なさらずに)
2.家族会にご相談されることです。 まつやまさんのお兄様のお住まいの近くにある、高次脳機能障害の家族会に連絡され、相談されて下さい。可能だったら入会されてしまうことです。そんなに入会費、年会費は高くないと思います。 たまに高いかな、と思うところはありますが。(けれどそれだけ支援も一所懸命してくれるところです。) 近くの家族会に入っていいことは、地域の情報や繋がりに強いことです。 入会されなくても、相談にのってくれると思いますが、家族会はお金がないので、入会してもらえると嬉しいはずです。
以上が一般的なお答えですが、まつやまさんはアドレスを明記下さっていますので、こちらからなるべく早くメール致しますね。 お住まいの都道府県をうかがい、拠点機関や家族会(私も知っているところでしたら、私からもまつやまさんの支援をお願いしておきます)をお教えしますね。
あと、私の主宰する「高次脳機能障害 コウジ村」(注:まだHPありません)は、会費無料、ほとんどメールでのやりとりですが、そこに入られたら、お近くだったら集いの時お会いできますよ。
家族が疲れる障害ですので、くれぐれもご家族第一に、手抜きしながらのチョイ悪介護なら、障害者、介護する家族ともに笑顔でちょうどいいと思います。なんといってもユーモアが大切ですよ。
看護大学が京都にも増え始めてはいますが、現実看護師になる学生は少ないそうです。とりあえず資格の世の中みたいです。
私も主人がコウジさんと気づくまで何年もかかりました。
知識として知っておくことは大事です。
私もいつか礼さんにお会いして話を聞いてみたいです。
昨日、柴本さんの日々コウジ中を読ませていただきました。
今から続編を読むところです。
私が柴本さんの本を手に取ったのは、私の兄が脳卒中で5年前に倒れ、脳に障害を持ったからです。
家族の現状としては、兄は実家で父と二人暮らしです。私は離れてしまっており、近くには姉夫婦が暮らしている状況です。
兄は最初は、記憶障害があり、弟の私と甥の名前を間違えたり、わからなかったりしていました。身体的には麻痺等はなくほぼ問題なさそうでした。
退院してからは、通院をしながら、2年ほど父の仕事に一緒についてまわっていました。その後、就労支援のセンターに通い、職探しとリハビリを兼ねたセンターのプログラムみたいなのに参加していたようです。
兄は現在、通院はしておりますが、障害者申請をし、障害者枠で就職するところまで社会復帰をしています。
これから、少しずつ一人でもやってけるよう成長していくものだと思っておりました。
最近まで、介護が大変なまでも何とかなってきていると私自身は、恥ずかしながらほったらかし状態で、たまに電話をして気晴らしの相手をする程度でした。しかし、就職してからの話を聞くと、会社や家族には嘘をついて休んでいたり、どこかでお酒を飲んで事故にあって救急車に運ばれていたりとすごく困った状況でした。なので、ある日こっそり兄のあとをつけ、仕事に行ってないことを兄にわからせようとしました。つけている途中で声をかけ、何をしているのかと聞いて事情を飲みこんだようでした。
こうすることで、嘘をつかなくなり会社にもいくようになると思っていました。
その後、一度落ち着かせる意味を含め、会社には休みをいただきました。その間、父の仕事について行かせ目の届くところで過ごさせる予定でしたが、そうなると今度は体調不良を訴え、吐くマネをしたり、せき込んだりして父と一緒に行くのを拒み、一日中家にいる状態です。家ではまたたばこやお酒をやっているようです。
家族も介護疲れなようで、父も姉も疲れ切っております。
父はいわゆる職人さんで頑固なところや不器用なところがあって、兄ができないことがあると「何をしているんだ」と怒ってしまいがちで、それが兄にはストレスになっており「もういい。僕が悪い!!」といい、それの繰り返しの毎日です。
そこで、何か助けにならないかと勉強をはじめたところで、インターネットで支援施設についてしらべてみたり、役所の人にメールで相談してみたりしているところです。
高次脳機能障害については柴本さんの本を読んではじめて目にした言葉でした。読んでいると私の認識が足りず、兄が嘘をついているとか、ごまかしているとかそういったことではなく、病気でこうなっていることを受け入れきれていないのかと思えました。
今は、家族全員が兄を信用できていない状況です。病気だからって理由じゃ納得できなくなっています。
柴本さんの名前をインターネットで調べるとこのブログを見つけ、何か連絡を取りたい、今の現状を伝えてみたいと思いコメントをかかせていただきました。
私の勝手な思いで書き込んでおりますので、一方的に私の状況を書いてしまっております。申し訳ありません。
もし、お時間がありましたら、これから相談やお話をやりとりできたらうれしく思います。