父を自宅に連れてきてから、あっという間に10日経ちました。 忙しすぎて、ブログも書けていませんでした。

 

狭い家に介護ベッド、歩行器、車椅子が入り、父の服や紙パンツや書類などで歩くスペースもないほどです。

 

トイレやお風呂場に手すりをつける工事も始まりますが、この狭い段差ばかりの家で、父は疲れずに生活できるのでしょうか。

 

父が来て最初の3日間は、全く睡眠時間がとれず、「このままでは私が倒れるぞ。」、と危機感を覚えました。

 

パーキンソン病の父は、食事も歩行もトイレも着替えも服薬も、1人ではできません。

夜は4、5回トイレに起きる父のため、私も起きて介助。

トイレに失敗すると、体や床を拭いたり着替えさせたり。

寝ぼけ眼ではできない、しっかり覚醒してする作業のため、やはりつらいです。

 

とうとう昨夜1回起きられずにいたら、父は1人でベッド脇でバランスを崩して倒れ、横にあった歩行器に肋骨をしたたか打ってしまいました。

 

幸い骨折はなさそうですが、1人で父を介護することに段々限界を感じ始めています。

 

話は戻りますが、父が来た翌日、すぐ地域包括支援センターに電話してケアマネさんを決めてもらいました。

 

その翌日には介護ベッドが入り、横浜で通っていたような半日型 (9時〜12時15分) の機能訓練型デイサービスを探して、一昨日から週1ペースで通い始めました。

 

父の服が全然ないので、ユニクロに買い出しに行き、ズボン丈を父サイズに合わせて縫いました。

次々押し寄せる用事に、追われています。

 

懸案事項としては、来週6、7日にある大分講演会です。

 

私がいない間、コウジさんに父を見ていてもらうのは不安ですし、コウジさんも疲れてしまうので、ショートステイというものを探そうとしました。

 

ついでに、何かの時のためにも、1日過ごせるデイサービスと関係持っていたく、そういうところを利用してみたいと思いました。

 

けれど案の定、父は、「僕は絶対デイサービスは行かないよ。」 と言い張りました。

しかも、デイサービスには私が行けばいい、と言うのです。

 

ケアマネさんが、「でもご家族が休むためにも、そしてお父様により元気になって頂くためにも、外に出られた方がいいですよ。 娘さんは介護保険使えないので、デイサービス行けませんし。」 としきりに父を説得しようとしてくれました。

 

しかし父は頑として拒否するため、仕方なくずっとこの家で、1人で父の世話を続けています (ケアマネさんの前で父と押し問答しながら、「私が倒れてもいいの?」 と私は大泣き。 もうボロボロです)。 ちなみに、大分講演の時は、コウジさんの母が助けにきてくれることになりました。 姑ももういい歳ですので (79歳)、申し訳なく思います。

 

トイレも食事介助も、そして体の動かない父をお風呂に入れるのも、本当にくたびれてしまい、私は一日中汗だく、腰痛になってきました。

 

さらに明日はそんな父を連れて、横浜の病院へ定期診察に行くのですが、考えただけでも、自分に全部できるのか (体力がもつのか) 自信がありません。

 

帰りの車で疲れて事故に遭ってしまうかも、という気もします。

 

つまり、明日朝、父に洗顔と歯磨きと食事と服薬とトイレと着替えをさせてから、二階から一階にゆっくり手すり (元々ついていました) につかまって降り、椅子に座らせて靴を履かせます。

 

手引き歩行で車に乗せると、実家まで運転します。

 

横浜の福祉器具会社に、今までレンタルしていた介護ベッドと歩行器と車椅子を返し (これからは世田谷で暮らすため)、近所のかかりつけ病院に頼んである紹介状を受け取りに行き、やはり近所のリハビリセンターに今月までの分を支払いに行き (引き落としにしていたらよかったのに。)、やっとそれからパーキンソン病を診てもらっている病院へ父を連れて行きます。

 

病院へ行く道で迷ったり、駐車する時間が勿体ないので、実家かからはタクシーを使おうと思います。

 

診察を受け、薬を院外処方で頂いたら、またタクシーで実家に戻ります。

 

実家の掃除を軽くして父を車に乗せ、また世田谷の家に帰ってきます。

 

とにかく歩けない父を、ある時は手引き歩行、ある時は歩行器、そしてある時は車椅子で前へ進ませるのが一苦労。 すごく体力を使うのです。 私はいつも汗びっしょりです。

 

明日の私の身体的負担を想像すると、(体力消耗激しく、全てをできないのではないか?)、 (父と2人して転んでしまうのではないか?) などと心配になってきました。  とにかく人手が足りないのです。 私しかいないのですから。  入院中の母の見舞いも、行けていませんし。

 

今夜色々考えていたら、疲れて憂鬱になってしまい、ワッチやコウジさん、そして父の前で涙が出てきました。

 

それを見たワッチが、「明日は、〇〇おじさん (←母の弟) に一緒に行ってもらうよう頼んだら?」 と、頭に浮かびもしなかった案を口にしました。

 

そうだ、たしかに〇〇おじさんなら助けに来てくれるかもしれない! と、ワッチやコウジさんに急かされながら電話してみました。

 

すると〇〇おじさんは、2つ返事で、「行くよ! 朝9時までにそっちに着くよう行くよ!」 と言ってくれました。

 

私は嬉しくて、ほっとして、受話器を握りしめながらオイオイ泣いてしまいました。

 

コウジさんもワッチも喜んでいましたが、父だけは無表情でご飯を食べ続けていました。

 

もうひとつ心配事が、今夜できました。

 

犬のウメのおなかを撫でていたワッチが、しこりを見つけたのです。

 

慌てて夜7時の閉院前に動物病院へウメを連れて行くと、腫瘍とのこと。 今後、検査と手術になりました。

 

あんなにかわいくて元気なウメが・・・ ショックでまたクヨクヨ。

 

でも1つ1つ、対処していきたいと思います。  なるようにしか、ならないのですから。

 

最後に、私のことを心配して下さる皆さん、有り難うございます。 とても心励まされています。

 

けれど時間がなくてお返事できていなくて、すみません。

 

なんとか、頑張りたいと思います。