入院3日目だった昨日、朝はウメの抜糸に病院へ行ってました。
本当はもっと早く行くはずが、大雨やら父入院やらで予定より3日遅くなり。
でも特に糸が皮膚にめり込むこともなく、きれいに傷がふさがり、ウメはまた元気いっぱいで散歩に精を出しています (昨日夕方も1時間)。
ついでに子猫のハルちゃんの近況ですが、こちらも元気いっぱいで、いつの間にか子猫ではなくなっていました。
子猫用の餌では足りないな、とようやく最近気づいて、成猫餌に替えました。
いたずらばかりで、家族全員、ハルちゃんにつけられた傷だらけの体です。 甘ったれでとてもかわいく、ウメといつも一緒です。
昨日は抜糸から帰ると、すぐ病院へ。
昼食介助をしたくて、12時前に着きました。
部屋に入って目にしたのは、オムツ姿でベッド上で半身起こして何やら慌てた様子の父の姿 (なんで、ズボンはいていないのかな。 着替えは置いてあるのだけど。とちょっと疑問。)
「何やってるの?」 と声をかけると、「ああ! どこへ行ったかと思って。」 と喜ぶ父。
「ええ? どこへ行ったかって、今来たばかりだよ。 昨日とごっちゃになっちゃってるのかな?」 と言ってると、昼食が運ばれてきました。
看護士さんに私が介助しますと伝えると、喜んでいらっしゃいましたが、父は (その看護士さんかは不明ですが)、ひそひそと私に色々つげ口すること、すること。
朝食もどんどん口に詰め込むこと。 薬はいつもゆっくり1錠ずつ飲む自分なのに (うまく飲めないから)、4錠ずつ飲ませられること。 おしっこはずっとオムツにためさせられていること (まめに替えてくれない)。 食事がまずいこと。
たしかに食事は刻み食とはいえ、みなペースト状。
仕方ないけど、父は一口食べて顔をしかめて、「もういらない。」と。
私が持ってきたバナナやヨーグルト、ドーナツをむせないよう食べさせましたが、(これでは入院中に痩せてしまうな。)、と心配になりました。
私が見かねて父のオムツを変えると、男性用尿とりパッドの使い方がわかりません (病院にはこれしか売ってなくて)。
下手に装着して漏らしたら大変なので、困って看護士さんを呼びに行くと、両手に何か持ったまま病室に来た彼女は、私の後ろから指図します。
私がわからなくて四苦八苦していても、「違う、そこをこうしてああして」、とイライラした口出しだけなので、いくら忙しいと言ってもあんまりだとムカッとした私。
どうにか装着できて一安心しましたが、こんな忙しくて優しくない看護士さんだと、父も可哀想だな、と思いました。
また、その看護士さんの話では、父は昨夜ベッドの柵を外して降りようとしたそうです。
転落したら大変なので、ベルトで固定したそうですが、なんで父は言ってもわからないのだろう?
高齢者が入院すると、こうなるみたいです。
とにかく固定ベルトでも大きな手袋でも、何でもしてもらって安全でいてもらわないと。
ところで昨日の帰りに父の携帯の充電器を買って、父に充電した携帯を渡しました。
父と母は同じ種類の携帯で、充電器は1つだそう。
今横浜で入院中の母が充電器を持っているため、父はこの1ヶ月以上携帯を使えませんでした。
私に充電器を買ってくれ、と頼まれましたが、固定電話や私の携帯を使えばいいので、買ってませんでした。
ところが父も入院したため、初めて充電できた携帯に父は大喜びし、早速母に電話 (私がかけた)。
生き生きと話す父を見て、もっと早く買ってあげるべきだった、と反省するとともに、気になっていることを質問してみました。
つまり、病室の外に実家の庭が見えたという父は、3ヶ月老健でリハビリするより、本当は自宅でヘルパーさんに助けてもらいながら、近所のリハビリに通うか、訪問リハビリ (ついでに訪問医療・看護) を望んでいるのでは?と。
(父は、狭い我が家での生活は、嫌だと申しています。 どこに歩行器で行こうとしても、あちこちにぶつかりますし、犬や猫が飛び出しますし。)
案の定父は、「できたらそうしたいねえ。」 と答えました。
ただ、そうなった場合、母が疲れないよう、おしっこは今みたいに一晩中貯めてトイレに行かないようにするし (替えなかった看護士さんありがとう!)、何でもサービスに頼るようにすると。 それでも母に迷惑をかけたくないので、母が希望しないなら、老健でいいと。
夜母にそのことを話すと、母も父が可哀想になっていて、「それがいいかもね、私は早く退院しなくちゃ。」、と言ってました。
ふむ、どうするかまたゆっくり考えてみたいです。 いずれにしても、80歳の父と78歳の母が、今後ずっと2人で暮らしていけるわけはなく、私がなんらかの形で介入しなくてはならないと思っています。
今日は夕方4時から医師と退院に向けての話があるので、父には3時前に行くと手紙書いてきました (口だけだと心配なので)。 それまで、たまっている家事や仕事や用事を済ませないと。
今日の看護士さん、父に朝食昼食服薬をゆっくりやってくれますように。 頼みます。
そう言えば、昨日帰りがけにやってきた同じ看護士さんは、私が帰り支度しているのを見て、「え!今から点滴しようと思っていたのに!」 と焦っていました。
意味がわからなかったのですが、点滴を抜いてしまう父を見ていてほしかったそう。
「うわ、あと1時間もいられないですよ。 私も仕事ありますし、子ども帰ってきますし、用事も沢山あって。」、と困ると、慌てて点滴を始め、かと思うと、「もっと (点滴の) スピード早くしよう。」、「もっと早くしよう。」 と調整していました。
大丈夫かしら? 私が帰ったあと、父が具合悪くなっていないか、すごく心配でした。
看護師さんて、こんなに忙しいものなの? 人が足りないなら、看護師さんも気の毒ですし、どうにかならないものでしょうか。
ところで私は在宅仕事だから自由はききますが、普通に勤めている人は、こんなに次々くる介護用事に、どう対応しているのでしょう。
あるいは海外勤務で海外にいる人は?
皆さん、いわゆる 「介護離職」 をしなくてはならないのだとしたら、やはりそれはゆゆしき問題です。
父の入院によって、介護には色々な問題があることを知りつつあります。
コメント
コメント一覧 (4)
今日の看護師さんは、優しい看護師さんでした。安心して父をお願いして帰ってきました。看護師さんも人間ですから、ご性格によって対応も様々なんですね。とにかく急性期病院ということで、本当にお忙しそうで、仕方ないな、と思いますが。私もせっかちなので、きっと父に厳しく当たってしまう看護師さんになるかも。コウジさんは優しい看護師さんだわ。私ももっと優しく穏やかになりたいけど、もう無理ですね。そう思うと、厳しい看護師さんのこともわかる気がします。とにかくもっと看護師さんの数を増やしてほしいけど、人件費の問題で無理なんでしょうね。そこを改善する必要があります。患者も家族も感情がありますからね。入院中は、前向きに明るく過ごしたい。
次々起こる心配と目まぐるしい毎日にきっと心身ともにくたびれてしまっているのではと推測できます。
どうか休める時間をなるべくたくさん見つけてくださいね。
看護師さんの対応は私も何度も経験してきています。
優しく丁寧に関わってくださる方もいらっしゃるけれど信じ難いような扱いを受けたことも、忘れられないほどの酷い言葉を言われたこともあります。
人手は足りているとは言えない現状なのでしょうね。
お父様の病状が回復されつつあるようでよかったです。
より良い方向へ道が拓けていきますように。
抵抗力低下、嚥下機能低下、高齢者の肺炎要注意ですよね。
主人も2年前までは、大変でした。嚥下は、油断大敵です。
腹筋、喉、舌の筋力、リハビリ限りないです。
急性期病棟は、何度も悲しい思いしました。ベッドに拘束され、手にミトンはめられ、鎮静剤打たれ、昼間もうろうとしてて、私が行く度に、外してと訴えて、オムツもいつも漏れてて、そこからリハビリ病院に転院すると、天国のような違い!
もう入院こりごりだけど、いつどうなるか?
礼さん、お父様は、入院中に機能低下してませんか?
3ケ月間までならリハビリ病院に転院できると思いますが?
主人治療済み退院と医師から話し出た時、このまま自宅療養だと寝たきりになります。と訴えてたら、そこからリハビリ病院に転院出来ると言われました。
知らなかったんです。それからリハビリ病院に申し込み、ベッドの空き出来るまで
急性期病院で一日一時間リハビリ受けながら、入院延ばしてもらえました。
おかげで、入院前より機能回復して自宅に戻れました。
あの時、私が無理ですと訴えてなかったら退院させられて、寝たきりで私も仕事辞め介護してたと思うとぞっとします。
良い方向に行きますように。無理しないでね。
マルベリーさんところも、ジュン+さんのところも、皆さん大変だったのですね。家族の力で少しでも改善していくのですね。父は平日のみ、10分~20分くらい、軽いリハビリがあるようですが、まだ昨日1回しか受けていません。リハビリ科が今の急性期病院にはあるけれど、入院してそこのリハビリ、というのも時間数が少なくて勧めない、と担当医から言われました。それより自宅がいいと。リハビリ病院に転院、というのも考えていなかったけれど、そういう手もあるかな、有難う。私はこの先老健に入るまで自宅で介護をするつもりでした。老健はリハビリしてくれるというので、仮申し込していますけど、市大病院に健康診断してもらわないといけなくて(今入院中の病院では、薬の数も多いし市大病院に書いてもらう方がいいと言われ)、それまでとにかく肺炎を治さないと。 でも父は老健より自宅(私の家ではなく、自分の横浜の家)がいいみたいなので、ヘルパーさん入れて近所のリハビリに通うか訪問リハビリ受けるか?まだ模索中です。 色々アドバイス有難う。考えますね。ご主人、良かったですね。ジュン+さんの頑張りのおかげだわね。嚥下については、今まで何もやっていなかったので、月曜日に誤嚥性からくる肺炎だ、ともし診断されたら(多分そうみたい)、いえ、診断されなくてもこれから頑張らないと。今、私達が何も気にせずできている飲食が、高齢になると難しくなるなんて・・・ 本当に死活問題ですね。年取って生きるのは大変だ~。