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ウメの一番仲のいい犬友達の、マロちゃん。 私とウメは、散歩の帰りによくマロちゃんに寄って、遊んでいました (写真の左側がマロちゃん。右側がウメ)。

 

ウメが脱走した時には、マロちゃんちで捕まったほど、ウメにとっては第2の我が家でした。

 

そのマロちゃんちが、いよいよ引っ越しします。 もう荷物は先週新しい神戸の家に送られてしまい、あとは諸手続きだけのためにこっちに残られています。

 

一昨日夜は、ガランとしたマロちゃんちに、私と夫 (コウジさん) と娘 (ワッチ) とウメで訪れ、ガストのデリバリーをとって、最後の晩餐をしました。

 

なぜかウメとマロちゃんはいつものようにはしゃぎ回ることはあまりせず、マロちゃんは1階と2階の間の階段途中の広くなったところで、静かに寝そべっていました。 まるでこれから自分が引っ越すことがわかっているかのように、物思いに沈んだ顔で。

 

ウメは、人間4人の輪に入って、私達の話を聞いていました。 特にマロちゃんママをじっと見つめているので、こちらもわかっているのかなあ、と。

 

もうマロちゃんちにはフライパンもお皿もテーブルもないので、私が牛肉を家で焼いていって、それをマロちゃんとウメが食べました。

 

電気も外され、天井に埋め込んであるダウンライトしかないので、どこかの洞窟でろうそくの明かりで食べているような、不思議なひとときでした。

 

出発する人よりも、残された人の方が寂しい、とよく言いますが、実際私は毎日泣いています (意外?)

 

何が悲しいって、マロちゃんがもうこの住み慣れた家の中を走り回ることができず、車に5時間も6時間も乗って神戸に移動し、見知らぬ土地で暮らし始めるのは心細いことだろうと、そこが一番泣けます。

 

でもまだ6才のマロちゃんの人生 (犬生) はこの先10年以上あり、神戸でも犬友達を介してマロちゃんママに良い友達を作るという、一大仕事が待っています。 頑張ってもらわなくちゃね、マロちゃん。

 

ウメとはもう二度と会えないね。 それもすごくつらいです。

 

どうやって、ウメにわからせたらいいやら。

 

家の引き渡しが今日なので、マロちゃんはペットホテルに、マロちゃんママは近くのホテルにとりあえず移動、昨夜のうちにマロちゃんちはもぬけの殻になりました。

 

なのに昨夜、散歩に行きたがるウメを連れて外に出ると、ウメはためらわずマロちゃんちまで私を引っ張っていきます。

 

そして家の前で動かなくなったウメに、「マロちゃんバイバイよ」 「マロちゃんお留守」 「いないの」 を繰り返し、お尻をこずいてやっと帰ってきました。

 

マロちゃんが引っ越した後は、更地になって3軒建てられるそうなので、家を壊しているところや更地になったところを、ウメも見ることでしょう。

 

その時のウメの心が悲鳴を上げて壊れないか、考えただけで (こうして書いている今も) 心配で可哀想で、涙がウルウル出てきます。

 

それに、居心地の良かったマロちゃんちが壊されることも、つらくて仕方ありません。 まだまだ20年は住めそうな、立派な家でした。

 

今まで有り難う。 マロちゃんとマロちゃんママとマロちゃんち。

 

今、お餞別にあげようと、マロちゃんとウメの写真の入った写真立てを作っています (もちろん写真立ては買ったもの)。

 

続く (ここでお昼を食べますので、また夜にでも書けたら書きます。)