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今日もお知らせをします。

山口研一郎医師 (高槻市のやまぐちクリニック院長) が、『国策と犠牲 ―原発そして現代医療のゆくえ』 という本を昨年11月に出版されました。

社会評論社からで2600円+税、10人以上の方のご執筆で、先生はご執筆と編者です。

 

昨年知ってすぐアマゾンで取り寄せましたが、雑用に追われまだ最初のへんしか読めていません。

全てが大変興味深い内容ですので、全部読み終わってから感想とともにご紹介しようと思っていましたが、それではどんどん遅くなってしまうので、今日ここでお知らせすることにしました。

 

目次を見れば、どんなことが書かれているかわかると思いますので、書き写しますね。

 

〜 原子力兵器・原発、科学技術・先端医療をめぐる 「国策」 は私たちの生活 (くらし) と生命 (いのち) になにをもたらしたのか。 その現状と問題性を照射するシンポジュウムの記録 〜(チラシより)

 

【目次】

まえがき   戦後日本における 「国策」 をめぐって   山口研一郎

 

序章   いま深くいのちをみつめる   高史明

 

Ⅰ 福島原発事故と内部被爆

はじめに   塩見有生

 

第1章 「低線量」 放射線内部被爆と健康障害   松井英介

 

第2章 若狭湾における反原発の闘い   中蔦哲演

 

コラム1  原発を告発し続けた夫・水戸巌   水戸喜世子

 

Ⅱ 現代科学技術と先端医療

はじめに   西沢いずみ

 

第3章   医療政策としての脳死・尊厳死 ―私たちはナチスを断罪できるのか―   小松美彦

 

第4章  人体部品資源化 ・ 商品化のいま   天笠啓祐

 

コラム2   改定臓器移植法施行後三年の実態   川見公子

 

第5章   子どもと臓器移植・原発事故・遺伝子診断 ―国策の犠牲者としての子どもたち   亀口公一

 

第6章   科学技術における 「国策」 と 「犠牲」 の連鎖の構図   山口研一郎

 

コラム3   三池CO闘争五〇周年の今日的意義   沖克太郎

 

Ⅲ  被爆地・長崎の戦後

 

第7章   長崎の医師・永井戸隆、秋月辰一郎のことなど  ―土山秀夫先生に聞く   山口研一郎

 

コラム4   被爆者医療に五〇年取り組んだ父・秋月辰一郎   藤信子

 

コラム5   被爆地・長崎で見た現実   西村豊行

 

あとがき   苦からの解放をめざす人々へ   神戸修

 

どれも今一番ホットな話題 (と申していいのか。深刻な社会的問題)です。

 

山口先生は2年ちょっと前に福島被災地 (相馬郡飯館村や南相馬市小高区など) へ一度行かれ、まだ何も片付いていない荒れ地のままの現地をご覧になって、ショックを受けたそうです。

 

さっき私も浪江地区をためしに検索しましたら、グーグルのストリートビューで町の様子を見ることができました。

 

人の気配がないそのような場所が、今の日本に存在するのだ、という事実に改めて心が重くなりました。

 

私は、私たちは、一体どうしたら良いのだろう・・・