まず初めに、16日木曜日夜9時に始まるドラマ (テレビ朝日系) の 「アイムホーム」 では、キムタク (木村拓哉さん) が高次脳機能障害者を演じるそうです。

 

当事者家族としては単純に嬉しい気持ちがある一方、この障害が変に描かれたら困るな〜、 という思いも。

偏っていたり、間違っていたりしないかな。

ドラマはほとんど見ない私ですが、とりあえず初回から見てみます。

 

さて、前回のブログに、重いパーキンソンの父を病院へ連れて行くのに、なるべく父も私も負担にならない方法はないものか、と困っていましたら、何人かの方から早速コメントにアドバイスを頂いて助かりました。

 

本当に有り難うございました。 まさに、「3人寄れば文殊の知恵」 ですね。

私1人では、ない知恵と乏しい情報にいい加減疲れてきて、面倒臭くなって考えるのを放棄するところでした。

 

早速老健に電話し、ちぇぶさんが勧めてくれたように、介護タクシーで父を市大病院まで送ってくれないか尋ねました。

 

すると老健では介護タクシーに介護保険は使えないそうですが (老健には、ごりちゃんが言われるように様々な縛りがあります)、実費でよければ頼んでくれるとのこと。 良かった〜。

 

父が少しでも疲れないで済むためなら、多少の出費は致し方ないです (父のお金ですが。 片道1時間くらいで、いくらかかったかまたお知らせしますね。 父の場合、往復頼みますが、診察の間はタクシーは待たないそうです)。

 

本当は家族にも付き添って欲しいそうですが、私が2、3時間先に市大病院へ着いて診察券を出すことにより、父が2、3時間私と一緒に受診を待たずに済むことを説明しますと、「それがいいですね。」 と納得してくれました。

 

そして前傾姿勢のひどい父が車椅子のままタクシーに乗っているのは、車が揺れた時危険なので、普通席にシートベルトをきっちりして座らせてくれると言ってくれました。 老健の気遣い、有り難いです。

 

というわけで今の予定では、

市大病院に父を乗せたタクシーが着いた時私が出迎えて、父をあまり待たせずに受診させます。

次回から老健近くの病院へ移りたいため、紹介状もお願いして会計。

処方箋をもらったら、ともさんがアドバイス下さったように、私の自宅近くの薬局で提出した方が早く帰って来られるので、処方箋はバックにしまって介護タクシーを呼びます。

そして父を老健に送り届けてから、自宅に帰ります。

 

ちぇぶさんのアドバイスのように、介護タクシーに父を頼んで自宅に帰ろうと考えてましたが、老健着が遅い時間になると職員の数が少なくなるため、タクシーの運転手さんへの支払いに職員が出てこられないだろうとのこと。

 

父は体が動かなくてお財布からお金を出せませんから、家族がやはりそばで支払ってほしいとのこと。  そのくらいならおやすいご用ですし、父も私がいた方が安心だと思うのでそうします。

私は翌朝早く近所の薬局へ行き、薬をもらって老健に郵送します。

 

こうして手順を考えていくと、なんとかうまく効率的にできそうで、来週の受診が楽しみにさえ思えてきました。

 

アドバイス下さった皆さん、有り難うございました。 来週、頑張ってきますね!

 

ところで父の話ばかりで恐縮ですが、昨日は1日がかりでコウジさんと一緒に、父を自宅まで外出させました。

10時半から15時半までの、5時間の外出です。

 

雨で帰りも遅くなるので、電車とタクシーを利用。

家を9時前に出て、老健の部屋に10時半少し前に飛び込むと、思いのほか元気そうな父が車椅子に座ってこちらを見て笑いました。

 

「あれ?元気そうだね! 太った?」 「お義父さん、顔色もいいですね!」 と私とコウジさんが口々に言ったほど、父は調子が良さそうに見えました。

 

父は自宅に持って行く書類を用意して (大した書類ではありませんが)、薬も職員にもらって、タクシーにわりと軽やかな動きで乗り込みました。

 

1ヶ月ほど前の前回の外出の時より動きがいいのは、この10日ばかり使っていたメネシットとニュープロパッチのおかげだけど思いました。

 

たしかに父にはこの薬が合っているのかもしれず、それなら尚更市大病院で同じ薬をお願いしないといけないと思いました。

 

ところで私は常々疑問に思っていたことがあり、それはパーキンソン病の家族を持つ知人たちに聞くと、皆さんそれぞれ使っている薬が違うのです。

 

父は数あるパーキンソン病の薬のうち、まだ3種類しか使ったことがなく、そのうち1種類 (ミラペックスLA) は飲むとすくみがひどくなるので中止。

 

けれど父はこのまま寿命がくるまで2種類しか使ってもらえないのか?

ほかの薬にしたらもっと効いたかもしれないのに?

最初にかかった病院 (医師) によって、処方される薬が死ぬまで決まってしまうのだとしたら、運のいい悪いがあるのでは? 云々。

 

それを先日パーキンソン病友の会会長に質問しましたら、そんなことはないそうです。

もし父に合わない薬だったら、医師はどんどん変えていくので、今の薬が合っていればそれでよく、ほかの人の薬を羨むことはないのだと。

そうなのか、と一応納得。

 

自宅で父はお寿司、お酒、ラーメン (といっても、カップラーメンの 「麺づくり」 です。 これがお気に入りだそう。)、大判焼きを食べて、庭を窓越しに歩行器に捕まりながら眺め、手紙などをチェックし、30分ほどソファーで気持ち良さそうに昼寝までして、また私たちが老健に送りました。

 

ただ、父が老健での生活で感じている諸々のことがあるようで、それは明日以降また綴ります。

 

コウジさんもお疲れ様でした。

 

(コウジさんは、老健では食べられない好物を無心に食べている父を隣から見てなんだか感極まってしまったらしく、泣いてくれたりしました。  ←優しい。

でも、大泣きに近かったので、父も母も私も困ってしまいました。笑。)

 

ではまた。