前を歩くウメが、笑いながら私を振り返る。

すると、ウメの口から吐き出された息が白い。

びっくりして私もためしに息を吐いてみると、やはり白い。

 

桜も散った4月半ばで、こう寒くて雨ばかりの日が続くと、さすがに鬱陶しくなってくる。

 

・・・ そう書きかけて、睡魔に勝てず昨夜は寝てしまった。

 

今日は久しぶりに気温もあがり晴れたが、風が強くてあまりいい日ではなかった。

天気予報では、お昼から雷、突風、ひょうの予報だったけれど、外れた。

それなら洗濯物を、まだ完全に乾いていないうちから早く取り込まなくても良かったのに。

 

そんなぼやきはおいといて、一昨日の夕方、私は珍しく大勢の人々の中にいた。

 

ほとんどの日、私は夫 (コウジさん) と娘 (ワッチ)、犬 (ウメ)、猫 (ハル)、父と母と姑 (以上3名は電話) しか話す相手はいない。

 

だからそれ以外の人々と話すということが、自分にとってこんなに緊張し、刺激的なものになってしまっていることにまず驚いた。

 

毎週末講演していた頃の自分には、なんだか戻れそうにないし、あまり戻りたくもないのは、まずいかもしれないけれど、今日もまた1つ、講演依頼をお断りしてしまった。

 

申し訳ありません。 12月というずっと先の話なので、お受けできるかぐずぐず数日悩みましたが、父の様子をやはりあと1年くらいは見続け、世話をしたい気持ちを捨てられず。

緊急事態発生の時には、すぐ駆けつけたく。

父にとって頼りになるのは、きっと私だけなのです。

 

話を戻して、一昨日は脳外傷友の会の各都道府県の代表の方々が、霞ヶ関訪問をされた日だった。

 

北は北海道、南は大分まで、沢山の方々が厚労省、国交省、文科省を回られた。

私たち高次脳機能障害者と家族のために、有り難うございます。

 

皆さんはその足で、今年の脳外傷友の会全国大会の会場となる、大井町駅前の 「きゅりあん」 に下見に来られるという。

 

それを知り、そこは私の家から近いので皆さんに会いたくて、のそのそ出て行った。

 

講演でお世話になった神奈川、香川、奈良、静岡、広島、岡山の方々とまたお会いできて嬉しかったけれど、そこにいらした皆さんは元気はつらつでにこやかで、私は爪の垢を煎じて飲まないといけないな、と思った (いまどき、こんな言い回しあまり聞かなくなりましたね)。

 

私は自分のことを話し出すと愚痴になり、「夫の世話が落ち着いたと思ったら、すぐ親の介護が始まった。」 だの、「夫も親も元気な人もいるのになあ、とつい思ってしまう。」 だの、「どこかに数日、ひとりでこもりたい。」 だの、勝手なことばかり口をついて出て、言っていて自分ながら恥ずかしくなった。

 

すると、「嫌々世話されてる方も嫌だと思うよ。」 とか、「不機嫌だと家族 (コウジさんとワッチ) も嫌だと思うよ。」 とか、「抱え込み過ぎ。 どれか1つは手放す。」 とか言われ、なるほど、そうだな、と反省した。

 

やると決めたら嫌々ではなく、ニコニコやる。 1日1つは、やらないものを決める。 あるいは全てを、適当にする。 ふむふむ。

 

でも、ヒラリーさんなんか、ものすごい忙しさなんだろうな (突然話が飛躍してすみません。 アメリカ初の女性大統領になるかな?)。

割り切り、頭の回転の良さ、仕事の速さ、意欲、積極性。 備わってる人は備わってるんだろう。

 

私は凡人ということを再認識して、できなくても終わらなくてもイライラしないで、できたことに喜び満足しよう。 うん。

 

そしてやはり自分の楽しみも、どこかに入れよう。 そうでもしないと、心がカラカラに乾いてしまう。

 

う〜ん、手近なところからいうと、DVDで映画を見たいな。

それからできたら今年は1泊くらいで (犬猫いるから長くは無理) どこか家族で遠出してみたいな。 もう6年家族旅行してないな。 無理なら日帰りでもいい。

 

もっと手近なところでは、ジグゾーパズルなんか楽しいよね。

 

この間コウジさんが、家にあったジブリのジグゾーパズルを楽しそうに夢中になってやっていたので、下らないテレビを見るよりずっといいと思って、アマゾンでいくつか買った。

 

でもコウジさんはもう興味なくなったみたいで、いつまで待っても手をつけない。 あ〜あ。

勿体ないから、私がしよう。 パズルなんてする暇ないと思っていたけど、自分を潤すために、あえてやってみたい。

 

で、なんでしたっけ。

 

そうそう、久しぶりに沢山の人々の中にいて話したら、楽しかったんです。

 

愚痴をブツブツ吐き出したら、ちょっと楽になった感じです。 これぞまさに、「腹ふくるるわざ」、です。

 

たまには家族以外の人たちと会って話したい、と思ったのでした。

コウジ村、そろそろ集まりたいですね (注: コウジ村とは、高次脳機能障害者の伴侶を持つ人 (大体が妻) の集まりで、私が村長をしています。 2ヶ月に1度のペースで集まっていましたが、私の父の症状悪化に伴い、昨年8月から活動停止中。 本当にご迷惑おかけしています)。

 

ではまた。