IMG_6690


昨日、コウジさんと1本のとうもろこしを半分に分け、「おいしいね。」と食べていた時、ふと感じた疑問を私はもらしました。 「100年後も、人はこうしてとうもろこしを食べているのかな。」

コウジさんは「そうだよ。食べているんだよ。」とこともなげに答え、食べ続けています。

ふうん・・・。 もうその時に私はこの世にいないけど、人々の暮らしはずっと続いているんだろうな(核戦争などが起きない限り)。 携帯電話やパソコンが普及したこの30年近くで、世の中は随分変わりましたが、100年後の世界は、どれだけ技術が進んでいるのでしょう。宇宙旅行も普通になっているのかもしれません。父が罹患したパーキンソン病、コウジさんの父がそれで亡くなったガンも、認知症も、みんな治る病気になっているかもしれません。 どんな世界になっているのか、見てみたかったな。

人は1人の例外なく死ぬのは当たり前のことですが、生死について、最近ぼんやり考えます。
父が亡くなったこと、西城秀樹さんなど著名人が亡くなったことを悲しむ一方、(でも私だってもうすぐそっちの世界へ行くのだから、同じだわ。)と、浮かんできた涙が止まったりしています。

お盆の時期というのもありますし、道端に転がっているセミの死骸を見ることも増えたせいもあります。
熱いアスファルトの上に転がっているセミを見つけると、やはり可哀想に思い、拾い上げて日陰の草の上に置いてあげます。

街路樹の根本がコンクリートで固められている場所を見ると、地下にいたかもしれないセミは、出てこられたのだろうか、と心配になります。

夜の間中、ベランダで狩りをしたくて待機している猫のチーは、この頃はカナブンではなく、トンボを捕まえてくるようになりました。 せっかくヤゴからトンボになったばかりなのに! とトンボをくわえて走るチーを、血相を変えて追いかける私。 大猫のハルは狩りはしないのに、このチーはとてもすばしっこいです。

犬友達のアメリちゃんママが、猫2匹飼い出してからはすっかり猫好きになり、マンガの『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』を貸してくれました。 面白かった~。 私もお返しに、ワッチが以前買ってあった『ニャアアアン!』の1巻と2巻を貸してあげました。これも面白いです。

私は子供のころからマンガが好きでした。
長谷川町子さんの「サザエさん」、「いじわるばあさん」はもちろんのこと、白戸三平さんの「カムイ伝」も大好きでした。白戸さんはまだご健在なのを、この間新聞記事で知り、嬉しく思いました。水木しげるさんの「ゲゲゲの鬼太郎」や「河童の三平」、藤子不二雄さんの「ドラえもん」、手塚治さんの「ブラックジャック」などや、楳図かずおさんも大好きで、楳図さんの本はほとんど持っています。

中学生になると、少女マンガが好きで、「別冊マーガレット」「りぼん」などを夢中で読みました。その中ではくらもちふさこさんや、一条ゆかりさんが好きでした。
高校では、同人誌を作ったりもして自分でも少女マンガを描いていましたが、大人になってからはあまり読まなくなっていました。

マンガ、本、映画・・・ そういうものを心ゆくまで読んだり見たりしたいけれど、自分の今の年齢と生活を考えると、その時間をなかなか取れないでいます。小さく(えいっ!)と思い切らないと、マンガも読めません。ほかにしなくてはいけないことが、色々ある気がして・・・ (すみません、メールなどにお返事できていない方も何人かいらっしゃるのに、マンガを読んでいて。借りたものは早く返さないといけないので。)

ここ数日で、3冊本や雑誌を読みました。それもやはり読まなくては、という必要を感じてアマゾンに注文したものです。

そのうちの1冊が、昨日手元に届いた雑誌、『地域人』です。

この中に、視覚障害者でアマ4段の腕前を持つ、柿島光晴さんの記事が掲載されていたので、予約注文していました。配送の遅れがあったそうで、10日発売でしたが、昨日やっと入手できたのです。

柿島さんが23歳で網膜色素変性症という病気から失明されたこと、アニメ『ヒカルの碁』に出会い、アイゴという視覚障害者用の碁盤を使って腕をあげたこと。今は全国の盲学校をアイゴを寄贈しながら回られ、囲碁指導もされていること。そして大船渡で始まった「碁石海岸で囲碁まつり」の昨年度は、全国盲学校囲碁大会の実行委員長になられたこと、など、柿島さんについての詳しいお話が、写真と一緒に上手な文章でまとめられていました。
関心のある方は、どうぞご注文されてお読みください。

http://chiikijin.chikouken.jp/

また、明日8月22日(水)夜10時からNHKで、大分などにある障害者施設「太陽の家」を作られた医師、中村裕さんの番組 「太陽を愛したひと」があるそうです。 障害者に仕事をしてもらうことに情熱を傾けられた中村さんの話を、是非ご覧ください。