今日、会社から帰ってきたコウジさんは、「調子が悪い。体が震える。」と言いました。

夜ごはんを作っていた最中の私は、コウジさんが手が震えるのに慣れているので、そんなに心配せずごはんをとにかく作ってしまい、出しました。
それをコウジさんはペロリと食べ、テレビで元横綱の輪島が亡くなったニュースを見て悲しんだり、いつもとあまり変わらない感じでした。そしていつものように、「ちょっと寝る」と食休みの昼寝(夕寝)。

しばらくして元気そうに起きてきたはいいけれど、よく見ると本当に体が震えています。いつもは手だけですが、足も喉も震えていて、しかも手の震えは大きいのです。心配する私に、「風邪だよ。」とコウジさん。ならば熱を測ってみて、と体温計を渡すと、なんと9度3分!

慌てて近所の救急病院に電話しましたが、コウジさんの症状を説明しても、「今晩の担当医は小児外科なので、専門ではない。1日分の薬しか出せないので、朝まで様子見て朝来た方が、専門医がいて薬も1週間出せる。」とのこと。 一刻も早く診て欲しいのだけれど、その対応から、緊急事態ではないのか?と思い、とにかくあまり今積極的に診てくれる感じではないその病院はやめ、別の近所の救急病院へ電話しました。

するとそこも「うちも今晩は整形外科なんです。#7119に電話して相談してみては?」と教えてくれました。その番号は何か知りませんでしたが、固定電話から何度電話しても繋がりません。そうですね、かれこれ100回はかけたかしら。 

コウジさんは熱っぽい顔ながら上着も着て、夜間診療の病院へ行く準備をして、じっと座っています。見るからにしんどうそうで、可哀想になり、「仕方ないから、ワッチが前にもらった解熱剤がどこかに家に残っているから、それを飲んで朝まで待とう。」と言い、その薬を探しました。

けれど探し出したはいいけれど、その薬を果たして飲ませていいか、躊躇しました。その薬をネットで調べると、副作用も書いてあったので、やはり怖くなってやめ、「バファリンでいいや。」とバファリンを2錠飲ませました。バファリンは、私が年に1,2度頭痛になった時に飲むとすぐ治るし、この間ワッチが熱が出た時に飲ませても、熱がすぐ下がりましたから、コウジさんにもこれがいいのでは、と。 そしてもう一度熱を測ると、9度2分でした。

コウジさんをベッドに寝かせ、おでこと両足の裏に冷えピタを貼り、小さな保冷剤を両脇にあて、首の後ろにアイスノンを置き、もう1つアイスノンを抱えさせました。
「気持ちいい~。」とすぐ寝てしまったコウジさんですが、私は心配で、ネットで「高熱 震え」を検索しました。

すると、出てきた病名の中で気になったのが、「敗血症」です。

コウジさんには、治らない皮膚炎が頭にあり、最近は耳の中にまで広がっています。
こういう皮膚炎から細菌が血液の中に入り、全身に毒素が回ると敗血症になるようです。
「敗血症ショック」なんて、数時間で死亡するとありましたから、心配でたまらなくなりました。

ベッドで寝ているコウジさんの様子を見に行くと、うんうん唸りながらもよく寝ています。でも呼吸が荒くて、計ると1分間に26回ペース。これは良くない。大きな猫のハルが、コウジさんの股の間で寝ているので、寝苦しそうですが、いつものことなので、それはそのままに。

固定電話から電話するのが面倒になり、パソコン画面を見ながら携帯から#7119をかけてみました。そうしたら、これがすぐ繋がったんです。え~?なぜ? じゃあ今度から緊急の時は、携帯からかけることにしよう。理由はわからないけれど、携帯の方が繋がりやすいのかも?

対応してくれた看護師さんに、コウジさんが14年前にくも膜下出血をしていること、皮膚炎がひどくて耳の中にまで広がっているので、私は敗血症じゃないかと思うこと、などこちらからも話しましたが、病名は診てみないとわからないと言われ(当然ですね)、ほかにも色々細かく症状を聞かれました。コウジさんの顔色はどうですか?発疹はありますか?とも聞かれたので、寝ているコウジさんの部屋の電気をつけて確認すると、顔色は赤いけれど、発疹はありません。
そういうやりとりのあと、「9度3分あるのは本人もつらいと思うので、今から内科へ行った方がいいです。」と言われ、受け付けてくれる病院3つを教えてくれました。さらに受診の際は、お薬手帳も持って行くこと、と言われました。コウジさんが沢山の種類の薬を飲んでいるからです。(高血圧、痛風、嚥下を良くする薬、その副作用で手が震えるので、それを抑える薬、など。)

すごく助かり、ほっとしました。
コウジさんに、「今から病院へ行こうと思うけれど、もう一度熱を測ってみようよ。」、と体温計を渡しました。すると7度8分でした。おかしいな、とまた計りますと、やはり7度6分でした。

9度以上あれば病院へ連れて行くつもりでしたが、7度台なら、このままベッドで寝ていた方が休まるのでは、と思い、コウジさんも「寝ていたい。」と言うので、そうすることにしました。

そして表の自動販売機でポカリスエットを買ってきて、コウジさんに飲ませました。コウジさんはごくごく美味しそうに飲んで、さっきより気分良さそうにまた寝ました。おでこの冷えピタを、また新しいのに替えてあげると(10時間使えると書いてある冷えピタを、まだ2時間くらいしか使っていませんでしたが)、「ああ、冷たくて気持ちいい。」と寝ました。

そして私は、このブログを書いています。

今晩中、コウジさんの様子を見守りますが、明日も調子悪そうだったら、病院へ連れて行き、会社は休まなくてはならないかもしれません。

久しぶりに体調を崩したコウジさん、ここ数日の夏のような暑さで疲れたのでしょうか。あるいはほかに原因があるのでしょうか。

わかりませんが、せっかく#7119の看護師さんが教えてくれた3つの病院の名前と電話番号を、しっかり控えておきました。

明日朝には、良くなっていますように。