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今日もとても寒い日で、歩いているほとんどの人がダウンを着ていました。これでは真冬です。
それでもモンシロチョウが飛んでいて、色とりどりの花も咲き乱れ、やはり春なんですよね。

先月半ばに高山へ行った時、あちこちにお雛様が飾られていました。高山ではひな祭りは1か月遅れの4月3日なんだそうです。ああ、今日じゃないですか!
寒いところなので、桜が咲くのも5月なんだとか。5月にはほかの花々も咲くそうなので、5月はとても華やかでしょうね。

高山土産のクッキーを、犬友達のアメリちゃんちにあげましたら、「高山?いい所よね。年に2回は行ってるのよ。」と言うので驚きました。
去年も、アメリちゃんのほかに、去年飼い出した野良猫だったクロ丸君も連れて、高山へ行ってきたそうです。犬猫をバギーに乗せて、高山の古い街並みを歩いていたら、観光客に囲まれ写真を撮られるなど、大もてだったとか。そりゃそうでしょう、珍しいし、かわいいですからね。
しかもアメリちゃんとクロ丸君は、飛騨牛を食べたそうです。わあ、贅沢!幸せだわねえ。
アメリちゃんの家は、とても活動的なご家族で、1年中犬を連れてどこでも行っていますので、行き先を把握できないほどです。かつて、どこまで乗っても高速料金千円、という時がありましたね。その時は、鳥取まで行ったそうです。いつも一緒に散歩するアメリちゃんは、鳥取砂丘も歩いたんです。すごいなあ。

さて先月、講演が終わったのが夕方で、夜に懇親会を開いて頂きました。家族会「うぐいす」からのお2人を含めた、講演会主催担当者の方々ら数人で和気藹々と話していますと、世田谷でも高山でも全然変わらないなあ、近所の友達みたいだ、と思いました。楽しく素敵なひと時でした。有難うございました。
「家族に高次脳機能障害者がいる」という共通項だけで、すぐ仲良くなれるのが、この障害が私達にくれる素敵な贈り物ですね。

夜は高山に泊まり、翌日東京へ帰る前に、足を延ばして白川郷へ行ってきました。
合掌造りの家をこの目で見てみたかったし、中に入ってみたかったのです。

実物を目の前にすると、その茅葺屋根の美しさにみとれ、見上げていました。
家の中は広く、2階へ行くにも3階へ行くにも、大変急な階段を上がらなければなりません。
これ、年取ったら絶対住めない・・・のでは?ずっと1階にいれば住めるけど。

いくつかの合掌造りの家を回りましたが、階段を上るのが大変なので、そのうち1階を見るだけになりました。3階は養蚕に使っていたようです。

橋をわたるとまた別の合掌造りの集落になり、知らないうちにすごく歩いたようで疲れてきました。
さらに、これらの合掌造りの家々を上からまとめて見られる展望台があるというので、そこへ向かうバス乗り場へ行くのも面倒で、坂を歩いて登ったものだから、さらに疲れました。
でも高台から見下ろす合掌造りの家々の姿はとても美しく、おとぎの国に来たようでした。
しかも、周りは外国からの観光客ばかりで、日本人が少数派に思えるくらいでしたから、尚更別の国に来たようでした。

けれどなんでこんな不便なところに、むかしの人々が住み続けたのか不思議です。掲示資料を読んでいますと、やはり病気になると医者がいないため命を落とす人もいて、それが嫌で集落を出て行く人もいらっしゃるようでした。けれど今も住んでらっしゃる方がいますし、合掌造りを利用したお店や宿も沢山ありました。

もっとゆっくり見ていたかったのですが、その日のうちに白川郷から高山へ戻り、高山から名古屋へ戻り、名古屋から品川へ戻らなくてはならないので、お昼には白川郷をあとにしました。今度コウジさんと来られたらいいな。でも足腰が丈夫なうちでないと、歩き回るのは無理そう。

高山に戻ると、名古屋行きの電車時刻まで1時間あったので、講演会スタッフの方が仕事をちょっと抜けて「古い町並み」まで連れて行ってくれました。そこを10分ほど歩いてまた駅へトンボ返り、電車に間に合いました。ちょっと垣間見た「古い町並み」は、東京の原宿のように賑わっていて、飛騨牛にぎりのいい匂いがしました(すごい行列で、並ぶ時間はありませんでした)。今回は早足で通り抜けただけなので、やっぱり今度コウジさんと来るぞ~!それにしても、魅力的なところだなあ、(飛騨)高山は。

・・・先日3月25日の東京新聞で、「11月に行われる新天皇の大嘗祭(だいじょうさい)のため建設される大嘗宮に伝統の茅葺(かやぶ)き屋根を残すよう、一般社団法人「日本茅葺き文化協会」(茨城県つくば市)が宮内庁に計画変更を求めている。」という記事がありました。

大嘗宮は、大小40近い建物で構成されるそうですが、前回の大嘗祭の時は、「主祭場の悠紀殿(ゆきでん)、主基殿(すきでん)と身を清める潔斎(けっさい)や着替えをする廻立殿(かいりゅうでん)に茅葺き屋根を残し、ほかは板葺(いたぶ)き屋根などに変えた。」(同新聞)そうです。

茅葺屋根はススキやヨシなどイネ科植物を使って作られるそうですが、「良質の茅の調達が難しく、専門技術者の不足と賃金の上昇に加え、工事中の風雨対策で建物を覆う素屋根(すやね)の設置も必要となる。」(同新聞)
そのため宮内庁は、今回の大嘗祭では「経費削減と工期の確保のため」、前回は茅葺にした3つの建物も、板葺きとする方針なんだそう。

それに対して協会は反対、宮内庁に「悠紀殿と主基殿だけでも茅葺きを残すよう再考を要望」しているとのこと。代表理事の安藤邦広・筑波大名誉教授(70)=建築学=は「日本は昔から『豊葦原(とよあしはら)の瑞穂(みずほ)の国』と称したように稲作が国土と社会の礎であり、大嘗宮の茅葺き屋根がそれを象徴していた。今回の変更は文化的な損失になる」と指摘する。(同新聞)

私も、滅多にない大嘗祭という大きな尊い儀式では、あの美しい茅葺き屋根を是非使い続けてほしいなあ、と願います。

来月の5月17~23には、国内初の「国際茅葺き会議」が白川郷や京都府南丹市美山町であるそうで、「イギリス、オランダ、ドイツなど7カ国の茅葺き職人がフォーラムやワークショップで交流する。」そう。 

今月14~15日には高山祭りもありますし、飛騨高山は、益々賑わいますね。