20日に毎日ホール(地下鉄竹橋駅)で行われる、松本方哉さんとの対談イベント「家族が語る高次脳機能障害」は、定員150名ですが、今日お聞きしたところ、お申込者数はまだ50名とのことです。あと100名は入りますので、どうぞ皆様どしどしお申込み下さ~い!

https://mainichimediacafe.jp/eventcal/list/?d=20190420

あるいは、
https://mainichimediacafe.jp/eventcal/?yy=2019&mm=4#l5614

男性介護者と女性介護者の対談なんて、とても面白い試みだと思うのですが、毎日新聞社の「毎日メディアカフェ」というサイトしかこのイベントをお知らせしているところはないので、このサイトとこのブログを読んでいない方は、きっと今回のイベントをご存知ありません。どうぞお知り合いの方に教えて下さいませ。

最近、1日があっという間に終わります。
昨日なんて、ウメの散歩2回と、ウメを動物病院へ連れて行っただけで終わってしまった感じです。

ウメの耳の病気(耳垢腺腫というらしいです)が悪化しているので、手術をするか相談中ですが、昨日はとりあえず炎症を鎮める薬を塗布してもらい、健康診断結果が出る金曜日にまた行って最終的にどうするかを決めます。
手術は大がかりになるそうで、全身麻酔だけれど、太ったウメはそれだけ麻酔量が必要なので、リスクが高いと。手術した後も、ケアがずっと続いて大変だそうです。再び腺腫ができることもあるそうです。とにかく詳しい話は、金曜日です。

今日ウメと散歩していて、いつも同じコースも飽きるので、久しぶりに以前よく行ったコースへウメを引っ張りました。最初ウメは、(?)という表情で私を見上げましたが、大人しくかつてのコースを歩き始めます。

すると思い出したのか、徐々に興奮してくるウメ。ウメは猫が好きなので、猫たちがいた何か所かの場所に来るたび、しきりに匂いを嗅いだり、目で探したり。記憶がいいなあ、ウメは。
でも交通事故で死んでしまった猫、老衰で死んでしまった猫、私は理由を知っていますが、いなくなってしまった猫達を探すウメを見ていると、かつてそこにいた猫たちの姿を私も思い浮かべるのでした。

同じように、ウメの散歩道には馴染の犬達も多くいました。けれどレン君、タンクちゃん、ナナちゃん、ミミちゃん、リリーちゃんは病気で亡くなり、仲良しだったマロちゃんは神戸に引っ越してしまいました。

その犬たちがいた場所を通ると、やはり私にはかつての犬たちの姿が幻のように見えます。
そして切なくなります。

現在12歳のウメが、もっと生き永らえてくれると嬉しいけれど、それにつれ、幻の犬猫たちも増えて、切なさも募っていくのでしょう。犬猫だけでなく、人間もです。私はよく父を思い出して悲しくなります。もう亡くなって3年が経つのに。

交差点で、こちらに向かって走ってくる人がいました。犬を抱いています。「〇〇ちゃん、1月に心臓病で死んじゃったの。」と言います。〇〇ちゃんのところを聞きそびれたので、(なにちゃんだっけ。この飼い主さんは知っているけど、なにママさんだっけ。)と焦る私。
最近こっちのコースを歩いていなかったので、久しぶりの遭遇でした。今抱っこしている犬と〇〇ちゃんの2匹を散歩させている人でした。

話している途中、「チコちゃんが・・・」と言うのを聞き、(ああ、チコちゃんだった。)と思い出せてほっとする私。「チコちゃんが死んじゃったら、散歩しなくなって太っちゃった。」と言うので、(そんなに太ってないように見えるけど・・・)と飼い主さんを見ながら思った時に、「この子が」と続けたので、(ああ、犬が太ったのか。)と、納得。
犬の飼い主と話している時は、このように頭をせわしく働かせないと話についていけないので、結構大変なんです。頭の体操になりますよ。

ある時など、きれいな服装のキャリアウーマンのような方に、「ウメちゃん?」といきなり話かけられ飛び上がりました。「え?どなたですか?」と恐る恐る尋ねる私に、「マリの母です。」と答える女性。「ああ、マリちゃんのママ!犬を連れていないと、わかりませんね~。お仕事ですか?」と聞くと、「ええ、そこで働いているんです。」と答える女性。颯爽と建物の中に消えていきました。

お互い犬を連れていないと、誰だかわからず、きっとすれ違っていることもあるでしょうね。

と、話を戻して、チコちゃんは16歳で亡くなったそうですが、13歳の時に手術で全身麻酔かけたとのこと。じゃあウメも全身麻酔しても大丈夫かな。耳が痒くて夜中でも起きて痒がっているウメは、ストレスだろうし、睡眠不足だろうし、思い切って手術しようかな。

そんなことを考えながら帰ってきた散歩でした。
数々の犬猫の幻とともに・・・。

幻となったとはいえ、私の中ではそういう犬猫たちは、今も生きています。
きっといつか別れの日がくるウメも、私の心の中でも、ほかの飼い主さんたちの心の中でも、生き続けてくれるのでしょう。
そんなこと言っている私だって、同じです。
「散る桜 残る桜も 散る桜」(良寛和尚)

今年の桜は、とても長いですよ。
まだ近所の桜は満開は過ぎたとはいえ、楽しめます。
八重桜も咲いていて、とても華やかな散歩道です。