令和になってはや4日。
今日の一般参賀には、14万人の人が行かれたそうですね。
私は石倉先生の囲碁教室へ行っていて、8級になりました。ゆっくりゆっくり初段への道を歩いていま~す。

12日は大船渡で「高次脳フォーラム&高次脳機能障害囲碁大会」があるので、コウジさんと一昨日囲碁をしてみました(写真)。

コウジさんも私も2年前に初めて碁石を触った初心者ですが、こうして19路盤でなんとか打てて楽しんでいますよ。
週1回囲碁教室に通っている私に比べ、コウジさんは月に1回母と打ったり、家に来る私の囲碁仲間と打ったり、大森の「高次脳機能障害と囲碁&心の唄」の会で教えて頂くくらいで(結構やってる?)、あとは囲碁の本も読まず、ネットの詰碁を私と一緒に1日数分するくらい。

なのに、いっぺんに11子も取られてしまいました(泣)。私は白石です。
私が油断したのか、コウジさんに元々才能があるのか?

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なんとか勝てましたけど、やっぱりコウジさんは見込みがあるんじゃないかと思いましたよ。
だからこのまま2人で、囲碁道をせっせと進みます。

囲碁をしている間のコウジさんは、テレビに暴言吐いたり、聞きたくないCD音楽を部屋中に響き渡らせたり、犬のウメや猫のハルとチーをいじめたり、ワッチに食べ物や飲み物を無理強いしないので、ワッチも安心して勉強しています(大学の勉強が大変らしいワッチ)。

コウジさんはお節介で、ワッチにいつも何か食べさせたり飲ませたりしようとするので、「1日に3回もココアを飲まされた!」とワッチは閉口しています。

さて、5月18日に福岡県大牟田市で高次脳機能障害シンポジウムが開催されます。

「高次脳機能障害シンポジウム」
日時:令和元年 5月18日(土) 開場13:30 開演14:00~16:00
   入場無料
場所:大牟田文化会館小ホール
   福岡県大牟田市不知火町2-10-2 TEL:0944-55-3131

基調講演 「高次脳機能障害の理解と対応」
講師:東京慈恵会医科大学附属第三病院 リハビリテーション科教授 渡邉 修 氏
コーディネーター:「高次脳機能障害の発症と地域生活・社会参加」やまぐちクリニック院長  山口 研一郎 氏

主催:三池高次脳連絡会議
後援:厚生労働省、福岡県、大牟田市、荒尾市、みやま市

主催の三池高次脳連絡会議とは、1963年11月9日に旧三井三池炭鉱三川鉱の炭じん爆発事故により、一酸化炭素(CO)中毒患者が出たのですが、その患者はすなわち高次脳機能障害者であり、その患者や家族らでつくられたものです。

今回初めて厚労省から後援を頂き、当日には厚労省からも参加されるとのこと。
是非多くの皆様のご参加、お願いします。

この三井三池三川鉱爆発事故と、それによるCO中毒患者(高次脳機能障害者)のことが絵本になり、昨年11月に出版されていたことを、つい数日前に知りました。
『海底の紙ひこうき』(東川絹子さん文、原田健太郎さん絵。 同時代社)という絵本で、早速アマゾンで注文、読みました。

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(換毛期で毛が抜け、キツネのようになったウメと絵本)

「小学生になった」とうちゃんを見つめる娘さんの優しい、けれどちょっと寂しいまなざしを、東川さんの温かな文章と原田さんのきれいな絵でより感じられます。この娘さんの「寂しさ」がわかるのは、私が当事者家族だからでしょうね。

この絵本が、三井三池三川炭鉱爆発事故を知らない人にも、高次脳機能障害を知らない人にも、知っている人にも、広く読まれることを願います。