大船渡から帰ってきたのは、13日夜だったのですが、色々やることが多く、御報告が今になりました。

今年の「第6回碁石海岸で囲碁まつり」は5月9日~13日という長期間で、その間ずっと天気に恵まれ、私が行った12日の「高次脳機能障害フォーラム&囲碁大会」の日も、爽やかな五月晴れでした。そのおかげで人出も多く、会場は立ち見が出るほどの熱気でした。地元岩手、宮城、東京、静岡、青森、山形、茨城・・・ 色々なところから遠路お越し下さいまして、有難うございました。

私の講演は、「囲碁は高次脳機能障害を救えるか?」という問いかけで始めましたが、結論は「高次脳機能障害だけでなく、全ての人を救う。」です。

なぜなら、囲碁は老若男女、障害があってもなくても、病気でもそうでなくても、国が違っても、コミュニケーション道具として役立つからです。(将棋は日本だけです。中国は中国将棋、欧米はチェスです。でも囲碁だけは世界共通です。)高齢化、少子化社会を迎え、これからは益々「繋がり」が必要になりますので、碁盤と碁石(手作りのものだっていいんです)さえあれば気軽にできる囲碁は、強力な助っ人なんです。

今日のNHKニュースでも、現在65歳以上の7人に1人、500万人が認知症だけれど、2025年にはそれが5人に1人、700万人になる、と報道していました。

是非皆さんも、認知機能低下を抑制する囲碁を今からやりましょう!70歳になっても、80歳になっても、囲碁は始められるんです。やってみると面白いですよ!

私の講演では、会場で配る予定だった紙の資料が、手違いで届かなかったので、あとで参加者に送ります。でも手もとに資料がない方が、皆さん前を向いて話を聞いて下さるので、それもいいものだと思いました。私が描いた模造紙をずっと掲げて持って下さっていた学生さん達、有難うございました。

講演の次は、王銘琬九段による囲碁入門のお話でした。題して「純碁革命~10分で覚える囲碁」。
終局がわかりづらい日本流囲碁の問題を、純碁は解決するのだそうです。

私は、木谷さんの大森の会と石倉昇先生教室で、既にうんうん言いながら囲碁に馴染んでしまったので、今さら純碁は必要ないのですが、本当に始めてやる人には、いいものなのだそうです。

とにかく王先生は、囲碁を全世界に広めたいという情熱を持って東奔西走されていらっしゃいます。
タイトルをいくつもお持ちで、今回の本因坊戦では、棋士より偉いという「立会人」も務められました。

王先生のお話の次は、パネルディスカッションです。
岩手の家族会「イーハトーブ」の堀間代表、宮城最大の支援者白木さん、私、の3人が、前宮城県知事で現在は神奈川大学教授の浅野史郎さんに話を振られながら思いのたけを会場に向かって話しました。けれど浅野さんによる進行が、お笑いさながらでとても面白く、会場は爆笑の渦でした。いいなあ、こういう楽しい集いだと、人は自然と集まるなあ、と勉強になりました。
ちなみに、司会を静岡の家族会代表小関さんが務めてくれたのですが、淡々としめてくれ、さすがでした。

お昼を思い思いに食べ(私達は、そばの「かもめテラス」で美味しいパンを買ってきて食べました。大船渡市は、「かもめの玉子」というお菓子が有名ですが、そのさいとう製菓の施設です。)、そのまま囲碁大会が始まりました。
会場となった湾岸食堂には入りきらず、私は外のテーブルセットで茨城からいらした当事者家族の方と9路盤で対局しました。

同じ時間帯に、河川敷では心の唄コンサートをやっていたり、ほかの部屋では「全国台湾韓国盲学校囲碁大会」をやっていたり、黒と白のTシャツを着た人が動く「人間碁」をやっていたので、それらを見られなかったのが、ちょっと残念です。

つづく